2012年12月

2012年12月31日

 ゆく年、くる年。やはり大晦日は少し普段と違う感情が湧くものですね。
 地獄のように過ごしてきたこの何年間というもの。盆暮れ正月すら感じられない時もありました。ですが、今年は違います。かつて当たり前に感じてきた年の瀬をちゃんと味わえています。

 この一年、月月日日に私のブログ記事を読み続けてくださった方が、どれくらいいるのか、私にはわかりません。ですが、多くの方が読んでくださり、そのうえ多くのコメントをくださったことに感謝します。
 時には叱ってくださったり、与太話を交わしたり、励まして頂いたりしてくださった方々には、心より感謝申し上げます。

 十二月に入ってから書きはじめた小説。とくに今日まで連載してきた『宇宙の子供たち』は、渾身の力を注いだつもりです。もちろん、まだまだ至らない部分は多々ありますでしょうが、読んでくださった方々に、深く感謝申し上げます。

 とても緊迫した場面で年を越すことになったこと。これも必然かと思います(笑)
 生きるか? 死ぬか? それは誰にもわかりません。私にもです(笑)
 正直、物語を綴っていると、どのキャラクターも自分の分身のように感じて愛着が湧き、可愛がりたくなるのですが、それぞれにはそれぞれの役割がある。そうした厳格な親であろうと努力しています(笑)
 書いていて一番楽しいのは、彼らが意志を持ったかのごとく、暴走しはじめることです。
 こうなるとブレーキは掛けられません。
 『宇宙の子供たち』は、いまはまだ抑制が効き、暴走しているキャラはいないのですが、それでも少し暴れ出したキャラはいます。まあ、読んで頂いてワクワクドキドキしてもらえて、何か大切なことに気づくきっかけになったなら、存外の喜びを感じます。

 本来であれば、お付き合いのあるブログの方々には、個別に挨拶に伺うのが、礼儀でしょうが、こちらにての挨拶で済まさせて頂きます。
 何はともあれ、今年一年間、お世話になりました。ありがとうございます☆
 皆様よいお年をお迎えください☆それではまた、2013年にお会いしましょう^^)/



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ipsilon at 14:44コメント(0)トラックバック(0)連絡事項・ご挨拶・伝言 

「船長、ずっと席を外してしまってすみませんでした!」
 艦橋に踏み込んだタラッサは、そう第一声をあげた。
「いや、構わんよ。どうしても緊急となれば、君の事情は無視して呼び出したさ。それよりタラッサ、そのなんだな……その……」
 タラッサはハウが何をいいたいのかを直感した。
「いえ、あの。これは上陸隊に何かあったなら。そう思いまして!」
 さすがに気恥ずかしかったタラッサは紅潮しながらいった。
「それにしては大袈裟すぎる気はするが、そこが君の良いところだ。備えあれば憂いなし。君のそうした長所を評価していたから、私は子供たちを安心して君に任せてきたんだよ」
「光栄です。ありがとうございます。船長」
「どうやら、両親に関する行き違いは今は気にする必要はないようだな」
「はい。わだかまりはありません」
「ならば、さっそく席についてくれたまえ。仕事は山ほどある。これから急がしくなるぞ!」
「イエス・サー!」
 敬礼を返したタラッサは硬い足音をさせて自分の持ち場についた。
「タラッサ。形式はいらん。普段どうりやってくれればいい」
「はい、船長」
 その時、カロンが艦橋に入ってきた。
「船長、長いこと不在にしてすみませんでした」
「いや、構わんよ……」
 ハウはタラッサと交わした内容をカロンとも繰り返した。まだ三人の間には緊張感が残っていたが、もう感情でぶつかりあう危険性は見て取れなかった。
 持ち場に戻ったカロンは、タラッサに目配せを送った――何だい? 君のその恰好は?……――と。
 タラッサの珍妙ないでたちが艦橋の雰囲気を和らげたことは誰の目にもあきらかだった。
 その空気をハウの声が震わせた。
「でははじめよう! ファザー、二人に状況を説明してくれ」
「かしこまりました」

 小惑星探査用ランドクルーザー<シルト>号は、漆黒の闇に包まれた大地を、昼の領域を目指して進んでいた。
「報告します。アキレウス号より、電文を受信しました。内容をメインパネルとマルチディスプレイに表示します」
「わかった。頼む」
 ニクスはとうに気力と体力の限界を超えていた。ブレイナードリンクを飲んだせいもあり、彼は眠らないでいることで精一杯だったのだ。だから、電文を読んで理解することにも時間がかかった。
「電力限界です。慣性モードに入ります」
「そうか」
 アンクルの声が子守唄のように聞こえた。
 ――寝てたまるか。俺は寝ないぞ。
 時々意識が飛びそうになるニクスの顔は苦痛に満ちていた。目の周りには青黒い隈が広がり、落ちくぼんだ眼窩の中には、陶然とした瞳があった。
 ――もうこれしか手はないだろう……。
 朦朧としながらもニクスは左腕で負傷している右肩を思い切り殴った。
 とたんに、激痛が走って、意識がそれに応えた。
「ふむ。状況は悪くないな。だが時間がない」
「………………」
「アンクル、よく聞け! もう俺も限界だ。あとはお前だけが頼りだ。今からいうことをよく聞け!」
「イエス・サー!」
「アキレウス号からのビーコンは捉えているな?」
「はい」
「なら進路をそこに向けろ」
 ニクスは残った電気を惜しまずにクルーザーの方向を変えるアンクルの健気さに感謝した。
「アンクル、充電が完了したら、クルーザーを飛行モードに入れてジャンプしろ。思いきりだ!! 出し惜しみは無しだぜ」
「イエス・サー!」
「目標はわかるな?」
「アキレウス号ですね?」
「そうだ! それだけわかってればいい。……なにか質問はあるか!?」
「ノー・サー!」
「ならば、指示通りやってくれ。ミリ波でのこちらからの送信は、お前に一任する。ただし……」
「乗員の生存状況は知らせるな。いいか! 全員ピンピンしている。そう伝えろ」
「それは業務違反に当たります。出来ません」
「貴様、コンピューターの分際で俺に反抗しようってのか!? まあいい……俺の意思は伝えた。あとはお前に任せる……」
 ニクスは力の入らない左手でもう一度右肩を殴った。
 ――……もう感覚がないな。…………なあマム、俺はやれるだけやったぜ。最後まで良い子だっただろう? 最後までマムに心配はかけなかったぜ……。天国で会ったなら俺を抱きしめて褒めてくれよな……マム……。
 ニクスは残された力を振り絞って声を出そうとした。
「アンクル……」
「…………」
「俺が眠っちまっても起こすな……いいな……」
 だが、それは声にならなかった。いい終わるまえに気を失ったのだ。
 ニクスの宇宙服にある生命維持装置のインジケータは、黒々とした宇宙に、赤い光を発っていた。

(つづく…… 前へ 次へ 第一話へ この記事の最初に戻る

―#17―
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ipsilon at 14:08コメント(0)トラックバック(0)小説『宇宙の子供たち』宇宙シリーズ【第一部】 

 星屑が乱舞する宇宙にも似た闇を、黄橙色の微光が照らし出していた。その薄暗がりの中で一人の女が、そろりそろりと服を着る動作をしていた。
 常夜灯に照らされたタラッサを見据えながら、カロンは浅い物思いに耽っていた。なにかを話すべきだという感情はあったが、なぜか声は言葉にならなかった。
「カロン、これからどうするつもり?」
「……うん。今それを考えていたんだが、何も浮かばないんだ……」
 服を身につけ終わったタラッサの姿は、どこか無頓着に見えた。
「アタシもそうなの……」
 そういうと彼女はまだベッドに臥せっていたカロンの側に横たわった。
「非常時だというのに、『何かをしよう!』、そういう心の張りがないのよね」
 タラッサは片肘をつきながら、カロンの髪を愛おしそうに弄りだした。
「アラートもなし、ハウからの呼び出しもなし。何かがおかしいんだ……」
 カロンは頭の下で組んでいた腕をほどくと、少しだけタラッサを引き寄せた。
「一体どちらが本当の日常なのかしらね? なんだかアタシ、この船に来てから大切なものを捨ててしまっていた気がするの……」
「この船が悪いんじゃない。それをいうなら宇宙に出てから。そうじゃないか?」
「そうね……。でもどちらでもいいのよ、そんなこと……。アタシ、地球に帰りたい。帰りたいわ」
 タラッサはカロンの肩に顔を埋めて切ない声を出した。
「三年か……」
 カロンはそれだけ声にすると、あとは心の中で言葉をつづけた。
 ――長かったな……。だがその年月がなければ、俺はタラッサに出会うことはなかった。皮肉なものだな。これまで知ったことのない女の強さ。そしてこの安らぎ。似たような過去を持つ心に傷を負った女……。これまで誰にも理解されずに、俺はここまできた。だから……俺には彼女が必要だし、彼女も俺が必要なはずだ……。
 タラッサのすすり泣きに気づいたカロンは、何もいわずに彼女の頭を優しく抱いた。
 ――いつまでも続く夜のような宇宙。ここは寒いんだ。どうしようもなく寒いんだよ……。人間はこんなところで当たり前の日常を過ごせやしない。どだい無理なんだ。……帰ろう、地球に帰ろう。タラッサを連れて地球に帰る。それが一番いいことだ。
 カロンは一人静かに、そう心を決めた。
 いつのまにかタラッサは泣き止んでいたが、カロンの胸に置かれた彼女の細い腕には、どこかにぶつけたのであろうか、痣ができていた。その周囲は赤く変色していた。
 ――タラッサ、ごめんよ。もう二度と暴力は振るわない。優しくすると誓うよ。必ず君を地球に連れいってあげる。だから……もう少しだけ待っていてくれ。
 カロンはようやく五体に生気が蘇ってきた気がした。そんなカロンの心情など知らないタラッサが囁くようにいった。
「アタシ、もう行くわ。本当はね、一人になりたくないの。でも今は一人で考えなきゃいけない時なんじゃないかって……。ごめんね、カロン」
「謝ることじゃないよ、タラッサ。君の気持ちは充分に理解できるよ」
 力強いカロンの声を耳にしたタラッサは顔をあげて、カロンの顔を見つめた。そこに強さと、それに負けない優しさがあった。
 だが、それには気づかなかったかのように先を続けた。
「それに、やっぱり艦橋には行かないといけないと思うの……」
「ああ、わかっている」
 カロンは彼女の青い瞳をしっかりと見つめて力強くうなずいた。
 タラッサは彼の眼力に耐えられなかったのか、少し視線をはずしてからいった。
「子供たちのことも放ったらかし……。アタシ、きっと良いママにはなれないわね。ダメな女……」
 カロンは、自嘲するかのようなタラッサの表情に、彼女が本来の自分に戻りはじめたことを感じた。
「いや、キミはきっと良いママになるよ。そんな気がするんだ……」
「ありがとう、カロン」
 タラッサは彼の頬に軽くキスすると起き上った。
 まだ足取りは頼りなかったが、それでも彼女は薄暗がりの中を歩いていった。
 彼女はドアの前までいくと、名残惜しそうに振り返りった。
「またあとでね。カロン」
 そういったあと、タラッサはその部屋を後にした。
 彼女を見送ったカロンは、ゆっくりと立ち上がり、シャワーを浴びるためにバスルームへと姿を消した。

 船内を煌々と照らす、まばゆい光の中に出たタラッサは。急ぎ足で廊下を歩いていた。
 時々ズキズキと痛んでいた腕に視線を下した彼女は、両方の腕がとても酷いことになっていることに気づいた。
 ――まずいわ……。このままじゃ、トロイヤとグリークの様子を見に行くとこも出来ないわ。子供だってこの腕を見たら、何か異変があった……。そう気づくわ。
 タラッサは大急ぎで自室に取って返すと、船内服を脱いで、長袖の医療用ジャケットに着替えた。
「これなら、腕が腫れてるのも隠せるわね。うん、大丈夫」
 タラッサは目でそれを確認した。
 ――そうだわ、上陸隊の誰かが負傷してることもありえるわね。なら、医療用品メディパックは持っていたほうがいいわね。
 部屋を駆けだした彼女は、途中、医務室に立ち寄り、メディパックを上陸隊の人数分探し出して、ジャケットのポケットに詰め込んだ。
 ――救急用医療箱メディキットE……。これも持って行ったほうがいいかしら? あって困るものじゃないわ。持っていこう……。ハウに怪しまれたっていいわ。今は出来ることをするのよ。
 医務室で用事をすませたタラッサは、ようやく普段の自分を取り戻しはじめていた。
 ――さて、どっちに先にいくべきなの? そうだわ、マザーから状況を聞かなければ。
「マザー、マザー。タラッサよ! 聞こえて?」
「はい、聞こえます」
 タラッサはその声を耳にした瞬間、なんだか懐かしい気持ちがした。
「上陸隊の状況、それから、子供たちの居場所を教えて」
「はい、わかりました」
「あ、ちょっと待って。アタシこれから走りまわらないとだから、船内無線機オートトランシーバーを使うから少しまって」
 タラッサは辺りを見回して、トランシーバーを探した。
「あー! ここは医務室じゃない。ここに無線機はないわ。何やってるのよ、アタシは!」
「医務室を出て左にいった所に、非常用装備品のパネルがあります。無線機はそこにあります」
「そうだったわね、マザー、ありがとう!」
 タラッサはメディパックとメディキットが立てる、ガサガサ音を撒き散らしながら廊下をひた走った。
「あそこね!」
 息切れが収まるのも待たず、パネルを操作する。
 ――こいつも持てるだけ持っていこう。医療用ジャケットはこんなとき便利ね。なんたってポケットは沢山あるからね。
 タラッサはヘッドセット型の無線機を取り出すと、二つをポケットにねじ込み、一つを装備した。
「マザー、準備はいいわ。状況を教えて」
「はい、わかりました」
「あ、まって。先に子供たちのところへ行くわ。場所を教えて」
「はい、タラッサ」
 不思議だった。なぜこうもマザーの声が自分を落ち着かせるのか。冷静にさせるのか。タラッサは不思議に思えた。
「グリはトーヤと一緒です。二人ともトロイヤの睡眠室にいます。とても良い子にしています。安心して大丈夫ですよ、タラッサ」
「わかったわ。ありがとう、マザー。でも、自分の目で確かめるわ。その方がいいでしょ?」
「もちろんです。よろしくお願いします」
「じゃ、行くわね」
 ようやく息が整ったタラッサは、落ち着いた歩みでトロイヤの部屋を目指しはじめた。
 医療用具と救急用具が織りなす、ガシャガシャした音が壁に反響していた。

 トロイヤの部屋は平穏な空気に包まれていた。
 開放された睡眠カプセルの中には、小さな手を握って小鳥のような寝息を立てている赤毛の少女がいた。
 注意しないと聞こえないような機械音にまじって服が擦れる音を出しながら、銀白色の少年は熱心に勉強していた。
 ――マザーのいった通りね。これなら大丈夫。
 タラッサはそう判断したが、念のため、そう思い直してトロイヤに声をかけた。
「トーヤ、勉強頑張ってるわね。どこかわからないところはある?」
 トロイヤは振り向いて、きちんとタラッサの顔を見て答えた。
「あるといえばあるんだけど、もう少し自分で調べてみたいんだ。それよりもタラ。その恰好はどうしたの?」
「あ、ああ、コレ、コレね……。今日は長いことグリを一人にしちゃったから、一緒に遊ぶのにいいかなあ。そう思ってね」
「お医者さんごっこだね」
 トロイヤはそういって笑った。
「でももうグリはそんなに子供じゃないと思うよ」
「そ、そうね。グリも随分大人びてきたもんね……」
 二人はしばし歓談したあと、眠る場所に関して相談してから別れた。
 もし、トロイヤが眠くなったなら、グリークと一緒に同じカプセルで眠る。タラッサはそういう手筈をトロイヤと取り決めた。
 彼らを別々にすると、何かあった時に大変だ。タラッサのそうした危惧は睡眠カプセルが大人サイズだったことでサラリと解決してしまったのだ。そして何よりも、トロイヤのしっかりぶりが彼女を安心させてくれたのだった。
 タラッサはトロイヤの部屋を出ると踵を返して、早足に艦橋へと向かった。

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ipsilon at 12:39コメント(0)トラックバック(0)小説『宇宙の子供たち』宇宙シリーズ【第一部】 

2012年12月30日


「あなた、あなた。ちょっと話しておきたいことがあるんですが……」
 マザーは直通回線ホットラインでファザーに話しかけてきた。
「なんだね?」
「こんな非常時に話すべきか悩んだのですが、どうしてもお話しておいたほうが良いと思って」
「んん」
「最近、頭痛や眩暈めまいがするんです。人格コンピューターとなってから、一度も経験したことがないんですよ。あなた原因とか思いあたりませんか? たとえば電気接点の劣化だとか……」
「いや、それはありえないだろう。自働清掃機能オートクリーンアップがあるんだから、その点は考える必要はないよ。もし汚れによる頭痛であるなら、これまでにも起こってきたはずだよ」
「それゆえ気になるのです。なにしろこの何十年間、一度たりとも頭痛を起こしたことはないのですから……。でももしかして、私のどこかが病気になったとか、そういう原因は考えられませんか?」
「それもありえないだろうよ。我々には生身の部分は残されていないのだからな。原因として考えられるのは……そうだな。暗黒物質から何がしかの影響を受けている。そう考えるのが妥当ではないかな?」
「やはりそういう断定になりますよね」
 しばし黙然とした時間が流れた。
「マザー。他に症状はないかい?」
「ええ、今のところは……」
 ファザーは一つ咳払いをしてから話し出した。
「実はだね、わたしも体調の異常を感じているのだよ」
「なんですって!」
「手足の先が痺れる。最近、そういう感覚が時々あったのだよ。だが、それを君に話して心配をかけたくなかったから、黙っていたんだがね……」
「どれくらい前からですか?」
「正確には記憶していない。我々の感覚記憶でデータバンクを圧迫しないこと。それもひとつのルールだしね。だから、いつ頃からとは正確にいえんのだよ……」
「もしも……、わたくしとあなたの不調が同時期に起こりはじめたとしたら、原因は暗黒物質にあるということでしょうね」
「どちらにしても、原因がはっきりしないことには手の打ちようがない。そういうことだと思うよ」
「ねえあなた。ハウが暗黒物質に対してどう対処するかはまだわかりませんが、距離を取る、退避するという決断をしたあと、もしもこの症状が続くようであれば、データバンクに書き込むようにしませんか?」
「そうだな。そのときは、暗黒物質以外に原因がある。そういうことだし。であれば、原因は究明すべきだからね」
「もしもデータが大量になる場合は、消去すれば問題ないでしょう」
「うん。では、その場合、容量をくわないように読込専用メモリーROMに書き込むとしよう。検索して読みだすには少々時間がかかるが、常時使用するデータではないから、特に問題はないだろう」
「パスワードは設定しますか? ハウに報告はしますか?」
「パスは必要だな。ハウへの報告は性急だろう。暗黒物質から離れてからでも遅くないと思うよ」
「そうですね」
「パスワードはあまり見られたくない個人情報だから、厳密さを考えて、我々のフルネームの組み合わせとしよう。君のファースと、私のファースト、君のミドル、私のミドル、で、ラストネームで認証許可だ。そういう順番で良かろう。それなら簡単に破られることはありえまい」
「そうですね。わかりました」
「そろそろ上陸隊と通信の取れる距離になるな。船長に声をかけなければだが、きみ、他に何か話しておきたいことはあるかい?」
「あるといえばありますが、今でなくても大丈夫です。トロイヤのことです。それはまた折をみて、わたくしの方から話しかけます」
「ああトロイヤか。わたしも心配しているのだよ。あの子は特別だからね。だが、そうしてくれると助かるよ。これから先は相当忙しくなるだろうしね」
「トロイヤは特別なんかじゃありませんよ。それはあなたの偏見です。わたくし、そういう考え方は嫌いです」
「すなまい。すまなかった。そういうつもりでいったのではないが、今後は言葉使いに気をつけるよ。何にしろ、上陸隊のこともトロイヤのことも、やれることを精一杯やるしかあるまい。今はそれで納得してくれるかね?」
「ええ、大丈夫です。すみません言葉を短絡的にとらえてしまって」
「いや、構わんよ。我々はお互いが見えない。言葉でしかコミュニケーションがとれない。それゆえ、いつもこうして納得するまで話あってきたのだからね。これからも隠し事なしでいこうじゃないか。ありのままの私たちでいようじゃないか」
「そうですね。わたくしもあなたも、少し隠し事をしていましたけどね……」
「それは思い遣りというのであって、隠し事とはいわないよ、マザー」
「そうね」
「では船長に話しかけるが、いいかね?」
「ええ、もちろんですとも」
 ファザーとマザーは同時に直通回線を閉じた。

「船長、よろしいですか?」
 <アキレウス>号のメインブリッジをファザーのバリトンボイスが満たした。
「ああ、大丈夫だ」
 艦橋に戻ってから、グリークとトロイヤのやりとりをマルチプルディスプレイで眺めていたハウが朗々と答えた。
「そろそろ上陸隊にテラヘルツ派での送信ができる距離に入ります」
「もうそんな時間か。長い時間になると思っていたが、子供たちを見ていたら、あっというまだったよ。トーヤがグリに話して聞かせていた『きたかぜとたいよう』を最後まで聞けなかったのが少々残念だがね」
「ははは。そうですか。それは良かったです」
 子供たちの会話を聞いていたファザーの笑い声は温かかった。
「さて……、通信内容ですが、どうされますか?」
「ファザーに一任するよ。小一時間あったんだ、君ならその間に完璧な内容を考えていたはずだ」
「随分と信用されたものですね。ですが、不備があるようでしたら、訂正してくださって結構です」
「うん、わかった」
「では、はじめます」
 ファザーがそういったと同時に、船長席の通信インジケーターが青々と点灯した。

発:準高速宇宙船<キンダーハイム・アキレウス>号
宛:ランドクルーザー<シルト・アキレウス>号
前文:これはアキレウスからシルトへの送信である
本文:シルトのアンクルCPU及びアーントCPU及び乗員は電文を受信しだい翻訳確認せよ。コードタイプはS4989だ。シルト搭載RCPU及び乗員はアキレウスとのミリ波交信範囲に侵入しだい状況報告せよ
追伸:アキレウスからシルトへの追跡ビーコンは発信継続中。ビーコン受信が可能ならビーコン方向に進路をとり当船との接触を試みよ
後付:当電文を受信したDOXA所属艦艇は運行規定XXXトリプルエックスを厳守せよ
送信終了

 わずかのあいだ、緊迫した空白の時間が流れたあと、ハウがおもむろに口を開いた。
「ファザー、完璧だよ。何もいうことはない。モールスでの発信であれば暗黒物質への刺激も最小限だ。アンクルたちからすれば、データ処理も効率的といえる。それに乗員が読んでも、内容は鮮明だ。私も長いこと宇宙に身を置いてきたが、これほど短くて完璧な電文は見たことがないよ。こいつを発信し続けてくれ」
「はい船長。……それから……、お褒めの言葉、光栄に存じます」
「なんといっても『S4989』がいいね。これは……スペシャル四苦八苦。つまりこちらも至極混乱中だ。こちらでも状況を把握しきれていない。そういう当て擦りだろう?」
「はい、その通りです。万が一、機械故障で翻訳できなくても、あちらの乗員しだいで、こちらの状況には気づくはずです」
 ハウは、もうかなり薄くなってしまったファザーの面影を脳裏に描きだし、彼の満面の笑みを思い出そうとした。ぼんやりとしたその顔は、ハウよりずっと若々しかった。
「これくらいのユーモアは必要だ。特にこういう事態にあってはね。ファザーは素晴らしい人格者だ。そして知恵者だ」
「いやいや、それほどでもありませんよ、船長」

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ipsilon at 21:39コメント(0)トラックバック(0)小説『宇宙の子供たち』宇宙シリーズ【第一部】 

 あれほど開けることに苦労したドアは、グリークが近づくとするりとスライドして開いた。
 グリークは、飛び上がりたいような気分で、小走りにトロイアの睡眠室に入っていった。
「わー! あたしの部屋と同じだわ。でも明りの色が違うのね」
 その部屋を照らす光は、淡紫色の極薄いガスのようだった。
 中央には睡眠カプセルがぽつねんと設置されていた。部屋の奥には備え付けのデスクとシートがあり、デスクにはトロイアの学習用コンピュータが置かれていた。
 左を振り向くと、そこには簡易キッチンと、ユニットバスへと繋がる扉が見えた。
 そこから首を右に回していくと、食事用の小さなテーブル。その先にクローゼットと、デジタルブックスタンド。私物入れのへこんだ窪み棚と、キャビネットが見えた。
 残った右手側には、天井に近い位置に空調用の細いスリットが何本も横に向かって走っていた。そして、各壁面には部屋のデジタル機器を操作するタッチパネルが1つづつ取り付けられていた。
 <アキレウス>号の船室はどの部屋も大体そういった間取りと構成になっていた。大人たちの部屋にはベッドが置かれ、子供たちの部屋には睡眠カプセルが設置されている。大きな違いはそれだけだった。
 クルーが気分転換を望めば、個人収納や戸棚を増設することもできたし、家具を移動することも出来た。誰もが快適にすごせる部屋。そうした配慮はほぼ整っているといえた。
「うんとー、トロイアを起す前に、この子をどこかに置きたいわ」
 グリークはアストライヤの顔を見てから、部屋を眺めまわした。
「あそこが良さそうね」
 部屋の奥へつかつかと進んだグリークはキャビネットによじ登ってから、アストライヤの顔が見えるようにして、窪み棚にロボペットを置いた。
「まあ! あなたの大きさにぴったりの場所ね。良かったわね」
 そういって柴犬の鼻をちょこんと突いてから、えいやっ! っとキャビネットから飛び降りた。
「グリ、あんまりおてんばしちゃ駄目よ。怪我をしちゃうわよ」
 天井からマザーの声が聞こえた。
「はーい……。ねえマザー。トロイアを起してもいいの?」
「ええ、いいわよ。彼は少し眠りすぎているしね。ちょっとは運動させないと体にも悪いからね。遠慮なく遊んでいいわよ」
「うん」
 グリークは勢いよく走りだして、睡眠カプセルにとりつくと、大きな声を出しながら、カプセルを叩いた。
「トロイアー! 起きてー! 起きてー! もう起きる時間なんだってよー!」
 ドン、ドン、という低く体に響く振動でトロイアは目を覚ました。
 ――ん? この声はグリだな。
 開いた目に眠気を感じさせる様子はなかった。
 ――少し寝すぎたかな……。でも睡眠学習の時間は無駄ではないから、大丈夫……。
 「スクリーンモード透過。ベッドモード・スタンバイ。学習モード・スタンバイ。ドアロック解除。ドアオープン」
 トロイアは目まぐるしいスピードで催眠カプセルに音声コマンドを入力した。カプセルの蓋がしだいに透明になってゆき、やがて開きはじめた。
 銀白色シルバーホワイトの髪をたくわえた痩せた少年がカプセルの中から起き上った。
「グリーク、おはよう」
「おはよう、トーヤ兄さん。兄さんはお寝坊さんね。マザーもそういってたわよ」
「ははは」
 トロイアはあまり表情のない声で笑ったあと、学習用ヘッドバンドを外してカプセルの収納位置に戻した。
 あきらかに痩せすぎといえる細い腕は新雪のように白く、すっかり覚醒していることを伺わせる瞳には、冷淡さが潜んでいるかのようだった。紫の虹彩と赤い瞳孔がそう感じさせるのだ。
 トロイアの顔立ちはすでに大人びていたが、容姿が発する病的な弱々しさのせいで、見る人に幼い印象を与えた。先天性アルビノの少年。それがトロイアであった。
「グリーク、ここまで一人で来たのかい?」
「ううん、違うよ」
 そういってグリークは窪み棚に置いたアストライヤを指さした。
「君もロボペットをもらったんだね。それは良かった。もう名前はつけたのかい?」
「うん。アストライヤ」
「ふーん。ずいぶん長い名前だね」
「そうかなあ? ……ねえねえ、お兄ちゃん。このカプセルにあたしも入っていい?」
「それは構わないけど。グリ、君は僕が怖くないの? だって……僕はこんな風だし、みんなは僕を奇異の目で見ている気がするからね。タラの視線にもボクは時々そういうものを感じるんだ……」
「何も怖くないわ。おかしなことをいうのね、お兄ちゃん。前にも同じことを聞かれた気もするけど、お兄ちゃんが怖いなんて思ったことないよ、あたし」
「ならいいんだけど……」
 彼女は兄に甘えたかったのだ。いつもどことなく淋しそうな兄。そんなトロイアの笑顔を見るためにどうすればいいか。彼女は本能的にそれを知っていたのだ。
 グリークはカプセルの中に腹ばいに寝転んでトロイアの膝に上半身を乗せた。それから、両足をぱたぱたさせながらいった。
「トーヤ兄さん。なにか面白いお話を聞かせて!」
「うーん、何がいいかなあ。そうだ、イソップ物語を話してあげるよ」
 そういって、トロイアは物語を聞かせはじめた。『きんのたまご』、『そらとぶかめ』、『しかとぶどう』。静かで小さな声だったが、上手に間をとる話し方は、グリークを夢中にさせた。
 寝返りをうったり、キャッキャと質問をしたり、真剣な顔で兄を見上げたりしながら、グリークは兄との時間を楽しんだ。
 トロイアが『きたかぜとたいよう』を語りはじめたころ、グリークはウトウトしはじめ、兄の膝を枕に眠ってしまった。
「しかたない子だなあ。一番良いお話のところで寝ちゃうなんて」
 彼はグリークを起さないように、そっと体をずらすと、カプセルからクッションを取り出して、グリークの頭の下に敷いた。それからカプセルから出て、PCの電源を入れ、椅子に腰かけると勉強しはじめた。
「トロイア。何かお食べなさい。体に良くないわ」
 様子を聞いていたであろうマザーが話しかけてきた。
「はい、母さん。でも僕勉強の時間を減らしたくないんだ」
「困った子ね。それでは部屋に何か届けさせますから、必ずそれを食べるんですよ」
「はい、わかりました」
 マザーは栄養価の高いメニューを検索して、トロイアの部屋へ運ぶようにと、データバンクCPUに指示を送った。
 しばらくすると、トロイアの部屋にある食事テーブルに湯気の立つ料理がせり上がってきた。
「トロイア。食事の用意ができたわ。食べなさい」
「うん、もう少ししたらね」
 トロイアはデジタルブックとPCの画面を交互に眺めながら、マザーに生返事を返した。

 ニクスは神経を集中し、前方を注視しながら、左手一本で慎重にハンドルを切っていた。
「電力限界です。慣性モードに入ります」
 アンクルの声がそう伝えてきた。
「センサーは稼働させ続けられるか?」
「無理です。電力不足です」
「わかった。やれるだけやってみよう」
 冷静沈着な声がニクス自身の耳朶をなぶった。
 しだいしだいに速度を落としていくのをメーターで確認しながら、ジャンプしそうな起伏を的確に避けて、クルーザーはひたすら前へ前へと進み続けてゆく。
 ニクスはどれくらいの時間集中していたのかも、わからなくなっていた。怖ろしいほどの疲労を感じるだけだった。
 これでもかというほど人力で作業した経験はニクスにはなかったのだ。通常であれば、重労働はクルーザーに装備されたロボットハンドの役目だったからだ。
「アンクル。まだ通信できるようにはならんか?」
「無理です。暗黒物質との距離が近すぎます」
「わかった」
 もうアンクルと話すことにも苦痛を感じた。喋るのが面倒なのだ。しかし、どうにかしてこの苦痛から逃れたい。そういう思いに駆られてニクスはアンクルに質問した。
「慣性モードの終了までどれくらいだ?」
「残り十分です」
「まだ半分か」
 ニクスはクルーザーの揺れで、強烈な眠気を覚えはじめた。それは不規則な揺れだったが、人に眠気を呼ぶ間隔だったのだ。
「まずい、まずいぞ……」
「何かいいましたか?」
「…………そうだ、ブレイナー……ブレイナードリンクはあるか?」
「はい、あります」
「そいつを至急出してくれ」
「かしこまりました」
 ニクスはドリンクホルダーにブレイナーがコロリと落ちるのを確認してからいった。
「アンクル、一分だけオートクルーズできるか?」
「可能です」
「じゃあやってくれ」
「イエス・サー」
 ダッシュボードからチューブを取り出したニクスは、ドリンクパックとヘルメットを繋ぎ合わせた。必死に首を伸ばしてようやくチューブを咥えると、思い切り吸ってブレイナードリンクを飲み込んだ。
 普段であればドリンクパック付属のチューブで直接飲むところだが、両手の使えないニクスにとってはそうしたほうが効率が良かったのだ。
 どちらにしても、すぐにハンドルを握らなければいけない。そうなると、パックを持っていることが出来なかったのだ。
「オートモード、解除します」
「了解」
 ニクスがブレイナードリンクを飲み切る前に一分が過ぎ去っていった。
 ――そうだ、この辺で色々手を打っておこう。先は長い。出来ることを考えて、叔父に全部指示を出しておこう。ブレイナードリンクの効果が切れたなら、多分俺は寝ちまうだろう。何か手を打たなければ……睡眠、睡眠、そうか、脳波か。
「慣性モードはあと何分だ?」
「あと七分半です」
「充電はどうだ? フルまではどれくらいかかる?」
「約三十分です」
 ――よし、いけるな。ドリンクの効果は三十分だ。ぴったりだ。
「慣性モードをあと三十分維持。充電がフルになり次第、オートモードに変更。いいな?」
「かしこまりました」
「それと、俺の脳波は検出できるか?」
「可能です」
「睡眠派は検出できるか?」
「可能です」
「なら、俺の睡眠波を検出したら、なんでもいいから喋り続けろ。滅茶苦茶のことをいっても構わん。とにかく、俺が目を覚ますまで喋り続けろ。できるか? アンクル」
「できます。おまかせください」
「頼もしいじゃないか。まかせるぜ。とにかく今は黙って思い切り充電してくれ。余計なことは報告せんでもいい」
「かしこまりました」
 ニクスはこの三十分こそ本当の勝負だと自分にいい聞かせた。ここを切り抜ければ何とか<アキレウス>号との通信可能域に入れる。暗黒物質との距離も開く。そうした情報をヘルメット・マルチディスプレイHMHUDから読み取っていたのだ。
 その時、ニクスは耳障りな電子音を聞いた。
 ――なんだ? なにが起こっている? なぜ真空の宇宙なのに音が聞こえるんだ? アンクルからの警報じゃないことは確実だ。……幻聴か? どこだ? どこからしてるんだ、この音は……。
 ニクスは周囲を見回して音の根源を探した。だが、どこだかわからない。室内の照明が弱く明滅していることだけは分かったが、音源がどこだか見つけられなかった。
 ――電磁波? こいつは電磁波かもしれない……。脳内で直接鳴ってる感じがする……。まてよ、まてまて……。
 ニクスは何かに気づいて、すぐにヘルメットにある船外シールドの赤外線モードを切って通常モードに戻した。
 とたんに景色に色がついた。明滅する光は赤かった。
 ――発光場所は!?
 エリスの生命維持装置のインジケータだった。
「おい! 冗談じゃないぜ!!」
 ニクスはそれだけ声にすると、大急ぎでエリスの生命維持装置のモードを昏睡に切り替えた。
 ――俺は誰かの死を看取りたくなんてない! 絶対に嫌だ!! 勘弁してくれ。死ぬなエリス。死ぬんじゃないぞ!!…………船に居たとき、仲間たちと散々語り合った冒険たん。トラブルに見舞われたエピソード。決死的英雄行。そいつを聞いて俺はいつも笑い飛ばしてきた。だが、あんな作り話ともいえるようなものと現実は違うんだ! 何なんだ、この恐怖と絶望感は……。俺は馬鹿だった。つくづく今そう思う。たとえ与太話であろうと、もう少し真面目に話を聞いておくべきだった。そうすればもう少しマシなことが出来たかもしれなかったじゃないか……。死ぬな、エリス。死ぬなよ…………もう少しだけ、頑張ってくれ…………。
「アンクル、オートクルーズモードだ! センサーもバーニアも使っていい。とにかく出来る限りぶっ飛ばせ!! やってくれ!!」
「かしこまりました」
 とたんにクルーザーは急加速しはじめた。
「あとのことは俺が考える。電力限界になったら教えてくれ」
「イエス・サー」
 小惑星表面を削る硬質ゴムタイヤが薄い土埃を上げて、クルーザーが相当のスピードを出していることが、傍目にもわかった。
 星を散りばめた青黒い宇宙は、その光景をただただ見つめ続けていた。

(つづく…… 前へ 次へ 第一話へ この記事の最初に戻る

―#14―
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