OLEAI BEACH BAR & GRILL

サイパンで唯一のビーチフロントレストラン【OLEAI BEACH BAR & GRILL】のぬるいBLOGです。 ぬるい情報をぬるい感じでぬるい頻度でお送りします。

2015年10月

先日、「電気が戻った」ということを書いた。
でも、正しくは「『原則的な意味で』電気が戻った」と書くべきだった。
今でも時々停電するからである。

どうも、こういうことらしい。

●電柱Aを修理中           → お店停電

●電柱A修理完了・片づけ開始   →お店に電気が戻る

●片づけ完了・電柱Bへ移動         ↑
                       この間約20分間
●移動完了・作業準備             ↓

●電柱B修理開始           →お店停電

…と、この無限ループ。

実はぼくはこの「予告なき行き当たりばったり停電」にものすごいいらいらしていたのだが、うちのワーカーの連中を見ると「はい、また停電来ましたー」「バイバーイ、また20分後にねー」とか、なんとも楽しそうで、いらいらしているのもなんかばからしくなったので我慢した。

そして! ようやく! あの日から2か月と20日以上たってやっと!

水道が完全復旧しましたぁっ!


…いや、とりあえず「『原則的な意味で』水道が復旧した」に訂正します(泣)。



この2か月と20日以上の日々、毎日毎日ぼくたちは様々な作業をしてきたわけだが、作業をするには当然材料や道具が必要なわけで、それらの材料選び、道具選びに際して、ぼくらは毎回それほど小さくない岐路に立たされる。

それは、「(その材料や道具が)Made in Chinaかどうか」という岐路である。

つまり、「今、出費を抑えるために安い中国製を買って『どうか壊れませんように』と祈るか、将来の出費を抑えるために今、多少高くてもいいものを買うか」という選択肢だ。




ぼくの身の周りに限ってのことかもしれないが、今、この島に流通しているものの中では圧倒的にMade in Chinaが多い。

日本の有名ブランド、日本の有名メーカーのものまで「Made in China」のものがあるし、中にはでかでかと「Packaged in U.S.A.」と書いてあるその下にちっちゃく「Made in China」と書かれているものもある。それでいいのか。

もちろんMade in U.S.Aも少なくない。
Made in Japanもあるが、数は勝負にならない。

こちらの人々の.Made in U.S.AやMade in Japanに対する先入観は、「高いけど、モノはいい」「高いけど、長持ちする」という感じが圧倒的。あえて言えば、Made in Japanの方にはそれぞれの「高いけど」の前に「すっげぇ」がつく事くらいで、製品の評価としては似たり寄ったり。

少し不思議なくらいに、Made in Koreaはあまり見ない。
スーパーの食品棚、特にお菓子コーナーにはMade in Koreaがずらりと並んでいるお店もあるにはあるが、食品以外ではほんの数種類しかお目にかかっていない。


…で、「Made in China」である。


島の人たちは口をそろえて言う。「安いけど、すぐに壊れるよ」と。


でも、ぼくは思う。「確かにそんなイメージはあるけど、いくら『Made in China』っつったって一応『商品』だよ?子供が作ってる工作なんかとはもちろん違うわけだし、お金をとって提供してるんだから、そんなにひどいなんてことはないんじゃないの?」と。


ぼくは間違っていた。


たとえば、この扇風機。
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左のは、お客様用に奮発して買ったMade in U.S.A.。$110也。

この扇風機を買ったのはなんと開店当時、2013年5月だから、もう2年半近くになるが、今でも元気に活躍していて、毎日お客様に涼しい風を送り届けている。

右のは、暑い暑い厨房で働くコックさんたちのために、「コックさんたちはこれでいいだろ」と油断しまくって買ったMade in China。$32(!)。

彼はうちのお店に来た3日後、その生涯を終えた。

我々日本人の偉大な先達はこんな言葉を残した。

「安物買いの銭失い」。

ぼくは先達にあわせる顔がない。


もうひとつ例を挙げると、このスポットライト用ハロゲン球。
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箱を開けて取り出したらもう切れてるって、そりゃないぜBaby。


我々日本人の偉大な先達はこんな言葉も残した。

「安かろう悪かろう」。

今のこの島では、それが「中国製だろうすぐぶっ壊れるだろう」とカタチを変えて昇華している。



もちろん、扇風機も電球も、即刻新しい商品に交換してもらったのだが、根本的な問題は別にある。
この島には工場がないので、保証が付かないのだ。保証つきの商品もあるが、「その時は中国まで品物送ってね♪」的なフザケたものばかり。

だから「交換」になるのだが、これがまた厄介で、「この期間内だったら交換しますよ」という規定がないのだ。つまり、「お店の人が『買ったばかりだな』と判断してくれる」間なら交換してもらえる、という非常にあやふやなものなのだ。

今回は扇風機が3日、ハロゲン球は即日だったからこちらとしても店員さんにしても問題はなかったが、これが「買って1週間後」とか「1か月後」とかだったらどうなるだろう?持って行きにくいこと山の如しに違いない。


正直な話をすると、この3か月近くの間、ぼくらは少なくないMade in Chinaの商品を買った。祈りながら。信じながら。「どうか後悔しませんように」と念じながら。だって安いんだもん。めっちゃくちゃ安いんだもん。


と言った矢先の昨日、、隠れたMade in China、サンダルのダルくんが逝った。1ヶ月だった。先代のさんちゃんは2か月弱もったのに。


思わずMade in Chinaと中国をののしりそうになっていたが、同じ昨日、開店以来初めて中国人の旅行者から予約&送迎の電話が直接入った。

エージェントを介して来店される中国人の観光客や、ご自分で来店されるサイパン在住のお客様は今までも大勢いらっしゃったが、純粋に「直接電話をして予約、さらに送迎の依頼」をしていただいた中国人のお客様は初めてだった。

と思ってたら! 今日もまた電話が来た! 別の中国人旅行者から! 昨日初めてだと思ってたら2日連続!


…もう少しの間、Made in Chinaの悪口を言ったりののしったりするのは我慢してみることにする。

ちゃんぴーこと台風25号が去った。

…前回、あんなこと書くんじゃなかった。



---前回よりコピペ-------

どう考えても、「ちゃんぴー」なんて名前の台風が怖いわけない。ひらがなだし(笑)。

「ちゃんぴー」って(笑)。

「だいじょぶだって。ちゃんぴーなんだから」

---ここまで----------



結果、ちゃんぴーは手強かった。

せっかくなおしたパティオがまたダメージを受け、やっとフルオープンできると思ったらまたこの通り。
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(先にFacebookで公開した画像と同じです)




…1989年。日本シリーズ。

圧倒的に「巨人有利」と言われていたものの、近鉄が3連勝。
その3戦目のお立ち台で、近鉄の選手がこう言い放ったという。

「(パ・リーグの)最下位のチームより(巨人は)弱い」

そう、マインドとしてはぼくの「『ちゃんぴー』なんて名前の台風が怖いわけない」と同じ。たぶん。


言われた巨人の選手、いや、監督(当時は名将藤田監督)コーチを含め、全体がひとつになって燃えあがった。

そう、マインドとしてはちゃんぴーと同じ。たぶん。


結果、近鉄は3連勝のあとなんと4連敗。掴みかけていた日本一の座はその手から滑り落ちた。

ウチのお店はタープ(薄い遮断幕みたいなもの)を取って「さあ、フルオープン!」と言ってたのにまた上画像のようにまたタープ。

そう、マインドとしては1989年の近鉄の選手とぼくはまったく同じ。絶対。



そして、近鉄の選手たちが(おそらく)そうだったように、ぼくも学習したのだった。

挑発はやめよう。




というわけで、ちゃんぴー様の通過後、東の空には「台風予備軍」の皆さんがすでに待機されている。
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いやあ、みなさん活発なようで。




今年やたらと台風が多い、しかもサイパン以東で台風になるものが多く、みんな訳知り顔で「エルニーニョのせい」と言っていたので、ぼくも「エルニーニョのせいだよ。ああ、間違いない、エルニーニョエルニーニョ」と事あるごとに言っていた。なんか「エルニーニョ」って言葉にするのが楽しくて。

そしたらNASA(アメリカ宇宙航空なんちゃらかんちゃら)が、今年のエルニーニョについて「過去最高クラス」と断じ、すくなくとも普通の冬ではない」という見解をしめした。

もしかしたら、もうしばらく台風の皆さんに対してへらへらする時間が続くのかもしれない。


補足:たぶん逸れる(日本列島の東側を通過するはず)と思うので大丈夫だとは思うが、日本の皆さんはくれぐれもちゃんぴー様に失礼のないように。

報告その①:台風が近づいている。

昨日の未明に立て続けに発生した24号と25号。

24号(KOPPU)は、よくあるパターンで「サイパンを通過してから台風にへんしーん!」だったので、影響はなかった。

なのでそんなことはもうどうでもいい。

問題は25号(CHANPI)。
こうやってファンタオレンジを飲みながらのうのうとキーボードをぱこぱこやっている間も、着々とサイパンに近づいてきている。
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最接近は明日の夕方との予報。
発生時の予報では土曜日の早朝とのことだったので、少し早まったのかな。

でもそんなこともどうでもいい。


なんと言っても最大の問題はその名前だ。

CHAMPI。

もともとはラオスの言葉で、赤いジャスミンの花を表すらしい。発音は「チャンパー」。

…でも、どう見ても「ちゃんぴー」でしょ(笑)。

「ちゃんぴー」って(笑)。

こちらのラジオでも、発音は「ちゃんぴー」。毎時間ごとに「Tropical Storm(こちらではまだTyphoonになっていない)ちゃんぴー」、連呼。

「ちゃんぴー」って(笑)。

これはよろしくない。非常に油断させる名前である。

どう考えても、「ちゃんぴー」なんて名前の台風が怖いわけない。ひらがなだし(笑)。

…にもかかわらず、スタッフは戦々恐々だ。
今日も朝から店のあちこちを点検、そして補強。

ぼくは「だいじょぶだって。ちゃんぴーなんだから」とぶつぶつ言いながらつきあっていたが、お昼くらいから風が強くなり、午後2時を過ぎるころには「強風」、午後4時過ぎには「非常に強い風」と呼べるくらいになってきた。

やるな、ちゃんぴー。

遅まきながらぼくも補強作業を手伝い、得意技のひとつである「最初からちゃんとやってた感じ」を醸し出しながら、無事作業を終えた。

…さて、どうくるか、ちゃんぴー。



報告その②:さんちゃん、引退。

相棒としてこの2か月半、ぼくの足の裏を守ってくれたサンダルのさんちゃんだが、ついにその現役生活にピリオドを打つことになった。

思い返せば常に過酷な状況だった。

ひとりで屋根を楽しそうに滑り降りて行ってぼくにののしられたこと。
澱んだ水の中で作業をした後、ものすごい悪臭を発してぼくにののしられたこと。
「あーしたてんきになぁーあれ」と飛ばされたと思ったら風に流されて屋根の上に登ってしまいぼくにののしられたこと。

最後の日、さんちゃんはぼろぼろだった。
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ありがとう、さんちゃん。

もう君のような相棒に出会えることはないだろう。
裸足で作業するわけにもいかないから、明日から別の相棒と過ごす日々が始まる。だけど、君と過ごした時間にかなうような時間を共有できる相棒なんているはずがない。

君はぼくにとっての『ONE & ONLY』だ。忘れないよ。




…というわけで、新しい相棒を紹介します。
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サンダルの「ダルくん」です。
「ダル」と言っても本名はダルビッシュではありません。



報告その③:ついについについに

電気が通りました!
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台風発生から2か月と13日、本当に長く、精神的にも参るような時間を過ごしてきましたが、やっとこさっとこ、電気が通りました。

それに伴い、これまで「営業時間の変更」「限定メニューのみのご提供」「月曜日定休」など、ご迷惑をおかけしてまいりましたが、明日(16日金曜日)から完全通常営業にて皆様のお越しをお待ちできることになりました。

………。

……。

……ん?

「明日」? 「16日」? 「金曜日」?


ちゃんぴー…。

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