昭和天皇の元A級戦犯に対する思いを綴った、富田宮内庁長官(故人)の手記が見つかり、報道各社が取り上げているが、私は、この報道に左右される事はないし、心も揺らぐ事はない。それは、サンフランシスコ平和条約、第十一条【戦争犯罪】の項目に目を通せば分かるが、全ての元戦犯を赦免(罪を許すこと)する事は、日本はもちろんのこと、米国をはじめ、世界の46ヶ国が昭和26年〜27年に決めた事だからである。

そして、この締結により、全ての元戦犯は昭和33年までに釈放されている。したがって、当時からA級戦犯、B級戦犯、C級戦犯は、日本国内に1人も存在していない。昨年、この事を日本政府が正式に発表したのは記憶に新しいが、正式発表までの50数年間、決まっていた事を腫れ物に触れるように公にしなかったことは、今更ながら、その当時の政治がフェアでなかった事が伺える。(日本を除く、この条約に同意した45ヶ国にも戦犯は存在しないものと認識する)

その理由は、やはり、当時の左翼政党の抵抗が強かったのもあるが、それによって、国民の左傾傾向も強かったのだと思う。そして、昭和天皇の心の思いは尊重するが、昭和53年に元A級戦犯が靖国に合祀され、その事が理由で参拝をしなくなったと報道はされているが、合祀された年から参拝をしなくなったのではなく、その3年前の昭和50年を最後に参拝をしていない事は、各社、大きく綴らない。

これもフェアではないと思うし、当時は天皇陛下の参拝に反感をもつ左翼政党の力も強かったので、その時代の政治的背景が影響し、陛下は参拝を取り止めた可能性が強いと思う。いずれにしろ、この条約の締結により、元A級戦犯が合祀された昭和53年には、A級戦犯はA級戦犯ではないのである。仮に、元A級戦犯をA級戦犯として存在させ、戦争犯罪人にしたてたいのなら、日本は世界の46ヶ国が推奨した平和条約を破棄しなければならない。しかし、そんな事は今更ながら不可能に近いのである。

では、靖国に祀られているのは誰なのか、それは、A級戦犯という呼称のつかない、ただの東條元首相である。もしくは、国の為に殉じた東條元首相、戦争犯罪人ではない元A級戦犯の東條元首相なのである。(靖国では、元A級戦犯の事を昭和殉難者と呼んでいる)

つまり、A級戦犯の東條元首相は靖国に合祀されていないのが、この合祀問題の本質なのだ。したがって、A級戦犯は存在しないのだから、問題になっている靖国に変わる追悼施設も作る必要はないと断言する。(この問題では、中国、韓国もうるさいがほっておけば良い。相手にすると余計に拗れるし、中国の要望どおりにしていると、日本民族の心の支柱は失われ、中国の属国にされてしまう。もしくは、そういう日を近づけてしまう。)
問題は日本国民の意識にあり、歴史観にあり、認識にある。その最大の理由は、やはり戦後教育が左傾だった事もあり、日本人の歴史観が自虐史観だったからだ。しかしながら最近はネットの普及もあり、教育の現場では教えない歴史の真実が多くの国民の目に留まり、日本人の歴史観も変わりつつあるし、毎年、小泉総理が靖国に参拝している事で関心が高まっているのもある。

また、この問題で私が一目を置いていた小沢代表(民主党)の元A級戦犯に対する認識がおかしのも残念に思うし、私は靖国に参拝しない政党は支持しない。それに色々な政治家の話を聞いていても、条約のことを無視して発言している方が多い。小泉総理も、元A級戦犯に対する認識は変だが、靖国に毎年参拝しているので一定の評価はしているし、任期の終わる今年、8月15日には必ずや参拝をするものと信じている。

この元A級戦犯に対する認識が変な政治家が多い中で、民主党の野田氏はしっかりと認識をしている。こちらをご覧になって頂きたい。櫻井女史のBlogでも、色々と記されているので認識を深める為には良いと思う。

最後に、なにを誤解しているかは分からないが、私の記事に対して熱くなっている方や、私に答えて欲しいと思っている方がいるようなので、もう少し北朝鮮ミサイル問題については綴って参りたいと思う。

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