どれだけお金を持っていても、死んだら使えない。
かりにあの世があったとしても、そこへ持っていくことはできない。

で、相続税を減らしたい節税したい。
その減らした税金は、子供や孫の取り分ということになる。
経験則上、それを頑張ったとしてもそれほど感謝されません。

そして多くの相続を見ていて思うのは、多くの被相続人予定者
つまりそう遠くない未来に亡くなる予定の人は、そのことを
よく理解しています。

何か対策をしなくてはいけない、節税をしなくてはいけない。
それほどそういったことへ、拘泥している人は、世間の人が
考えるほどはいないのです。

そうだなぁ、税金を沢山取られるのはしんどいなぁ。
かといって、借金バンバンしてアパート建てるのもなんだし。
あまりお金を配っても、それはそれでいいこととは思えない。

それじゃ、ほんのちょっぴり、効果は大したことないけど
〇〇〇をやっときます?
・・そうしようかな。

節税するなとはいいません。
けどそれに血道をあげるのは、あまりカッコよくない気がする。
せいぜいやった気する、これくらいで止めておくのがベター。
相続に係わるお仕事をたまにする身としては思います。

税金がもったいないって。
何かサラリーマンコンサルが、会社の看板でワーワーいっている。
脂ぎったご同業が、しなきゃバカだぐらいの剣幕でまくしたてる。
こんなのを、そこいらじゅうで見ていると、つい隣から
そんな茶々を入れたくなる。

アンタその提案を、自分の親父やじいさんにするんかいな。