池田私民館図書室

詩とか小説とか、即興的になにか書いてこうと思ってますよ。ふと、思いついたときにね。

近況

あれがあれで面目ない上に、他の締め切りもやばい。
だって親友が結婚したのにそれどころじゃないよ!
結婚式、新郎の地元の友人席で親族よりボロ泣きしてきたよ。
がんばらないと!


あ、でもシナリオで花街言葉使わせてたらすごい楽しかった。
正しい言葉なのかは別として。

回転寿司店スシローのポケモンカップを三種類ゲット。
ストロベリーサンデーを食べるともれなく手に入るやつ。
プライドを捨てるのが勝負の鍵!

とうとうぴこシリーズを見てしまった。
こんなに笑えるなんて! 作ったやつはバカ!(ほめ言葉的な意味で)

堂本剛の正直しんどいがもうすぐ終わるっていうのでショック。

栃木で買ってきた飲むヨーグルトが美味しい。
もう三食これでいいやと思った。

けど、おイモが食べたいと思った。

松本人志の「しんぼる」見た。
あんだけ前振りしてそれがやりたかっただけかよ! と言いたくなるところがあって、そこは盛大にずっこけた。そういうところの松本さんのセンスはさすがだと思う。
でも、正直三十分でまとめられる作品。冗長すぎて疲れる。映画にした意味はないと思う。
あと、頭の回転の早い人ほどやきもきしたり、疲れる場面があると思う。

心霊スポットで見たもの

今日で連続更新終了。
お疲れ様。



第 七 話  心霊スポットで見たもの


 高校一年の夏休みのこと。
 友達の家に集まって夜まで騒いでいたら、なにがきっかけか肝試しにいこうって話になった。
 男ばかり四人、彼女欲しいなあとか彼女にするならやっぱ巨乳だよなとかバカな話をしつつ、心霊スポットだってことで地元で有名な潰れた病院についた。
 病院は心霊スポットだって騒がれるだけあって雰囲気はばっちりで、すっごく気持ち悪い。
 一番怖がりのHがやっぱやめようぜとか言い出して、俺も正直怖かったんだけどIがHをからかうもんだから俺もそれにのっちゃって帰るタイミングを完全に逃してしまった。
 病院の中はひっそりとしていて、別に火の玉とかも見なかったんだけど、なんとなくさっきまで誰かいましたよ的な空気があった。

 一階を見てまわり、誰もいないなとIが言った瞬間、頭の上からどたばたした音と車輪の音がした。
 Hはそれで完全にびびっちゃって、もう一人のTにくっついたまま離れなくなった。
 俺はIと一緒に音の正体を確かめに行くことになって、二人を置いて二階へあがった。
 おそるおそるあがったが二階にはなにも見当たらなかった。
 Iもみんなの手前強がっているが、内心は相当怖がっているのがわかってた。
 俺たちはもう少し先に進み、手術室を見つけた。俺たちはぎょっとした。手術室のランプがついていたからだ。
 この病院は潰れて相当経ってる。ランプが生きているわけはない。
でも、目の前のランプは赤く光ってる。
 おい、よそうぜ、もう帰ろうぜ。
臆病風にふかれたIを振り切って、俺は手術室のドアをのぞいた。
 心霊スポットとして有名なだけあって、ここにはよく人がくるという。そいつらのいたずらじゃないかと思った。肝試し以外にも、カップルが来たりもするらしい。
 もしかして、と思いながら俺が見たのは、少し違ったものだった。



 部屋の中には、水着の女がいてなんかハートみたいなもんで血まみれの手術医を殴り倒していた。
 ギャルっぽい女で、結構可愛かったのを覚えてる。
 巨大な蜘蛛みたいなのもいて、それはナースにのしかかっていた。
で、その異様な連中を後ろでのんびり眺めている男がいて、その男はふとこちらを振り向いた。
 目が合った。そいつはにこりと笑った。
 俺は悲鳴をあげて逃げたした。それからのことはよく覚えていない。とにかく走って逃げて、気づいたらHの家に帰ってきていた。
 
 でも、勇気を出して間違いなく見てきたのに、誰もこの話を信じてくれない。
 今でもあの水着の女のおしりの形はしっかり覚えているのだが。

飛び降り

自分、高いところ苦手なんです。
みんなよく飛びおれるな。なんかもっと他にあるでしょ。いや、そんなのしない方がいいんですが。


 第 六 話  飛び降り


 当時、私が住んでいたマンションは飛び降り自殺が頻発することで有名だった。
 年に二回、多いときはそれ以上の飛び降りがあった。
 飛び降りるのは決まって若い女性。特に中高生の女の子。
 私の部屋がある棟の屋上から身を投げる。
 屋上には当然厳重に鍵がかけられるようになっていたけど、自殺者たちはどうやってかそれをくぐりぬけてしまうのだった。

 ある日、残業で夜遅くに帰ってきた私は洗濯物を出しっぱなしにしていたことに気づいてベランダに出た。
 すると目の前をなにかが落ちていった。

 飛び降りだ。

 怖い、見たくない、そう思ったけど、私はとっさにベランダに乗り出して下を見た。
 果たして、その女の子はすたっと着地してそのままなにごともなかったかのように帰っていった。
 その子の頭の上にはうさぎの耳みたいな帽子がゆらゆら揺れていた。
 それ以来、飛び降りが起こることはなくなった。

亀のはくせい

はくせいって全部本物なのかな。
というか、なんのために作るん?



 第 五 話  亀のはくせい


Iさんの話。

 私の父は妙なものを買ってくる。
 昔はよく、日本刀のレプリカや、何度でも使えるインスタントカメラなど、父親のセンスで選んだインテリアとやらを買ってきたものだ。
 床の間に置いてあったウミガメのはくせいもその一つであった。
 その亀は、直径五十センチくらいのこうらを背負っていて、少し茶色かかっている。
 ドラゴンボールの亀に似ていたので、ウミガメだと思い込んでいたが、本当は違う亀なのかもしれない。
 表面はワックスか何か塗ってあったようであるが全部ではなく、こうらの端が欠けていた。
 小学生の頃、暇をもてあましていた私は、その亀の背中に乗ったことがあった。
 浦島太郎にでもなった気分で、ふくらはぎをと尻を乗せる体制で、こうらの上に全体重を乗せた。
 その途端。

 グチャ

 と、音がして足の下の亀が潰れた気がした。
 慌てて降りて確認したが、剥製はどこも傷ついていることもない。
 もちろん、剥製の加工がされているのだから、生々しく音を経てて潰れるはずもない。
 気味悪くなって、それ以来、私はその亀にちょっかいを出していない。

 ベランダに出るときに、その亀のはくせいに背をさらす形になるのだが、ふと気になって振り返ると、ウミガメは加工されて常に潤んだようにみえる目でこちらを見上げている。
 そのたびにいたずらしてごめんね、と後ろめたくなった。

蔵の刀

木原さんと中山さん両著の実話怪談集、新耳袋。
実は高校の頃から大好きで、一話一話が短くまとめられて、話として必要なものだけまとめられている。
シェイプアップされた理想型の一つだと思ってます。稲川淳二さんやつまみ枝豆さんの語り調とは別ベクトルで。
他に読んだ「恐怖の実話!」的な怪談集って、追いかけられたり殺されそうになったりすれば怖いだろうって感じで、面白くない。特に、この幽霊はこういういわくつきがあるんですよーって説明してるやつ。あれ、いらない。
よくわからないから、怖いんでしょって思う。
そんな感じで、どうでもいいこと言った上で、今日の更新。



第 四 話  蔵の刀


 K子ちゃんの家はその地方の地主筋で、広い庭のある大きな家だ。
 敷地の隅には大きな蔵があって、そこには先祖代々の大事なものが収められているという。だからか、蔵の中に入ることは禁止されていた。
 蔵はじめっとした雰囲気で気味が悪かったのもあって、K子ちゃんは言いつけを守って蔵には近づかなかった。

 ある年の夏、従兄弟たちが遊びに来た。
 従兄弟たちはK子ちゃんの叔父の子で、盆の時期になると毎年実家であるK子ちゃんの家に帰省してくるのだった。
 従兄弟は男兄弟で、二人ともK子ちゃんより三つ四つ年上だ。
 都会の子である彼らにとってなんにもない田舎は退屈なものでしかなかったらしく、最初こそ虫取りや川遊びではしゃいでまわったが、三日もたつと暇をもてあますようになった。
 つまんねー、つまんねーと騒ぐ従兄弟たちを、大人たちは相手にしなかった。
 そうするうちに従兄弟たちは蔵に目をつけた。
 どこからか鍵をとってくると、K子ちゃんの言うこともきかずに蔵の中に入ってしまった。
 放っておくわけにもいかず。だからといって叱られるのもいやだ。
 K子ちゃんは蔵の入り口で従兄弟たちを待っていた。
 かびくさくほこりっぽい空気にはもっと他のすっちゃいけないものが混じっている気がしてとても怖かったという。
 どれくらい経ったか、セミの鳴き声に物音が混じり、従兄弟の兄の方が泣き叫びながら出てきた。
 混乱している様子で話しかけても意味のわからないことを言うばかり。
 すぐに弟の方も出てきたので兄がなにを怖がっているのか、K子ちゃんにもわかった。
 弟が日本刀を持って出てきたのだ。
 目は焦点があってなくて、正気じゃない顔つきだったという。
 子供には大きすぎる日本刀を振り回していて、とにかく尋常じゃなかった。
 怖い、殺される、と思ったそのとき、知らない人たちがたくさん走ってきた。
 この辺りでは見たこともない人たちで、ものすごく早く動いた。
 その内、眠そうな目をした片目の女の人と目の怖い黒い男の人がK子ちゃんと兄を抱えて、蔵から離れていくようだった。



 その辺りのことはあまり覚えていない。驚く自分に女の人が歌を歌い始めたのまでは覚えているらしいのだが、K子ちゃんはいつのまにか眠ってしまったらしく、起きたときには布団の中だった。
 祖父の部屋では、従兄弟たちが叱られている最中だったという。
 
 怖くて記憶が混乱していたのだろうが、今でもあの女の人の顔はぼんやり覚えているそうだ。


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プロフィール
ロドリー@
小説家志望の大学生です。今のところ。




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