2007年09月

2007年09月30日

IAS旗揚公演(その3)

99b6fd95.jpg9月20日の記事に引き続き、今日もプーランクの六重奏の話題。
この曲で一番有名なのは、二楽章の中間部ではないでしょうか?
Es-durでHornが陽気に奏でるメロディーが、ふと半音高いE-durに転調して、OboeとClarinetが甘い音色で歌い、Fluteが流れ星のようにスケールを吹く。
私がこの曲を初めて聞いたのは、おそらく高校生のときだったと思うのですが、この部分が一番印象に残りました。

左側のページ、Pianoはずっと伴奏ですが、右側のページに変わったところで、メロディーが回ってきます。
管楽器に負けないよう、可能な限り美しい音で、歌わせたいものです。

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2007年09月25日

ポロヌプへの旅(その5)

3c1781f9.jpg17:00前、宗谷本線、豊富駅に到着。
サロベツ号は、稚内駅に向けて出発して行きました。
降り立った乗客は、私一人…
特急停車駅と言うのに、ホームには屋根も無く…
なんとも心細かったです。

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2007年09月20日

IAS旗揚公演(その2)

8c8f74ad.jpg次回の練習(10月24日)まで、少し間が空くので、プーランクの六重奏曲をじっくり練習しています。
一楽章の終わり、スコアにして6ページ分が、技術的にかなり難しいのですが、ようやく音を覚えてきました。

写真は、一楽章の最後のページ。上からFlute, Oboe, Clarinet, Bassoon, Horn, そしてPianoです。
管楽器は、一見五人ともユニゾンのように見えますが、Hornだけ、半音ずれていて、なんとも刺激的な響きがします。プーランクの非凡なセンスが伺えます。

12月14日、ぜひ予定を空けておいて下さいね♪
また、公演についての質問。興味があることがありましたら、お気軽にコメント書き込んで頂けると幸いです!

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2007年09月15日

Sliders' Mix

e0b502d7.jpgおそらく、日本に一番多く存在する、私の作品の譜面は、この曲です。
「Sliders' Mix」バンドジャーナル2006年9月号付録(音楽之友社)

とは言え、音源が発売されていないこともあるのか、演奏会では、まだ一度も聴いたことがありませんでした。

そんな2007年の8月のある日、NHK交響楽団首席トロンボーン奏者の、新田幹男君から…
「8月15日に、いたるさんの『スライダーズミックス』と『たなばた』を演奏します。良かったら聴きにきて下さい。」と案内のメールを頂き、ちょうどその日は休みだったので、会場の守口市立中央公民館へ。

なんと、関西を中心に活動するプロ奏者ばかり60人ほどのバンドによる演奏会でした!

で「スライダーズミックス」♪
この曲は、そうですね。R.アンダーソンの「トランペット吹きの休日」のトロンボーン版みたいな曲で、4本のトロンボーンがフューチャーされた曲です。
私も、演奏会で聴かせてもらうのは初めてだったのですが、とにかくメンバーが豪華!
とても、楽しくて素敵な演奏でした。パフォーマンスも最高♪

新田君は、楽器のケースに「スライダーズミックス」の譜面セットを入れて、いつでも持ち歩いてくれているそうです。なんて素敵な友人♪♪♪

と言う訳で、演奏会後に、トロンボーンのメンバーと記念撮影♪
左から、
・三田博基くん(Bass Trombone)
・武内紗和子さん(3rd Trombone)
・わたし
・森岡佐和さん(2nd Trombone/大阪音楽大学オペラハウス管弦楽団Trb.奏者)
・新田幹男くん(1st Trombone/NHK交響楽団首席Trb.奏者)
です。
メンバーが来ているお揃いのTシャツには、四人の師匠であるトロンボーン奏者、呉信一さんが、プリントされていました。

ところで、この「スライダーズミックス」なのですが、1st Tromboneは中学生には音が高くてちょっと大変みたいです。
が、ゲスト(1st)に↑メンバーから1人を招いて、コンサートに演奏されるのは如何でしょうか?
練習ではTromboneの指導はもちろん、振り付け?も教えてくれるはずです。(笑)
中学生(もちろん高校生でも、大学生でも、社会人の方でも)が、プロのプレイヤーと一緒に演奏出来るのは、色々なことを教えてもらえて、とても刺激になると思いますよ♪

新田君はもちろん、森岡さんも武内さんも三田君も、作曲者が自信を持ってお薦め出来る期待の若手奏者です。
ゲスト出演依頼をお考えの方。取り次ぎいたしますので、お気軽にご連絡くださいね。

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2007年09月10日

IAS旗揚公演(その1)

94f40303.jpgFlute奏者の友人、竹林春奈さんに声をかけられ、2007日12月14日(開演時間未定)ウィングス京都にて、木管五重奏とピアノによる演奏会に参加させて頂くことになりました。

プログラムは、

六重奏曲(プーランク)
四つの練習曲(酒井 格)

その他の予定です。多少、変更があるかもしれません。

演奏メンバーは、

竹林春奈(Flute)
忽那有紀子(Oboe)
萬田絹子(Clarinet)
小川慧巳(Bassoon)
永武靖子(Horn)
酒井 格(Piano)

です。ピアノを弾いての自主公演は11年ぶり…
会場は280席。できるだけ、多くの方に聴きにきて頂けると幸いです。

と言う訳で、演奏会の情報、練習の様子などを、お伝えして行こうと思います。
興味を持って頂けると、嬉しいです。
ご質問などありましたら、気軽にコメント欄にお書き込みくださいませ。

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2007年09月05日

Thanatos

41492017.jpgいたる作品収録CD紹介第三弾♪

Thanatos(2007年)
[BOCD-8181]

と言う訳で、2007年8月に発売された新譜です。
CDをリリースしているブレーン社で出版されているクラリネットアンサンブルを集めたアルバムで、私の作品は「木の葉の旅」が収録されています。

他に、飯島俊成、森田一浩、石毛里佳、八木澤教司、戸田顕、天野正道さんと、吹奏楽の世界ではおなじみの作曲家の作品が収録されています。
編成も、Bb管4本のものから、コントラバスクラまで使う8重奏まで、色々です。

私の「木の葉の旅」はEb,Bb,Bb,Bb,Bb,Alto,Bass,Contrabassの8重奏。
CDの解説に、演奏してくれた、広島クラリネットアンサンブル(略称:ヒロクラ)のメンバーによる、コメントがあるのですが…

「最初にこの曲を合わせた時、弦楽合奏で演奏しても合うような素敵な印象を受けました。(中略)演奏者のエアー(息)が木の葉を押し出しかのようなイメージで、様々な風景を旅していただけたらうれしいです。」

と、ありました。感激♪
アンサンブルコンテスト用に、演奏時間5分弱を想定して書いた曲ですが、ヒロクラのみなさんは、5分23秒と少しゆったり目に演奏してくれています。
実は、自分の作品がレコーディングされているとは、全然知らなくて、サンプル版が我が家に届いてびっくり、さらに演奏を聴いてうっとりでした。

それにしても、他の7曲と比べると、私の曲はちょっと、いやかなり難しいかも…
アマチュアの方が、アンサンブルコンテストで「良い結果」を出すのが目的でしたら、飯島さんか石毛さん、八木澤さんの作品を選んだ方が間違いなく近道です…

でも、ヒロクラはさすがプロのクラ吹きのアンサンブル。
本当に、暖かくて、でも少し切なくて、とにかく表情豊かな素敵な演奏をして下さっているので、クラリネットがお好きな方にはぜひぜひ聴いて頂きたい、アルバムです。

購入は、
http://worldwindbandweb.com/brainmusic/7.1/BOCD-8181/
からどうぞ〜♪

ismusic at 03:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) いたる作品収録CD