「遠赤でがん治す」女子中学生もだました2人再逮捕

 遠赤外線によるがん治療をうたった治療費名目の詐欺事件で、警視庁捜査2課は6日、新たに中学生など女性2人から計約665万円をだまし取っていたとして、「気光治療院」(東京都西東京市)経営・秋元繁(63)と、内縁の妻・大和田光子(56)の両被告(いずれも詐欺罪で公判中)を詐欺の疑いで再逮捕した。

 調べによると、秋元被告らは昨年5〜12月、右ひざに悪性骨肉腫(しゅ)を患った埼玉県鷲宮町の中学2年の女子生徒(当時14歳)に「末期だが必ず治す」とうそをつき、効果のない遠赤外線照射を行い、治療費名目で計約375万円をだまし取った疑い。また、2002年10〜11月、千葉県松戸市の無職女性(54)から同様の手口で計約290万円を詐取した疑い。

 女子生徒は昨年5月、病院で医師から「足を切断しても生存率は50%」と説明され、両親がインターネットで見つけた同治療院に通院。効果がなかったことから、病院で右足の切断手術に踏み切ったが、がんが転移し、今年7月に死亡した。   (読売新聞)
しかし、次から次へと想像もつかない事件が続く。私も様々な事件を取り上げて来たが、このような人の弱みに付け込む詐欺行為は許せない。それも命が掛かっている事だ。この容疑者、秋元繁(63)、大和田光子(56)、二人とも大の大人で、良い事と悪い事の区別も頭の中では理解している筈。しかし、犯行に及んだ。いったい、これはどういう事なのだ。人の命を利用してまで、お金が欲しいと言うのか。私には考えられない。

がんで苦しんでいた中学2年の女の子を騙すとは、二人ともいい歳をして、己の子供だとしたら、こんな事は出来ない筈だ。心が病んでいるとしか思えない。今の世の中、このように金で動く人間は山ほどいる。その際は、相手がどうなろと関係なく金の為に動く。もはや、病気としか言わざるを得ない。さらに申せば人間ではないのかも知れない。そこには、人情味も人間味もなければ思い遣りもない。まさに、鬼畜の所業だ。本当に人の弱みに付け込む、精神の軟弱な日本人が増えたものだ。言っておくが心が強い人間は、間違ってもこのような事はしない。

しかし、このように首を傾げたくなる悪質な犯罪が増えた。日本はこれで良いのか。それに犯罪に至らない不条理な事も、その人間の性質から考えたら本質はこの事件と一緒だ。日本人の精神が軟弱になっているとしか言葉がみつからない。今のままでは良くない筈だ。

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 「日本全体がバブル期の雰囲気」…奥田会長が苦言

 日本経団連の奥田碩会長は5日の記者会見で、株価が上昇していることに関連し、「日本全体がバブル期のような雰囲気を持ってきた。人が買うから俺も買うというムードになりつつある」との認識を示した。

 また、奥田会長は、株価以外にも「日本全体が金目当てになりつつあると思う」と指摘。耐震強度の偽装問題を引き合いに出し、「ああいうことをしてまでも金もうけをしたいという倫理感に乏しい経営者が出てくるのは問題だ」と述べ、「前回のバブルの轍(てつ)を踏まないように、国民全体が行動しなければならない」と警告した。   (読売新聞)
皇室典範に関する有識者会議のメンバー奥田氏、株価の事は詳しくないが、日本全体が金目当てになりつつあるのは分かる。いや、奥田氏が指摘をする以前から、私はこのように思っていた。だから掲示板、Blog等でも取り上げて来た。また、奥田氏は、姉歯の件を引き合いに出し、「ああいうことをしてまでも金もうけをしたいという倫理感に乏しい経営者が出てくるのは問題だ」と述べている。これもだいぶ前から思っていた。

残念なのが、奥田氏はトヨタ自動車の創設者でもあり、地位も名声も名誉もある。しかし、このような問題を指摘するのに、地位も名声も名誉も関係ない。だが、大概の人間が、それらを持っている人間のいう事には耳を傾ける傾向がある。これは、矛盾しているとしか言わざるを得ない。問題は、その出来事の本質がどうなっているかを見極められる事が出来るかどうかだ。

また奥田氏は、「前回のバブルの轍(てつ)を踏まないように、国民全体が行動しなければならない」と警告もした。現在がバブルかどうかは疑問だが、奥田氏の忠告を国民が受け入れるのは難しいと思われる。なぜなら、多くの人が金で動く世の中だからだ。したがって、そんな事を忠告しても意味がない。それよりも金に負けない精神、金に左右されない人間を作る事の方が重要だ。つまり、金に屈しない、長いものに巻かれない人間作り、教育が大切という事だ。

地位も名声も名誉も権力もあり、金を持っているのなら、このような事に力を注ぐのが大人の役割である。また、このような方には、自らの命の刻み方も考えて頂きたい。そうすれば自ずとなにが重要かが分かる筈だ。その事が結果的に日本の為になるのである。

櫻井さんは女性でありながら、あれだけ日本の事を想っているのに、奥田氏だけではないが、日本企業の経営者達からは、国体を想う気持ちが感じられない。いったい、これもどういう事なのだ。櫻井さんのような心の持ち主なら惚れるが、なかなかそのような大人(男)はいない。

と言うように、二つの記事に私の感想を表現した。両方ともお金の事であり、内容、出来事は違うが本質は一緒だ。以前から拝金主義社会を危惧していたが、いい加減、方向を見直すべきである。その為には、教育が大切で、心、魂、精神を磨く必要があるし、日本の伝統、近代史を深く認識し理解する必要があるのである。

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