北海幹線用水路が示す地形24時間働くシステムと止めていいシステム - 時差を利用したサービス

2009年10月21日

用語 SLA

SLA (service level agreement) サービス品質レベルの保証

という言葉があります。たとえば、回線容量のこれだけは保証するとか、停止時間は年間何時間以内にするという合意です。以前は

「Agreement なんだから、達成できなければ罰金だ」

という顧客がいましたが、最近は「合意して達成すべき目標」として理解されています。

一年 365 日*24時間 を60分であらわすと 525,600分、稼働率 99.9% を目標とすると・・・計算に弱いのですが、年間数時間です。あの Google ですら 99.9% の確保は難しいと言われます。システムエンジニアの愚痴かもしれませんが、わずか数時間の停止でも顧客からは「対応が悪い」と思われてしまいます。99% の場合、100日のうちまる一日(24H)停止するわけですから、3ヶ月に1日止まっているということです。

コンピュータや通信のシステムとしては99.9 % 以上の稼働率が求められます。

数年前までは、コンピュータシステムは「単体」として使われていましたが、現在は「クラウド」という言葉に代表されるように、ネットワークとデータセンター、ユーザと、それらを結ぶ通信回線で複雑に構成されます。電話の交換機や変電所などの設備は非常に精巧な装置ですが、今では電話以外のコンピュータ通信でも重要なサービスのひとつです。

これらの関連サービスを含めて99.9%の稼働率を目標とすることは大変な仕事です。



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