2006年06月

D200を手にした瞬間

 きのう夢にまで見たD200を手に持って見ることが出来た

 アマチュア向けといいながら質感はニコンのプロ機D2Xに可なり近い機種のようである。
 手にした瞬間「これぞデジタル一眼」と感じた。いま使っているD70Sは電子部品をニコン一眼のスタイルに作りあげたとしか思えなかった、今度のD200はF4またはF5が持っていた「使っている喜びを感じさせる」喜びを思い起こしてくれたデジタル一眼である。

 詳細は続けて使って見ないと分からないが、形を見る限りではD2を踏襲したデザインである。D2に有ったペンタ部分の「環境センサー」がないから新発売されたアナログ機F6にそっくりである。当然メタルボディーである、其の分ズッシリ感が出てシャッターを切った時も安心である。

 F100がF5のジュニアと呼ばれていたが、D200はD2Xのジュニアに相当する。基本的なスペックはカタログなどを見ると分かるので省くとするが、気になるのが実写データーである。きのう手にしたばかりで何とも言えないので日を追って撮影レポートを「つぶやき」や「写真日記」に掲載したいと思っています。


陸上自衛隊の共同転地演習

 おととい木更津の息子から電話があり、転地演習で帯広から丘珠へと移動し丘珠で天候待ちの待機しているとこで、このまま天候待ちが続いて長引いたら休暇をとって江別へ寄りたいとの話しでした。
 ヘリが飛べないことを期待しながら今朝まで待っていたが何の連絡も無いところを見ると木更津へ戻ったようだ。

 2000年以前はこの演習を陸上自衛隊の機動特別演習と言って、冷戦下のソ連と対峙する北海道に速やかに本州の部隊を送り込むために行っていた。私が帯広に居た頃は北海道の部隊が輪番制で行う大規模な演習で、内地から揚陸艦で送られて来る部隊を十勝の浜大樹揚陸訓練場に受け入れ、千島と対峙する海岸線へと配備展開したものです。

 しかしソ連との冷戦体制が終わりを告げ日本に対する脅威が北海道から九州や沖縄に接する中国と北朝鮮へとシフトした。このことで自衛隊の兵力が重点的に配備されている北海道から今までとは逆に本州方面へ移動を余儀なくされた。最近では大規模な演習と併せてテロへの小規模な市街戦を想定した訓練も行われていると言う。

 息子から詳しい事は聞いていないが、以前の「北方機動特別演習」から「共同転地演習」に名前が変り、北部方面隊の部隊を本州に展開する目的で行われる演習へと変わったと言う。九州が有事になると関東地方の部隊が出動しその間に関東地方が手薄になるから其の方面へ北海道の部隊を進出させる演習らしい。息子のヘリ飛行隊も兵員輸送で参加した。

 今朝になっても何の連絡も無いところを見ると昨日のうちに木更津へ帰ったようで無事任務を終え何よりだった。


鬼胡桃

 最近はリスに関係あることばかり書いている。すっかりリスにとり付かれてしまった。

 今日もリスの好物の鬼胡桃のことについて書いて見る。
 なんで鬼胡桃というか調べてみた。硬い殻を二つに割って食べられる中身を取り出し、殻の内側の溝模様が鬼の顔に似ている事から鬼胡桃の名が付いたといわれます。
 因みに市内の四番通りのある農家で栽培している胡桃を割って中身を取り出し殻の内側を見たが鬼の顔には見えなかった。栽培している胡桃は色が白っぽく握り拳で叩いても簡単に割れ食べやすく私はこの胡桃を「菓子胡桃」と呼んでいたが調べてみたら本当は「樫胡桃」でした。
 最近はネット販売で鬼胡桃を買う事が出来る。キロ400円から500円である。樫胡桃は20粒入った袋で300円もする。

 鬼胡桃は日本が原産国で全国に分布している。胡桃の原種は中国「呉」から渡来したと云われていることからクレミ(呉実)、殻が黒く為るのでクロミ(黒実)、実が殻に包まれているのでクルム(包)であり、訛ってクルミになったんで無いかと言われている。

 花穂は栗に似ているからあの栗のように厭な臭いがするかと思ったがそうでなかった。千古園の鬼胡桃の木は二本ある、二本とも樫の大木の傍にあり樫の花穂より匂わない。

 私は朝食のパンは胡桃パンを常食している。何時ものパン屋さんの胡桃パンは胡桃が何処のパン屋さんより多く入っている。酒の抓みのミックスナッツを買うときも胡桃の沢山入った物を買う事にしている。クルミの脂肪質が何ともいえない酒のほろ酔い加減を促してくれる。
 クルミの木の心材は硬くて色が紅褐色なので家具や彫刻に良く使われる。私の家にも胡桃の木で出来た象の置物があった。仏壇に使われる紫檀の感じに似て好きであったが、幾度かの引越しで何時の間にか行方が分らなくなってしまった。

塩辛蜻蛉

 シオカラトンボと言うと何と無く懐かしい響きを感じます。

 昨日の午後、千古園の池の傍でリスの出てくるのを待って居ると池の淵にあるコケの生えた小さな石で羽を休めているシオカラトンボを見つけた。木の間から日が射して其処だけが日溜まりになっていて蜻蛉も心地良さそうに羽を休めていた。

 未だ成熟し切っていない様だが体全体が白い粉を噴いたように白くなっている。シオカラトンボのオスに違いない。メスは麦わら色をしているからムギワラトンボと子供の頃教わった。

 数年前の夏のある時、越後沼でトンボを撮っていた、最初はシグマ200mmをつけてシャッターチャンスを待っていた、シオカラトンボのオスとメスとが一緒に飛んできた、此処ぞとばかりシャッターを切ったが落ちない、エラー標示が出てしまう。其処で持ち合わせのニコン70mm~180mmに取替え撮ろうとしたがトンボの姿が其処にはなかった。
 この時のシオカラトンボのオスとメスとがデートの最中で珍しいシーンであったから尚更に悔やんで為らなかった。

 シオカラトンボのオスだけが白い粉を噴いているからシオカラトンボの名が付いたのだろうが、昆虫の不思議な世界を垣間見るようだ。  
 シオカラトンボを他のトンボと比べると目玉が大きい。「トンボの眼鏡は水色眼鏡・・・♪」という歌の文句があるがシオカラトンボの事を云っているのでないだろうか。トルコ石のように綺麗な目玉をしています。

 子供の頃トンボを捕まえるとき、トンボの前で人差し指をクルクル廻して捕れといわれて、捕った事がある。子供心にトンボが目を廻すからだと信じていました、まんざら嘘でない時もあったが殆んど逃げられました。

 昨日の写真日記に千古園で撮ったシオカラトンボの写真を2枚貼り付けましたご覧下さい。

もっと向こうの自然界

 千古園のリス達と写真を通して触れ合って三月になる。

 自然界の法則に従いルールを守らなければいけない事は承知していてもリス達の余にも可愛さに惹かれ「餌で触れ合う自然界のルールを乱す初歩的なミス」を私は犯している。

 写真の仲間でもこの様な行為で悩んでいる人がいる。一見してリスの世界と写真を通して親しんでいる様に見えるが、自然界には有り得ない“不自然”だとある学者は言っている。そうだと私も思って入るが写真を撮っていて如何にも欲が出てしまリスに接近してしまうう。

 其れは撮影者のエゴでしかない事は分かっていても止められない。何故なんだろうと自問しながら撮影を続けている。

 千古園の場所柄、何時の間にかリスに親近感を覚え「リスは野生動物」という認識が薄れているのだ。家庭でリスを飼う人が増えている。エゾリスではないが北リスの一種でエゾリスに似ていて可愛いリスです。ホームセンターへ行くとリスの餌の胡桃や向日葵の種が売られている。

 エゾリスの好物は胡桃です。千古園のリス達は鬼胡桃を主食にしているようだ。二本の鬼胡桃の木がある。恐らく不作の年も有って千古園のリスは数から云って多くは生息できないだろう。其れは仕方ない自然淘汰の法則だと思うが、今年のように四匹の子リスが生まれると併せて六匹にのリス達は如何して生き延びていくのだろう。

 「もっと向こうの自然界」を見てリスと付き合って行かなければならないのに、リス達が皆元気に越年をしてくれる様に願ってルール違反かもしれないが餌を運ぶ次第です。

プロフィール

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