シリコンバレーと石狩バレーMBs と mbps の違い、転送速度と通信容量の表現

2012年11月30日

通信回線は「遅い早い」は誤り「細い太い」が正解

「もしもし、黒柳さーン」
「...はぃ、黒柳でぇーす」

よく70年代にはやった衛星通信ごっこですね。

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通信事業者はよく「早い遅い」という言葉を使いますが、これは大きな誤りだという話です。

地球の周囲は4万km、静止衛星の高度は3.6万Km、光は1秒で地球を7周半する。

この3つの数字で説明しましょう。

仮に久米さんが地球の裏側の黒柳さんに衛星電話をかけた場合、少なくとも36000Kmの向こうの衛星まで飛んでいって、地球の反対側まで36000Kmの距離を帰ってくるわけです。地球には半径があるので、まぁ仮に往復80000Kmとしましょう。

一方で、地球の周囲は40000Km。これはナポレオンがメートル法を決めたとき、地球の周囲の40000分の1を1mとしようということで、誤差はありますが40000Kmジャストです。これで地球半周の通信にかかる距離は20000Kmですね。久米さんが黒柳さんの返事を待つ1/4で到達できることになります。

ところで、電気信号の早さはほとんど光と同じだといわれています。つまり一秒で地球7週半、30万キロほど進むということです。
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海外にデータセンターを設置するということは、この「光と同じ速度」が実はネックになります。それだけレスポンスに影響があるのですね。まだ、Evernote や iCloud のサービスのように「裏で同期してくれる」ようなサービスや、単なるバックアップ拠点であれば全く気にならないのですが、ファイルサーバーやイントラネットのサービスを海外に求めると、必然的に「なんだか反応が遅いなぁ」という気分になってしまいます。ほんの数msの差なのですが、「行って帰って」が多いアプリケーションサービスであれば致命的です。多くの事業者が首都圏にDCを建設して、首都圏の顧客にサービスをするのも、この「距離」が重要だということです。

逆にバックアップ用途であれば、どこにサーバーがあってもかまいません。

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実は、信号の伝わる速度というのは、アナログモデムを使っても、デジタル回線を使っても同じなのですね。30万キロというとほとんど月ほどの距離があるので、伝わる信号が「遅いなぁ」と思うのはデジタル回線でもアナログ回線でも同じなのです。

-周波数-

通信速度は変わりなくても周波数が上がると、単位時間の「通信容量」は増えます。

なぜ「早い、遅い」と感じるのでしょうか。それは「処理が終わるスピードが早い」からに他ありません。

ボーレートというものがありまして、インターネットがまだテスト段階だった80年代は1200ボーなどの数字でした。これは1秒間に1200の信号を送れるということです。90年代半ばのボーレートは19200ボーくらいの「周波数」になりました。今8MのADSLで80000ボーくらいになります。

速度が上がったのではなく「通信量」が増えて「早く処理が終わった」ため「早い、遅い」と感じるわけですね。


石狩平野シリコンバレー化勝手なプロジェクト


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