石川三十五右衛門

酒と芝居とネット の 三角地帯で難民キャンプを張るblog。「石川五右衛門の7倍手ごわい」を目指す。

今年も箱根駅伝を複雑な気持ちで見る八橋壮太朗です。
サッポロビールと日テレの私腹を肥やすイベントのために、首都圏の国道と公務員(白バイ)を提供しつづけて何年目でしょうか。学生も利用されているのではありませんか。

さて、2016年を振り返ろうと思ったら年が明けてしまってタイミングを逃しました。去年のことを考えつつ、2017年の流れはどうなるのか考えてみます。

ラジオの再熱
いつが電子書籍元年だったのか判りませんが、2016年はラジオがリノベーションできた年だったと思います。いつのまにかAM放送がFM波でも送出を始めているし、ネット同時配信をしてきたradiko.jpが全国各地のラジオをどこでも聴ける「エリアフリー」というサービスを始めました。そして満を持して「タイムフリー」という、過去の放送がオンデマンドで聴けるサービスも始めました。これはデカイ。いままでFM派だった私でも、AM局を聴く機会が増えました。SNSとの親和性も高い上に、通勤通学のときに好きな番組を聴くことができる。ついにこの時代が来たか。

野球の再熱
いわずもがな広島カープの大進撃です。カープ女子は増えてもカープ男子は増えてないんでしょうか。広島だけ再熱したわけではなくて、横浜ベイスターズもファンサービスをテコ入れしてファンが増えました。

・・・という感じで、団塊の世代が慣れ親しんだエンターテイメントに回帰していってる。これは再発見なんかではなくて、事業再生の手腕が結果を出せたもの。時代はUSJや星野リゾートを求めている。ただ、ラジオも野球も、世代交代が進んで昭和からの楽しみ方を現代にアップデートしたことによるもの。2016年ヒット商品を日経トレンディからいくつか拾ってみる。

「ポケモンGO」ポケモンをスマホ向けにアップデート
「君の名は。」新海誠を大衆向けにアップデート(ダウングレード?)
「iQOS」たばこを現代技術で再発明
「インスタグラム」写メをSNS向けにアップデート
「メルカリ」フリマをスマホ向けにアップデート

強引にアップデートと連呼しすぎました(「〇〇をアップデート」という表現は嫌いなのです)。おおまかに言って「時代に合わせる」のが改良・改善ということになるのでしょう。タバコなのに、火を使わず煙やニオイが全然気にならない「iQOS」は再発明と呼べる革新さがありますが、それ以外は最適化やチューニングがいかに大事なのかを物語っていると思います。

それにしても参照先の日経トレンディはアプリや商品をメインに取り上げてますが、いかに2次産業の呪縛が強いのかを感じます。野球もラジオも映画もSNSも、3次産業・サービスとして成功しているものが花開いてます。

特筆したいのは、映画「君の名は。」。新しいわけじゃない。新進気鋭だった新海誠作品を大衆向けにダウングレードすることでヒット。ここに回帰のカギがある。

新しいものが好きな人なら共感してもらえるんじゃないかと思いますが、新しいもの買っても、すぐに使わなくなったりしてませんか?でも新しい体験に期待しワクワクして買ってしまうのです。新しいものは好きだけど、新しくないものを否定するノリは嫌いです。「新しくない」と切り捨てるようなニュース記事は嫌いなんです。

ダウングレードしてヒットと聞いて思い出すのはWindows8です。Windows10では、ダウングレードに近い、前の仕様に少し戻りました。最新技術の詰め合わせではなくて、Windows7をリフォームしていると言ってもいい。「グレードが上がる=最新版になる=リフォームによる最適化」ということ。

書きたいことがいくつもあって錯綜してきましたが。
新しいものを見るときは意識したい。先鋭技術が「スゴイ」だけのパフォーマンスだけのものか。
プロジェクションマッピングや4K映像、VRは「スゴイ」だけのコンテンツは飽きられる。美人は3日で飽きるんです。スマホのGPS・ジャイロとVRを取り込んだ「ポケモンGO」の新体験は、普遍的魅力をどこに残せるのか。

2017年はリフォームの年。 

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