いしいさん家便り

いしいさん家で 日々感じたこと。思ったこと。




屋根があったほうがいいでしょうに。

よく言われます。

でも

関わりの部分で

動線や効率を追求しすぎると

こんな関わりがなくなっていく。

それは、建物から

スタッフ本位になってるから。230920160600663




自然界の動物は
外敵から子どもたちを命がけで守る
あえて、おとりとなる場合もある

種の保存的に本能。
自分より子どもに生き残ってほしいと。

人間も
トイレに行っていたけど
もう、子どもたちに迷惑をかけたくないと

あるときから、悟るのか
仕方なく自ら「オムツにするよ」と

羞恥心と引き換えに
子どもを楽にさせたい、
生活を守る方が優先だと考えるのか
諦めたりすることがある。

それって
ある意味、似てるなと。IMG_20230921_081501


義理のお父さんが
自然の摂理には逆らえずに
老いてきている。

少し前まではフラフラになり
トイレに行っていた。

お義母さんはその度に起こされ、
疲労の色が濃い

大丈夫ですか。と尋ねると

「老いてくる幸せってあるのよ」
「限界でもないし。ありがとね」

そうか。

在宅の限界は
他人が決めることじゃない。

制度や法なども大切。
だけど、それ以前に、
その人の人生というのが前提なんだから

好きな人と
好きなことをして
好きに死ねたら
いいだけなのだ。

出会って少ししかたっていない
ケアマネや包括の人に

「もう限界ですね。施設をすぐ探しましょう」
なんて決められたくない。

誰の限界なんだ?
ケアマネの仕事の限界?
気持ちの限界?
他人の声があるから限界?

…人は、その年齢になって
「老いる」とは、こういうことなんだなって
初めて分かるのだろう。

ホント
押し付けの仕事になりかねない。
気をつけよう。

ーーー

パートナーとの最期。
限られたその時間は
その夫婦や、その人の人生の集大成。

支える専門家であるならば
もっとどっしり構えないといけない。
つまり、立ち止まることだ。

すぐ解決したがる脳は
介護には全く似合わない。

ーーー

お義父さんお義母さん
改めて気付かせていただき
ありがとうございました。
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