2016年04月24日

〇平成27年度決算報告
  石巻支援三七会の平成27年度決算は、平成28年4月6日の世話人会で会計担当の
  檜佐秀美から報告が行われ、収入、支出および次期繰越金は承認されました。 
                                                                                                          (詳細略)
〇平成27年度監査報告
  平成27年度決算の監査報告は、平成28年4月6日の世話人会で佐藤弘志監事から
   世話人会に提出され、「会計帳簿及び収支決算書について、帳簿並びに関係証票書類に基づき
   監査を行った結果、適正に処理されているものと認める」と報告されました。

                                                                            
                                                                                                          以上


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2016年04月21日

-雅楽に親しむ-

日時:3月2日(水)~3日(木)
場所:石巻好文館高等学校
   音楽室・音楽準備室・視聴覚室・体育館
講師:中村仁美(篳篥)/石川 高(笙)/中村香奈子(龍笛)
参加:授業1学年5クラス 82人
    コンサート460人
         3月2日 2・3校時(09:45~11:25)2・3組 21人(男子13人・女子8人)
        5・6校時(13:00~14:40) コンサート(生徒他460人)
         3日 1・2校時(08:50~10:30)1組 40人(女子40人)
            3・4校時(10:40~12:20)4・5組 21人(男子14人・女子7人)

好文館高校で昨年度に続き2回目の雅楽の授業をおこないました。
今回の授業は好文館高校同窓会関東支部の支援で実現しました。
また、同支部の希望で全校生徒のためにコンサートも開かれました。

授業は、1年生の音楽選択者が3つのクラスに分れて、それぞれ2時間ずつ
行われました。

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この授業は日本の伝統音楽に触れ、体験し、体得しようというものです。
講師が奏でる雅楽曲を鑑賞し、次いで生徒自身が演奏を試みました。

まず篳篥・龍笛・笙の三管を生徒が実際に吹いて、好みの楽器を選びます。
次に楽器別に分かれて練習し、最後は合奏へと進みます。
曲目は「越天楽」。

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三管それぞれの生徒たちは、講師の熱心な指導に若く柔軟な心と身体が鋭敏に反応して、
瞬くうちに習得。見事に「越天楽」を合奏しました。

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次は生徒自身が咽喉をふるわせ、朗詠に挑みます。
朗々と響きわたる講師の詠(うた)に続き、線の動きで表現された楽譜を辿りながら、
楽曲「嘉辰」を全員で詠いました。

<朗詠「嘉辰」の楽譜>
嘉辰の楽譜 001



















朗詠「嘉辰」は唐の漢詩(祝言の句)に雅楽風の曲を付けたものです。
「嘉辰令月 歓無極 萬歳千秋 楽未央」
 (良き時節にあっ て、よろこびはきわまりなく、
  千年万年を祝ってもその楽しみは尽きることがない)
平安貴族が正月の宮中の庭や昇進の祝宴で言祝いだ情景を、
貴族の実名を挙げて解説され、生徒たちは調べとともに平安の世界へ
誘われました。

澄んだ女性コーラスに「奇麗ですね!」、 講師から感嘆の声が洩れました。

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平安の装束を纏った生徒は衣装が気に入り、雅楽への興味が高まって、
雅楽との出会いや演奏する時の心構え、また雅楽を学べる場所など、
講師たちへの数々の質問となりました。

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雅楽の体験と講師たちとの出会いは、生徒たちに新たな世界への扉を開いたようです。
生徒たちは「ためになった!」「楽しかった!」と、晴れやかな笑顔で教室を後にしました。

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<授業を手伝った協力者の声>
・生徒たちのエネルギーを感じた。
・講師の真剣さが伝わり、子ども達が応えていた。
・覚えが早く、頭の柔軟さを痛感した。


コンサートは初日2日の午後、前日3年生を送った体育館で1・2年生の生徒、教職員、
学校関係者、好文館高校同窓会本部役員、同関東支部役員が参加し開催されました。

関東支部長の挨拶に続き、平安装束を纏った3人の奏者が登場すると
会場は華やぎ期待感でいっぱいになりました。

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始まりは音合わせや耳ならしの役割をする「平調音取」(ひようぢょうのねとり)から。
次に「越天楽」。
「越天楽」は唱歌(しょうが)をみんなで唄い、雅楽に親しみながらの鑑賞です。
続いて篳篥、笙、龍笛と雅楽三管について、生徒を交え実演しながら解説がありました。

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朗詠「嘉辰」(かしん)
「壱越調調子」(いちこっちょうのちょうし)
「春鶯囀遊声・颯踏」(しゅんのうでん ゆうせい・さっとう)

お終いは演奏会の最後や儀式で参会者の退場曲として演奏される「長慶子」。
この曲は平安中期に楽器の名手として名声を馳せた醍醐天皇の孫・源博雅による作曲とか。
丁寧な解説を交えた演奏会は、ゆったりした古代の調べに乗せて、風雅な平安の世を
偲ばせるものでした。

参加者からは「気持や頭がスッキリした。雅楽には癒しの効果があるのでは…」との感想も
聞かれました。



好文館の雅楽特別授業は同校同窓会関東支部の支援のもと、
学校の協力と地元協力者の授業支援で無事終了することが出来ました。
同校同窓会本部役員の皆様にもお世話になりました。

講師の方々は海外演奏ツアーの合間を縫っての指導で、
アメリカから戻ったその日に石巻入りした方もおいでになりました。
少しも疲れを見せない講師の方々の真摯なご指導に感銘をうけました。

お世話になった皆様に心から御礼を申し上げます。


ishinomaki37kaiishinomaki37kai at 18:45│コメント(0)トラックバック(0)イベント活動報告 │ このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年04月02日

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日  時:2016年3月6日(午後1時30分~午後4時45分)
場  所:文京シビック大ホール
内  容:〈1部〉 3Dドキュメンタリー映画
              「大津波 3.11未来への記憶」
     〈2部〉 鈴木あい ミニライブ
          池上 彰 講演
入場料:無料
参加者:1,200人


主  催:石巻支援三七会
共  催:文京区
後  援:宮城県、岩手県、石巻市、㈱NHKメディアテクノロジー
協  賛:㈱ニコン
協  力:宮城ふるさとプラザ、いわて銀河プラザ、㈱プロテク、気仙沼ワークス

東日本大震災から2016年3月11日で満5年になるのを機に、“あの日を語り継ぐ”イベントを
東京の文京シビックで開催しました。

日曜日の昼下がりにも拘わらず文京シビックには、開場の1時間余り前から長い行列ができました。
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開場時間を予定より少し早めて受付を開始。
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1階席はまたたく間に埋まり、一部の人は2階席へ、という状態になりました。

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開会の冒頭、参加者全員が東日本大震災の犠牲者に黙とうを捧げました。
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第1部は、3Dドキュメンタリー映画「大津波 3.11未来への記憶」の上映です。
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この映画は、NHKメディアテクノロジーが3年にわたって継続的に映像記録した
「世界唯一の震災3D映像」をベースに、ようやく心を開いて語りはじめた人々に
取材を重ね、海と共に生きる島国日本の「自然と人間」「破壊と再生」「過去と未来」
「家族」を問いかける大型ドキュメンタリー作品で、去年3月、仙台で開催された
「国連防災世界会議」でも上映されました。
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膨大な被災地をリアルに描き出すダイナミックな映像と、
未曾有の災害に遭遇した体験を語る5人の物語に場内は静まり返り、
「あの日」を改めて心に刻みつけるように見入る参加者の姿が印象的でした。
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第2部は、鈴木あいさんのミニライブで始まりました。
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鈴木さんは、東京を中心に活動しているシンガーソングライターで、
月1回、気仙沼市を訪れて幼稚園や老人施設を慰問しています。
オリジナル曲など3曲をピアノの弾き語りで披露しました。
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カバー曲の「花は咲く」では、ハンカチを目にあてながら歌う女性客も見られました。
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第2部の後半は、池上彰氏の講演です。
テーマは「これまで、そして、こらからの日本」。


池上氏は先ず、「東日本大震災は第2次世界大戦につぐ第2の敗戦」とし、
巨大地震を想定できなかった「地震学者の敗北」、「政治・行政の敗北」、
「メディアの敗北」、そして「原発災害の敗北」を上げ、
「あの日から5年たったが震災から5年ではない。震災は今も続いている」と指摘しました。
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そして日本列島は、東日本大震災をきっかけに大地震や火山噴火が頻繁に起きる
『大地動乱の時代』を迎えたのではないか、と言われている。
今や日本列島は、どこでも巨大な地震や津波に見舞われるかも知れないことを心にとめ、
そのことを子や孫の次の世代に伝えていかなければならない、と述べました。
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その上で、東日本大震災では小中学生が津波から避難した“釜石の奇跡”が注目された。
釜石では群馬大学の防災教育の専門家を招き、津波の時は家族一緒ではなく
各自がてんでんばらばらに逃げる、「津波てんでんこ」の教育を徹底的に行った。
その結果、学校にいた子どもたちは全員、無事だった。
誰かの指示を待つのではなく、一人ひとりが自分の頭で判断して逃げる。
「てんでんこ」には、そうした意味があることを含め伝えていく必要がある、と強調しました。
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最後に、2011年6月に制定された東日本大震災復興基本法は、
「震災復興、は新たな地域社会の構築であり、21世紀半ばにおける
日本社会のあるべき姿を示す」と定めている。
被災自治体の取り組みは、先進的な役割を担っており、
日本の未来を照らし出すものになる、ということを忘れてはならない。
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そのために「子や孫に何を残したのか、これから何を残せるか、
生き延びることができた私たちの課題であり、
未来への責任ではないかと思う」と述べ、講演を締めくくりました。
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会場のホワイエでは、宮城県と岩手県のアンテナショップの物産即売や
気仙沼の会社が委託された「大津波」の2D版DVD販売なども行われ、
名産品などを買い求める人たちで大賑わいでした。
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3時間余りの長丁場でしたが、多彩な内容は概ね好評で、とりわけ池上講演は、
「話しが判りやすく、良く理解できた」、「示唆に富んだ話しで、満足した」など、
評価する声が多く聞かれました。


ishinomaki37kaiishinomaki37kai at 18:44│コメント(0)トラックバック(0)イベント活動報告 │ このエントリーをはてなブックマークに追加