石川三十五右衛門

酒と芝居とネット の 三角地帯で難民キャンプを張るblog。「石川五右衛門の7倍手ごわい」を目指す。


Every Day 
監督・脚本 手塚悟
出演 永野宗典 山本真由美

最終兵器にはなりたくない八橋壮太朗です。

図らずも永野宗典主演「Every Day」を観ることができました。
実は、消化不良感が甚だしく、酷評しなきゃいけないのか、マイルドに感想をメモって終わりにするか悩んでいたら、上映後に間髪入れず手塚監督と「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太監督のトークショーが始まりました。いやいやいや。帰れない。情が移ったら酷評の道は無くなる。

若いサラリーマンと付き合っていた同僚の話。交通事故で彼女が余命1週間を告げられる。病院で瀕死のハズの彼女が、なぜか若いサラリーマンの家に現れて・・・。何が現実なのか、事態を受け止められるのか。

良かった!と思ったところを箇条書きしてみます。
・役者の演技
・丁寧な話の流れ
・主人公に集中できる
・主役が永野宗典

いいよ、永野宗典君。いい。

この映画は「もやっと」している感情を「もやっと」表現した作品で、ぜんぜんスッキリしてない。それはそれで良さだと思うんだけど、主にセリフが予定調和だったり、重みの無い発言で大事な感情を描いていたりして、そういうのが腑に落ちなかった。そういうのを、アフタートークで中野量太さんからツッコミが入っていて、やっぱそういう部分だよなあ、と思わされる。

何を描きたいのか。何を描きたくないのか。そのシーンで訴えたいことは何なのか。作り手は、どう思っているのか。そういう軸が欲しくなる作品。もやっとしたことを、もやっと描くことは成功してるし、フィットすれば心地よい。アフタートークで借金溜まるとか、人のカネで映画つくるとか言ってて情が移ったよ、もう(笑)。このキャスティングと、もやっと描くことができる力量を持っている手塚監督は、また活躍の場があれば応援していきたい。

見てどう思うかは、観客に任せるという風に監督は言っていてエライなあと思いつつ、でも、それではダメなんじゃないかとも思いました。やりたいことと、伝えたいことのバランスが悪い気がする。伝えたいことの比重を大きくして、次の作品に挑んで欲しいです。
 

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