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あっこ

2023年05月03日19:40一人読書合宿しました!
昔から温泉は好きだったのですが、去年ぐらいからめちゃくちゃ好きになりまして(年齢のせいですかね)。
金曜日から1泊して土曜日に帰るというのが定番パターンなのですが、「連泊して、真っ昼間から風呂に入って、好きなだけ本を読んで、昼寝出来たらどんなにいいだろう!」と思っていたのです。
そんなわけで、GWの谷間(平日)に長野県山田温泉に2連泊してきました!

泊ったのは「平野屋」さん。
ここが当たりでした!
宿泊+食事+アメニティが分離していて、必要に応じて料金を加算していくタイプ。
食事は近くのレストランからテイクアウトしてくれます。
最近はあまり食べられなくて(食べるんだけど、消化が遅い)、旅館も「少なめ夕食」があるところを選んでいるぐらいなので、お弁当、大歓迎!!
部屋は広くて、洗面台とトイレは分離していて、かなりしっかりとした作り。
窓からは渓谷(音だけ)と新緑が見えます。
そして、源泉かけ流し(加水あり?)のお風呂がサイコー!
甘い匂いがするんですよね。栗みたいな。
そして、たぶん加水してると思うけど(なぜなら70度近くあるので)、それでも熱いです。
でも、二日目以降はちょっと温くなった(日によって温度が違うらしい)。

そんなわけで、(車がなければ)何もない山田温泉なので、読書にはうってつけなわけですが…思ったより本が重くて、大変でした。
和書は紙質がいいので、文庫本でも重いんですよねー。
っていうか、書評用の本が准レンガ本と言っていいぐらいで、持ってるだけでもけっこう腕がプルプルで。
なんで持って行ったんでしょう

結果。
読了4冊 
「みかんとひよどり」近藤史恵
「ジェノサイド」上下巻 高野和明 
「横浜ネイバーズ」 岩井圭也

「みかん」はKindleアンリミで半分まで読みかけでした。

<読了できず>
The chain Adrian McKinty
書評用本(とりあえず、内緒)

結果、合宿中に読んだページ数は約1530ページでした!
300ページぐらいの本なら5冊読める量だけど、長編ばかり持って行ったのが敗因だな…

頑張ればもっと読めたかもしれないけど、地ビールも飲みたいし、観光もしたい(歩いて蕨温泉に行った+須坂観光した)ので、まあこんなところで。
そして、眠くなるのが早いこと…。
2日目は午後9時にはもう半分寝かけてて、午後10時前に寝ちゃいましたw
脳みそ使うから疲れるんですよ…

そんなわけで、変人しかやらないと思いますが、読書合宿どうでしょう?
楽しいですよ

2023年04月29日11:20「図書新聞」に書評が掲載されました(その7)
約半年ぶりに「図書新聞」に書評が掲載されました!
「10本書いたら『書評を書いてる』って言っていいかな?」と思っていたのですが、そろそろリーチです(9本目まで依頼が来てる)。
下記はFacebookからの転載ですが、たしかに書評を書きはじめてから、読書ワールドが広がったんですよね。
基本は阿津川さんのジャイロの連載(https://giallo-web.jp/diary/)や、「道玄坂上ミステリ監視塔」(https://realsound.jp/book/2023/04/post-1298292.html)をチェックして、気になった本を片っ端から図書館にリクエストしてるだけなんですがw
阿津川氏や千街氏のような知識の蓄積は今世ではできなそうですが、ちょっとでも近づけたら…と思いながら日々読んでいます


「図書新聞」No.3590 ・ 2023年5月6日(土)に、ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ『恐ろしく奇妙な夜――ロジャーズ中短編傑作集』(夏来健次訳、国書刊行会)の書評が掲載されました。
http://www.toshoshimbun.com/books_newspaper/index.php
「図書新聞」編集部の許可を得て、書評を投稿します。
https://note.com/yasushi_kaneko/n/ncf92fe96efcd

ジョエル・タウンズリー・ロジャーズは戦後にパルプ雑誌で多数の作品を発表した作家で、山口雅也製作総指揮〈奇想天外の本棚〉シリーズの一つとして『恐ろしく奇妙な夜』が刊行されました。タイトルを最初に見たときはホラー小説かと思いましたが、実際はミステリー+SFです(SFは1篇のみ)。
ミステリーは大好きなジャンルで、読書はとても楽しいのですが、「ネタバレの恐れがあるのであらすじ等は一切書きません」と裏表紙に書かれており、また山口雅也氏の解説にも内容がほぼ書かれていないので、「書評がネタバレにつながってしまったらどうしよう……」と内心ひやひやしながら書きました。
ほとんどの作品が1940年代に書かれていますが、夏来健次氏の翻訳が素晴らしく、古臭い感じはまったくありません。個人的には「殺人者」がお気に入りです。全6篇の中でも短めの作品になりますが、「うまい!!」と思わず声が出てしまうほどの見事な切り返しです。
蛇足ですが、書評を書くようになってから、書評や書評家に興味を持つようになりました。どんな書評が書かれているのか、どんな本が選ばれているのか気になりはじめ、そのうち「好きな書評家」も現れはじめました(阿津川辰海、千街昌之、三宅夏帆氏など)。好きな書評家ができると、その人が選んだ本も読むようになって、ますます読書ワールドが広がっていきました(=積読本が増えました)。
書評を書かなければこのような読書もなかったわけで、金子先生には大変感謝しております。
最後に、今回もご多忙のところ金子先生にご助言いただき、ありがとうございました。



2023年04月08日19:43久しぶりの日記(日記とは…)
今日は翻訳教室の打ち上げ会でした。
おいしいランチをいただいたので、まったくお腹がすきません!
というわけで、お腹がすくまで日記(えっ、日記?)を更新しようと思います。

2月から更新してないみたいなので、読んだなかで面白かった本をいくつか取り上げたいと思います。
(アフィリエイトリンクだけど、本代稼ぎたいので許して―)

Babel
繁栄を謳歌する大英帝国に力を与えているのは翻訳者たちによって作られる銀の延べ棒という歴史ダークアカデミーファンタジー。最初のほうでけっこう衝撃的なシーンがあるんですよねぇ。今、Buddyしている人たちがいるので、読み終わったら感想聞きたいです。



All my rage
今年の「これよま」ではないかと噂されている作品。テーマも素晴らしいですが、個人的には登場人物たちの秘密や過去の情報の出し方が上手いなと思って感心してました。「よし、ここで情報出してやろう」みたいなわざとらしさを感じないのは技術的に難しいのでは?(知らんけど)



Tomorrow , and tomorrow, and tomorrow
去年の「これよま」作品でした。面白いけど、これも苦しいよぅ。ラストまで息苦しいというか、水面を求めてもがいているような気分でした。同じ作家の「書店主フィクリーのものがたり」も読んだのですが、フィクリーのほうがちょっと明るいかな?こちらも良かったですよ。



Charlotte's web
「シャーロットのおくりもの」として知られている名作児童書をBuddyで。
甘すぎず、自然の厳しさをきちんと教えているところが好感もてました。タコ先生(My octopus teacher)を見たときのようにラストは泣きました…



Marriage portrait
「ハムネット」の著者の新作です。16歳で夫に毒殺されたと言われているメディチ家のルクレツィアを題材にした小説で、マギー・オファーレルらしい現実なのか幻想なのかわからないふわーーっとした仕上がりになっています。これ、どこで現実から分岐したのか話してみたいですわー(来週の集いで聞いてみよ)



そんなわけで、選んだ本は暗めの本ばかりになってしまった…。
ここしばらくミステリーは外しているので、一発当てたい。

あ、これはけっこう面白かった↓

Anywhere you run
1960年代のアメリカ南部に住む黒人姉妹。姉は男を殺し、さらに別の男からお金を盗んで逃走。妹は妊娠したが、相手が姿を消したため、妊娠を隠して別の男性と結婚することにする(黒人のシングルマザーは当時考えられないことだったらしい)。現実からの逃避という意味では「プエルトリコ行き477便」っぽい女性応援サスペンス。しかもラストは「うまいこといっちゃって」って感じなので、まあしょうがないか、みんなハッピーエンドが好きだもんねと丸く収まるので後味も良い。


さ、ようやくお腹がすいてきた…(1時間以上経過)



2023年01月29日21:321月のまとめ
あっという間に1月も終わりですが…
今月はよく買いました!!
合計30冊、軽く2万円超えてます…
1月は丸善のそるど市、紀伊國屋書店の20%セール、ブックオフのセールがあるので、まとめ買いする傾向にあり、さらに誕生日月でポイント増やらクーポンやらいろいろあるので、ついつい買ってしまったのです。
それに今月は熱海と磐梯熱海に行って、帰りにそれぞれ小田原と郡山でインディペンデンス系の本屋さんで買い物しちゃったし…
もうしばらく買わない!と思ったら、今週末に紀伊國屋書店新宿本店でバーゲンですって。おほほ。

読書も今月はけっこう捗りました。今月は豊作だったな…
洋書は8冊、和書は13冊。
どれもこれも当たりだったけど、Spareを発売当日に買ったのは満足度高かったわん。
(発売当時)KoboのほうがKindleより500円ほど安く、さらに誕生日クーポンで300円引きになったので「えいやっ」と買ってしまいました(たしかそれで1700円ぐらいになった)
今年邦訳が出る Violin conspiracy も面白かったし、ホリー・ジャクソンの新作(Five Survive)も面白かったし、木曜殺人クラブの3巻(The bullet that missed)も面白かったです(語彙)

和書も「地図と拳」を正月早々に読むことができ、しかもそのあと直木賞を取ったので個人的に「勝利」でしたw
話題の「方舟」も読めたし、「時空犯」を再読できたし、「タイタン」も面白かった!

そして、「本の雑誌」を初めて買って、真の積ん読家を知って勇気をもらったのですが、直後に創刊者の目黒考二さんの訃報を聞き、なんだか忘れられない出来事になりました。
2月号はもう出てるだけしかないらしいですよ(買ってよかったw)
そんなわけで、「本の雑誌」を真似て、私も今月買った本を晒します…


リカ  五十嵐貴久
13階段 高野和明
書店フィクリー物語 ガブリエル・ゼヴィン ( 小尾芙佐訳)
ジーヴスと婚礼の鐘 セバスチャン・フォークス(村山 美雪訳)
ジェノサイド(上下) 高野和明
凍える牙 乃南アサ
零時の犯罪予報 アンソロジー
Five Holly Jackson
This must be the place Maggie O'Farrell
Courtiers Valenine Low
Storm Front Jim Butcher
Black Girls Must Be Magic Jayne Allen
居心地の悪い部屋 アンソロジー
Spare Prince Harry
ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山 月山もも
踏切の階段 高野和明
The seven moons of Maali Almeida Shehan Karunatilaka
タイタン 野崎まど
時空犯 潮谷験
それを読むたび思い出す 三宅香帆
丸善バーゲン(4冊)
積読こそが完全な読書術である 永田希
虐殺器官 伊藤計劃
ぼくは本屋のおやじさん 早川義夫
「普通」ってなんなのかな ジョリー・フレミング(上杉隼人訳)
本の雑誌 2月号

合計30冊 22000円ぐらい…

2022年12月31日09:06今年読んだ本(和書編)
2022年に読んだ和書は143冊でしたー!
去年は101冊だったので大幅に増えました!(理由はここに書いてあるのですが)
それに書評も6冊書かせていただいたので(しかもそのうち1つは3冊読んで書評を書いたので)和書を優先して読む機会も多かったりとか。
去年の年末に買った文庫本専用本棚もすでにいっぱいになってしまいました
和書はほとんどが図書館本のはずなのに…

それでは今年気になった和書を…(ちなみに和書は図書館の順番がなかなかまわってこないので、読みたくても読めてない本もたくさんあります)

最初の2冊は「何がおすすめですか?」と聞かれて、私の変態性癖がバレずにすすめられる2冊。
サーチライトは連作短編集だし、君のクイズは中編と言っていい長さなので、サクッと読めていいと思います。

サーチライトと誘蛾灯 櫻田智也
サーチライトと誘蛾灯 (創元推理文庫)
櫻田 智也
東京創元社
2020-04-20



君のクイズ 小川哲
君のクイズ
小川 哲
朝日新聞出版
2022-10-07




次は私の大好きな特殊設定ミステリ。

名探偵に甘美なる死を 方丈貴恵


シリーズ3作目ですが、そんなに順番は重要じゃないと思う。(毎回特殊設定が違うし)

時空犯 潮谷験
時空犯
潮谷験
講談社
2021-08-18


めちゃくちゃ面白くて、潮谷験は全作読みました!なかなか変わっている作家さんなので好き嫌いはあるかもです(ちょっと哲学・思想寄りというか…)


生ける屍の死 山口雅也
生ける屍の死(上) (光文社文庫)
山口 雅也
光文社
2019-03-22


すでに古典ですが、長いけど面白かったー。

次は私の変態性が一番よく出ている作品。
ジュリアン・バトラーの真実の生涯 川本直
ジュリアン・バトラーの真実の生涯
川本直
河出書房新社
2021-09-25


「ジュリアン・バトラーという実在の人物の自伝を翻訳したように見せている」というだけで変態ですが、内容もさらにすごいです。めちゃくちゃ好みだけど、普通の人に勧めるのは躊躇するw

1793 ニクラス・ナット・オ・ダーグ
1793 (小学館文庫)
ニクラス・ナット・オ・ダーグ
小学館
2022-07-06


「1793」「1794」「1795」からなるトリロジー。
これもすごいんだけど、すごすぎて普通の人に勧められない(そんなのばっかりだな)。
18世紀のスウェーデンが舞台なんだけど、暗くて臭いです…

すごい才能だなと思った二人の作家。

永遠についての証明 岩井圭也
永遠についての証明 (角川文庫)
岩井 圭也
KADOKAWA
2022-01-21


「ほんとにデビュー作?」と思うぐらい完成度が高かった。結末は分かってるんだけど(冒頭に書いてるから)、もう切なすぎた…!
来年早々に新刊が出るらしいので、予約戦争に負けないようにしなければ…

爆発物処理班の遭遇したスピン 佐藤究
爆発物処理班の遭遇したスピン
佐藤究
講談社
2022-06-28


昨日読み終わったばかりですが、どの短編もレベル高すぎですごいです(語彙)。
「テスカトリポカ」が未読なので(図書館本が待ちきれず、先日ついに買った!)、ほんと、楽しみ。

最後に師匠の作品。
入れ子細工の夜 阿津川辰海
入れ子細工の夜
阿津川 辰海
光文社
2022-05-24


師匠の作品を全部読んだわけではないのですが、今のところこれが一番好きです。
短編と長編でけっこう毛色が変わりますよね(長編は長編で好き)
ちなみにこれから「録音された誘拐」を読む予定なので、144冊目になるかもです(どうかな?)