December 07, 2011

時空の哲学セミナー

時空の哲学セミナー [2011. 12. 20 横尾さんから送っていただいた概要を書き足しました]

現在名古屋大学でPDをしている中尾さんの企画で、慶応大学の横尾さんを京都に招いて以下のようなレクチャーをお願いすることになりました。時空の哲学をちょっと勉強してみたいがこれまで機会がなかった、というような方はぜひどうぞ。参加希望の方は事前にご連絡いただけますようお願いします。

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講師:横尾剛(慶應大学)

日時:12/22 10:30〜12:00(第一演習室),13:00〜18:00(第四講義室)

場所:京都大学文学部

テキスト(予習用):内井惣七『空間の謎・時間の謎―宇宙の始まりに迫る物理学と哲学』

http://www.amazon.co.jp/dp/412101829X/

相対性理論など現代物理学の成果を踏まえた時空の哲学の現状を,初心者にも分かるような形でレクチャーして頂くとともに,可能であれば横尾さんご自身の研究成果についても簡単に紹介して頂く予定です.テキストは事前に読んでおいて頂けるようお願い致します.

 概要

『プリンキピア』の「注解」とそれに引き続く「ライプニッツ−クラーク往復書簡」に起源をもつ,空間と時間,そして,運動をめぐる絶対説と関係説の間での論争は,20世紀の前半の Reichenbach (1924) による議論を通じて,相対性理論によって関係説が実現されたという認識によって関係説が支持されるという合意形成がもたらされたかにみえたものの,その後の Ehlers (1973),Friedman (1983),Earman (1989)による4次元時空のもとでの問題の再定式化を受けて,古典力学においても相対性理論においても絶対説が支持されるということが「標準的な見解」として定着した.  一方,Barbour & Bertotti (1982) では,Dirac (1963)の洞察に導かれて,上述の「標準的な見解」において採用されていた4次元時空の描像から離れ,配置空間を基本的概念とすることで,関係説の力学の構築がなされ,一定の条件のもとで,再び関係説を支持する論 証が与えられた.  本セミナーでは,テキストの構成に沿いながら,特別な知識を前提をとして仮定せずに,絶対説と関係説の間での上述の論争の展開が再検討され,時空の哲学において現時点で何が達成され,また,何が未解決問題として残されているのかということが考察される.
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iseda503 at 15:01│Comments(0)TrackBack(0)

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