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あっこ

2022年07月

2022年07月30日18:037月のまとめ
大きく出たな。
というか、7月は出稼ぎに行ったりしてあまり本も映画も消化できてないのでいいかな、と。

というわけで、Let's pick up where we left off!(いきなり英語ができるふうを装う…)

Bullet Train
Bullet Train
Isaka, Kotaro
Harvill Secker
2021-03-11



Remarkably Bright Creatures



The Island of Missing Trees




Harry Potter and the Sorcerer's Stone
Harry Potter and the Sorcerer's Stone
Rowling, J. K.
Scholastic Paperbacks
1999-09-01



Lessons in Chemistry
Lessons in Chemistry: A Novel (English Edition)
Garmus, Bonnie
Doubleday
2022-04-05



ほら5冊しか読んでない!!
でも、どれも面白くてハズレなしだったのでいいか。

彼岸花が咲く島



ジュリアン・バトラーの真実の生涯
ジュリアン・バトラーの真実の生涯
川本直
河出書房新社
2021-09-25



エンドロール
エンドロール
潮谷験
講談社
2022-03-30



#真相をお話しします
#真相をお話しします
結城真一郎
新潮社
2022-06-30



特許破りの女王



推し、燃ゆ
推し、燃ゆ
宇佐見りん
河出書房新社
2020-09-10



競争の番人
競争の番人
新川帆立
講談社
2022-05-10



ニュー・ダッド(8月1日発売)




7月は「ジュリアン・バトラーの真実の生涯」を推します!
図書館で借りたけど、読み終わったあとにほしくなったよね…(分厚いけど紙がいいよね、電子書籍じゃなくて…)
「彼岸花が咲く島」は読んでるときは「えー、その展開になるの〜?」と思ったけど、余韻がけっこう長引いた…

映画は、ソーと、リコリス・ピザとジュラシックワールドを見ました。
リコリス・ピザ、いいよ!!見る機会があればぜひ見てほしい!

いや、なんでこんなに忙しかったかというと、上記以外に次の書評として二段組長編トリロジー+長編1冊を読みましてねー、それだけで軽く1500ページ超えるという…。
それに季節の出稼ぎ労働もあったなあ…遠い目

8月は夏休みないけど休みたいっす…

2022年07月09日18:03「図書新聞」に書評が掲載されました(その3)
そろそろ書評カテゴリーを作ろうかと調子に乗っているAkkoです。
今回も掲載まで早かったです(提出してから2週間ぐらい?)
洋書仲間では有名なNothing to see hereの書評が来たので「やった!」という気分でした。
Facebookでは以下のようなコメントを載せました(一部抜粋)

この作品を最初に読んだのは 2年前で「子供が燃える話が面白いらしい」と洋書仲間のあいだで話題になっていました。私はオーディオブックで聴いたのですが Marin Ireland氏の朗読が面白おかしく、コメディを読んでいる気分でした。
今回あらためて読んでみると、そういったコメディの面白さだけでなく、これまで理不尽な思いをしてきた双子と主人公リリアンが救済される胸のすく展開に心が熱くなりました。再読なのに「この作品を読んでよかった」と最後にしみじみと思いました。やはりケヴィン・ウィルソンはすごいです。


原書も翻訳本もおすすめなので、未読の方は是非どうぞ―


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「図書新聞」No.3551 ・ 2022年07月16日(土)に、ケヴィン・ウィルソン『リリアンと燃える双子の終わらない夏』(芹澤恵訳、集英社)の書評が掲載されました。
http://www.toshoshimbun.com/books_newspaper/index.php
「図書新聞」編集部の許可を得て、書評を投稿します。
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評者◆品川暁子
発火する子供たちとの騒動を描いたユニークな小説――読者の期待を決して裏切ることはない
リリアンと燃える双子の終わらない夏
ケヴィン・ウィルソン 著、芹澤恵 訳
集英社
No.3551 ・ 2022年07月16日


■リリアンはスーパーマーケットを掛け持ちして働く二十八歳の女性だ。人間嫌いで親友や恋人もおらず、母親の屋根裏部屋で冴えない生活を送っている。しかし、かつては成績もよく、奨学金を全額もらって金持ちの集まる女子校に入学したこともあった。そのときに寮のルームメイトとして出会ったのがマディソンだ。マディソンは超がつく金持ちの娘で、はっとするほど美しかった。育った環境がまったく違う二人だったが「異端児」という共通点から親しくなる。しかし、ある日マディソンの所持していたコカインが室内で見つかってしまう。マディソンの父親はリリアンの母親を買収し、リリアンが持っていたことにした。そしてリリアンは放校処分となった。
 そのような経緯があったにもかかわらず、リリアンとマディソンは定期的に手紙を交換していた。一九九五年の春、リリアンは「面白い仕事がある」と言われ、マディソンの住む屋敷に初めて招待される。マディソンは年の離れた上院議員ジャスパーと結婚し、二人の間にはティモシーという息子がいた。だが、ジャスパーの前妻が亡くなり、残された双子もマディソンが引き取ることになった。リリアンに提案された面白い仕事とは双子の家庭教師になることだった。双子はベッシーとローランドという十歳の普通の子供だった。ただし、体が自然発火することを除いては。
 人体自然発火現象という話にリリアンは驚くが、双子をうまく手懐けられれば自分も新しいスタートが切れるのではないかと思い、その役割を引き受ける。
 リリアンはジャスパーの警護係カールと共に双子を迎えに行く。リリアンがプールにいたベッシーを引き寄せようとすると、ベッシーは野生猫のように暴れまわり、リリアンの指を血が出るほど噛んで発火した。それを見たローランドもつられて発火する。発火すると服などは焼け焦げるが二人の体には何も起こらない。せいぜい肌が赤くなる程度だ。
 しかし双子が燃えたことでジャスパーは二人を施設に入れることを考える。将来を約束された上院議員にとって双子は極秘の存在だった。リリアンは二人にもう一度チャンスを与えてほしいと訴え、双子の信頼を勝ち取る。
 双子が発火するのは、動揺したとき、怖いとき、何か悪いことが起きそうなときだという。炎はコントロールできる場合もある。リリアンは発火させない、もしくは発火した際のさまざまな対策を考える。
 リリアンは双子の手足にスライムみたいな防火ジェルを塗って図書館に連れ出すが、人に見られたくないと思う双子は怯える。これまで傍若無人に振る舞っていた二人が他人の目を気にする様子を見てリリアンはショックを受ける。「大丈夫、みんなが見たがるようなものなんて、なにもないんだから」と双子を勇気づける。
 いつしかリリアンのなかに双子への愛情が芽生え、真剣に引き取りたいと思うようになる。しかし国防長官に任命されたジャスパーは二人を施設に入れようと再び考え始める。妻のマディソンと息子のティモシーを連れて議事堂前でスピーチを行うジャスパーだったが、そこで人々が見たものとは……。
 リリアンと双子に共通するのは孤独感だ。リリアンは女子校を中退後、他人を拒絶し、愛を感じることがなかった。双子は人体自然発火現象のために人目に触れられないように育てられ、特に母親が亡くなった後は情緒不安定になり、ますます発火することが多かった。彼らが求めているのは自分と同じ仲間だ。また、ティモシーも無数のぬいぐるみに囲まれてお屋敷でのんびりとした生活を送っているが、他の子供たちとの交流はないようで、ゲストハウスに住む双子の様子を窓からじっと見ていたりする。
 双子のベッシーとローランドにとってリリアンは唯一信頼できる人間だった。そして双子に頼られることでリリアンもまた自分の存在価値を感じられるようになる。
 コカイン所持の件でリリアンはマディソンの身代わりとなって放校となったが、その後マディソンから感謝の言葉もなく、話題に出ることもなかったようだ。再会したあとも、リリアンの人間嫌いの性格と過去のわだかまりから二人の間には一定の距離があるように感じられる。マディソンは自分のほしいものを必ず手に入れる性分だが、リリアンは何かを手に入れる価値など自分にはないと自己肯定感が低い。しかし双子と出会い、ずっと一緒にいたいと思える存在が初めてできた。マディソンならその希望を叶えることができる。彼女は過去の埋め合わせができるのだろうか。これは二人のほろ苦い友情物語でもある。
 本書はリリアンの一人称で語られるが、彼女のユーモアたっぷりの語り口に思わず笑ってしまう。また、リリアンと双子の会話も軽快で楽しい。発火する双子という一風変わった物語、読者の期待を決して裏切ることはない。
(英語講師/オンライン英会話A&A ENGLISH経営)
リリアンと燃える双子の終わらない夏
ケヴィン・ウィルソン
集英社
2022-06-03



2022年07月02日17:516月27日週のまとめ
明日は出稼ぎでブログ更新できないので、今日も忙しいけどとっとと更新します(手抜き宣言)。

洋書は2冊。
October, October


今年のカーネギー賞を受賞した作品。人里離れた山奥でお父さんと二人で住んでいた少女が、お父さんがケガで入院したため、ロンドンに住むお母さんと一緒に住むことになり…という話。
母親を母親と認めたくない少女がずっと the woman who is my motherと呼んでるの(まあ、その後の展開は予想つくと思いますがw)。
テムズ川でどぶさらい (Mudlarking) をしている団体があって、昔の陶製のパイプとか集めていて博物館もあるらしいです。ググると写真が出てきますが、なかなかアートです。東京湾とかでもやってないのかな?(臭そうだけど…)

The house on Mango Street
The House on Mango Street (English Edition)
Cisneros, Sandra
Vintage
2013-04-30


みんなで回し読みをして感想などを書き込むという試みがコロナ前にあったのですが、主催のsatomiさんがなかなか帰国できないため、まだ読まなくていいかとずっとサボってました…。
読むというより書き込むのがなかなか…(手書きすることがほとんどなくなったので、字は汚いわ、漢字は出てこないわ、大変なことに…)
最近、ちょっと手書きのリハビリをしているので、そろそろいいかなってことで読みました。
ということで、内容については何も書いてないわ、これ。
個人的には「窓際のトットちゃん」を思い出しましたw

和書は2冊。
吸血鬼ハンターたちの読書会
吸血鬼ハンターたちの読書会
グレイディ ヘンドリクス
早川書房
2022-04-20


図書館にリクエストしてからだいぶ経っていたので、なにを借りたのかよくわからないまま読み始めました。アメリカ南部に住む主婦が正統派の読書会を追い出され、実録犯罪本を読むエセ読書会に入るというところから始まったので、「コージーだったっけ?」と思ったら、いきなり気の狂った老婆に耳をかじられるという惨劇が…
完全に油断していたのでめっちゃびっくりしました。
ええ、これはホラー本だったのでした…。
それでも、笑えるところは笑えて(「マディソン郡の橋」の男性はシリアルキラーだとか)、なかなか振り幅の激しい小説でした。

もう1冊は、好きな作家さんの新刊が早く読みたくて、NetGalleyでリクエストして読ませてもらっちゃいました。
https://www.netgalley.jp/book/261293/review/982996
Twitterにどうやってリンクするのかわからなかったけど、今わかった。
9月発売だそうです。
和書は図書館でリクエストしても順番待ちが長いのでNetGalleyで先読みするのもありかなと思いました(十分積んでるのにどうする気だ)

映画は2本。
「ザ・ロストシティ」と「ベイビー・ブローカー」(さっき見てきたばかり)。
ロストシティのブラピがかっこよすぎるだろう。一瞬しか出てなかったけどw
ベイビー・ブローカーはそれが狙いなのかわからないけどモヤモヤするところが結構あった気がする…

では、良い週末を!