2005年03月16日

韓国のプロレス団体

 日本にいる友達から、ときどき「韓国のプロレスってどんな感じなの?何団体あるの?」と聞かれる。ちょうどいい機会なので、韓国の各団体をまとめてみました。


韓国プロレス連盟(WWA)
 エースは社長を兼ねる李王杓(イ・ワンピョ)。前身の新韓国プロレスをリニューアルした団体で、韓国内でプロレスといえばこの団体を指すことが多い。
 選手権名のWWAとは、昔アメリカ西海岸にあったWWAのことで、ルー・テーズが2000年に復活させ、テーズの死後、会長はAAAのアントニオ・ペーニャが就任した、ということになっている。「かつてキム・イルも保持していたWWA」というのが売り。
 日本のNOAHやLLPW、メキシコのAAAと提携しているが、最近AAAのレスラーが来ないところを見ると、AAAとの関係は切れたのかもしれない。
 李王杓は「キム・イルの後継者」を名乗ることで団体の伝統性をアピールし、師匠の大木金太郎も興行があるごとに会場に足を運ぶ。
 最近興行数が減っており、年に10回前後。レギュラー外人は2代目レザーフェース、リンジュチュ(畠中)など。
 最近では女子選手のイ・ヘイラン、チェ・ソーラが日本のマスコミに大きく取り上げられた。

☆(社)大韓プロレス協会(AWF)
 エースは崔太山(チェ・テサン)
 かつてはWWAを全面バックアップしていた社団法人だったが、2000年にWWAと袂を分かち、協会自らが「ニューワールドプロレス」なる新団体を旗揚げして現在に至る。ニューワールドプロレスは一度頓挫したが、ほぼ同じメンバーで再旗揚げ。
 崔太山がいつの間にか獲得したAWFジュニアヘビーなるタイトルの名称からファンは昔から便宜的に団体名をAWFとしてきたが、それがそのまま定着した模様。
 本来この協会は数十年前から韓国のプロレスをすべて統括していた社団法人で、それゆえ現在もAWF側は自己の正統性を主張して他団体を認めていないらしいが、三団体に分かれた今はその言葉にも説得力がなくなっている。
 かつてはキム・ドクやジョージ高野なども参戦したが、最近は戸井、クラッシャー高橋、足立など日本のインディー選手が来ている。
 今年1月にはみちのくと提携を結んでサスケや人生などが参戦し、無料興行ながら4000人以上の観客を集めた。
 公式サイトがないので動向がつかみにくい。興行数は年に5〜6回程度。

(社)新韓国プロレス協会(NKPW) 
 エースはあの力抜山だが、復帰戦は行っていない。
 2002年に派手な設立パーティーを行ったが、以後はなしのつぶて。団体というよりはレスラー志望者を集めて訓練している町道場的性格が強い。
 たまに道場マッチが行われているという情報もあるが、公式サイトには特に記録もない。
 公式サイトは一応運営されており、管理者が質問に丁寧に回答している。
【追記】
4月15日から毎週金曜日と土曜日に道場マッチを行うことが決まり、興行ゼロから一転して試合数がいちばん多い団体となりそうだ。
力抜山は脱退したようだが、道場マッチにはいちおう顔を見せていた。レスラーはみんな新人だが、中国や韓国内のアマレス界からスカウトするなど、かなり本気モードに入っている。
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 まあこんな感じですが、とにかく興行数が少ないです。たぶんプロレスだけでメシを食っているレスラーは李王杓だけでしょう。
 データだけ見ると未来は明るくなさそうな韓国のプロレスですが、会場に行ってみると意外と楽しかったりします。日本では見られないチビッコファンが大勢いるのですが、本当にチビッコという表現がぴったりの小学生が大挙会場に押し寄せます。大挙と言っても数十人単位ですが。
 地方興行では、メインイベントが終わると子供たちが勝手にリングに上がりプロレスごっこに興じる光景も見られます。
 要するにマナーのないガキの集団なのですが(笑)、日本の成熟しすぎて腐りかけたプロレスファンとは対称的で、なんともいい味をだしてます。工夫ひとつでこの子供たちをリピーターにできないものか、と考えたりもしますが、私がそんなこと考えたって仕方ないんだよなあ(笑)。

韓国のプロレス団体・2006年版もアップしました。
伏せてごらんください。)

iron_picking41 at 17:06│Comments(0)TrackBack(1)プロレス 

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1. 韓国のプロレス  [ プロレス専門BLOG「ブラック・アイ」 ]   2005年03月26日 04:15
 いろいろと話題の韓国。お隣の国ですから気になって当然。  「プロレスと名の付くモノならば、どんなモノでも美味しく頂きたい」と日頃から曲がったプロレス感を振りか

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