2016年03月

2016年03月31日



いまさら語るまでもなく有名な、Led Zeppelin の名曲中の名曲ですが、実はこの、Stairway To Heaven が収録されたアルバムのジャケットには、一切文字が印刷されていなかったことを知っている人はどのくらいいるのだろうか。

Zepのファンであった人なら、当然しっていることでしょうけどね。
だから、人によってこのアルバムの呼び方は違ったりしていた。

わたしは単純に通算して四枚目の作品だったから、「検淵侫ー)」とか「ツェッペリンのフォー」と呼んでましたけどね。
むろん、Zepの四人の個性を意味する四つのサインと関連づけて、「Foru Symbols」なんていう、お洒落に呼ぶ人もいましたけどね。

それはともかく、この Stairway To Heaven の歌詞というのは、昔から謎の多いもの(意味がわからないもの)だといわれている。
確かにそうだなと、何度も聴いてきたわたしも思う。

でも最近まじめに、仏法視点で読んだらどうなるんだろ?
などと、引き語りしながら考えてみた。
というか、普通に自分なりに解釈しようとしていたら、自然に仏法視点での解釈になったんですけどね。

ともあれ、歌詞の解釈のしかたなど、人それぞれで(自由で)いいのだが、わたしはこの Stairway To Heaven の歌詞にも、ある種の真実が隠されているとは思うわけです。


それにしても出だしの歌詞からして凄いんだな、この曲。

There's a lady who's sure all that glitters is gold
And she's buying a stairway to heaven.


ものすごく意訳しますけど、ようはこういう意味でしょ。
世の中、なんでも金で買えると思ってる女がいる。
その彼女は、天国への階段(切符)さえも、金で買おうとしている。


そして、つづきを味わっていくと、この意訳も格別おかしいというわけでもないと思えてくる。

In a tree by the brook, there's a songbird who sings,
Sometimes all of our thoughts are misgiven.


小川のところで鳥が鳴いている。唄うように歌っている。
だけど、ぼくたちは、そうは思っていない(間違って解釈している)。


短い詞ですが、意味は深いんでしょうね。
鳥はただ唄いたいから歌ってるんです。
別にあれこれ言いたいからではない。それが「自然なもの」で、それが自然な声であり、音楽である。
Zep、特にヴォーカルのプラントの思想がはっきり滲み出ている詩といっていいんでしょうね。

本来、音楽というものは、歌いたい(演奏せずにはいられない)という、自然の衝動によって起こるもの。
だのに、今の音楽業界ときたら、なんでも金や、なんらかの価値で計っていやがるんだな。馬鹿なんじゃないの?
まあ、プラントの本音でしょうね。

フォー・シンボルズのレコードジャケットに一切文字を入れなかったのも、ジャケットの絵画にも意味があって、実はプラントは絵については、こういっていたそうだ。
「この老人は自然と調和しながら生きているんだ。だが彼の山小屋は取り壊され、スラム街に追いやられてしまうんだ」――と。

人それぞ、背負いきれないもの(使命や宿命を)抱え、杖にすがって(他者と、あるいは環境と関わりながら)生きている。
ようは、そういう意味でしょ。
でも、現実の世の中は、そういう深い部分を見ないで、ようするに――
Sometimes all of our thoughts are misgiven してるんじゃないの?
それがプラントの問いかけといっていいんじゃないですか。

misgiven の意味は、疑問を起させる。疑心暗鬼にさせられる。不安や心配になるということ。
つまり、自然な状態であることを「信じられない」ってことでしょ。
プラント、鋭い単語を使いますね。


だけど本当(真実)の世界は違うんじゃないの?

Yes, there are two paths you can go by, but in the long run
There's still time to change the road you're on.


まあとりあえず、道はふたつあるんだよ。
けど、道を変えるには膨大な時間が必要かもしれないね。


And if you listen very hard
The tune will come to you at last.
When all are one and one is all
To be a rock and not to roll.


真剣に耳を傾ければ
その調べは最後に聞こえてくるよ
その時、すべては一つ、一つはすべて
転がり続けるんじゃないんだ ぴたりと止まるんだ。


この、「最後には聞こえてくる」っていうのは意味深ですね。
人は誰しも死ぬ瞬間、自分が本来、仏だったと知るって考えると。
けれども、ほとんどすべての人はそれを信じていない。
Sometimes all of our thoughts are misgiven なんじゃないの?
ここで控えめに、Sometimesを入れてるところは、プラントらしいんでしょうね。


すべては一つ、一つはすべて
もうこれ、仏法の思想そのもの。

確かに、娑婆世界ってのは時間と空間があってさ、全ては移り変わるものだけど、真実の世界には時間は存在しないんだから、ロール(変化)はしない。ロックしてる(永遠普遍な)だけなんだ。
まあなんて仏法的思考なんでしょうね。
だけど、どっちか一方に偏るのはよくない。極端は良くない。だからロック&ロールでいいいんだ。
そんな意味にも受け取れますかね。

でもプラント、最後の最後にダメ押しして、人間の底意地の悪さを歌ってるんだな。
歌い終わりの歌詞はこうだからね。
And she's buying a stairway to heaven……
そして彼女は、天国への階段を(金で)買おうとしている。


だけど、プラントはそういう人たちを決して悪くいっているわけでもないことも、歌詞からは読み取れるんですけどね。

If there's a bustle in your hedgerow, don't be alarmed now,
It's just a spring clean for the May queen.


君の家の生垣で馬鹿騒ぎしていても、通報しちゃ駄目だよ。
それは、五月の女王のための春の掃除なんだからね。

――と。

生垣、つまり庭先くらいならOK! でも俺の家の中でやったら、通報するからな! 的にも読めますけどね。

世の中、金だとか、あるいは、自分の言ってること、思索したことは全部正しいみたいに言ってる人ばかりみたいだけど、んまあ、そっとしといてあげればいいんだよ。自分の領分にまで侵入してこないならね。
真実に気づくまでは、それこそ膨大な時間がかかる。
とりあえず、自分が気づいていればそれでいいんじゃないの?
それで、時々、そのことを問いかけてあげればいいね。

歌詞全体には、そんなニュアンスもあるんでしょうね。

ちなみに、レコードの内ジャケットにある、暗闇の断崖に立つ隠者が掲げるランタンの絵について、ペイジはこういっていたのだそうだ。
目標に向かっての上昇の真実の光を現してるんだ」――と。


自然との調和を感受していただろうzepのメンバー。
その彼らが作った楽曲。

本来、名前のない真理、真実に名前を付けるのが聖者。
本来名前がないなら、文字や言葉じゃ表現できないよね。
だから、アルバムジャケットには一切文字を印刷させなかった。
声だけが、音だけが、その振動だけが真実を伝えられるからでしょ。
そりゃそうです。すべてのものは振動してますからね。

だから、くだらない記事を書くのは、もう飽きたんですよ。
言葉であれこれ批評評論して、正しいことを言ってもね、相手がその奥には「心の声」があるって感覚で読めない人たちばかりなら、書くだけ無駄なんだな。

言(ことば)と云うは心の思いを響かして声を顕すを云うなり(三世諸仏総勘文教相廃立)

「心の声」の聞こえない人ってのは、it makes me wonder という感覚がさ、わからないんでしょうね。

「(自然て)不思議だなあ……」
zepのStairway To Heavenの曲で、わたしが一番好きな音使いの場所は、この it makes me wonder と歌ってる場所なんですけどね。

コード進行もとても美しい。
Am7→A7→Dsus4→Dってところですが。でもこれ、本当にこういう表現が正しいとは言い切れない。
Dsus4はA7sus4といってもいいですからね。
そもそもコードなんていうものは、ある音を根音(ルート)と決めてしまうことで、これは何々のコードと表現できるものであって、音という観点で見れば、ただいくつかの音が同時に鳴っている(和音な)だけですからね。
それをコードという偏狭なもので決めることなど不可能なんですよ。
言葉も似たところがありますね。
表面の文字で表現されたものしか読み取らない人っていうのは、音楽でいうところのコードに拘ってるんでしょうね。

ともあれ、Zepの曲っていうのは、楽曲の中にそういう微妙な部分が沢山ある。
AmとFM7とかも微妙な違いですしね。根音を鳴らさなかったら、どっちのコードだなんて、判断できないこともありますし、その根音も、Zepは、オンベースとかしょっちゅう使うから、もう耳で音を追う以外どうにもしようのないやっかいさと、楽しさがあるんですがね。
なぜオンベースするかにも感覚的には理由はあるんですけど、解説はしませんよ。
自分で考えればいい。いや感じればいいんです。そしてそれを信じられるかどうかですからね。

ペイジからすれば、楽典や理論じゃなくて、「んー、ここはこの和音の気分かな」という感覚なんでしょうね。
それを楽譜にすることで、不思議な自然感というものは台無しになる。

音楽と世の中は似ている。
言葉にすると、真意は伝わらないんだなぁ。

It makes me wonder……
wanna makes me wonder……

信じるって文字はね、にんべんに言と書くんだなあ。面白いし、不思議ですね。
人の言葉を受け入れられるのが、信じるってことなのかもですね。
人が受け入れられないような言葉を、あるいは一部の人しか受け入れられないような言葉や文字を書くのって、無駄だし、無慈悲だし、無価値でなおかつ、迷惑なのかもしれませんね。

それは結局、全てを受け入れようとする自分なのか? という問いかけに逢着するんですけどね。
最後は自分ですから。




ipsilon at 12:07コメント(4) 

2016年03月15日

 もう何年いっしょに過ごしてきたNEZUMIだか忘れましたが、かれこれ10年近いのかな。
 NEZUMI、年寄りになったので、右の背中が麻痺してしまって、触っても叩いても何も反応しなくなってました。

 あ、NEZUMIって、マウスのことですけどね。
 右クリが効かなくなるまで、手脂でいい具合に艶が出るまで使ってきたんです。
 フフフ、メーカーのサイトにあるサポートなんて、とっくに終わってる型になってたんですけどね。

 そして、新調したNEZUMIさんが、これ↓
IMG_4417

 白いNEZUMIです。
 ELECOMさんにはお世話になってきたわけですが、これからもまたお世話になろうかと思って、同じメーカーのものを買ってきました。770円+税。安っ!
今時Wired Mouseもないだろ! ワイヤレス買えよっ! って声が聞こえましたが、駄目です。
 NEZUMIには尻尾がないと、それらしくないからです!!

 それはともかく、今まで使ってきたマウスで無意識にしてきた指をそえる癖がついているので、違和感ありまくりです。
 まあどうでもいい記事ですが、生きてマウス! みたいな記事を書こうかなと思ったもので。

 さらにどうでもいいんですけど、ちょっとコメント欄で模型のことでお喋りしたので、そういえばちゃんと写真撮ってないのあるなァとか思って、撮ってみたら、ライティング足りなさ過ぎてがっかりしたやつでもUpしておきます。

IMG_4410

 これを見て、
「ああ、日本陸軍の四式戦闘機『疾風』だね!」
 っとわかる人はなかなかの日本軍通なんでしょうね。

 模型の写真というのは、どうしても俯瞰で撮られることが多くなるのですが、やはり現実の人間の目線の高さで撮ると、それなりにリアリティーが出ると思うんですね。

 小汚い茶色は、もう随分前になりますが、研究の結果わかってきた「黄緑7号」という陸軍航空規格の色なんですね。今風にいえば、オリーブドラブという色合いといえるでしょうか。
 ひと昔まえだと、機体色はいわゆる濃緑色という緑色だと思われていたわけですが、研究がすすめば、実機に対する印象も随分と変わるものですね。
 大昔の戦争の歴史だって、研究が進めば変わってくる。先入観を捨てて、新しい情報を求めていくことって大事だと思うわけです。
 芭蕉の『奥の細道』は実は『おくのほそ道』というのが正確な表記であるとわかってきたとか、研究の結果から、大和朝廷は、思っていたほど(朝廷と呼べるほど)権力構造がしっかりしていなかったから、大和王権と言い換えられたとかね。

 もっともわたしが画像の四式戦で表現したかったのは、尾翼のマークからもわかるように、この機体が「特攻機(特攻第58振武隊所属機 )」であることなんですけどね。

 当時、「大東亜決戦機」などともてはやされた四式戦闘機(キ84)ではあったが、戦争とは、そうした機材や、それに注ぎこまれた開発者たちの情熱さえも愚弄するようなもちい方をされる。それが戦争という愚かさであり、馬鹿らしさなんだ……。
 わたし自身が、自分の手先を使って、しっかりとそういうことを心身に叩き込んでおきたい。
 そんな思いで作ったんですけどね。
 塗装の作業に入ってからというもの、憂うつだったことを、いまでも思いだせる。

 破壊し、破壊されるために作られ、生まれてくる存在。
 それが兵器であることは百も承知の事実ではあるが、やはり特攻といういうものが、いかに異常かは、こういう作品を自分の手で作り上げてみて実感した気がしたものです。

 破壊のための創造なんて、いらないんですよ。
 戦争は本当に愚かだと、模型を見ながらしみじみと思ったものです。

 話が暗くなったので、マウスな曲でも貼っておきますね!



 そんなミッキーマウスさえ、部隊名にしたり、戦闘機に描いたりしちゃうんだから、戦争ほど馬鹿らしいものはない。
 画像は、スペイン内乱に参戦していた頃のドイツ軍機ですけどね。
 そして、昔のミッキーマウスは今ほどは可愛くはないというかね。




ipsilon at 11:27コメント(4) 
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