イシマッティです。

こんにちは。



イシマッティとかジャッピューロと呼ばれている者です。


この度は、当ブログにお越し頂きまして誠にありがとうございます。



ここでは、

サッカーファンとして自分が感じた事、

マドリディスタとして自分が感じた事、

あとはたまに、マイケルファンとして自分が感じた事

などを書いていきます。

試合のレビューなども書いていきますが、

私がこのブログを使って皆様に特にお伝えしていきたいのは、



「サッカーファン論」

という私の独自の理論展開です。


サッカーの愛し方は人それぞれ。

どの選手を上手いと思い、最高だと感じるのかも人それぞれ。



そんな当たり前の理屈の中で、
我々サッカーファンが最低限心得ておくべき事。


サッカーは「スポーツ」であり、さらに「チームスポーツ」である。


「スポーツ」とは、対戦する者同士互いに、リスペクトが存在するべきもの。


さらに「チームスポーツ」とは、
個人競技とは違い、一人の出来のみで勝負がつくわけではないものである事。


そして、「プロスポーツ界」は勝負の世界である事。



そのように、サッカーというスポーツの魅力を楽しむ際に最低限心得ておくべき事に特に重点をおいて、

これからの記事、コラムを書いていくつもりです。



日常生活について感じる事については、

Twitterのつぶやきで済ましてますので

ここには書きません。


それではよろしくお願い致します。

BEAUTIFUL DREAMER

 

 

 

201514日、スペイン・マドリード。

 

エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウでは、レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が記者会見を開き、緊急で行われた取締役会の結果を伝えた。

  

報告された結論は、ラファエル・ベニテス監督との契約の解消。

 

そして、後任監督としてジネディーヌ・ジダン氏の就任が発表された。

  

今回のこの人事にはマドリディスタの皆様だけでなく、そうではないサッカーファンの皆様も各々感じる事は異なるだろう。

 


「ジダンのキャリアを汚す気か」 


「またカルロ・アンチェロッティやベニテスのように、迎えてはクビ切ってを繰り返すのだろう」

 

 

そのような声も私の耳には届いたし、その声の理由も大いに理解できる。

  

しかし私自身はこの決定の知らせを受けた時、また違う感情を抱いた。

 

ペレス会長がベニテスを解任し、ジダンがこのクラブで指揮を執ると聞いた時、

非常に胸に熱くこみ上げるものがあったのである。


同時に私はこの決定を支持し、ジダン新体制を、情熱をもって応援し見届けようという心持ちにさせられた。

  

なぜかと言えば、この人事はベニテス招聘のケースとは異なり、マドリー否フロレンティーノ・ペレス会長が示してきた姿勢と論理に沿った決定だったからである。

 

 

 

  

フロレンティーノは「ギャラクティコス」で周知の通り、スポーツ的メリットよりクラブの商業的・ブランド的メリットを重視した人事を敢行する会長として知られている。

 

そうした人事は「縁の下の力持ち」を生み、チームが崩壊してしまう大きなデメリットを被る事もあった。

 

過去、第1次政権では世界的な人気を誇るベッカムを補強する裏で、チームの功労者であったクロード・マケレレを放出。

 

2次政権でも、ポピュリズムにのっとった補強の裏で、クラブの悲願ラ・デシマを成し遂げたチームのエンジンであるアンヘル・ディ・マリアの残留に失敗しチームは解体、1415シーズンはメジャータイトル無冠に終わっている。

 

 

 

 

ただ、フロレンティーノの仕事がなければベルナベウに来なかったであろう有力選手も多数いる。

  

彼が連れてきた有力選手たちがクラブに栄光をもたらしてくれたこともまた事実である。

 

彼の政権下での成功と失敗は、同じく彼の実績として評価されなければならない。

  

レアル・マドリーというクラブのブランドイメージに彼が多大なる貢献を果たしてきたのは確かな事実であり、その補強戦略やビジネス戦略には、良くも悪くも「夢」というエネルギーがあった。

 

2次ギャラクティコスがついに実を結び、悲願のラ・デシマ達成という「夢」の実現に歓喜した昨々シーズン。


また、中盤の運動量を失ったにも関わらず「夢の陣容」に固執した結果、無冠に終わった昨シーズンのように、「夢」を追えば歓喜も悲涙もある。

  

しかしそれらは皆、マドリディスモとして掲げられている「ファンを魅了して勝つ」という一貫した目標と徹底した姿勢のもとで努力した結果だったのだ。 

 

 

 

 

そう考えると、過去にリーグ優勝を果たしたファビオ・カペッロを解任したり、タイトルを獲得したチームを解体してしまったことも、論理としては理解できる。

 

人々は、勝利や称賛の味にはいずれ飽きる。

 

新しい人気有力選手が続々と出てくるこの世の中で、勝てるようになったチームに次は彼らを招き、人々を魅了して人気の維持を図ろうとするのは流れとしては自然だと言えるだろう。

 

 

 
 

しかし昨夏、完全に論理破綻した出来事が起きた。

 

それがカルロ解任からベニテス招聘という一連の流れである。

  

守備の崩壊を止められずメジャータイトル無冠に終わってしまった事がカルロ解任に値するというのは、マドリーというクラブの歴史を見てもまだ頷ける。

 

しかし、だ。

 

ファンタジーを求めるマドリーというクラブにおいて、2年で4つのタイトルをもたらし支持も絶大だったカルロの解任を補えるほどの対案と呼ぶには、守備戦術志向であり中途解任歴も目立つベニテスはあまりに実力不足過ぎた。

 

対案の不十分な否定というものは力を持たない。

 

当然ながらこの決定が支持されるはずもなく、ベニテスは当初の予想通りファンとも選手ともいい関係を築くことはできずクラブを追われてしまった。 


フロレンティーノが今まで仕事をする上で示してきた「ファンタジー(ブランド)勝利」という高尚なスローガンを自ら裏切るような、目的に逆行した決定だったと私は考えている。

 

私には、チームをまとめられなかったベニテスへの声と同じくらい、


Pérez Out

 の声がファンから挙げられているように感じられた。

 

 
 

 

だが、今回ベニテスを解任し、ジダンを招聘したこの決定についてはどうだろうか。

  

「この現状を放ってはいけない、動くべき時には動く」というクラブの姿勢と危機感を見る事が出来たし、

 

ジダンが監督に就任するという決定は、ファンであれば否が応でも理想のシナリオを夢見てしまうような魅力的なニュースである。

  

少なくとも今シーズン冷めた眼差しで観戦していたファン達の目を覚まし、好奇心を十分に刺激する程度の事はできたのではないだろうか。

 

たとえ過度な期待を寄せるのは危険だと認識していようとも、誰もが愛したクラブのレジェンドがチームを引き受けると言えば応援しない者はいないだろう。

 

 
 

 

そう、今回の決定は、

  

魅了勝利というマドリディスモにのっとった目的のために、クラブが一貫した姿勢を取り戻してネガティブポイントと向き合い起こしたアクション」なのであり、 

 

たとえ「夢物語」であっても自己批判精神の見えるポジティブなアクションである。

 

そもそも「ファンを魅了勝利する」というマドリディスモの理念そのものが本来夢物語的な難しい目標なわけで、結果がどうあれその目標に真摯に取り組む者には敬意を表すべきだ。

  

悪い現状を放置する事、または明らかに不十分な対案を強引に施行して場を滅茶苦茶にする事はトップとして最悪な事だが、


プラスになり得る対案を行動として起こしていく姿勢は必要である。

 

 
 

  

フロレンティーノは人々のもつ「夢」というエネルギーに賭け、マドリーのブランディングと人事に関わり、良い時代を築きもしたし、失敗もした。

  

商業主義に特化した補強による失敗は、スポーツ面しか見ない我々観客の立場からすれば確かに受け入れがたいため大きくクローズアップされるが、成功が正しく評価されていないとも感じる。

  

ただ今重要な事は、フロレンティーノがマドリディスモにのっとり人々に夢を与えるような決定をした事。そして、ジダンが新しく監督としてやってきたという事だ。

 

今私を含めたマドリディスタが彼らのポジティブな姿勢と試みに対してとるべき態度は、失敗を危惧した批判的な態度ではない。

 

何せ、ジダンはプリメーラの監督として未知数なのだから。


我々が彼の未来に関して言及できる事は何もないし、全てはやってみなければわからない。

 

この夢は挫折するかもしれないが、それは過去の夢ある補強にも言えたことであり、成功をおさめてきた事例もある。

  

はっきりとしたビジョンが行動として示されたという事が何より重要な事なのである。

  

クラブが一貫した目的のもとで前を向こうとしている今、ファンがとるべき姿勢は、(未知数ではあるが)夢と可能性のある選択に刺激を受け、クラブと一身となり新監督・チームの支えとなるムードを作り出すことではないだろうか。

 

“Hala Madrid y Nada Más”

 

この言葉を胸に、

 

私はこの刺激的な決定を支持し、

 

ジダン新監督の、そしてレアル・マドリーのこれからの幸運を心から願っている。

 

 

 

 

  

 

リーガBBVA14-15 第10節 グラナダ × レアル・マドリー レビュー






スペイン・リーガエスパニョーラ第10節、アウェイでのグラナダ戦。



CLリヴァプール戦に続き前節のクラシコで充実した内容・結果を手にし、ミッドウィークのコパ4回戦コルネジャ戦も危なげなくアウェイで快勝。





グラナダのカパロス監督は記者会見において、口にしていない弱気過ぎる発言を掲載されたとして地元紙を破り捨てるなど、勢いのあるマドリーを相手にしても全力で立ち向かって見せる事を誓った。





しかし、これまで公式戦ここ5戦で20得点を記録しており、公式戦10連勝中のマドリーのアタックは、ホームといえどグラナダに止められるものではなかった。





カパロス監督の意気込みも何処吹く風、

マドリーは試合開始から全く容赦をしない。





前半2分、カルヴァハルがオーバーラップ。



見逃さなかったモドリッチがカルヴァハルの前のスペースへロングパスを送ると、



カルヴァハルが粘りボールはベンゼマへ。






ベンゼマがサイドへ流れる時、中央へ走り込んでくる選手は決まってあの男だ。




今回もしっかり走り込み準備していたクリスティアーノ・ロナウドの元にラストパスが供給され、



寸分の狂いもなく狙いすまされたダイレクトキックがファーサイドネットを揺らした。




早速先制した事により気持ちよく試合に入ったマドリー。



グラナダは引き続き、世界最高のフットボーラー達による協奏曲、意気込みだけでは埋まらない差というものを見せつけられる事になる。





31分、相手陣内深く入った右サイドからのスローイン。




ベンゼマが自分で作ったスペースでボールを受けると、浮いた球をそのままフリーになったハメスの足元へ優しく落とす。




するとハメスはあろう事かそのまま足元へ落ちてくるボールを左足でインパクト。




少し無理な体勢だったが、ジャストミートした強烈なボールにはドライブがかかり、美しい放物線を描きながら逆サイドネットへ吸い込まれていった。





そしてこの試合でもクラシコ同様基本的な形をしっかり固めて、ぺぺを中心にカウンターを防ぎ磐石の流れで前半を2点リードのまま終了。




前半印象に残ったのは、状態が良いと言われるマドリーの所以でもある、試合中の幾度にもわたるフォーメーションチェンジ。




守備時に4-4-2となり攻撃時4-3-3と化すのがカルロ・マドリーの通例ではあったが、この試合では攻撃時に4-3-3にも4-4-2にも幾度となく状況によって形を変え、フリーの選手を作り出しパスコースを生み出していた。




プレッシングとトランジション(攻守の切り換えの速さ)とともにこの目まぐるしいフォーメーションチェンジが、現在のチームの遅攻と速攻の使い分けが非常にうまくいっている重要なポイントの一つと言えるだろう。





後半もマドリーは止まらない。



54分、モドリッチが要所で中央を切り込みワイドに展開すると、各選手がフリーランによってギャップを生み出しパスコースを切り開いていく。




サイドで受けたハメスはベンゼマとのポジションチェンジによってフリーとなったクリスティアーノにピタリとパスを合わせ、



受けたクリスティアーノは、グラナダ守備陣がマドリーの前線の動きに混乱しているスキを突き、鮮やかなヒールパス。



ベンゼマはしっかりとオフサイドポジションから戻って準備しており、華麗なアシストを確実にゴールに結びつけた。





タレントと戦術がハーモニーを奏で、極上のフットボールを展開し見る者をさらに楽しませていく。





これが "世界最高" か、世界最高の能力者達が緻密な戦術を遂行しつつもプレーを楽しむとこれほど幅が広く美しいフットボールが見れるのかと私は舌を巻いた。




スポーツ面でも娯楽的な面でも超ハイレベルのフットボールがそこにはあった。





68分にはグラナダにアーリークロスのこぼれ球をフリーで拾われ決定的な失点のピンチを迎えるも、ラモスが我慢しぺぺが戻りきった事プラス相手のミスもあり危うくその場を乗り切るシーンもあったが、


こういうシーンもあるのがマドリーであり御愛嬌…と言うわけにはいかない。





ラモスがクロスに対応する為に全力で走り相手の動きをケアしたにも関わらず、その結果仕方なく中央にこぼれたボールのケアをクロースは怠っていた。




クロスが送られる前から完全にクロースはボールウォッチャーであり、真後ろに控える敵に対して首を振る事もなく危険予測のきの字もない酷い怠慢プレーだった。





慣れてないアンカー役を任されているとはいえこれは流石にそういう問題ではなく、いただけない。




勝負が決してくるポイントでいつ報いを受けてもおかしくないプレーに対するケアは必須項目だ。





ラ・デシマを達成した後の新加入選手という事もあるだろうが、そのあたりの意識の改善はラモスの様な闘将、また最終ラインが安定してきた事でキャプテンシーも発揮しやすくなっているカシージャスを中心に任せていくしかない。




このようなプレーにはベルナベウのマドリディスタからいつブーイングされてもおかしくない状況へと自らを追い込む事になる。




この試合も95%のパス成功率を記録したその能力には脱帽するしかないが、彼の仕事はそれだけではないという自覚もそろそろ必要になってくる。




グラナダ戦において不満の残った数少ないポイントである。





とはいえ、さらに攻め立てたマドリーはチームの献身的な連動攻撃からハメスがオウンゴールを呼び込み4点目。





前述したような頂けないプレーは確かにあったがそれでも終始フットボールの美しさを見せつけ圧倒したマドリーが4-0、無失点での快勝。





バルセロナが前節に続き敗れたため、二位のセヴィージャの一試合の結果を待つ状態で暫定ながら首位に浮上した。





試合のレビューはここまでであるが、

この試合を観て感じた事はもう一つある。



以前から思っていた事ではあるが、また今日もそれを実感させられた。





今回は純粋なマッチレビューにおまけとしてもう一つ短いコラムをお届けして終わりたいと思う。



以下がそのコラムである。


↓↓





●目立たないモドリッチ●




モドリッチは今日も目立たなかった。



ここ最近モドリッチが目立たない試合というのが多い。




しかし、これは悪い事では全くない。





"良い意味"で、彼は目立っていない。





昨シーズンの彼を思い出してみよう。


彼は私達にとってまさに大黒柱で、彼に頼りきっていい結果をもぎとっていた。



チームには他の大黒柱ディ・マリアもアロンソもいたし、うまくいっていたからそれで良かった。




しかし、今シーズン開幕前にその2本の大黒柱がごっそり引き抜かれた。



その影響は開幕当初のマドリーを見ると一目瞭然である。




思い出してみよう、その悪いチームコンディションの中で一人だけ骨として変わらず支えていたのがモドリッチであり、開幕当初は彼の良さだけが目立つ試合が何度もあった。




しかし、カルロのもと新たなチームバランスを模索していく中で、「全員で協力して一つの柱となる」スタイルへ移行する事となった。



運動量・連動性が増した今、攻撃にも守備にもそのスタイルは絶大な効果を生み出している。




モドリッチは昨シーズンから変わらず、このチームにとって不可欠であり今シーズンも必要な仕事をこなしてくれている。




目立っていないのは、周りが全体的に良くなったからだ。




チームがうまく回っており目立っていないモドリッチのプレーに改めて注目して見てみると、やはり彼は変わらずとてつもないレベルで仕事をこなしてくれている。




昨シーズンのようにビルドアップだけでなく守備にも走り回る大黒柱としての彼のプレーを今シーズンはチーム全体として徹し出した結果、彼が目立たなくなっただけなのだ。







これでいい。

ディ・マリアとアロンソという2本の「大黒柱」を失ったチームは、確実に正しい道を歩んでいる。




「大黒柱が○○」というように設定され、周囲の選手がそれに一方的に支えられているだけではチームは完成しない。



互いに支え合う、これがチームであり、今シーズンはチームの完成の兆候が確かに見える。




ひとつの柱を皆で形作らねばならない状況であり、それに向かって正しい姿勢をここ数試合見ることが出来ているのが非常に嬉しい。




全員が協力していく中で徐々に "良い意味" で目立たなくなってきたモドリッチ。




しかしその中で一つのピースとして確実に不可欠な輝きを放つ彼が、最高に格好良く見えた。











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