グリーンＩＴの指標値 PUE

PUE - Power Usage Effectiveness は、データセンターの電力効率を示す指標のひとつです。

PUE : 1.0 とは、電力の１００％をＩＴ関連機器に使い切っている状態で、もちろん理想値です。通常は、空調に３０％以上、オフィスの照明、機器を維持する安全対策や、従業員のちょっとした電源の利用などで、ＰＵＥ値は２．０から３．０の間が普通だと言われます。

都心型のデータセンターでは、２４時間完全空調で、巨大なバッテリーが発生する熱、高いビルに何本もの高速エレベーターを通す必要があるため、大抵はＰＵＥ値が３．０程度と言われます。

安定した電源、冷涼な気候を巧く利用すれば、ＰＵＥ値は１．８から１．５程度まで下げることができます。また、顧客にデータセンターのＰＵＥ値を示すことで、顧客の環境負荷度を示すことができます。

 

よく、「環境負荷をゼロに」という目標がありますが、電気を使い、ＩＴ機器を外注することで環境負荷が下がっているだけで、いかに効率的な外注先を使っているかということを示してあげることも重要です。