小説「資料・追記・忘備録」

2015年12月05日

  アリューシャン部隊  
伊9、伊15、伊17、伊19、伊25、伊26、伊168、(伊23または伊8?)
――以上、丁散開線(8隻予定)
伊9、伊19、伊25、伊26、伊168
――以上、K作戦に抽出(6隻)
※伊168はミッドウェイ島を砲撃、ヨークタウンを撃沈

  ミッドウェイ部隊  
伊169、伊171、伊174、伊175
――以上、甲散開線(4隻)

伊156、伊157、伊158、伊159、伊162、伊165、伊166
――以上、乙散開線(7隻)

――丙散開線:詳細不明(第2次K作戦隊が作戦失敗後に配置か?)

  第2次K作戦隊  
伊121、伊122、伊123(伊19、伊25、伊26改装型)
伊9(第1次K作戦無線誘導艦)
・搭乗員救助艦、オアフ島監視気象観測艦として各1隻を予定

参加予定:21隻
参加合計:19隻――伊164:撃沈、伊172:故障(不参加)

不確実:伊8(味方陸攻に誤爆され本土へ回航)、伊23

6月5日現在、先遣部隊は15隻の潜水艦を配備しています。
 うち、甲散開線には第3潜水戦隊の4隻、乙散開線には第5潜水戦隊の7隻が、フレンチフリゲート礁に伊121と123、レイサン島付近には伊122、ミッドウェー付近に伊168が配備されています。
 丙散開線は空母3隻の被爆により、アメリカ水上部隊撃滅を企図して新たに第3、第5潜水戦隊で編制されたもので、うち第5潜水戦隊は北から伊166、165、162、157、156、158、159が並ぶというものでした。
 なお、無線誘導は伊171、応急艦は伊174、オアフ島監視(気象観測)は伊175と第3潜水戦隊の3隻が予定されていました。





ipsilon at 11:57コメント(0) 
  第16任務部隊  
――スプルーアンス隊(1942/5/28ハワイ発)

 航空母艦:エンタープライズ、ホーネット
 (戦闘機54爆撃機76攻撃機29)
 重巡洋艦:ミネアポリスほか4隻
 軽巡洋艦:アトランタ
 駆逐艦:フェルプスほか10隻
 給油艦:シマロン 、プラット
  計21隻

  第17任務部隊  
――フレッチャー隊(1942/5/30ハワイ発)

 航空母艦:ヨークタウン(戦闘機25爆撃機37攻撃機15)
 重巡洋艦:アストリア、ポートランド 
 駆逐艦:ハンマンほか5隻
  計9隻
第16、17任務部隊合計30隻(戦爆攻236機)

  ミッドウェイ島守備隊  
――陸海航空隊

 PBYカタリナ:32機
 陸軍爆撃機:21機(B-17、B-26)
 戦闘機:27機(F2A、F4F)
 攻撃機:6機(TBF)
 爆撃機:27機(SBD、SB2U)
  計112機

――陸海守備隊
 第2急襲大隊、第6海兵大隊、第1魚雷艇戦隊(兵力約3,000名)

  第8任務部隊の一部  
第8任務部隊の一部合計38隻(戦爆攻偵115機)
――コジャック島兵力

 軽巡洋艦:3隻
 駆逐艦:3隻

――コジャックへの増援兵力
 重巡洋艦:インデアナポリス、ホノルル
 駆逐艦:1隻

――ウナラスカ島兵力
 駆逐艦:タルボットほか8隻
  計18隻

 PBYカタリナ:20機
 戦闘機:69機(P-39、P-40)、爆撃機26機(B-17、B-18、B-26、LB-30)
 潜水艦:6隻
 哨戒艇:14隻
 ウナラスカ島兵力には、フォート・ランドール、フォート・グレン(ウマナク島)のものを含む

総合計:59隻(戦爆攻偵463機)




ipsilon at 11:56コメント(0) 

2015年11月25日

  第一機動部隊  
「第一機動部隊」合計29隻(戦爆攻261機)
――南雲隊(17/5/27柱島発)

 航空母艦:赤城、加賀、飛龍、蒼龍
 (戦闘機84爆撃機84攻撃機93)
 重巡洋艦:利根、筑摩
 高速戦艦:榛名、霧島
 軽巡洋艦:長良
 駆逐艦:嵐ほか11隻
 油槽船:東邦丸ほか7隻
  計28隻


  「主力部隊」  
「主力部隊」合計35隻(攻撃機8)
――山本隊(17/5/29柱島発)

 戦艦:大和、長門、陸奥
 軽巡洋艦:神通 
 駆逐艦:吹雪ほか8隻
 航空母艦:鳳翔(攻撃機8)
 水上機母艦:千代田、日進
 油槽船:鳴門丸、東栄丸
  計18隻

――高須隊(17/5/29柱島発)
 戦艦:伊勢、日向、扶桑、山城
 軽巡洋艦:北上、大井
 駆逐艦、海風ほか8隻
 油槽船:さくらめんて丸、東亜丸
  計17隻


  「攻略部隊」  
「攻略部隊」合計91隻(戦攻偵44機)
――近藤隊(17/5/29柱島発)

 重巡洋艦:愛宕、鳥海、妙高、羽黒
 高速戦艦、金剛、比叡
 軽巡洋艦:由良
 駆逐艦:五月雨ほか7隻
 航空母艦:瑞鳳(戦闘機12攻撃機12)
 油槽船:健洋丸、玄洋丸、佐多丸、鶴見丸
  計20隻
 
――田中隊「護衛部隊」(17/5/28サイパン発)
 軽巡洋艦:神通
 駆逐艦:親潮ほか9隻
 哨戒艇:1号、2号、34号、35号
 水上機母艦:千歳、神川丸(水偵20)
 工作艦:明石
 油槽船:あけぼの丸
  計20隻

――上陸隊「占領部隊」(17/5/28サイパン発)
 輸送船:清澄丸ほか12隻
 (一木支隊、横五特、呉五特:兵力約3,000名)
 油槽船:日栄丸
  計13隻

――栗田隊「支援部隊」(17/5/28グァム発)
 重巡洋艦:三隈、最上、熊野、鈴谷
 駆逐艦:朝潮、荒潮
  計38隻


  「北方部隊」  
「北方部隊」合計37隻(戦攻73機)
――角田隊 第二機動部隊(17/5/26大湊発)

 航空母艦:龍驤、隼鷹(戦32攻41)
 重巡洋艦:高雄、摩耶
 駆逐艦:潮ほか2隻
 油槽船:帝洋丸
  計8隻

――大森隊「アッツ占領部隊」(17/5/26大湊発)
 軽巡洋艦:阿武隈
 駆逐艦:若葉ほか2隻
 油槽船:まがね丸、衣笠丸
 輸送船:1隻(北海支隊:兵力約1,000名)
  計7隻

――細萱隊「キスカ占領部隊」(17/5/26大湊発)
――本隊
 重巡洋艦:那智
 駆逐艦:雷、電
  計3隻

――上陸隊
 軽巡洋艦:木曾、多摩
 駆逐艦:響ほか3隻
 駆潜艇3隻
 油槽船:球磨川丸ほか4隻
 特務艦:浅香丸、白山丸
 特設水上機母艦:君川丸
 輸送船:2隻(舞三特:兵力約1,000名)
  計19隻


  「先遣部隊」  
――潜水艦隊 第六艦隊(17/5/23ごろ内地発)

 軽巡洋艦:香取
 潜水艦:伊168ほか18隻
 潜水母艦:愛国丸ほか3隻
  計23隻

総合計:215隻(戦爆攻偵433機)

※第六艦隊の編成表はこちら(掲載予定未定)




ipsilon at 13:13コメント(0) 

2014年07月13日

何度も何度も考えてきたことだ。でももう一度考えよう。そう思って、「小説を書く面白さ」というワードで検索をして、一番上に表示されたのが、このページ

ああそう、そのとおり、そうなんです、わかってますね。
もう全部納得というか、私がこれまで感じて到達した意義にぴったりなんですよ。
なんだ、けっこう俺いけてるじゃんとか思ってみたり、みなかったり。

単に過去をふり返るのは「回想」である。小説を書くことは単なる回想ではなく、過去のある一点からもう一度生き直すことだ。

けだし名言です。
私自身、自分史というものを書いてきたわけだが、実はこれ、回想からはじめて、
しだいに変化していったのですね。
あの時はこう感じた、けど今ならそうじゃないなぁ、どう感じる? どう理解しなおせる?
そういう書き方に変わっていったんですね。だからすごくよくわかる。

例えば、一番新しい作品『君は僕の天使』。
これなんかは、上記したことが顕著なんです。
お気づきの方はお気づきでしょうが、あの短編は、ほとんど全て実話。
ようするに私が過去に経験してきたことです。
昔の私であれば、(あんなことあったなぁ、懐かしいなぁ、またあんなドキドキするようなことを……)
ってな感じで、センチになってお終いだったでしょう。
でも、それじゃ書く意味はないんです。回想と郷愁だけですからね。
ゆえに、そういう書き方はしていません。
夢に見て気になって仕方ない。それはそれで仕方ないんです。
(いやもうホントにヤキモキしましたよ)
けど、そこで終わらせない、これがポイントですよね。

んじゃ、今からこの先、そいつをどんな風に役立てられるの?
そう思考して書いたのが『君は僕の天使』だということです。
言ってみれば、夢を見て翻弄されている自分の感情から抜け出して、
一歩高い位置から自分を見おろして、過去を今と未来に役立たせていくということです。

これ、紹介しているリンク先でも、同じことを言ってます。
ただし、一歩高い位置にいるだけでは駄目。
またそこから現実に戻る――着地することが大事だと言っています。
そう、理論理屈だけじゃ駄目なんですね。
なので、『君は僕の天使』であれば、
あのあとシンジは現実という波に揉まれても、自分を失わずに恋も仕事も成就してゆくとかいう
物語があってしかるべきなんですね。

実を言えば、それも考えました。
あの後、駄目男と駄目女を散々描いて、そのあと、まあ何とかまともに生きはじめる、みたいなね。
でもそれを書こうとすると、絶対長編になるし、三角関係というものを作り出したり、
当然、エロいシーンも必要になると考えたわけです。
――まんどくさーい。それが結論。
短編というのは、そういう意味では便利ですが、やはり長編には勝てません。
現実→夢想ないし、異次元に思考が飛ぶ→現実。
そういう流れを書くには、頁数がいるのは当然ですからね。

どちらにしても恋愛小説は嫌いなんです。
なんでって、恋愛してるときの疑似高揚感みたいなの欲しくて読むんだろ?
なにそれ? 疑似ってないで、現実で恋愛しろや! みたいに腹が立ってくるので(笑)
ただ単にうっとりしたいだけやろ? みたいなものを恋愛小説には感じるからです。



「生と死」や「夢と現実」といったものを、すべて対立項としてとらえていました。しかし昔の中国の陰陽思想のような「二元論」では、「生と死」や「夢と現実」は互いに対立するものではなく、むしろ調和するもの、調和させるべきものとされています。

小説以前に、私がこのブログでずっと言い続けてきたことです。
物事は全て相対的、二面性がある。関係性の中にあってしか表現できない。
だから、徹底的にそういう見方をすべき、一面的に見ないで、必ず両面を公平に見ろとね。ようするに善悪一如だとね。そしてそれ(善悪)は簡単に入れ替わる(相対的であり、関係性の産物という)ものだとね。

さらにその先には、全ての物が一つにものに帰す。
すなわち、一乗妙法だということになりますが、まあ、まともに物が見えている物書きであれば、
当然そういう場所にたどり着きます。まともな作品は必ずそういう視点で描かれてました。

一乗妙法とは何か? 一生成仏抄に明確です。
有無の二の語も有無の二の心も及ばず有無に非ずして而も有無に偏して中道一実の妙体にして不思議なるを妙とは名くるなり、この妙なる心を名けて法とも云うなり

つまり簡単に言えば妙法とは「空」なんですよ。

これね、実に見事に脳の機能と合致するんです。
右脳=空間認識印象認識。左脳=言語脳でしょ。
でもって脳梁がそれをつないで、相互補完してるんです。
ゆえに、言語だけじゃない、かとって空間認識印象だけでもない、この両方といえるかといえば言えない。脳には原初記憶をつかさどったり、本能をつかさどる古い脳、海馬や扁桃体といったものからの情報も加味されて感情や理性として認識されていますからね。
だけれども、言語、空間認識、印象すべてが何一つ欠けずに備わり、最終的な総合データは中道一実であり、現実的な物質に還元されうるものだ。
でもって、人間が観測できるものを妙といい、観測できない心みたいなものを法というんですよ、と。
完璧じゃーないですか。

とはいえ、この言語ってものもね、厳密に考えると寝れなくなるほど奥が深いんです。
文字やモニタに書かれた文字も、耳で聞くのも言葉です。
けれども、触感によって(例えば点字などから)得られるものも脳は言語として認識できるんです。
探し物をしてて(えっとあのCDなんだっけ? たしかタイトルは?)
つまりこうやってタイトルの文字を思い出そうとすることも、厳密に言えば言語記憶なんですよ。
もうこうなってくると、訳がわかりません。これを空間認識とか時間認識とか、色、印象とかについて考えたら、
頭破裂しますわ(笑)

けど実は簡単。すべては「空」なんですよ。
ようは何を選ぶかなんですよ。
すべての瞬間に自由はあるんです、それを空という。
でもそんなことを知らない人間は、自分で決めて選んだものが自由だと思ってるんです。
違います。そうやって選ぶことで自ら不自由を選び取ってるんですよ。でもって、それで苦しむ。
BAKAなんじゃないの? ってことなんですよ。

例えば、死後の世界。
ある? ない? あるともないともいえる? 既にそういう自由を持っているんです。
でもそこで、いや俺はあると思うよとか、無いだろとか選んで、自ら不自由になってるんです。
「別にそんなこと考えないでもいい!」――これが釈尊の思考。
考えても答えなんて出ないし、そもそも自由なのに、なぜ不自由を選ぶんだ? 
BAKAなんじゃないの!? ってのが釈尊の思考なんですよ。
「そんなこと考えてないで、生きろ! 空に生きるにはどうすればいいか考えろ?」
ってのが釈尊の思考。

となると、一瞬一瞬ごとに決断し、あとは決断した結果に執着しない。
そうすることが完全な自由を得る方法だなんて簡単にわかるじゃないですか。
でも、これを現実世界で実践するのが……非常に困難なんですね。
どこそこに行くには、どこそこに行くと決めないといけない。
はい、決めた瞬間に不自由になりました。
けど、行く途中にそこへ向かう心配ごとをしないで、車中に今やりたいことをやってれば自由になれるんです。
こんな風に、非常に難しい。もうずっと前に一点集中という言葉を使って、手を洗ってる時はそれだけに集中すればいいんだ。一度に二つのことをするな。何かするときは一つにしろ。すべての瞬間にそうあれば、完璧に自由だと、妙法に則っているとも説明してきたのだが、
「そんなの無理」。ま、大方の人はそんな感じですよ。がっかりーですよ(笑)こちとら真実を言ってるのにみたいな……。
こんなことはインイチキ詐欺師っぽい苫米地氏ですら言っている。
集中力を高めるには一つのことだけやる。ただし、集中してる箇所はいくつもあってもいいが、
注意点はひとつでないとだめですよ、とね。つまり、五感と意識、を一つの注意点に向けなさい。
それが集中力を高め記憶力を高める方法だと言ってるわけですよ。同時に6個7個、集中はできる、
それはつまり、人間の認識非認識に関わらずということでしょ。無意識を含めれば十一次元。
つまり完璧に集中すると、人間は11個の集中力をもって、ひとつの注意点を見れるということですよ。

ともあれ、末法の衆生は生命が糞汚いので、常に心配だとか取り越し苦労をしまくる。
これ実は脳科学で見ると、過去の人類が積み上げてきた、脳にあるデータのせいなんですけどね。
危機管理、危険予測の機能が高かったから、人類は進歩できたのですよ。生き残ってきたんです。
ですから、後世になればなるほど、心配事や取り越し苦労は増えるのが道理ですから、
当然、時代が進めば進むほど、人間はマイナス思考に取りつかれやすくなっていると言えるのです。

ともあれ、こういったことを明快に書いていると思うのは、漱石の『こヽろ』。これは本当に素晴らしい作品です。
さすがに、ここまで詳しくは書いてないですけどね。
ドストエフスキーなんかも凄いのですが、なにしろ氏の作品は、気軽に「読んでみよ」という
姿勢で読める代物ではないんですよ。

2013年、私のベスト3は――
一位:夏目漱石『こヽろ』
二位:サン=テグジュペリ『星の王子さま』
三位:太宰治『走れメロス(新潮版)』
なんですけどね。
ベスト10はこんな感じです。


まあ、以下は自画自賛ですが、こうやって考えて見ると、意外とちゃんと書いてるんだな、私(笑)
はじめの作品『祈り――あるパイロットの物語』
これ戦争に人生狂ったおっさんが、現実世界かつて戦争に参加していた時に乗っていた戦闘機に乗ることで、自分を取り戻すってお話し。
そもそもの出だしは、戦争してるのに「俺にとって空は飛ぶことにあった」とかいっちゃう、
ちょっとネジの外れた青年なんだけどね。
までも、そうであっても任務には忠実で現実の戦争を生きていることに変わりはないんだけどね。
ともあれ、どこか浮遊感のある男が、晩年になって自分に生きる、現実に生きるということを取り戻すって話。

これ、良く考えると、とても天啓的だったんですよ。
ある夜、コンビニに行くのに道を歩いていたら、頭に浮かんだんですよ。
メッサーシュミットが急上昇していき、エンジン止まる、墜落、エンジン再始動という絵がね。
ぶっちゃけ、この作品はこの絵を見て、よし書こう! そうやって書き出した作品ですからね。
でも良く考えると恐ろしいくらい天啓的なんですよ。
序盤から地に足がついていないような生き方の主人公。とにかく戦争という飛行をやりきるんだけど、
どうにもその先の人生もフワフワしてる。でもって、年月が経ってメッサーに乗っていろいろあって、着地する。
と同時に、主人公も現実に生きるいう着地をしてるわけですよ。
(するってーとあれかい、最後の飛行のシーンは、着陸のシーンをガッツリ書くべきだったんだろうな。
とはいっても、後付けのテーマのほうを重要視したから、まああれはあれでいんだけどね)
でも、そういう一瞬の閃きってのは、こういう風にちゃんと作品になるものなんですよ。

短編はけっこうそういうのが多い。
『愛すべき女神たち』
これはバーチャル恋愛と現実を対比させて、現実は厳しいぜーってなことで、
雨の中を歩き去る男と、それには目もくれないように喧々諤々と自分を主張し続ける女性群。
女は強し! みたいなね(笑)

『凧の糸』。
これはもうセオリー通り。
犯罪に巻き込まれ、憎悪や怨念に取りつかれた女性が、自分を取りもどすまでの話。
多分、私が書いた中で一番社会派で真面目な作品。
死刑制度がそもそものテーマですからね。
ひとくちにここでは語れませんが、でもこれも、最後は現実の自分に帰っていくという流れ。

でもって【宇宙シリーズ】。
うーむ、これは一番説明に困る(笑)
『ギガンテスの記憶』は、まんま、現実→観念世界→現実という流れだし、
私が書くべきであるとずっと感じている「絶望からの再生」なので全然問題なし。

ズバリ、
『子供』は、生命とは光である。
それを反対側から書こうとしたもの。だから中心には「暗黒物質」があるんですね。
暗黒物質=死、光=生という構図。
いえば、人格コンピューターという設定は、肉体を持たない生。
つまり、死んだあとの我我が意識を失われなかったらどうなる? 的な発想をネタにしてはいますが、
とにかくサブテーマが複雑に絡んでるので、説明困難。
人間の宇宙進出を阻んでいるのは、加速度に耐えれない人間自身の持つ肉体のせいだとか、ちゃんとした家庭で育たないと人格おかしくなるとか、
まあ、ネタは詰め込みまくってますからね。

『大人』は、生と死、暗黒物質と光の関係をテーマに、
「愛と死」というテーマを絡めたもの。
けどこんな風に科学的に重大な物事がわかってくると、絶対悪用する奴いるよねーというのを
匂わせて、『新星人』につながる雰囲気で終わらせたという、
意外と練られた作風。
私の作品の中では一番キャラクターが元気に動き回る作品。
だから、この作品はけっこう気に入ってます。
カンヤム・カンニャム辺りの話はちょっとばっかし泣ける。
その辺もお気に入りの理由。

『新星人』。ということで、やっぱはじまったよ戦争。
科学が進歩してなにやかやがわかってくると、それを悪用する奴は必ずいる。
あー戦争悲惨……あーもう嫌だ。
『新星人』では、徹底的に登場人物を戦争という怪物の窯に放り込んで、虐めたってこと。
けど、予定より犠牲者は少ない。構想ではもっと悲惨極まりない状態になるはずだったのですよ。
でも、できない! 可愛いいキャラなんだもんだとか、あんま人物減ると、物語れないよね的な理由で、
あの程度になったという顛末。
戦いの渦中で生きる、必死に生きる、それでも生きる! 憎しみの炎を灯さずに生きる。
そうしていると……的なね。
たしかに科学の進歩が引き起こすものというのがメインテーマだけど、
なにげにジェンダーとかねぇ、そういうのもねじ込んだ。

あーなんか懐かしいなぁ。
『子供』ではさ、最後、A・C・クラークっぽく、
重力ターン(スイングバイ)やホーマン遷移軌道という、
燃料を使わないで軌道修正して加速するという現在の宇宙探査機を運用する際の
すぐれた発想の航法技術のことなんかも書こうかと思ったのだが、
物語の流れを断ち切るなぁとか思ってやめたんだよねー。


『エロス、夢世界で戯れる』は、言えば、「多元宇宙論」。
ただそれだけ。本当は膜宇宙と多元宇宙、双方を絡めて、
実際こうなのよ、的なものを現実世界の中で表現できれば良かったのだろうが、
これは非常に難しいんですね。
あまりにも非常識なことが実はこの世界の常識であるということを
まず読み手にちゃんと提示しないといけませんから……。
今のところ無理。そんな発想はまだ湧いてきません。

ともあれ、ようやく19作品ですか。
当面の目標は20作目を書くってことなんですが、
それなりの書きたいなぁと思うと、調べ、考え、調べ、また考え。
あーもう無理。これ以上考えられない……ということろまで自分を追い詰めて、
潜在意識からドッカーン! って閃きがやってくるのを待つしかないんだなぁ。
これねー、時間かかるんだな。
なにしろエジソンの言ってるとおりなんで。
99%の努力と1%閃きなんだもん。
で、その99%というのは、ようするに膨大で圧倒的なまでの知識であり、その知識を思考思索すること。
そうすることで、知識でも思考でもないものが閃く、と。
でもこの閃きってのがまた厄介。
なにしろ言語化して現れるわけじゃないですからね。
イメージ、印象、ぼんやりした映像。そういう風なもので一瞬に湧いて一瞬で消える……。
へたすると掴みそこねてSAYOUNARA〜だもん……。
辛いんだなぁ、閃きを掴むまでって……。

ま、そんな苦労して小説書いてるなんて、誰も思ってないんでしょうけどね(笑)


私はこの動画の人に似てます。確かにね、私がどんな発想をしようと、そこには先人達の積み上げてきたものが、ベースとしてあるんです。それがあって、それを包括して私は閃いていくしかない訳ですよ。
けどね、途中とかで行き詰ったときに、他者からどうこう言われると、辛いんです。滅茶苦茶辛いんですよ。
そういう人もいるってこと(笑)。
私には合わないんですよ、切磋琢磨ってやつが。
私が数十時間かけて考えに考えたものに間違いが見つかった。仕方なくゼロに戻ってやり直す。
それは構わないんです。けど私ほど考えに考えていないのに、「そこおかしくね? やり直さないとだよ」
とか言われようものなら、耐えれないんですよ。
つまり、それぐらい考えに考え、そのうえにも考えに考えて、私はシンプルでエレガントな表現を見つけ出してると自負してるんですよ。
ただもう、その表現が、シンプルでエレガントゆえに、表面的にはね伝わるんです。
けど……私が考えに考え、そのうえにも考えに考えた「心」ってのは伝わらないんです。
なにが辛いってさ、それですよ(笑)

言葉とか、表現とか、そんなものは簡単に伝わるんです。
でも、そこに至るために必要だった「心」はね、伝わらないの。
結局のところその「心」を伝えない限りね、何て言えばいいかなぁ、
それを本当の意味で得るためにあなたが必要としているものも、大きく深いものであり、覚悟がいるんだよーという、
そういう部分が伝わらないと意味がないんですね。
漱石の『こヽろ』って作品はぁ、まさにそういうことを書いている。だから凄いんだけどねぇ。
ま、それを読んでもそう思えない人が多いみたいですがね。
そういうことに、どうしようもない悲しみを憶えるんですよ、わたしは。

僕はこの動画を見て泣きましたよ。
辛かっただろうなぁ、最後の最後に間違いを他人に指摘されて、
それまで7年間、自分だけで「楽しんで」、すべてを積み上げてきたのにね。
でも、その辛さに耐えた! そこで泣いた!
偉いよ、あなたはと泣いた。
アンドリュー・ワイルズさんてさ、別にエゴイストじゃーないんですよ。
色々な先人の偉業を包括して、結果360年間解けなかった謎を解いたということ。
ただその方法論としてはさ、この方の場合、他者に思考を邪魔されない環境のほうが合っていたってだけなの。
そしてまさに、私もそういうタイプだというだけ。

過去の自分を振り返ってみるとですよ、私は誰かと何かを見つけ出したりしたことで嬉しかったってあんまないのです。
例えば、水商売してたときも、チーフという立場で、自分一人で工夫して、教わったことをバージョンアップさせて、それで周囲が喜んでくれることに楽しさを一番感じていたんですよ。
母の術後半年間、頭つかいまくって、献立考えて、三食全部私が用意したんですよ。
半年後、医師も驚くほど完璧な栄養状態という数値が出たんですよ。そりゃー嬉しかった。
あんなに嬉しかったことはなかった。そういうタイプなんですよ、私は。
周囲から何か言われるとね、うっせーな! 俺は俺ですんげー考えてんだよ、
てかなんだ? あんた俺より考えたんか? と即行で腹が立つんです。
でもちゃんと考えてるだろう人とか、ちゃんと積み上げてきた人には、絶対にそんな反抗もしてきませんでしたよ。
ま、しゃーないんです。そういう性格なので。

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2014年07月03日

このブログにある、十六本の小説・エッセイ・実験小説を、「小説家になろう」にアップした。

読み直していて吹いたのは、「あたたか〜い極寒」。
これいいなぁ、くっだらなくて(笑)
自画自賛なんですがね、第二話で登場する「お雪さん」がいいの。
第三話じゃー、妬きもちなんてやいてみたりして可愛い。
自然現象の擬人化って面白いですね。

「あたたか〜い極寒」は自称【あの男シリーズ】では一番のお気に入り。
自分の人生で経験したことを書いただけなので、
ヒネリが足りていないのは承知の事実なんですけどね。
小説は、この「ヒネリ」が大事なんだそうな。

途中で登場する、「ごたくさい」という言い回し。
これは造語なわけで、まぁ、ある方とは、ちょっとした意見の相違なんかもあったんです。
でも、気に入っているので、変えてません。

ご託を並べてくそうるさい。
略して「ごたくさい」。
なんとなくニュアンスが伝わればね、いいというのもあるかなーと。
本当はあんまり良くないのですが、
明治期というのは、そんな風に、作家たちが言葉を作り出していた時代でもあったんですね。
いい時代だこと。

言葉というものは、時代とともに、人とともに変化していくもの。
最近はスラングや品のない言葉ばかりが生れていて、
私なんかは辟易しているのだが、まあこれも時代でしょう。
致し方ありませんね。

わたしも作品の中でやっていますが、
擬音とかを話し言葉に使っちゃう。
これをやると、作品の質が落ちるんですね。

「きゃああああああああああああああああーーー」

とかいうやつですね。
ま、わかりやすいんですよ。
どんぐらいの悲鳴だとかね。
けど、それを比喩とか使って書くのが文筆なんですよねー。
ま、いいですけどね。
テラフリダームな時代だから、しょうがない。

そんなわけで、『真紅の恋』はヘボすぎるので、「小説家になろう」には、
未アップです。
これ、いつか改編したい気もあるのですが、当分はね。


ともあれ、【あの男シリーズ】は、
私が考え出した書き方。
ようするに、自分語り(一人称視点)でもなく、語り部かたり(三人称視点)でもなく、
その中間、二人称で書くにはどうしたらいいんだ?
と悩んだ末に発見した方法だったのですが、
これ、太宰の作品を読むうちに、先駆者が彼であることに気づいたといういわくもの。
なので今は、二人称視点の作風は封印してるんですけどね。

作家が直接でない、柔らかい同意を求めてくる。
とても優しい書き方なんですけどね、二人称視点って。
私の場合、自分ともう一人の自分が言いあって、自虐ネタを披露するというスタイルですけどね。
つまりは、両者の中間を読者に伝えたいという視点のつもりなのですが、
どうも失敗してる感が大きいですね。

ようは、物事はすべて相対的であり、二面的であるから、
その中間、中道、中庸を伝えるにはどしたらいいの?
という悩みが、ずっと私の中にはあるということかな。

ipsilon at 23:03コメント(2)トラックバック(0) 
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