2007年12月10日

日本代表監督の後任について〜KET SEE BROGさんの記事を読んで思った事

 少し遅くなりましたが、脳梗塞で倒れたイビチャ・オシム氏の後任の日本代表監督して岡田武史氏が就任しました。
KET SEE BROGさんの『協会は視野狭窄から脱せよ』という文書では、日本サッカー協会側の選定に対しての説明理由が明確にされていない、ビジョンが不明瞭という事で疑問を呈しています。
主旨や想いとしては、非常に強く理解でき、個人的には、全く同感できる部分も多くありました。
(特に「ほとんどすべてのよい監督は『選手とのコミュニケーション』に長けた人物だということが言える」というところなど最もな話である。)

 ただ、個人的に気になる、思うところがあったので少し覚え書き程度で。
(KET SEE BROGさんの他の記事を全てちゃんと拝読していないので申し訳ない部分もあるかもしれません)

 ひとつは、今回の人事に関することです。 
考え方の部分では、理解できるのだが、ではどうすればよかったというのだろうか?
協会側が明確に説明責任を果たしていれば、その結果の”岡田”氏だとしたらOKだったのか。
それともそれでも別の人選をすべきだったのかという単純な疑問である。

正直、オシム氏の日本代表を継続して見てみたかった(以前、個人として疑問を呈している事もあるが、答えを出していない部分もあると思うので。そしてその答え部分は協会側のビジョンによるものが大とも考えるが・・・)とは思うが、このタイミングで不本意ながらも後任を選ぶとしたら何がポイントになるのだろうか。
仰る通り、監督が変われば”引き継ぐ”と言ったって(何を引き継ぐのか分からないが)全く別のチームにならざるを得ない、これは事実だと考えます。

 そんな中、仮に極論として、
ゞ┣饌Δ箸靴篤本サッカーの目指す方向性を徹夜で膝を付け合せて缶詰でやった結果(それも時間が限られているが)、長期的理念に沿った日本サッカーを展開。でもW杯予選に敗退、
長期的理念は一時留め置く(協会に長期的理念があることが前提になるが)。当面として若干(?)協会側の日本サッカーという理念からはズレ、現実的な戦術になるかもしれないがW出場できる、
となった場合は、どっちが優先度高いのだろうか。

 もちろん、理念を浸透させた上で予選突破できることが最善なのはもちろんだが(そしてそれが出来る可能性も低くはないかもしれない)、当然ながら予選敗退の可能性も(オシム氏が健在であった場合と比較して)高くなっているのも事実と思う。
そして、このタイミングで監督を変えざるを得ない中、W杯出場というところから考えると個人的には多少の理念を犠牲してでも”現実的”な戦術の方が可能性は高いと思っているし、W杯出場が最優先(今回の場合、理念に勝る)だと思っている。

 世界には、どのような人材がいるか存じ上げていない中で勝手だが、日本人の中でいえば現実路線で考えた時に”岡田武史”氏は、悪くない(特に経験面)のでは、と思っている。
逆に外国人の方であった場合、やはり日本人に対して、その”特性”を少しなりとも把握している、日本のサッカーを見たことがある、指揮した事がある、そして何より経験(W杯予選など)がある事が条件ではと思ってます。
残念ながらそういった人材にたどり着くコネクション、必要な時間、が今は足りないかなと思っています。
(何より仰る通り柔軟な視野が一番不足している気はしますが)
全てがサッカー協会側の”理念”、”方針”に帰結せざるを得ないのは確かなのですが、現時点では、そういう理由で消極的賛成と個人的には思っています。
(3次予選にしても、それほど楽ではないだろうという考えです。オシム氏であれば心配はしないのですが・・・)

 そしてもう1つは、その根源的な部分の疑問です。
日本サッカー協会には、本当に日本の目指すべきサッカー像という”理念”があるのか、という事です。
オシム氏とサッカー協会側は、本当にコミュニケーションをとっていたのか?
”理念”を共有化していたのか、という疑問です。
ここまでは、オシム氏が思う”日本の目指すべきサッカー”というビジョンだけだったりするのではないか。
ふとそんな事を想い、我々にできる事は何なのか。
それを思わずにはいられませんでした。
(最近の協会側の所業を見ていると悲しいものがありますからね・・・。)

ironika_0110 at 20:42│Comments(0)TrackBack(1)clip!日本代表 

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