クラウドが簡単に利用できない理由Surachipt は北海道のメインストリート

2009年10月01日

データセンターの立地条件

この動画は、トルコのイスタンブールで9月に発生した洪水に流されるボーダフォンのデータセンターの監視カメラの映像です。

オフィスの床をぬらす水がやがて濁流になり、コンピュータルームも水浸しになります。コンピュータエンジニアにとってはまさに悪夢の一言です。

ある、アメリカ中部の企業は、竜巻の被害を避けるため、地下室にコンピュータルームを作るのが一般的だったのですが、たまたま地下室の横を市内の下水管が走っていて、下水管の破裂によって、データセンターそのものが土砂で埋まってしまったという事例があります。

コンピュータの機器そのものは、金次第、時間次第、あるいは保険によってなんらかの修復が可能ですが、濡れたディスクからはデータを復旧することができません。そこで、データをバックアップする第二、第三のデータセンターが必要となります。

データセンターを空調管理の要らない宇宙空間に作ってはどうかとか、月面にトンネルを掘ってそこに半永久的なアーカイブ(書庫)をつくってはどうかという意見すらあります。

しかし電力の調達問題、宇宙線の問題もあり、そう簡単に実現するわけには行かないでしょう。

地球上の陸地は長い地球史の中で必ず動いています。その多くは海面が盛り上がったものです。この地球上で「絶対安全な場所」と言われるところは今のところ私には思いつきません。思いつかないかもしれないけれど、人類の英知を集めれば安全性はかなり確保できるものと思います。

 

キーワード

雪冷データセンター、省電力データセンター、低環境負荷データセンター

 

リンク

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北海道砂川市の公式ウェブサイト



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