昆石材店でお墓を建てさせてもらったあるおばあさんの話です。
そのお墓には旦那さんが吸っていたタバコのマークを彫りました。
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お墓を建ててから数年後にお会いした時に「両親の墓参りができなくなった」というお話をされました。

そのおばあさんには兄弟がたくさんいて、長兄さんは既に他界していました。
両親達が眠っているお墓はその息子さん(おばあさんからすると甥)が継いでいました。

その甥っ子さんは名古屋に住んでいるのですが、ある日突然「墓じまいをして、遺骨を移す」と連絡がきたそうです。

そして、一ヶ月もしないうちにコチラのお墓は無くなってしまい、おばあさんは両親の墓参りが簡単にはできなくなってしまいました。

甥っ子さんの事情が分からないので、僕から墓じまいをしたことに対して良いとか悪いとか言うつもりはありません。

ただ、突然の話じゃなくて、あらかじめの相談があったら、おばあさんの気持ちの整理も少しはついたんじゃないかな?と思います。

お墓の所有権は継承した人にありますが、そのお墓にかかわっている人は意外といるんですよね。