グリーンITの指標値 PUE日本語と日本人 - Japanese Language and Peaople

2009年10月30日

ハウジングサービスとホスティングサービス

 データセンター事業者は、主に二つのサービスを提供します。

-ハウジングサービス

事業者は、顧客のコンピュータを預かり、場所と電源と空調、通信回線を提供します。システムのメンテナンスは顧客が行う必要があります。

サービス契約によっては、装置のリセット、電源再投入、顧客のマニュアルに従ったテープなどの記憶装置の交換などのサービスを行います。

顧客は、自前のコンピュータルームを持たないため、電源や空調、スペースを節約することができます。 電源状態、施設の内容、占有する面積(コンピュータラックの数)で価格が決まります。

内部に設置する機器やソフトウェアは顧客が自由に選べます。

コロケーションサービスとも言います。

-ホスティングサービス

事業者が自前でコンピュータ設備を用意し、コンピュータ資源を貸し出します。レンタルサーバーとも言います。円/月額で貸し出されます。

1台のコンピュータをそっくり貸し出すレンタルサーバー、1台のサーバーを複数の顧客に貸し出すレンタルスペース、レンタルドメインなどがあります。

顧客はコンピュータシステムを自由に扱うことはできません。事業者があらかじめ準備したサービスのみ利用されます。 たとえば企業や官庁の電子メールシステムやウェブサーバーなど、目的がはっきりしたシステムに向いています。

中にはメール+ウィルススキャンを付加価値に売る事業者もいます。

多くの場合、ハウジング+ホスティングを両方できる事業者は大資本の大手事業者で、ホスティングのみのサービス事業者は中小事業者が個性がある、小回りの利くサービスを提供し、施設はデータセンターのハウジングサービスを使います。

主に都心型のデータセンターサービスを使い、オフィスとデータセンターが隣接しています。

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たとえば砂川市の公共施設のインターネット接続は、大手通信会社の専用線で西新宿と思われる生命保険会社が所有する高級マンション兼オフィスビルビルにつながっています。このビルのオフィスフロアを通信会社がホスティングサービスとして賃貸契約してデータセンターとして運用しています。通信会社はここから、インターネットに接続しています。役所などのメール、インターネットページサービスは全てこのビルの中の中堅ホスティングサービス会社のレンタルサーバーで動いています。ウェブページの運用はやはり西新宿の中小のネットワークサービス会社が管理しているようです。

おそらく、ホスティングに使っているビルは通常のビジネスビルなので、耐震性はあっても免震性はありません。床や搭載用ラックなどに免震装置を使っていると思います。

このようにデータセンタービジネスは通信、ソフトウェア、運用とさまざまな雇用効果を生み出します。



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