Hall

2009年12月02日

レコーディング・ミキサー心得帖から(3)

現代のデジタル・レコーディングで大切な事は『響き』を録音する事だと著者は述べてます。

アナログ時代はチャンネル・セパレーションの悪さや、位相特性の不確実性のため響きは意識されてきませんでした。

デジタルの場合、アナログでのそういった欠点は克服され、よりリアルな音像が録音出来る様になりました。

そうすると、アナログと同じ意識で録音すると、エッジが立ちすぎる純音的な音色になりがちです。

デジタル録音では、積極的に楽器(または楽器同士)の共鳴や倍音を意識して録音する事ではじめて、優しく美しいサウンドが録音出来る との事。

なるほど、なるほど。
大いに納得しちゃいます。

今、日本も含めてDance Hallのトラックを作ったりするのにはPro Toolsが主流だと思いますが、スティーヴン・スタンレーは今もアナログの卓を使用しMixしているとの事。

さすがに耳の抜群に良い人なので、本能的にこうゆう事が分かっちゃってるんでしょうね。

アナログで築き上げたノウハウは、そう簡単にデジタルに移植出来ない。

ならば、潔くデジタルには手を出さない。

これはこれで、スタジオ職人らしい選択だと思います。

スティーヴン・スタンレーのMix作品、今後も楽しみです。



Nothing Can Touch My 45 / Ray Darwin(2009)

Wicked!


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2009年11月30日

レコーディング・ミキサー心得帖から

かぁ〜内藤だめだったかぁ。

一番予想されていた微妙なラウンドは全て亀田行きの末大差判定。

くやしい!

35歳という年齢はフライ級の世界では、やっぱり大きかったんだなぁ。

ポンサクレックに期待しましょう。

さて、今回はこの本をご紹介。


kokoroe
レコーディング・ミキサー心得帖

荻野宣邦 著

リットーミュージック刊



レコーディングには音を録音し、Mixするという作業がありますが、この本は録音に特化した本。

ですが、単なる技術書でなく、音とはなにか とか録音の歴史的変遷とか、心構えとか、はては日本人論にいたるまで、幅広く話題を広げ、掘り下げてます。

色々面白い話がのってるのですが、今回はこんな話を。

北大名誉教授である吉本博士の研究によると70Hz〜100KHzという高い周波数はα波がでるために必要な周波数である との事。

この理論からするとCDのサンプリング周波数44.1kHzではこれらの周波数を一切含まなれてないという事となります。

CDには超高音が含まれていないのだから、アナログほどα波が出ないという説もこれで説明がつく という。

なるほどなぁ〜。

今の若い人は、そもそもアナログ体験が少ないのだから、音楽を聴いてα波が出る快感、感覚がそもそもないんですね。

せめてダンスの現場ではα波が出る快感を体験してもらいたい。

セラートもいいけど、プログラムのどこかにはアナログ・タイムを持ってもらいたいものです。

Sound Manなら。


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2009年11月24日

Heartical

先日入荷したHearticalの新譜

素晴らしかった! くやしい!

トラックはTonightのリメイクなんですが、JamaicaがDance Hallを進化する過程で切り捨ててしまったものを、再発見し、丁寧に再生させています。

まず、Basque Dub Foundationの演奏が素晴らしい!

70年代のJamaicaのバンドの様なストイックさで、無理せずじっくりと腰をすえたPlayはなかなか。

DubbyなMixもカッコ良し。

Pro Tools世代のJamaicanには出せないサウンドじゃないでしょうか?

こうゆうサウンドを日本のシーンからも送り出したかったですね。



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2009年11月19日

安らぎの一枚

自分自身、Reggaeレコードの買い方がアルバム主体からシングルへシフトした頃に手に入れた45です。

aint 
 Ain't No Woman

 Heptones
 
 RKRによると79年リリース、Jamaica盤のみ



実際に手に入れたのは80年代終わり頃か90年代の初めだったかと。

Heptonesのテイクは見つからなかったので、とりあえずFour Topsで聴いてみて下さい。




Heptones盤もイントロとか、主だった符割は一緒です。
勿論、弦なんか入ってませんが。

当時はReggaeレコードの専門店もほとんどなく、この盤も、なにかReggae関係のLiveイベントみたいな所に出ていたラスタグッズを売る屋台にまぎれて出てたのを分けも分からず買ったもの。

何枚かシングル盤が雑多に置かれていて、その中でHeptonesは知ってたのと、レーベルの色合いが良かったのが決め手で購入。

当たりでした。

ゆったりとしたリズムでやさぐれ男達がせいいっぱいの甘いコーラス。

濃いコーヒーをゆっくり飲むかのような落ち着いた時間が過ごせる一枚です。 


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2009年11月16日

日本人バッシング

現在、ジャマイカで日本人バッシングが流行しているとの事。

きっかけについては、色んな所で話題になっているので、あえて書きません。

ここからは、個人的な見解です。

まず、そのきっかけですが、事実がどうであれ、その事はあくまで引き鉄でしかないんじゃないかと思います。

また、ジャマイカ人の攻撃対象は別に日本人じゃなくても良かったんじゃないかとも思います。

ここ数年来の、例えばダンスの規制等で蓄積された、やりばのない怒り、はけ口の無い欲求不満がジャマイカ人にボディー・ブローの様に蓄積されていた事が背景となってると思います。

Movado vs Cartelに代表される擬似戦争は、そうした怒りのガス抜きになってた時期もありましたが、最近では、それがエンターテインメントの域を超えてしまうような事件も耳にする様になってしまいました。

Aの曲をかけたセレクターがBの支持者に暴力を振るわれた。

曲の殴り合いじゃない次元に突入してしまったのが、今のジャマイカなんだと思います。

こういった暴力に対する渇望の様な状況下に、不幸にも今回のきっかけが起こってしまった。

2003年に起こった、例のアナコンダ騒動。

あの時は、日本側からのクレームに以外にも素直に言い訳していた彼らが、今回は拳を振り上げてしまった。

彼らのほとんどは、雰囲気で日本人バッシングをしてるんだと思います。

流行みたいなもんでしょう。

きっかけとなった当事者の方は、真相究明に努力されてますが、真相がはっきりしても、振り上げてしまった拳は、簡単におろせないでしょう。

この重苦しい霧が晴れるには、しばらく時間が必要だと思います。

近々に渡ジャマする方は、くれぐれも気をつけて行って下さい。




irieyard at 16:27|PermalinkTrackBack(0)