現在進行中の黒歴史

諫山創 別冊少年マガジンで進撃の巨人を連載してます

2016年11月

GOTシーズン6まで観終わった

またゲーム・オブ・スローンズの話です
現在世界で配信されてるのを全部見ました

1話約1時間が10話で1シーズン

それを6シーズン、約60時間を約三週間で
一気に見たら人はどうなるのか?

ひどい時は目をつぶってもティリオンの
憎まれ口が幻聴となって聞こえる始末で
当然、その最中に書いた今月のネームにも
大いに影響されまくっています

とにかく、よーくわかったことは

極めて上質なシナリオをこれ以上ないくらい完璧な配役で
並みの大作映画でもお目にかかれないほどのセンス!
センスがいいとしか表現しようのない演出で映し出される
それが毎シーズン膨大な予算で余すことなく再現される
中世暗黒時代の世界観

こんなもん見せられたらもう、他にエンターテイメントは
いらないいじゃないかと思いますよ
全てはこれひとつで事足りるんじゃないかと

この圧倒的な質、それがしかも帰納法のシナリオで
あるらしく、完璧で且つ予想道理ではない結末が
すでに保証されていることでしょう

もう、ひれ伏すしかないのか・・・
そんなこと思ったのは初めてです


それにしても、いいおっさんがいっぱい出てくる
何がいいって顔がいい!

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ダヴォス aka 玉ねぎの騎士

ことごとくおっさんの顔がいい!
当然キャラもいい!

とにかく、これは参った

ゲーム・オブ・スローンズ

おもしろすぎる!

ゲーム・オブ・スローンズに手を出してしまった…

見たら面白いに決まってる海外ドラタイトルの一つ
それに、つい手を出してしまった...



でも実は、見始めて中盤辺りまでは
そんなにピンと来なかったんですよね

初めての有名海外ドラマだけど
意外とこんな感じか?と

しかし、ある出来事をきっかけにして
まさしく怒涛の展開になっていきます

その「ある出来事」以前が長い長い「起承転結」の
長っがーい「起」の部分だったんですね
まあ一度見ただけで全部理解しようとしなくても
大丈夫な作りになってると思います

そしてシーズン3まで見たんですが・・・
気が狂うかと思うくらいショックがでかくて

とにかく人間描写がすごい!

半ば実在の人物なんじゃないかと
曖昧になりながら見てますが
まずはやっぱりティリオンとかジョンが好きです
彼らはヒーロー枠だから大体みんなそうでしょう

でも僕が特段に気になるのがシオン・グレイジョイ
いや...まじでお前さあ...何やってんの?ってなるけど
彼はこういう世界の物語的人物達の中では
普通の人なんでしょう

今は哀れの極み状態ですが物語の流れ的に
彼はいつかやってくれるでしょう
普通の人が必死にもがいてる枠にやっぱり惹かれます

ジョフリーまで行くとかなり感情移入は厳しいんですが
シオン役の人もジョフリー役に人も演技力ってのが
よっぽど卓越してるか

あの過酷な世界で自分を持ってない人の弱さが
ありありと伝わってきて、僕はジョフリーでさえも
人間味を感じました、あれも人間の一部だとして

でもサーセイはどうしても好きになれそうにない
このゲームを始めた重要人物なんですが
お前さえいなければ...感がぬぐえず

あと醍醐味としては、ウェスタロス大陸それぞれに散らばった
主に子供たち視点の群像劇
それらがいつかは交錯したりするんだろうなーといったプロット

その子供たちが合えそうで合わずすれ違う
思えば冒頭でそれぞれの主人公達が一同に会した場面は
今ではすごい貴重だったと思え干渉深い

入口のハードルはやや高めですが
そこを超えれば、正直
飲まず、食わず、寝ず、の状態です

ゲーム・オブ・スローンズ
もちろんオススメなんですが
自己責任でひとつ...

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

今月の別マガの目次コメントに
「今回は描いてる自分でも胸糞悪くてきつかった」
みたいなことを書きましたが

実は、その一番きつかった所はカットしてます
犬のくだりが執拗に長かったんですが
自分でもどうかしてると思い直しました

ずっと前からメタっぽい演出がしたかったもんで
カメラ目線で語るキャラは誰を見ているのかみたいな
映画で使われる手法があるんですが

もっとわざとらしくやっても良かったのかなとか思ったりして
あまりブログではやりたくないことですが
そんなボヤキを書いています

海外ドラマ見ても思いましたけど目の演技って大事なんですね
例えば、二人の人物が顔を寄せたシーン
ここで目の焦点を寄せるのと、逆に焦点が離れ遠い目をするのは
どういった違いを生むのか、みたいな演出が使い分けられてたり

目で語るやり方は色々あるみたいで
最近は瞬きの回数に注意してみてます

ゲーム・オブ・スローンズ
もちろんオススメなんですが
自己責任でひとつ...

会心のデフォミカ

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サインを描く機会があり
お、これはいいデフォミカと思い写メしたやつです

今のところ簡単に描けるのはミカサだけですが
そろそろ他のキャラもいけるかもしれない

「無垢の祈り」観ました

 いや、 観てしまいました

 

どうも強烈らしいって話を頼りに
原作者「平山夢明」さんのファンである
週マガの「星野、目をつぶって。」の永椎君達と
渋谷の映画館に行きました

あまり渋谷には近づきたくないんですが
たまに渋谷でしかやってない映画があるもんで
たまに行かなきゃいけないんです

で、観てしまったんですが
噂にたがわぬ強烈さでした

正直、早く終わってくれ...と祈りながら観てました
それほど少女が生きている悪夢のような世界が
見事に映しだされているからです

冒頭の音からして観る者にストレスを与え
画面に映る全てが不快で、暗くて、狭くて、ずっと天気悪くて
ある悪夢そのもののような人物がそこに映るだけで
吐き気を感じるぐらいのプレッシャーを放っていて

常に、一秒だってここには居たくないと感じさせ
且つ、あのすすけた街が綺麗に見える瞬間も描く
それらが緻密に意図して作られているのでしょう

そのプレッシャーからわずかに開放されるのは
少女がある人物を探して工場地帯をさまよってる
間ぐらいです、地獄から希望を求めて行動しているシーン
だからでしょうか

あと、幼い時に虐待を受けている子が
「辛い目に合っているのは自分じゃない、別の誰かだ」
と思い込むことで、心が壊れないように
架空の人物を生み出す多重人格障害の原因
みたいな話を思い出しました

それがあるギミックで表現されていて
これはそういうメタファーなのか...
ってなります

原作未読でわからないところが多々あります

何故臭いを嗅ぐ?車椅子の女性は?
納屋の囚人(死刑囚?)は?
実は時系列どうりにみせていない!?

などなど

しかし、一番きつかったのは
少女が何を祈っていたのかが明らかになるところで
あんな角度からくるトラウマは初めてでした

今日もテレビで、監禁や解体のニュースをやってたけど
あの現場はこうなっていて
毎日どこかでああゆうのがあるっていう現実がまた

劇場を出た後もこの映画が続いているようで
そしたら僕はいつ、この映画を観終えるのか...

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