2018年03月

2018年03月31日

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散った花びらが水面で揺られているのを花筏というんだそうな。風情ある言葉ですな。


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筏さん、どんどん流れていくので、シャッターチャンスを捉えるのがけっこう大変だった。


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気持ちよい陽光がチューリップの色を艶やかにしている気がした。光はやっぱりすごいね。

ipsilon at 12:16 

2018年03月30日

『プロタゴラス』が、徳は伝えうるものかを問うた対話篇であるなら、この『メノン』は、ではその徳とはそもそも何なのかを問う対話篇ということ。

いわゆる「そもそも論」であり、昨今の出来事であれば、年始に放送された『朝まで生テレビ』を切っ掛けに起こった、ウーマンラッシュアワーの村本氏の発言とそれから発火した炎上騒動「そもそも論は必要なのか?」にプラトンが答えているという内容と読むこともできた。

そういう点でいうなら、以下に引用する部分が一番重要であるのだろう。


互いに友人として問答をとりかわそうとするつもりなら、もっと穏やかに、もっと問答法の約束をまもって答えなければならない。そして問答法においては、ただたんにまちがっていない答えをあたえるだけでなく、質問者が知っていると前もって認めるような事柄を使って答えるのが、おそらく約束によりかなったやり方というべきだろう。



先にあげた『朝まで生テレビ』での討論は You Tube で見たが、プラトンがソクラテスに語らせた部分に比較して、朝ナマの論者がどうだったかを考えてみると、朝ナマの論者の質の低さを明快なものにしたということになろう。

質問をした村本氏に対して、あからさまに「そんなものは常識だ、小学校から勉強しなおせ、今ここであなたに教えてる時間が無駄だ。議論をするなら前提条件くらい学んでおいて、議論を効率的にするのが大人だ」などと言ったことを発言した輩がいたわけで。

公平性をきして名指しするなら、輩というのは、井上達夫氏とか落合陽一氏とか、三浦瑠璃氏とかっていうことになるんですがね。司会の田原氏も入りますかね。
「憲法9条くらい読めよ!」とかいって怒鳴りつけてましたからね。
まあ、朝ナマの質の低さなど、今更言うまでもないことなのだろうが。

で、見ていて特に不愉快さを感じたのは落合氏なんですがね。
彼はai礼賛主義のようで、人間のもつ可能性をこれっぽちも認めないようなところが多々見受けられ、個人的には辟易したんですがね。

堀江貴文氏にしても、落合氏にしても、どうしてこういうベンチャー系の人って極端な思考しかできないのだろうかと首を傾げるんですがね。

aiを開発するのもaiを使うのもしょせんは人間だという視点を失うくらい技術や手段万能主義になる神経は、わたしには理解できない。
aiが自己学習するディープラーニングにしても、そのディープラーニングをプログラムするのは人間だということに気づいていないのかもしれないですな。

そんなようなことだから、プラトンがソクラテスに語らせた、議論や問答における他者を尊重する姿勢を持てないのだろうと見えるわけだ。

かくいうわたしも議論が熱くなると、相手への思いやりに欠く部分があるので、その部分に関しては改善することが課題でもあるのですがね。

ipsilon at 11:19 

2018年03月29日

読みながら、また読み終わって、大爆笑した。もちろん、貶したり嘲弄という意味の大爆笑ではない。
私が曲りなりにも努力してたどり着いた思想と、福岡さんの思想がぴったりと一致していたからだ。
もちろんそれは『正伝の仏教』でもあっただけに、嬉しさのあまり爆笑したのだ。

というわけで、『世界は分けてもわからない』の結論は、わたしが以前記事で主張した思想とまったく同じだったのだ。


 この世界のあらゆる要素は、互いに関連し、すべてが一対多の関係でつながりあっている。つまり世界に部分はない。部分と呼び、部分として切りだせるものもない。そこには輪郭もボーダーも存在しない。
 そして、この世界のあらゆる因子は、互いに他を律し、あるいは相補している。物質・エネルギー・情報をやりとりしている。そのやりとりには、ある瞬間だけを捉えてみると、供し手と受け手があるように見える。しかしその微分を解き、次の瞬間を見ると、原因と結果は逆転している。あるいは、また別の平衡を求めて動いている。つまり、この世界には、ほんとうの意味で因果関係と呼ぶべきものもまた存在しない。
 世界は分けないことにはわからない。しかし、世界は分けてもわからないのである。



福岡さんは福岡さんの言葉で語っているのであり、わたしはわたしの言葉で語ったのであるが、述べようとしている本質は同じなわけだ。


もちろん、慎ましい福岡さんは、わたしのように大風呂敷を広げて、「だからこのように生きるのがいいのだ!」などと偉ぶったりはしていない。問いを発することだけで語ることをやめ、答えは読者一人一人が自分の内側から導きだすといいのだろうというかたちで筆を擱いている。
多分、わたしが福岡さんから学ぶべきところは、こういう謙虚さなのだろうが、なかなかね。
性格ってやつはね。三つ子の魂なんちゃらとも言いますからね。


それはさておき、妄信的な祈りや願いの危険性を福岡さんが語っていたので、そのことを少し噛み砕いて話してみようと思う。

つまり、人間は世界を分けること(AがBになるという因果関係の見方による願望)によって、非常に危険な妄想を抱くということだ。
そういう状態になった人間というのは、自分が祈り、願い、望んでいるようにものを見よう見ようとするわけだ。
そんな場面で、自分が望んだものを阻害する現実が現れると、見たいものを見ようとしてその現実を歪めてしまうわけだ。その結果、社会的に起こるのが、いわゆるねつ造であり文書の改竄であったり虚飾や虚偽なわけだ。
また、「こうでなければならない」といったべき論もそういうことを社会的に起こすだろう。
そしてそのべき論のべきが弱まり「きっとこうであったほうがいいのだろう」となれば、昨今騒がれているような忖度が生まれるのだろう。

福岡さんは、そうしたことが起った実例として、実際にあった科学者のねつ造スキャンダルを詳しく話しているんですがね。随分と多くの紙数を費やして。この章はとてもスリリングで読みごたえがありましたけどね。

自分の祈りや願いを叶えたいがために、現実や事実を捻じ曲げてまで自己本位に生きようとすること。
あるいはそれとは逆に、自分の祈りや願いとかけ離れた現実が眼前に起こったとき、自分の思っていた祈りや願いがおかしかったのかもしれないと、自己の認識を正すこと。
さて、どちらが人間として正しい生きかたなのでしょうかね。
すべてが主観であるということを確信している人なら、迷わずに答えを出せることだろう。


連続して変化する色のグラデーションを見ると、私たちはその中に不連続な、存在しないはずの境界を見てしまう。逆に不連続な点と線があると、私たちはそれを繋いで連続した図像を作ってしまう。つまり、私たちは、本当は無関係なことがらに、因果関係を付与しがちなのだ。……ヒトの眼が切り取った「部分」は人工的なものであり、ヒトの認識が見出した「関係」の多くは妄想でしかない。私たちは見ようと思うものしか見ることができない。


少なくともわたしもこういうことに気づいたからこそ、正しく仏教を実践するうえで最も大切なのは、正見という正しい認識であると気づいたから、仏法とは認識学――どのように自分がそれを見ているかを自らチェックして正す、すなわち「自分を見つめる」ことが最も大事――であると言ってきたわけだ。

ありとあらゆるものは、事象の連続という“流れ”でしかない、と見れるようになれるために。

ipsilon at 22:08 
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桜吹雪にぬれる池、カモが泳げば花道なるかな


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パシャっと写真を撮ったあと、一陣の風で、吹雪いたのが綺麗だったんだな。葦の島と名づけられたこの場所は、人の手がはいっていない畏敬の美があるので、大好きな場所だ。


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福岡さんの話にあったとおり。
花びらはそれぞれ自分勝手我儘に散るのだが、散ったあと、なんとなーく寄り集まって組織立ち、ちょっとした秩序ある紋様を作りはじめるんだな。
自然界に常に働いている、強い力、弱い力、磁力、重力が複雑に絡みあってそうなるんでしょうね。
不思議だけど、なんだかすべてがバラバラであるより、引きあって塊をつくっているほうが、美しく見える気がしたわけだ。

ipsilon at 14:33 

2018年03月28日

咲いたあとは美しい花吹雪となって散っていく。
それもまた一服の名画ですな。

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でも、散りゆく美の写真は撮ってないんですけどね。


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個人的には、白いソメイヨシノより桃色ががる桜のほうが好きなんですけどね。
咲きはじめが遅かったので、この子は今が満開という感じでしたよ。

写真じゃ伝わりづらいのでしょうが、ソメイヨシノより色味が相当にあるんですがね。
トリミングした大き目の画像なら伝わるかな?
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花びらの枚数が違うので、ソメイヨシノじゃないことはわかるのだが、ナニザクラなのかはわかりません。
(多分、シダレザクラだと思いますがね)

ていうか、この写真↓のほうがわかりやすいかな。
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蕾が見事にピンクですやね。


こんな小さな木なんですけどね。
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線路端の野花も咲き誇ってました。日影と日向で随分と色味が違ってみえるという。
光ってのは凄いものですね。


ipsilon at 12:38 
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