2018年04月11日

それまでの明日

3e5cae44.jpg原錣竜廚靴屬蠅凌刑遒任后A虻遏峩鬚者死すべし」(2004年)から何と14年も経っています。探偵・沢崎主人公の長編シリーズは、「そして夜は甦る」(1988年)、「私が殺した少女」(1989年)、「さらば長き眠り」(1995年)を入れたった5作です。1作目の沢崎は40歳頃、30年たった新作では50歳を少し越えているだけなので、実際より歳をとるのを遅らせていますが、軽妙で乾いた口調と文体は相変わらずです。わたしがファンであり続けるのは沢崎の台詞を聞きたいからです。しかし残念ながらストーリー展開は・・・・・。わたしも30年経って考え方が変わりました。「そして夜は甦る」で最も好きな会話は、弁護士が「この世の中は経験がものをいう。そうじゃないかな。きみは探偵の仕事を始めて何年になる?」と尋ねたのに対して、沢崎は「11年です。経験が邪魔になることを知ってから7年になる。」と答える場面です。今もしわたしが質問されたらこのように答えるでしょう。「きみは医者の仕事を始めて何年になる?」「36年です。経験が役に立つことを知ってから10年になる。」

ishibe at 21:57│Comments(0)clip!

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