2005年08月

2005年08月18日

こんなの見つけちゃいました!

49de100a.jpg夕方、私のピアノ曲に興味を持ってくれたというピアニストさんのために、昔書いたピアノ曲の譜面を探していたら…

こんなの見つけちゃいました!

「Piece for Baritone」

EuphoniumとPianoのための小品です!
譜面の最後に1992年1月12日とありました。

すっかり忘れていたのですが、書いたのは確かに覚えています。
大阪音楽大学在学時、作曲専攻生は、Piano以外でOrchestraで使われる楽器を一つ選択して、レッスンや試験を受けないと行けないのですが、同じ学年の友人がEuphoniumを選択して、「試験で演奏する曲を書いてくれ〜!」と頼まれたので、おもしろがって書いたのがこの曲。
友人のEuphoniumはお世辞にも上手…(中略)…だったのですが、とにかく派手に聞こえるようにPianoパートにラフマニノフのコンチェルト並の音符を並べ、でもEuph.の音域は1オクターブと減5度、と言う曲を友人のために作成したのでした。
初演は、私の試験も重なってしまい、聴けなかったので、実はこの曲、まだ聴いていないのです…
懐かしい気分で譜面を見ているのですが、なんとか音を出せないかな〜?

Pianoは大変そうだけれど、短い曲なので頑張れば私でも何とか弾けそう。もちろん、ちゃんとしたピアニストに弾いて貰えるのが理想。
Euph.は音域が狭いので、中学生でも吹けそうだけれど、表情豊かな音を持っている奏者に吹いて貰えるといいな〜!初心者に吹きやすい音域とは言え、ffでがんがん吹くにはプロでもちょっと大変だそうだし…

まあ、こんな曲ですが、14年ぶりに再演してくれるEuph.奏者を大募集!o(^-^)o

それにしても、結構興奮して書いています。(笑)
ちなみに、演奏時間は3分30秒くらいと思われます。

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2005年08月16日

手紙

3f557935.jpg八幡市立男山中学校吹奏楽部のみなさんからお手紙が届きました!
部員一人一人から、「風の精」を精一杯演奏して、金賞を受賞した喜びが伝わってきます。
私の作品をこれほどまでに思いを込めて演奏して貰えたのかと、思わず涙が出そうになるくらい嬉しかったです。

で、メンバーの学年を見ると、3年生が4人、2年生が9人、1年生が13人と、半分が1年生だったのですね…
本当に、よく頑張ってくれたのでしょう!

特に、1番Trp.を演奏してくれた部長さん。冒頭のメロディーを本番で上手く吹けたことが本当に嬉しかったようです。(^-^)
私の宝物がまた一つ増えました。
男山中吹奏楽部の皆さん、本当にどうもありがとう!続きを読む

ismusic at 00:24|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 音楽仲間と 

2005年08月13日

耳で聴く「お手本」の大切さ

012d1440.jpg先月になりますが、7月26日、私の住む枚方の隣町、京都府八幡市立男山中学校吹奏楽部の指導に出かけてきました。
なんと、八幡市文化センターの大ホール!レコーディングにもよく使われるホールですよ…贅沢な…
八幡市の中学校は、少し安く借りられるみたいです。

練習したのは「風の精」という小編成のための作品。大阪市音楽団の委嘱作品です。
で、メンバーはご覧のとおり、26人。この曲をやるには、まあ十分な人数。(大阪市音楽団のCDも30人程度での演奏)
でも、1/3は楽器を始めてまだ3ヶ月ほどの1年生…音を出してみると、なかなか大変そうでした。

で、練習を進めていくと、タテの線は結構合っている。テンポも拍子も結構変わるし、易しくないのですが、この点ではあまり問題がないのですが、音はと言うと、いたるところで怪しい音がする…
試しに、何人か捕まえて吹かせてみると、何を吹いて良いのかも分からない状態…

でも、これってよく考えると当然なんですよね。音楽の授業でつかう譜面よりは、はるかに複雑ですし、楽器の音を出すだけで精一杯の1年生で、譜面をすらすら読める方が不思議な訳ですから。
でも、自分の吹こうとする音を分からないまま、合奏をするのも、可哀相なわけで、根気よく、一人一人の音を確認して回りました。特に中間部でクラリネットがユーフォニアムの伴奏をするところが大変でした。

コンクールまで2週間ということで、一人一人が少しでも正しく演奏出来るよう、面倒を見てあげて!と先生に言い残して八幡をあとにしました。
せめて銀賞を取れれば良いな〜と、心の中で思っていたのですが、なんと金賞をいただいたとのこと!
正直びっくり!きっと2週間、物凄く練習したのでしょうね〜!(^o^)

ここで思ったのですが、やっぱり「ソルフェージュ」って大切ですね。
ある程度、経験を積んだ高校生や、大学生、社会人ならばともかく。楽器を始めて間もない、小学生や中学生は、まず自分がどんなメロディーを演奏するのか、譜面を見ただけでそれが分かる子、と言うのは(ピアノやヴァイオリンを小さい頃から習っていた子を除けば)ほとんどいないと思うのです。

そこで、大事なのが「お手本」だと思うのです。

吹奏楽の作品、今は譜面が出版されている曲ならば、ほとんどCDも発売されているのですが、あくまでもそれは合奏をした状態の音源。一人一人のお手本CDとかは、残念ながら見たことがありません。

でも、楽譜を読むのに慣れていない子供たちのためのお手本は、凄く重要だと思うのです。
出来れば、その楽器の上手な大人(プロ奏者や音大生が理想だけれど、卒業生でも先輩でも)が、初心者のこのためにお手本を吹いてあげるのが理想だと思うのです。
顧問の先生が、得意な楽器で吹いてあげても良いと思います。キーボードでも、ピアノでも。歌でも。

楽譜と、実際の音の結びつきは、やはりたくさんの曲の譜面を見て、聴いて、演奏して身に付いてくるものですから。

指揮をしている先生に、ちょっと質問してみたいのですが、すべてのパートを(自分の得意な楽器で)演奏してみたことがありますか?
もちろん、それが出来なくても、コンクールで良い成績を取っている方もいらっしゃると思いますが、子供たちの前に立って、ああだこうだと言う立場の人には、一度、ぜひともやって貰いたいなと、個人的には思っています。

私は、小さいときからピアノを習っていましたから、練習場所にピアノがあれば、色んな楽器のパートを弾いたりしますが、やはり管楽器とは音色が違うのが、ちょっと残念だし、すべての会場にあるわけでもありません。
吹奏楽で使う楽器すべての音色が出せる、持ち運び出来るキーボードがあったらいいのにな〜なんて思ったりしています。音域は、3オクターブ半くらいあれば十分かな?欲しいものリストに追加しておこうかな。(笑)

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2005年08月11日

ロマンス&ノスタルジー

479c3145.jpg8月10日、京都市交響楽団の「みんなのコンサート〜ロマンス&ノスタルジー」を聴きに行ってきました。
だって、800円だし、呉竹文化センター(丹波橋駅前なので枚方市駅から急行で20分:近い!)だし、何よりドビュッシーの「第一狂詩曲」をオーケストラ伴奏バージョンだし!これは行かなきゃもったいないでしょう!
大阪で用事があったので、それを済ませて、淀屋橋からK特急に乗ったらあっという間に夢の中…気が付けば中書島駅で、浴衣姿の方たちでホームが大混雑していました。宇治川の花火大会があったようです。
で、中書島駅を少し遅れて出発したのか、普段は有り得ない猛スピードで丹波橋に18:00過ぎに到着すると、会場のロビーではVn.奏者の友人(お出かけ日記に良く出てくるVn.の友人とは別人です)がメール打っていました。(^^;
結構本番前でもギリギリまでは普通の人なんですね…

同じくロビーでは、ハープの体験コーナーが開設されていて、私もハープを触って遊びたかったのですが、子供たちを押しのけてまでチャレンジする勇気もなく断念。ハーモニックスの演奏法とか、指がどのくらい届くかとか、右手でどのくらい低い音まで弾けるものか、色々試したかったのですけれどね〜(龍谷大学にもあるから、また遊ばせて貰おう…)

体験コーナーのあと、ミニコンサートがあって、M. Tournierの"Feerie"を演奏してくれました。左斜め後ろからかぶりつきで見ていたのですが、プロの演奏家(多分、京都市交響楽団ハープ奏者の松村衣里さん)がハープのためのオリジナル作品を演奏する姿を、間近で見るなんて初めてなので、かなり感動しました。奏法とか、音色とか、ハープも面白いですね!

でも、曲の最後の方で、ホールの中でTubaがもーもーと音出しを始めてしまい、美しいハープの演奏が…(T-T)
もうちょっと待って欲しかった…

さてさて、開演。
指揮者は新田ユリさん。とても分かりやすくて楽しいお話付きで、定期演奏会とはまた違う雰囲気です。
有名なペールギュントの組曲で始まりましたが、ライブで聴くのは久しぶりだったので、曲の良さを再認識。
続いて、モーツァルトのケルビーノのアリアと、ロッシーニのロジーナのアリア。メゾソプラノ独唱は、森季子さん。ロジーナのアリアでは低いGisから高いHまでバッチリ響いていました!

休憩を挟んでいよいよお待ちかねのドビュッシー!o(^-^)o
ピアノ伴奏では、何度も聴いた曲ですが、オーケストラ版をライブで聴くのは初めて!
結構難しそうでしたが…練習時間も定期みたいにたくさんはなかっただろうし…(^^;
やっぱり、ドビュッシーらしい色彩感あふれるオーケストレーションが素晴らしかったです。
ソリストは白子正樹君。オーケストラの響きの特性を計算して音量をコントロールするのが課題かな?(とえらそうなことを言ってみる。)とは言え、難曲をよく練習されていました。

さて、やっぱり親しみやすい曲を中心にプログラムを組んでいることもあり、「男はつらいよ」なんて曲も演奏しました。でも、Trp.奏者の菊本君が寅さんの格好で、登場したのには会場のお客さんも大喜び。(^o^)
マドンナ役はCl.奏者の小谷口さん?寅さん吹いても上手いです。(^^;

アンコールにはドビュッシーの「小舟にて」爽やかに夏のコンサートを締めくくりました。
こんな楽しいコンサートなのに、結構空席があったのがもったいない〜
今日もALTIで同じプログラムでの公演があったはずですが、そちらはどうだったかな?

とにかく、大満足のコンサートでした。(^^)v

ismusic at 19:53|PermalinkComments(5)TrackBack(3) 音楽の話 

2005年08月08日

本当はこうなの!(;_;)

58273af5.gif今日は、貴重なオフ!一日家で溜まった雑用や、明日の岡山行きの準備に、ブラームスの練習!
と、思っていたのですが、どうしても「七五三」が聴きたくて、こっそり行っちゃいました。奈良県大会高校A部門。

15:00頃、会場に到着すると、すでに当日券は売り切れでしたが、連盟の方にお計らいいただき、関係者入口より潜入。(^^;
(すみません、また奈良県吹奏楽界のためにしっかり働きますので…)
舞台裏では、ちょうど一条高校の生徒たちがスタンバイしているところでした。
思い切り普段着の私に「いたるさん、こんにちは〜」と挨拶してくれる。(^^;
普段、そんなに関わっていないバンドなのですが、なんで私のこと知ってくれているのだろう???
と、思ったら、生駒中の卒業生が多いのですね。なるほど…
で、顧問の谷先生にご挨拶をして、色々お話などを伺っていたら、前の団体の演奏が終わったので、舞台袖より客席へ。

で、一条高校の演奏。「春風」と「楓葉の舞」。素晴らしかったですね。さすが。
自由曲は確かに、全員がほとんど吹きっぱなしで、確かにきつそうでしたが、乱れることはありませんでした。

そして、昨年度、「湖の畔で」を演奏してくれた郡山高校。
「パクスロマーナ」と「With Heart and Voice」
今年は、顧問の先生が異動になりましたが、昨年度の副顧問?の先生がしっかりまとめていました。
それにしても「With Heart …」のエンディングは、何度聴いてもくどいと思うのは私だけでしょうか…

そしてそして、待っていました〜!「七五三」!\(^o^)/
なんと言っても、ちびクラのソロや、中間部のサクソフォンの大ソロなど、木管楽器を中心にソロが山盛り!
変拍子も多いし、「どんな演奏をしてくれるのだろう?」と客席でワクワク、ドキドキしていると演奏が始まりました。
Tuttiの音が、若干固い感じも受けたのですが、リズム感が凄く良い!
きっと、たくさん練習したのでしょうね〜ぎくしゃくした感じが全然しません。
で、いよいよちびクラのソロが始まって…続きを読む

ismusic at 23:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 私の作品について | ┣吹奏楽のための作品

2005年08月06日

審査員in富山県砺波市

c096fa1f.jpg7/30と7/31中部日本吹奏楽コンクール富山県大会の審査員で、砺波市文化会館に行っておりました。
いつも、コンクールに行くと、審査員の先生方は「はじめまして!」と名刺を交換することが多いのですが、
今回、初対面の方はお一人だけでした。

左から、私、大阪市音楽団Trumpet奏者の田中弘さん、同じく大阪市音楽団ちびクラ奏者の延原弘明さん、
フルート奏者の吉村昌十さん、群馬交響楽団打楽器奏者の堀川正彦さん。

大阪市音のお二人には、学生時代からお世話になっていますし、田中弘さんなんて家も近所(徒歩10分以内)ですが、普段はそんなにお会いすることもないので、久しぶりにゆっくりお話が出来て楽しかったです。
吉村さんは、昨年、高山市で岐阜県大会の時に審査員でご一緒しました。船員もされていたというお話が面白かったです。

堀川さんは今回初めてお目にかかりましたが、私のことを大変良く知ってくれていて、今回一番歳が近かったこともあって、打楽器の話題を中心に大変盛り上がりました。

今回は中学生の演奏をたくさん聴かせて貰ったのですが、富山県の中学校はどこも上手でした。
ただ、ちょっとどこの学校も頑張って吹きすぎと言う印象でした。美しいppも大切にしてくださいね。
バスドラム、ほとんどの学校が40インチのプラスチックヘッド製で、響きのコントロールが大変そうでした。
堀川さんも「32インチくらいの本皮が良いんだけれどな〜」とおっしゃっていました。
32インチの本皮バスドラムと言えば、だれか身近な人が持っていたような気がする。(笑)

演奏も両日とも9:30から16:00過ぎくらいまでで、1時間半おきに休憩があってありがたかったです。
「2回目の弁当が出てくる」とか「3時間ぶっ続けで休憩無し」とか言うところもあるそうですが、
私はまだそう言うハードボイルドなところには呼ばれていないので、ちょっとドキドキしています。

連盟の方には色々と気を使っていただき、本当に感謝しています。(^^)

休憩の時に、熱いおしぼりとか、温かい緑茶を頂ければ最高だったけれど…(と、さりげなくリクエスト)

ismusic at 01:31|PermalinkComments(5)TrackBack(0) 音楽仲間と