現在進行中の黒歴史

諫山創 別冊少年マガジンで進撃の巨人を連載してます

2016年12月

今年最後の更新になるものとする

  去年は無事に2015年から2016年になりましたが
果たして今年も世界は年を越すことができるのでしょうか?
毎年12月31日はハラハラしながら経緯を見守っています


今年、進撃の巨人は物語的な転機を迎えました

この種明かし的な構造で行こうと考えた連載開始時は
そこまで連載が続く気もしなかったもので
一巻の中で明かそうという案もありました

正直その種明かし自体には自信なかったです
まあ古典的だし、「アイアムレジェンド」だって
滅亡寸前の人類の話だった所までが面白いし...

でもけっこう好意的に受け取ってもらえてる
空気は感じてます、そうであれば良かった!

いやしかし、それが21巻のケツに来ることになるとは...
長い...長かった...七年!?

とにかく、今はどういうつもりで漫画描いてるかっていうと
とにかく、無事に収め、無事に終わりたい、の一心です



今年はゲーム・オブ・スローンズに出会えてよかった


↑の80年代風アレンジの音楽がダサくて最高で中毒です
この感じだと普通に会話してた人がいきなり腹を
何度も刺したりしなさそうな話に見える

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ティリオン描いてみましたが
これはティリオンではないな


で、今年見たかどうかは定かではない
映画ベスト5は

1位 この世界の片隅に

2位 イット・フォローズ

3位 シン・ゴジラ

4位 ヒメアノ~ル

5位 シビル・ウォー

って感じです!

無事年が変わればですが
また来年!

良いお年を!

進撃の二期のPV

  昨晩 原稿作業を終え、今年はもう働かんぞ!いいな!?
「はい!」という気合の掛け声と共に布団に倒れたんですが
目を覚ますと進撃の二期のPVがあがってるじゃありませんか!



僕もはじめて見ましたがすげええええ
動いてるよ!
エレンが巨人化する過程の演出はアニメーション
ならではの魅力に溢れています!

アニメ二期の準備は長いこと関わらせてもらっていますが
今は二期の絵コンテを見せてもらったりしてて
いよいよこの段階を迎えました

アニメは荒木監督のものですが
僕も半分ぐらい僭越ながら
絵コンテの段階でもうおもしろいです!

特にキャラクタの感情の機微がより細かく演出
されてるように感じました
そして一話一話の情報量や内容が濃いです
んで動きまくる!

僕は、進撃の二期を楽しみにしている人の
世界五位以内くらいに入ってる自信があります!

「この世界の片隅に」

  「今年観た映画で一番良かったのは何?」
って質問を年末によく聞きます
同業者はホントよく映画を観るので


果たして、この映画を今年の年始に見ていても
同じ評価になっていたかはわかりませんが、今年の一位は
「この世界の片隅に」です!

もしくは「ゲーム・オブ・スローンズ」!



予告映像はこちらの海外版の方が好きです
主題歌がちょい陽気めにアレンジされていて
ところどころの映像とのギャップが強調されるようです


一回観て、原作読んで、もう一回観る
ってスタイルをとりましたが

いや~こまったね~
またいいもん見ちゃったね~

最初に観た回は超満員の池袋
人が多すぎたため若干動員時に遅れがあり
予告を省いてのスタート

・・・嘘だろ!? オープニングクレジットで
なぜかもう泣きそうなんだけど!?

幼いすずさんが広島で迷子になってる時の
首の角度がもう切ない
いやここは音楽の力が凄まじいのでしょうか

こうやって順番にシーンを抜き出していったら
本当にきりがないのですが
何がそんなに良かったのかまとめるとしたら
その何がそんなに良かったのかがまとまらない
のがこの映画特有の「何か」だと思います

僕が戦争映画として新鮮だと思ったのは
丹念に描かれる当時の日常が
ギャグベースで語られる点

太平洋戦争と言えば、自分の知る日本とは
まるで別の白黒映像の世界なような気がしてましたが
年末にサンタの格好した人がいたり蔵にギターがあったり

自分が生まれる40年前ってそんなに昔の話じゃなかったと
今と戦時中の日本がなんだか身近に思えたことです


その慎ましい日常に暴力の影がじわじわ迫って
見てる側は否が応にも、終戦間近、広島、八月六日
のキーワードに反応してハラハラします

一回目観た時の感想は正直、思ってたより怖かったです
そして形容しがたいポジティブなメッセージに打ちのめされた
その正体が何だかよくわからないけど

歯食いしばっても抑えられない塩分
どうしても塩分の流出を堪えようとしてしまう

二回目観た時は、その形容しがたいものが少し噛み砕けた
ような気がしました

この映画の登場人物は、戦争なんぞにこの日常は脅かされないぞ
と、あたかもその時代が特殊でも何でもないように振る舞い
少しだって悲惨に見えないよう日々を送ることで抵抗し
日常生活を通して戦っていました

しかし、実際全世界で5000万から8000万人も人が死んだとされる
時代は大変特殊な時代でした

いくら、その慎ましい笑いに溢れる日常を守ろうとしても
抗えないくらいの暴力が世界の片隅にさえ襲ってきます

そこから再び立ち上がれたのだとしたら一体何が人を
そうさせたのか、ってところがラスト終盤
映画的な見せ方で語られるため
言葉にしずらい感動が...って感想が多く聞かれるのだと思います

つまり、観て体験するしかないって話でしょう!

あと映画の大きな魅力の一つには
主人公のすずさんを演じたのが能年玲奈akaのんさん
であることが大きいと感じました

地方の方言をあの声でゆるくしゃべる感じが
あまちゃんにまた会ったみたいで馴染みやすかった
んだなと、初めて会った気がしなかったんです

サー・ジョラー

ゲーム・オブ・スローンズ
いい顔おじさんその②

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ジョラー・モーモント aka 一途おじさん

なんか僕が描くとひ弱に見えるなやだな
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