カレーはウンコになれるがウンコはカレーになれるか - 固定化の法則過去10年間の北海道 Surachipt の地震災害

2011年07月03日

アジアー北米の通信回線は北周りがあっても良いんじゃないか?

今回の震災で奇跡的にもICTが局地的な被害を受けて、それでも国際回線が生き残り、様々なシーンで活躍したことは賞賛されています。数年前の台湾地震ほどの被害がなかったようでした。

しかし、多くのアジア-北米の通信回線が、茨城、千葉の海岸から北米につながっており、何とか被害を起こさなかったのですが、北関東の国際幹線一極集中というのはいかがなものなのでしょう。

東北関東大震災による太平洋海底ケーブルの被害状況

海底ケーブルに一部損傷-アジア通信各社、影響阻止に全力

台湾地震では、日本経由南アジア、中国との回線に広範囲な障害が出ました。

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地球儀を上から見る習慣のある人は少ないと思うのですが、実際に上から眺めると、北海道と北米とは実に距離が近いのです。宗谷海峡、オホーツク海、間宮海峡、千島列島、ベーリング海峡はいずれも一部を除き水深が浅く、海峡の深さは数十メートルしかありません。ウラジオストックのソ連時代の原子力潜水艦はいずれも水深のある津軽海峡を通っていたそうです。島嶼や陸地が多く、日本海溝を1万メートルも垂らしたケーブルを修復すると言った神業は必要ないと言うのは通信に弱い私の浅はかな考えでしょうか。また成田からサンフランシスコに飛ぶ旅客機がほとんど千島列島の南岸を通るのは距離が短いから、という理由以外にあるのでしょうか。

東西冷戦が終わりもう20年。函館の朝市で売られるカニはほとんどがロシア産です。というより、オホーツク地区でロシア漁船が直接北海道の漁港に水揚げされて浜茹でされます。紋別では左側通行のロシアに日本の右ハンドルの中古車が輸出されています。

北米、西欧との通信回線が日本海溝を通じて、北関東の海岸線に集中しているというのはなぜなのでしょうね。

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北海道 データセンター クラウド 雪熱冷房 洞爺湖サミット 国際回線 冗長化

勝手に石狩平野にデータセンタを作るプロジェクト

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