レセプト債を運営していた会社が破綻して
新聞に大きく出たのが、10日ほど前。

それ以前から、ネットでは話題になっていましたが、
その存在自体を知ったのはずいぶん前です。

税理士の専門誌に掲載された、診療報酬債権を売ってくれる
医療機関募集中の広告からその存在を知りました。

しかしこの債権の存在を知ったときは不思議に
思ったのを記憶しています。

医療機関の診療報酬を証券化?
調べてみると、投資すれば2か月後には国保や社保から
ほぼ確実に入ってくるお金を、年利3%で運用ができる。

といった不思議。

それとともに、その2カ月間の運転資金が
準備できない医療機関というものがそんなにあるのか。
お医者さんというのは、金持ちだと思っていたが・・

そういった不思議。

聞くところによると、買取価格は診療報酬の8掛け9掛け
とのことなので、10%、20%の利益を吹っ飛ばして
お金に変えないと経営ができない。

不思議だ。

一般的には、そういった状態を自転車操業というのではないか。
経営が分かっているのか、医療機関は。謎だ。

医療専門のコンサルタントや、税理士という人たちが
山ほどいるが、彼らは何をやっているのだろうか。

不思議だ。

お医者さん(歯科医)という人種も不思議だ。

2か月待てば、そのままもらえるものを
8掛けで売る。そういうのを、叩き売りというのではないか。

この低金利(マイナス金利)の国である日本で
そういった取引を選択することがあり得るのか。

不思議だ。

と数々の???を頭に浮かばせてくれた
レセプト債、診療報酬の証券化はこれから
どうなるのでしょうか。。