お墓参りの必需品の一つにお線香があります。

P1040254

線香のあげ方や所作などは宗派や地域制によってさまざまあります。
ただ今回はそもそもなぜ線香をあげるのか触れていきたいと思います。

線香はどのようなシチュエーションであげられるか思い浮かべると、お墓、お寺の本堂、境内などですが、これらは仏様や故人の魂と交わる場所です。

神聖な仏様に会う際に俗世間の穢れを祓うため線香をたきます。
またその線香の煙は仏様や先祖への供物であると言われます。

テレビで観られる巣鴨などでのお寺で線香の煙を浴びると体の不調が良くなると言われているのも、その辺りから来ているのかもしれません。

最近は住宅事情のせいもあり煙の少ない線香が出ています。
しかし線香の煙が穢れを祓い、故人への供物であるのならば、墓前では煙のある線香の方が良いでしょう。


これまで宗教的な観点で触れてきましたが、もっと単純な線香の効果があります。

それは心が落ち着くことです。

線香を焚きその香りによって、心穏やかに故人と向き合い、想いを寄せることができるのではないでしょうか。