本日はお豆さんの投稿。

いしいさん家を利用している
Jおじいちゃん夫婦との旅のお話し。

少し離れた茂原というところにお豆さんの実家はあります。
Jさん夫婦が購入した家も、茂原にあります。
茂原は、片道1時間30分くらいですか。

もちろん、Jさん夫婦は住んでいません。
空き家になっています。

たまに、Jさんがお泊りになると
奥さんは、掃除に行っているそうです。



お豆さんは、
「いつか一緒に行ってみたい」と話があって。

奥さんと話をつけて、一昨日行ってきました。


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行ってきました。

Jさん、車中はずっと気持ち良さそうに眠っていました。

奥さんと沢山、話をさせてもらいました。

元々、30年程前
バブルの前の土地購入機運の高まりにのって
購入した土地へ建てた家への旅でした。

建てた直後の夏などは、住み替えを前提に数週間、
住んだこともあったそうです。

しかし、
田舎の交通の便の悪さは想像を遥かに超えていたそうで、
東京へ通勤をしていたJさんは通勤は無理だ。
ということになり、

では、老後にノンビリ暮そう という話になっていたのが・・・
 
Jさんの「病気」の発症でした。


「思った通りにはならないものよねぇ」と
奥さんは笑顔で話してくれました。


親戚の家で飲み過ごし、周りの人を楽しませたので
是非また飲みに来てください と言われたエピソード。

会社終わりに酔って帰って、仲の良い上司を泊めたこと。
(昭和って感じですね)

家ではほとんど飲むことは無く、土日は寝てばかり、
しかし、お昼ご飯は時々自分でお弁当を詰めて召し上がっていたこと。

得意料理はなまり節をコトコト煮たもの
(本人以外は誰も食べないのよ(笑)とのこと)や

ご飯に直接キャベツを敷いてトンカツを載せ
ギューッと詰め込んだものを一晩置いたもの
(本人以外は誰も食べないのよ(笑)

「だってあったかい時期なんか糸ひくんだもの(笑)(笑))」
なんて話もありました。


「お家をもし良かったらいしいさん家の人たちと
お借りすることは出来ますか?」
と伺ったところ

「もちろん!風を通してもらった方が家にも良いですし、
私も日が合えば一緒に来たいです!」
とお返事いただきました。

日帰り旅行な感じで行けたらいいなぁなんて妄想も。。。



茂原の銚子丸は大きくて美味しい と 奥さん。
3人でお寿司。

奥さんのお兄さんとも数年ぶりで顔を合わせることが出来ました。

天気に恵まれた旅でした。

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奥さんと少しこの先のことを話しました。
「沢山の思い出があるから、ただ老健に入れてしまうのは可哀想でネェ」
「でもお金のこともあるからいしいさん家にどこまでお願いできるかも分からない」。

先日のブログの方の関わり方を念頭に
「お暇な時にいしいさん家に遊びにいらっしゃいませんか?」

と伺うと
「何だか偵察に来た みたいに思われませんか?」と
気にされています。


「そんなこと無いです、
よくある施設とはちょっと、いや、かなり違いますから。是非ー」。

「そう?じゃぁ今度 お父さんのいる時に お邪魔したいわ。
息子も運転手で連れて行きたい」

なんて話にもなりました。

具体的に どうなるかは「思った通りにはならないものよね」ですから
日々のお付き合いで何かを少しずつ積み上げて置きたいものですね。

お付き合いありがとうございます(*´ω`*)

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個別にくれたメールを暴露しちゃいます。
以下。

『奥さんから、飲み物をたくさん、お寿司をごちそうになりました。
有料道路代、ガソリン代。

差し引き 「0(ゼロ)」感だと思っています』

ずっとお付き合いしていくには、ちょうどいいのかな。


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仕事で行くのではなく
気になるおじいちゃんと。家族を巻き込んで、一緒に。


そして、
「いいの。いいの。払わせて。」と
奥さんの精一杯の気持ちを拒むのではなく
気持ちよく、受け取る。


よく、菓子折りを持ってくる家族は、
気持ちを持ってきているのに、受け取らないことがある。

逆じゃないかな。なんて思いますが!

その人の「気持ち」なんだから。


まあ。
お豆さん。
明らかに変態です。

「幸せなんです。」

なかなか言えないです。
すごい。

他人へ時間を投資すると、言葉では表現できない
お土産をたくさんもらえる。

看取りと一緒かな。
赤ちゃんを抱く時と一緒かな。

差し引き 「0」感ではない。
それ以上の幸せを感じることが出来る。
「生きてるー」って思える。


僕も、そう思えるような毎日を送りたい。
ありがとうございます。