2006年01月

2006年01月31日

べにくじゃく

1aea4d00.jpg「三つの花ことば」レコーディングレポート、第三弾です。
三曲目は「べにくじゃく」花ことばは「夜の美人」です。
さてさて、色々と想像をかき立てられる花ことばですよね。やはり、「水商売系」の女性を思い浮かべられる方が多いでしょうか?(笑)一応断っておきますが、今回の作品は「中学生でも演奏できるように!」と依頼されて書いていますので、お色気路線は期待しないで下さいね。最近は、深夜(だから飲食店や風俗だけじゃ無いですよ!)に働く女性も増えましたが、やはり私にとって身近で「凄いな〜!」と思うのは、夜勤の看護師さん。もちろん、看護師さんの描写をした音楽では無いのですが、私達が眠っている間に、力強く、そしてある時は優しく繊細に、信念を持って社会のために献身的に働く女性にも「夜の美人」と言うことばがあてはまるような気がします。
で、どんな花なのか気になるところですが、特定の花を指すのではなく、花の品種の一つのようで、バラや牡丹等、様々な花に「べにくじゃく」と名付けられたものがあります。フリージアのレポートでしめじさんが持っている「べにくじゃく」は菖蒲の一種のようです。

さて、この曲は、三曲から成る組曲のフィナーレでもあるので、他のに曲にくらべて少し規模が大きく、基本的にテンポも速く、華やかな曲想です。でも、一番演奏しやすい曲でもあるようで、英史さんも加養さんも「おお!これは良いね〜!」と一番食いつきが良かったです。確かに、中学生がコンクールにやるには良い具合なのかも知れません。英史さん曰く「スペインのブラームス、って感じだね〜」とのことです。なるほど。そうかな。

2/4拍子でg-moll、Trp.とTrb.のユニゾンで提示される第一主題[A]とSaxophoneのソロで提示される第二主題[B]が、変奏されたり速度を変えたりしながら、交互に何度も現れる、ロンド形式の作品です。Alto Saxophoneのソロが結構活躍して、これをあまり艶かしく演奏してしまうと「夜の美人」がどう言うものなのか、少々誤解を招きそうですが、やはり表情豊かに演奏して欲しいので、Saxophoneに良いメンバーがいるバンドには特にお薦めです。
演奏時間は約5分。

写真はTrombone 1stを演奏してくれた、ちっぽさんと。(写真提供:ちっぽさん)
「フリージア」「ゆうがお」では、どちらかと言うと木管楽器が活躍するのですが、この曲では金管楽器と打楽器が活躍します。今回レコーディングで使用したパート譜は、ユニバースの堤さんが作成してくれたのですが、「べにくじゃく」のパート譜は、どのパートも1ページ半だったようで、右下の余白は、作曲者のサイン用のスペースとなりました。(笑)

さて、すっかり紹介が遅れましたが、今回のレコーディングで演奏してくれたのは、文教大学吹奏楽部、指揮は佐川聖二さんでした。本当にどうもお世話になりました!

ちなみに、今回作成されたCDと譜面は3月25日に発売予定だそうです。
詳しくは、いたろぐ2月5日号で紹介出来ればと思います。

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2006年01月29日

あっちゃん(その2)

0afd8f48.jpg昨年秋、ピアニストで大学時代からの友人が、めでたく結婚したので、「大仏と鹿」の名付け親として、バンドジャーナルにもデビューを果たした友人B(2006年1月号p.119参照)と、12月28日午後、新居に押し掛けてきました。
まさか、こんなに若い旦那を貰うとは予想もしなかったので、少しばかり驚きましたが、とても仲良しで楽しそうでした。(^^)
結婚式の写真とか、どっさり見せてもらいましたが、こんなの見ると、私もちょっと結婚してみたくなりますね。(爆)
で、若旦那(ことばの使い方がちょっと違う?)とは、この日、初めて会ったのですが、とても感じの良い、可愛らしさすら感じる好青年で、ついつい「あっちゃん」と呼んでしまっていました。(^^;
仕事の話はあまり聞かなかったけれど、国際電気通信基礎技術研究所で日々、最先端技術の研究に携わっているそうです。今度は、仕事の話も聞かせてもらおう。

と言うわけで、セルフタイマーを使って記念撮影。
一人だけ、20代!

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2006年01月27日

ゆうがお

22afc814.jpg「三つの花ことば」レコーディングレポート、第二弾です。
二曲目は「ゆうがお」花ことばは「はかない恋」です。
夏の夕方に、美しい白い花を咲かせるのですが、翌朝にはしおれてしまう、そんな花です。

さてさて、この曲は、昨年私が龍谷シンフォニックバンドの演奏会に参加させてもらった時のレポートに書きましたが、アンコールに演奏したスウェアリンジェンの「ロマネスク」を意識して書いたものです。
演奏しやすい音域で、難しいパッセージも無く、それでいて出来る限り美しい作品を、と心掛けて書きました。ある程度の水準以上のバンドであれば、演奏会前日からの練習でも、十分演奏可能なレパートリー!と言いたいところですが、英史さんに「これ、難しいよ〜!」と一蹴されました。う〜ん…
音域も無理は無いし(でも1st TromboneにGが出てきます。初心者には少し高め?Bassoonにも高い音がありますが、演奏が困難な時や、Bsn.が無いバンドのためにT.Sax.にも小さな音符を書いてあります。)細かいパッセージもいっさい無し!なのになぜ難しいのか?「ロマネスク」もそうだと思うのですが、結局、シンプルな曲であるほど、美しく演奏することがシビアに問われる、そんな難しさがあるのかも知れません。でも、いつか小学生や中学生の名演奏が聴けるのでは無いかと言う予感がしています。わくわく。
曲はEs-durの3/4拍子のゆったりしたメロディーがまず木管楽器のアンサンブルで提示され、それに金管楽器のアンサンブルが答える、そんな構成で始まり、中間部はc-mollに転調してOboe、Flute、そしてTrumpetのソロに続いて、ちょっとドラマチックな盛り上がりがあった後、最初のメロディーが戻ってきます。
そして、コーダにはすべてのパートにカデンツァがあります。もちろん、実際に演奏する時は一人だけですが、それを選択するのはバンド、または指揮者の自由。全部で21通りのカデンツァがあることになります。
実は初め、打楽器にはカデンツァがありませんでしたが、英史さんのアドバイスを受けて、打楽器にもカデンツァを書きました。「本当に書いたの?」と爆笑されましたが…吹奏楽コンクールで、もし演奏された時は、どの楽器のカデンツァが演奏されたか、報告して下さるそうです。楽しみ。わくわく。
ちなみに、陸上自衛隊中央音楽隊の武田晃二等陸佐は「コントラバスがいいな〜」とのことです。今回のレコーディングでは1st Clarinetで収録しました。
演奏時間は約4分半です。

写真は、約束通りOboeのソロを吹いてくれた、「はいちゅう」さんと。じ〜んとなるような淡く切ない、素敵なソロを演奏してくれました。(三曲目では低音のppに悪戦苦闘させてしまいましたけれど…)本当にどうもありがとう!アンコン全国大会も頑張ってね〜
尚、Oboeの無いバンドのためにFluteに小さい音符を書いてありますが、このソロはやっぱりOboeの音が一番合います。実は、昨年、龍谷大学の練習場で、この曲をピアノで弾いて若林先生に聴いてもらったのですが、「すごくきれいなメロディーだね〜」と言ってもらいました。私自身、「森の贈り物」のAlto Saxophoneのメロディー以上にお気に入りです。(^^)

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2006年01月25日

夢に向かって

4377c1b2.jpg22日、奈良市内の楽器店で28日に初演される「夢、そして舞踏会」の練習を聴きに行ってきました。
なかなか二人で合わせる時間が無かったようで、私が伺った時は少し悪戦苦闘していましたが、私が帰った後、夜遅くまで練習して、かなり合うようになったそうです。26,27日も練習して下さるそうですし、28日はきっと素敵な「夢、そして舞踏会」になるでしょう。
演奏会は28日の19:20にやまと郡山城ホール(小)で開演です。駐車場(1回500円)もありますので、ぜひぜひみなさん聴きにいらして下さいね。私ももちろん、初演スーツで参ります。

写真は、楽器店のスタジオで(夜は、グランドピアノのある部屋で練習できたそうです)ピアニストの土居さんと、サキソフォン奏者の新谷さん。

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2006年01月23日

フリージア

3b5b4b41.jpg12月26日、15時過ぎ、私の「三つの花ことば」の収録が始まりました。
まず一曲目は「フリージア」花ことばは「清香・無邪気」です。
明るくて可愛らしくて、そして元気な曲。ポロネーズのスタイルで書いてあります。
英史さんには「ほとんどシューマンの世界だね〜」と言われました。
シューマンでポロネーズと言えば、Op.2「蝶々」の11曲目だったかにポロネーズがあって、結構好きなのですが、どちらかと言うとOp.82「森の情景」の方が雰囲気としては近いかもです。
ClarinetとSaxophoneによる第一主題は、私自身も結構お気に入りですが、さりげなく色々なリズムを使っているので、リズムの特徴をしっかり掴んで(ぎくしゃくせず)自然に歌えるかどうかで、演奏に差がつきそうです。
金管楽器による第二主題は、華やかさ、元気さは欲しいのですが、あくまでも上品に演奏してもらいたいところ。短い間奏の後、再現部、そしてEuphoniumやFluteのソロで三たび第一主題が再現されるコーダになります。演奏時間は約4分弱。
多分、三曲の中で一番指揮者のセンスが問われる曲です。花ことば通り、素直な演奏が一番。でも素っ気無いのもダメ。マッチョな曲ばかり振っていらっしゃる指揮者さん、たまにはこういう曲も如何でしょう?(笑)

写真は、Fluteの「しめじ」さんと。コーダに出てくるFluteのソロ、素敵でしたよ〜!
「三つの花ことば」に登場する花の写真をお持ちだったので、花の写真も一緒に記念撮影。
私が持っているのが「フリージア」です。そろそろ花屋で良い香りをただよわせる季節ですね。

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2006年01月21日

カタツムリの大冒険(後編)

a548d075.jpg8日のアンコンレポート第三弾です。会場で一緒に撮影できなかったホルン八重奏の初演メンバーの御紹介。
左側が宇代君(7th)龍谷大学吹奏楽部が全国大会で「森の贈り物」を演奏した時の幹事長で、彼はフリューゲルホルンで出演しました。「あれ?『森の贈り物』にフリューゲルなんてあったっけ?」と思われたマニアの方。そうなのです。なんと言っても龍谷のコンクール専用、と言うか彼のためのスペシャルパートを書いたのです。(笑)懐かしい…
右側は井上君(1st)彼は、第四回響宴で「Mi-na-to」の1st(鉄琴のソロに続いて管楽器で最初に音を出すのはHorn 1stです!)を吹いてから「湖の畔で」「三角の山」そして今回の「カタツムリの大冒険」などなど。私の曲は1stしか吹いたことが無い!と言う猛者です。いたる作品の初演も今回が四曲目になりました。

それにしても、二人とも、とても良い顔をしていますね〜
この後、日付けが変わるまで、楽しい打ち上げが続きました。
卒業しても、こうやって楽器を続けて、学生時代からの仲間とアンサンブルができると言うのは、本当にとても素敵なことですね。
私も、楽器が吹きたくなりました。(でも、3月の終わりまではピアノと作曲・編曲で手一杯…涙)

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2006年01月19日

イグニスの宴

d4c8d8bc.jpg12月26日、武田晃二等陸佐のBMWでレコーディング会場のサンアゼリアに到着し、調整室を探し当ててこっそり中に入ると、なにやらカッコイイ系の作品を収録中でした。
それらしきスコアを手に取ると、タイトルは「イグニスの宴」(石毛里佳)とある。う〜ん「いしげ、『みちよし』とか『たかよし』とか読むのかな〜?」とか思いながら、調整室のすみに座って、収録を見守りながら、テイクを重ねる曲を聴く。
いかにも気持ちよく鳴りそうな、吹奏楽らしいスコアだけれども、各声部が巧妙に処理され、うまく組み合わされている。私が学生時代に苦労した「階梯導入」とか、名前は忘れたけれど、私の苦手な対位法が駆使されて、とにかく立体感が面白い。「これは、そうとうのテクニシャンだな〜」とひたすら感心しながらスコアを眺めていると、徐々にスタッフ達も、私の到着に気付いて声をかけてくれる。メインデスクで鈴木英史さんと加養浩幸さんに挟まれて、時々指揮者に注文をつけている若い女性が気になるものの、「私だったらTenor Saxophoneにするだろうな〜」と言うBaritone Saxophoneの高い音のソロくらいしか、突っ込み所が無い、出来の良いスコアを見て、一体、石毛さんはどんな作曲家なのだろう?とそれらしい人を調整室でさがしている間に収録も終わり、加養さんが「隣に座っていた若い女性」を紹介してくれました。

「作曲者の、石毛里佳さん」(さっきょくしゃの、いしげりかさん)

東京芸術大学の四回生だそうです。やっちゃんと同じ歳ですか。最近の女の子は凄いですね〜
しっかり書けているのは凄いけれど、吹くのも楽しそうだし、何より「かっこいい」ですから、吹奏楽っ子には人気が出そうです。すでに、アンサンブルの作品などを多く発表して、少しずつ注目を集めているようです。いや、何とも優秀な新人が吹奏楽の世界に現れました。私も頑張らなければなりません。

対位法は、どうも苦手で(私の卒業した大阪音楽大学の作曲学科は入試に対位法が無かった…)逃げ回ったり、コンプレックスを感じたり、私の一番の弱点でもあるのですが、また少しずつ勉強しようかな。「大仏と鹿」とか「湖の畔で」のごく一部でそれらしい発想はしていたりもするのですが…

と言うわけで、お土産にサイン入りのスコアを一冊頂きました。勉強しよっと。(笑)

写真は調整室で期待の若手作曲家、石毛里佳さんと。(ユニバースの堤さん撮影&写真提供)
インスタントの味噌汁をすすっている姿に好感を持ちました。(笑)

ところで「イグニスの宴」ってどう言う意味なんだろう…
御存じの方がいらしたら教えて下さいね。

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2006年01月17日

カタツムリの大冒険(前編)

325afede.jpg8日のアンコンレポート第二弾です。プログラム25番目に登場したのは、龍谷大学吹奏楽部のOBバンドである「龍谷シンフォニックバンド」のホルンチームです。なんとホルンばかりの八重奏!みなさん、ホルンの構え方も揃えて、入場する時からかなり決まっていました!
「さかいいたるさっきょく、『カタツムリの大冒険』」と、アナウンスがあった時には、会場が少しざわつく。想定の範囲内。(笑)
さてさて、このタイトル、昨年の春「四つの練習曲」でホルンを演奏してくれた、京都市立芸術大学の大学院でホルンを専攻している、Yakkoさんが「ホルン八重奏を書かれるのなら、タイトルは『でんでんむしの主題による変奏曲』略して『でんばり』にして下さい。」と言われていたのを思い出し、それをヒントに思い付きました。と言うかYakkoさんの一言で「ホルン=カタツムリ」と言うイメージから抜けだせなくなっていました。(爆)
でも、このタイトルにしたおかげで、とても楽しい作品に仕上げることが出来たと思います。
こちらでも少し触れていますが、ホルン八重奏→八→ハチ→蜂、と言うことで、池の畔のお花畑でチョウチョを助けるためにカタツムリが熊蜂と戦います。
作曲家の友人には「遅い曲なのか、速い曲なのか、想像がつかないタイトルだ」と言われましたが、ゆっくりの序奏のあと、速い主部が続き、コーダの直前で序奏が少し回想された後、速いコーダで幕を閉じる。と、アンコン規定の5分以内に収めつつ、盛り沢山な内容となっています。まさにコンクール向け。
八人揃っての練習が、本番前日と当日だけだったと言うこともあったのか、結構傷だらけの大冒険になってはしまいましたが、本当にホルンアンサンブルの魅力が存分に伝わってくる、ある時はスリリング、ある時は爽快(痛快?)なとても楽しい演奏で、なんとなんと、まさかの金賞を受賞してしまいました。打ち上げで録音を聴いた若林先生が「(この日、出演したクラリネットアンサンブルや、トロンボーンアンサンブルとくらべて)ホルンが一番へたくそ!」とおっしゃっていましたが、金賞は金賞!やっぱり、音楽は楽しいことも大切です。(笑)

写真は、演奏終了後、メンバーと会場のロビーで。
後列左から、ニッシー(2nd)今回のメンバーでは最年長ですが私よりは年下。まだまだ若いですよ〜!
今回のコンクールのために高知から駆け付けてくれた土居さん(6th)
「森の贈り物」のタイトルの由来?ですっかり有名になった森君(3rd)。現在はトヨタのWISHに乗っています。メンバー一の爆音奏者でゲシュトップはプロにも負けません。(但し中音域限定!)今回は、わざわざ家まで譜面を取りに来てくれたり、私がチーズが苦手なのを知らずに「チーズフォンデュセット」を差し入れしてくれたりと、本当にお世話になりました。(^^;
後列右端は、「ペダル君」と言う新たなニックネームがついてしまったと言う大前君(8th)。今回の作品ではペダルBの超低音を吹いてアンサンブルを支えてくれました。低音を出すため今回特製のマウスピースを買ってくれたそうです。ペダルB、ばっちり聞こえていましたよ〜!ちなみにこの音、ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」の2番ホルンにもたくさん出てきますよね。スコアには書いてあるのですが、手持ちのCD(ウィーンフィル&バーンスタイン)では、あまりよく聞こえません…
さてさて前列左は、真紀さん(4th)。彼女は2002年度の吹奏楽コンクールで、私の「三角の山」を演奏してくれています。8thの次に低い音を受け持つパートですが、とてもていねいに演奏して、低い音から始まるソロも素敵でした!
で私の右側は、美奈さん(5th)。1stと共に、この曲では主旋律を担当することが多いのですが、メンバー随一の表情豊かな音色の持ち主で、優しい柔らかな音から、男前な音まで、多彩な音色を聴かせてくれました。
みなさんに本当に感謝!

あれ?1stと7thがいませんが、21日に紹介させていただく予定です。

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2006年01月15日

BMW!

f652c80d.jpg12月26日、「三つの花言葉」のレコーディングのために、埼玉県の和光市までやってきました。
和光市駅で出迎えてくれたのは、なんと陸上自衛隊中央音楽隊の副隊長、武田晃二等陸佐!
お昼御飯を御馳走になった上、愛車のBMWで、レコーディング会場のサンアゼリアまで送っていただきました!
いやはや、本当にどうもありがとうございました〜!

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2006年01月13日

le rythme des saisons

e21510ed.jpg8日、アンサンブルコンテスト京都府大会(一般)があり、なんと私の新作が二曲も初演されました。まさしく冬のいたる祭りに相応しい幕開け。(笑)
コンテストのあとには打ち上げがあり、そこで食べた生牡蠣にやられたのでしょうか?10-11日は私の知る限り8人、お腹を壊して寝込んでいたようです。と言うわけで11日の更新を飛ばしてしまってすみません。

さて、まずはトロンボーン四重奏「le rythme des saisons」(る・りとぅむ・どぅ・せぞん)です。
なんか、私らしく無い洒落たタイトルだと思われた方、正解です。今回、3rd Tromboneを演奏してくれた、Akkoさんこと、白井亜希子さんの命名です。と言うか、彼女が書いているブログのタイトルを使わせていただきました。曲名を考える前に曲目届けの締め切りがやってきて、急遽、本人への断りも無く使わせてもらいました。事後快諾いただき感謝です。>Akkoさん

さてさて、昨年は「序奏とアレグロ」と言う、私が若き日(17歳)に書いた金管五重奏曲を、素晴らしいメンバーで二回も演奏していただいたのですが、特にトロンボーンの吉川武典さん(NHK交響楽団)とJoseph Martinさん(デンバーブラス)のオシャレな演奏に大いに刺激を受けて、今回はスウィング・ワルツのスタイルで曲を書いてみました。私なりに「オシャレ」を心掛けて書いた曲なので、Akkoさんの考えてくれたオシャレなタイトルはぴったりです。(私の曲のために考えてくれたわけでは無いけれど…)

クリスマスやお正月も返上して練習に取り組んでくれただけあって、本番では本当に楽しそうな演奏を聴かせてもらいました。
オーボエの(龍谷大学吹奏楽部の)卒業生が、素敵な感想を書いてくれているので、そちらもご覧下さいませ。
結果は銀賞でしたが、若林先生も「この難曲を、ここまで演奏できたのは本当に偉い!敢闘賞!」と言うできばえでした。
私からも改めて感謝します!

今回、練習も何度か聴かせてもらって、トロンボーン四重奏の楽しさや、面白さに目覚めたので、また書いてみたいと思いました。今度はアンコンで勝つための曲をぜひ!(笑)
ちなみに、今回初めて知ったのですが、トロンボーンって肩に担いで吹いているわけでは無いのですね…(爆)

写真は、コンテストのあと、会場の京都こども文化会館前で。
コンテストの看板でもあるかな〜?とエントランス付近をうろうろしてみたのですが、会館の掲示板くらいしか見つからず、少し難しい撮影条件になりましたが、ClarinetのJUNKOさんが気合いで写してくれました。(私は目をつぶってしまいましたが…)
左から、2ndを吹いてくれたかおりさん。3rdを吹いてくれた作品の名付け親?Akkoさん。私。
今回でいたる作品初演が5回目!にしてペダルAまで頑張ってくれた、バストロンボーンのいっこくちゃん。
そしてそして一番右は、龍谷シンフォニックバンドが誇る男前トロンボーンの茶谷君。1stです!
普段、吹奏楽の作品でTromboneの最高音はせいぜいAくらいまでしか使わないのですが、今回はなんとHigh D!を吹いていただきました。ブラ2のフィナーレの401小節目に出てくるあの音!と言えばお分かりでしょうか?(一楽章にも出てきますが…)
12月の初め頃は「まぐれでも出ません…」と、弱気なメールも届きましたが、本番では軽くビブラートもかけてばっちりクライマックスを決めてくれました。うん。かっこ良すぎ。きっとファンが増えましたね。(笑)
なんと彼は、このHigh Dを決めるために、特製のマウスピースを購入して本番に臨んでくれたようです。いやはや、本当に素晴らしい。

これからも、ぜひぜひ素敵な音楽(ひとまず、ブラームスのシンフォニー4曲は必修!)をたくさん聴いて、また機会があればこの曲に挑戦して下さいね。(^-^)

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2006年01月09日

のぞみより

9569f876.jpg12月26日、のぞみ118号の車内より。関ヶ原付近、積雪のために徐行中。
と言っても軽く100km/h以上は出ていたようですが…
新幹線の線路に、こんなにたくさん雪が積もっているのは初めて見ました!
名古屋には5分ほど遅れて到着しました。
関ヶ原は雪がたくさん積もっていましたが、富士山にはほとんど雪が無かったのが印象的でした。
(富士山付近の)天気が良かっただけに少し残念。

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2006年01月07日

おちゃめホルン

fe16d786.jpg1月3日、龍谷大学吹奏楽部の卒業生たちが、本願寺でアンサンブルの練習をしていると言うので、お邪魔してきました。
練習後は、そのまま新年会に突入です。
今年はトロンボーン四重奏と、ホルン八重奏が私の新作を演奏すると言う、なかなか凄いことになっています。(笑)
ホルンのメンバーのために書き下ろしたのは「カタツムリの大冒険」と言うタイトル。
タイトル通り、とても楽しい曲ですが、演奏メンバーのキャラクターが、曲の楽しさをいっそう引き立ててくれています。
本番が楽しみです。1月8日の16:30頃、京都こども文化会館にて初演です。

写真は、練習後の新年会?でClarinetの美女二人と、ホルンアンサンブルのメンバー、その他。
後ろでこんな顔をしているとは気付きませんでした…

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2006年01月05日

オシャレトロンボーン

48fc8b86.jpg2005年のクリスマスイブ、ラーメンを食べた後、14時過ぎの新幹線で東京に帰る中橋君たちを京都駅で見送った後、時間を潰して17時から大津市内でトロンボーン四重奏の練習にお邪魔しました。
龍谷大学吹奏楽部の卒業生で、演奏してもらうのは私がメンバーのために書き下ろした「季節の律動」副題は「Le Rythme des Saisons」です。「あれ?どこかで見たことがあるようなタイトルだな〜?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。(笑)

さてさて24日の練習には、京都市交響楽団トロンボーン奏者の井谷さんが駆け付けてくれました。
色々なパートを、メンバーと一緒に吹いて下さって、とても楽しかったです。
社会人になっても、こうやって仲良くアンサンブルが出来るって、本当に素敵なことですよね。
しかも私の曲を吹いてもらえるなんて、仲間に入れてもらったみたいでとても嬉しいです。

本番は1月8日の15:39頃に、京都こども文化会館にて。これが初演になります!
うきうきするような楽しいスウィングワルツになりますように〜!

写真は、左から京都市交響楽団トロンボーン奏者の井谷さんと四重奏のメンバー。

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2006年01月03日

炎に包まれたネギラーメン

f12ca03a.jpg明けましておめでとうございます。
今年も「いたろぐ」は毎月一日を除く奇数日の午前三時更新を目標に頑張ります。

決して「日記」では無いので、かなり事後報告なレポートもありますが、ご了承下さい。

と言うわけで、クリスマスイブに若手作曲家の中橋愛生君と航空自衛隊中央音楽隊Clarinet奏者の木島滋彦一等空曹と男三人で、京都市内にある「めん馬鹿一代」と言うラーメン屋さんで人気のネギラーメンをいただきました。
ファイヤーショーが有名らしいですね。

写真は、店主撮影(写真提供:中橋愛生氏)
良い表情しています?(笑)

と言うわけで、今年もよろしくお願いします!

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