2016年06月14日

サイバーABC

こんにちは、お久しぶりです。

◆はじめに
今回はもうすぐ発売となるABCデッキを紹介します。ABCデッキの効果はどこかで見てもらうとして、フィールド魔法のユニオン格納庫を絡めた展開はかなり強く、序盤に格納庫を起動できればABC融合体に早期にアクセスすることができます。

黎明期だけにデッキタイプにも様々なものがあり
・金銀ガジェ型(ツクヨミ)
・音響型
・サイバー型
・シンクロ(フェアリー特化)型

などなど僕が知らないだけで他にもたくさんあるかもですが、とにかくいろんなデッキタイプが存在しています。
それぞれのデッキタイプの中でも同胞やトランスターン、強欲で貪欲な壺を採用するかどうかで色が変わってくると思います。

今回紹介するのはサイバー型で、トランスターンあり、同胞なし、強欲で貪欲な壺なしのものとなっています。
出来立てほやほやのデッキなので改善の余地がたくさんあると思いますが、僕がここから考えるぞって型になりますのでよければ使ってみて改善してもらえると嬉しいです。

◆デッキレシピ
メインデッキ40枚
image

※裏で紙が入ってるのはABCパーツ各2です。エミューリアはユニオン格納庫。

エクストラデッキ15枚
image

※メタルフォーゼはABCです。

ABCの型にはいくつかありますが、そのどれもにABCをそろえる手段が用意されています。同胞の絆はもちろん、ツクヨミ強欲で貪欲な壺を駆使したドロー特化、エンシェントフェアリーとチキンレースで格納庫へのアクセス手段を増やすなど鉄の意志と鋼の強さで格納庫へのアクセスを目指します。そのなかでなんでサイバー型なのか?というところから説明していきます。


◆サイバー型の理由
サイバー型を選んだ理由に、キメラテックランページドラゴンの存在があります。このカードは基本的に融合召喚成功時の誘発効果で魔法罠を2枚破壊でき、かつ起動効果で光属性機械族限定ながらおろかな埋葬×2に等しい効果を使うことができます。おろか効果を使うことで、格納庫へアクセスできなかった場合にもABCを揃えやすい展開が出来ます。加えておろか効果でカードを墓地に送った場合そのターンは墓地に送った枚数まで追加攻撃、つまりサンレンダァを行うことができます。攻撃対象はモンスターに限定されていないのでダイレクトが決まれば6300ですね。ランページを使えばバックを剥がしつつおろか効果でパーツや超電磁タートルを素早く揃え、安全にABCを出しキルにもつながると考えてこのカードを使うサイバー型にしました。


◆デッキの方向性
ランページを特殊召喚するには正規の素材を使った融合召喚か、融合召喚でない特殊召喚しかありません。前者はパワーボンドやオーバーロードフュージョン、後者はデビフラなんかですね。レベル5でありながら素材が限定されているため簡易融合で融合召喚使えないことには注意です。
デビフラは規制の可能性もあることと、効果を使うならランページよりもエクストリオの方が…という場面も多そうだったので正規融合、とりわけオーバーロードフュージョンを用いた融合召喚に特化する構築にすると決めました。パワーボンドは手札消費が激しく、サイバーパーツを多く採用する必要があることからもABCデッキにマッチするとは思いませんでした。


◆オーバーロードフュージョンとのシナジー
そもそもABCに入りうるカードでランページの素材となるモンスターは多いのかというと、多いというほどではないのが現状です。ただ、次の3点からオーバーロードフュージョンを組み込みやすいデッキなのは間違いないと思っています。
・プリズマーを採用しやすい
・サイバードラゴンノヴァ/インフィニティを出しやすい
・機械族で構成されたデッキ

それぞれの説明に入る前に大前提があります。このデッキは冒頭のレシピの通りトランスターンと銀河戦士を採用した型です。

○プリズマーは役割が多い
プリズマーはABCを見せることでそのパーツを落とすことができます。そのため、単体で引いたときにも一定の仕事ができる腐りずらいモンスターといえます。ガジェを多く採用した型でないことから召喚権には余裕があり、序盤から出しやすいモンスターです。加えて、キメラテックフォートレスなどを見せることでサイバードラゴンになることができます。ミラーでもマストカウンターの対象になれるなど有用ですね。
サイバー型ではこのサイバードラゴンになる効果こそが重要で、プリズマー1枚から場と墓地にサイバードラゴンを用意することができます。ランページドラゴンの融合素材は「サイバードラゴン名称を持つモンスター×2」なので、プリズマー+オーバーロードフュージョンがあればランページドラゴンを立てることができるという強みがあることも採用の理由になっています。

○サイバードラゴンノヴァ/インフィニティを出しやすい
ノヴァインフィニティといえば、先史遺産やプトレマイオスが跳梁跋扈していた古の昔はよく見るカードだったと思います。最近はめっきりみませんがトランスターンや銀河戦士を採用した型のABCデッキであれば、間違いなく入ってくるカードではないかと思います(詳しい出し方等は後述)。
で、なぜノヴァとイニフィニティの採用がオーバーロードフュージョンと相性がよいかですね。多くの人は「ノヴァ」「インフィニティ」というようにあまり気にしたことはないかもしれませんが、この2枚つまり「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」と「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」は「サイバー・ドラゴン名称」モンスターなんですね。つまり、ノヴァ+インフィニティを素材にオーバーロードフュージョンを発動すればランページドラゴンを融合召喚することができるんです。2度おいしいですね。
加えて、サイバードラゴンを採用する関係でサイバードラゴン+銀河戦士や、今回のレシピでは採用していませんが簡易融合(パンツァードラゴン)やサイバードラゴンドライでもノヴァインフィニティにアクセスできることは覚えておいてもよいと思います。

○機械族で構成されたデッキ
オーバーロードフュージョンの代名詞たるモンスター、キメラテックオーバードラゴンの存在ですね。プリズマーとエクストラデッキのスペースの兼ね合いからキメラテックオーバードラゴンを採用しています。実際、フリーをしている中でトップオーバーロードからのキメラテックオーバーで逆転みたいな場面もあり、オーバーロードフュージョンの役割を広げることができることからもオーバーロードは採用しやすいデッキではないかと考えました。


こういった理由からオーバーロードを使ったサイバーを軸としたデッキにすることを決めました。

◆採用理由@メイン
○銀河戦士
トランスターンをうまく使うためのカードです。手札を切れるのも墓地にパーツをそろえたいABCと相性が良いです。サイバードラゴンノヴァかプレアデスをつくるカードです。

○サイドラ
プリズマーで落とすためのカードです。2枚+オバロを引いたときに特殊→アドバンスでランページ出せますが、勝ち確の場以外ではあまりすることはないかもです。ミラーでは引けるととても強いです(サイドラ+ズマーのように2枚ないとABC突破できない)

○プリズマー
前述のとおりです。

○パーツ×2
3枚でもよいと思うのですが、ガジェをたくさん採用しているわけではないのでダブった時に動けないことが多く減らしています。じゃぁ1でいいのでは?という意見もあるかもですが、格納庫がある状態で分離した場合、ここでパーツを拾えるかどうかは結構大きな差になるので各2枚の採用としています。強欲で貪欲な壺を採用する場合は各3ないと不安ですね。

○超電磁亀
初手にズマーオバロでランページをした際、亀でランページを守れると次ターンに再度ランページを起動してABCがそろうということで入れています。クロスでサーチして即銀河戦士のコストにしやすいことも一つのメリットです。ただ亀だけでランページを守れることは少ないので、罠を増やすことも考えています。光機械なのでトランスターンで銀河戦士などになれます。

○G
サイバードラゴンを使う関係でもともと後攻を意識していました。その中でメインで採用しやすい手札誘発として白羽の矢がたったのがGです。ただ、先攻を取るようにシフトしてきています。Gでたくさんドローできれば(シンクロダークは無理ですが)銀河戦士を絡めて墓地にパーツをそろえることはもちろん、インフィニティの擁立にも近づきます。普通に止まったとしてもランページやABCが生き残れば儲けものですし、格納庫+Gだけで相手のG見てストップにリスクが生まれる(後述)ので、手札誘発で一番採用したいカードだと思います。

○ガジェトンスラ
調整中の枠ですが、ハンドにパーツばかりがあってどうしようもないときが、ないわけではなく事故を緩和するためのカードです。

○格納庫テラフォ
格納庫を引くだけで勝率はグンと上がります。チキンレースは単独で引いたときに割るギミックはないので最終的に不採用となりました。エンシェントフェアリードラゴンを出すギミックがあればチキンレースは使いたいカードです。

○オーバーロードフュージョン
このデッキのコンセプトでもあるカード。序盤、中盤、終盤いつでも打てる場面はあることと、引いたときに強く使える場面が多いので3枚です。

○増援
プリズマーとトンスラを使い分けてツクヨミやオバロ、パーツなど必要に応じて使い分けできます。通告使う関係と、召喚権カツカツでないことからアライブではなく増援にしました。

○サイク羽
ABC出たタイミングで脱出〜自分ターンだから分離できずサヨナラ〜とかしょぼ過ぎるので増やしてもいいかもです。ツイツイはハンド(ABCコスト)との兼ね合いで迷うところです。

○通告
あんまりないですが、さくらを止めることができます。ほかいろいろなカードに対して使えるので採用しています。アライブもないしでライフは気になりません。


◆採用理由@エクストラ
○ABC3
3枚使い切ることは多くはないですがそれなりにあります。
基本的に相手ターンに分離するので成立後は3ターン以内に倒し切りたい感じです。ウルトラマンみたいですね。

○フォートレス
サイバードラゴンを採用していることと、今後ミラーが増えることを想定して採用しています。

○ランページ
前述のとおりですね。2枚採用したかったのですが現状スペースがなくて1枚。そんなにポンポン出るものでもないのでピンでもいい気がしています。

○キメラテックオーバー
本音を言うとオーバーよりランページやフォートレスの方がいいのでは!?と思っていたのですが、このデッキではキメラしかありえないと思っています。この枠をランページ2枚目にしてしまうと、早々にフォートレスを使った場合、プリズマーでサイバードラゴンになれなくなってしまいます。ではフォートレスにすると、3枚あるオバロに対して対象がランページ1枚となり終盤のトップオバロ(発動できず)が気になります。そのどちらもを解決することができるのがオーバーだけなので、サイバー融合枠3にする場合は必須レベルかと思います。

○インフィニティ/ノヴァ
後述のトランスターンを交えたインフィニティ確立などもあり、容易に場に立てることができます。

○プレアデス
ランク5が2体欲しいことと、汎用性が高い効果を持っていることから採用です。自分の格納庫を戻してサーチ効果を再度使ったりもできます。

○ツクヨミ
トンスラが入っているので一応。この構築だとそんなに出しませんが、欲しい場面はときどきあります。手札が1枚の時には手札を増やすこともできるのでABCとの相性もよい方です。

○クロス
パーツや亀を持ってくるときに使います。持ってきたカードをそのまま銀河戦士のコストにすることも多く、手札がないときにも手札を増やせる役割としても強いです。

○ナイアルラ/アザトート
メインフェイズで素材を2個外せて強い系のモンスターズです。1個ずつになるものの深淵でもいいような気はしていますが、ミラーでも(パーツの効果を潰せるので)強い2枚ですね。枠がないのでもしかしたら抜けるかもです。

○カステル
メインフェイズで素材を2個外せて強い系のモンスターズです。やっかいなカードをどけたりと活躍の場は多いです。

○サンダースパーク
メインフェイズで素材を3個外せて強い系のモンスターズです。分離後に即3パーツを墓地に送ることを考えて採用しましたが、ユニオン後にエクシーズすればいいやんけということに気付いたので抜けるかも…。

◆パターン化された動き(他にもあれば募集中※この構築に限らず)
○格納庫+トランスターン
1.格納庫発動Bサーチ
2.B召喚、格納庫効果でAユニオン
3.Bコストにトランスターン、銀河戦士特殊
4.銀河戦士の効果で銀河戦士サーチし、Bの効果でCをサーチ
5.Cを切って銀河戦士を特殊。
6.ランク5+ABCドラゴンバスター
基本的にはインフィニティ+ABCの布陣を創ります。


○格納庫
1.格納庫発動Aサーチ
2.A召喚Bユニオン
一見何でもない場ですが
・AB両方が残った場合
 1.Bを自身の効果で特殊
 2.Cをユニオン
 4.A+Bでエクシーズ(素材2外せるナイアルラ、カステル、ダイヤウルフなど)
 5.素材を外してエクシーズモンスターの効果
 6.ABC特殊
・Aのみ残った場合
 1.Bがはがれた時にCをサーチ
 2.C通常しBユニオン
 3.A+Cでエクシーズ(素材2外せるナイアルラ、カステル、ダイヤウルフなど)
 4.Bでパーツサーチ
 5.素材を外してエクシーズモンスターの効果
 6.ABC特殊
どちらの場合もランク4+ABCになります。僕の場合アザトートABCに行くことが多いですが、これ格納庫(+Aを守るor妨害の罠)しか使ってないんですよね。
なので、相手が格納庫Aサーチ召喚Bユニオン1伏せで終わってきたとしても、弱い展開と思わず場を開けに行くことも大事です。


○ズマーオーバーロード(前述のとおりです)
1.プリズマー召喚
2.コストでサイドラを落としてサイドラ名称になる
3.オーバーロードフュージョンでランページドラゴンになる。
4.ランページドラゴンの誘発効果で2枚まで魔法罠を破壊
5.ランページドラゴンの起動効果で超電磁タートル、パーツを送る。
写真で挙げた構築ではできないのですが、手札にオーバーロードフュージョンがもう一枚あって、かつランページ2枚、サイドラモンスター3枚採用の場合に限り、最初のランページでサイドラモンスター×2を落とすことで2枚目のオバロでランページ2枚目を出し、2枚落とす流れにすることができます。墓地に落とせる枚数に変わりがありませんが、2100で3×2で6回攻撃できることとサイバードラゴンノヴァをエクシーズできることが強みかと思います。

iriya624 at 21:36コメント(2)トラックバック(0) 

トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by ハイロン   2016年06月17日 00:52
4 はじめまして。ハイロンと言います。

ABCデッキを作るにあたって、サイバー・ドラゴンを使おうかなと思っていたところ、このページに行き着きました。

読んでいて、プリズマーやランページ・ドラゴンの使い方がとても参考になりました。
ぜひとも取り入れさせてもらいたいぐらいです。

あとサイバー・リペア・プラントの採用はどう思いますか?

私の場合は、サイバー・リペア・プラントを使いたかったので、サイバー・ドラゴンをABCに取り入れたいと考えたのですが。
2. Posted by ディバイン   2016年07月10日 02:32
すみません、今コメントに気づきました…
サイバーリペアプラントやコアも試してみたのですが初手で動けないカードが元々多めなところにさらに増えてしまって事故ってしまうことが増えてしまいました。
なので採用しておりませんでした〜

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Profile/Tweets
Recent Comments
Monthly Division Archive
Categorised Archive