岩見沢市にデータ拠点構築、北海道 石狩川流域 を世界の情報 HUB 拠点に

2011年02月03日

ガラパゴス化するクラウド

こんな記事がありました。

スマフォの部品メーカーに蔓延する「嫌日ムード」

ガラパゴス携帯(通称ガラケー)というのは日本の消費者、供給者が作り日本独自で進化した、いわゆる「ガラパゴス諸島化」した独自の携帯電話の企画全般を言います。

日本製品は「作りが良い」と言われます。性能や信頼性も良いものを作ります。昔PDAと呼ばれるアメリカ製の小型端末をもらったのですが、周囲の評価は「機能は面白いけどつくりが雑だなぁ」という感想でした。日本の市場で受けるのは「基本機能」よりも「特殊な機能」だったり「作りのよさ(信頼性)」です。例えばアメ車は頑丈だけど、ボディパネルに隙間があったりしますが、国産車では剃刀一枚入らないほどの精度で組み立てられます。

そのため、携帯電話の部品メーカーは世界で僅かなシェアしかない日本の携帯電話メーカーに特殊な機能や性能を求めるため、商売が難しいということです。

クラウドが話題となるコンピュータネットワークのでも同様です。日本の各ネットワーク事業者は世界レベルより2桁違う信頼性や安全性をアピールして日本国内だけで通用するようなサービスを次々に立ち上げようとしています。

少なくとも、日本の需要者の満足を満たすだけのサービス量(ユーザ数)ではクラウド(特にパブリッククラウドと呼ばれる公衆サービス)はできません。世界規模での数億人を顧客として持つサービスを提供しなければならないわけです。

コンピュータを安全に動かすためには少なくともリスクを三箇所に分散すべきだといわれます。となると需要の大きな、北米、ヨーロッパ、アジアの三箇所で分散処理が必要となります。

アジアの各国は東南アジア初め高温多湿な気候が多く、拠点として向いていません。また、中国北部も内陸は冷涼ですが、緯度が高くても夏場は大陸性気候で高温になります。

Surachipt Datastream は世界に通用する日本発の世界基準のデータセンター構想です。

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