何かの交流会で出会った人から「楽して儲けたい」と
機会があるたびに言ってくる方がいます。

私の考えでは、この世の中に「楽して儲かる」
商売など無いと思っております。
このような安易な考え方自体嫌いです。
じんま疹が出そうです。
実際に、ネットで「楽して儲ける」と検索すると、
何とも・・・・・・・・おそまつ。

私が仕事で目指すのは、同じ「楽」でも
「楽(たの)しく儲ける」であり、本多静六氏が言う
職業の道楽化」です。

honndas















いろいろと考え方の相違など有るでしょうから、
それらの主観は抜きにして、ランチェスター経営的に
考えてみると「楽して儲ける」事が有り得る!?
のが分かります。

それが戦略的1位の会社になることです。
商品・地域・業界において、ある業界で1位にあり、
26%以上の占有率を押さえ、2位との間に
10対6以上の差をつける、いわゆる
ナンバーワンの領域です。
単純なようで難しいのですが、論理的に言えば
ただこれだけです。


異論も有るでしょうが、実際に「楽して、儲ける!」と
著書↓でも唱えている方がそう言ってます。

楽して儲ける未来工業・創業者
山田昭男・著
楽して、儲ける!
発想と差別化で
ローテクでも勝てる!






目次を読んだだけでも、
・最大のライバルは世界のナショナル
・他社と同じものでは勝負にならん
・徹底すれば工夫のネタはいくらでも出てくる
・よりユーザーに近い販売ルートを!
・問屋との喧嘩別れ
・うちが高いわけではない。他が安いのだ
・シェアをとるための“ムダ”
・付属品の開発で電線管のシェアを確保
・ヒット商品を生むために売り方がある
 などなど。

弱者の戦略だけでなく、目的・目標の立て方や、
情報の収集まで踏み込んでおり、何より
徹底して“革新”を念頭に仕事をされてます。

未来工業・山田様竹田社長の









その山田昭男氏と、竹田社長とが対談してます。
4月に、当社の岐阜の代理店さんである
河辺様の仲間、ヒューマネット:坂田様主催で。
(参加したかった・・・)

その時にご参加された方々の感想を読むと、
決して未来工業が、最初から「楽して儲けた」
のでは無いことが分かるはずです。

「楽して儲ける」領域まで行き着くには、
相当の苦労が必要なんです。


*楽して書こうと思った今日のブログでさえ、
 書く作業(戦術)だけでも2時間も、
 構想(戦略)からすると、丸1日・・・
 決して楽じゃないです(笑)