2008年09月

2008年09月27日

ポロヌプへの旅(その17)

a820ec7a.jpgさて、道北観光を終えて、夕方も近づく頃、練習を再開したのですが、この日は土曜日。
どうしても仕事を抜けられないメンバーもいれば、子供が急に病気になったメンバーもいれば、
そして翌日、自分が指揮者として出演する学校の練習に行っている人もいたりと、10人足らずでの練習になりました。

私も、遊びに来たと言う訳ではなく、責任を感じて相当テンパっていたようで、コンクールが終わるまでの写真を一枚も撮っていませんでした。(笑)

そして、2004年8月1日は、いよいよ吹奏楽コンクール、北海道留萌地区大会です。
私が宿泊していたのは天塩町。コンクールの会場は留萌市。
地区大会とはいえ、なんと直線距離で100km以上の移動です!
出発は、朝の7時前。移動する車の中で食事をし、コンクールの会場へ。

なんと、冷房の設備がありませんでした…

参加団体が少ないので、午前中は限られた時間ですが、各団体ホールで練習が出来ます。
そして、昼過ぎに本番開始。

どの団体も、人数が少なく、たまに20人くらいのバンドが出てくると、
「お!大編成!」なんて感じてしまうくらいでした。

そして「ポロヌプ」を演奏してくれた、アンサンブル・フレンズ・ノ・メールですが、残念ながら北海道大会には進めず。
でもこの日、北海道の小さな街で、また私の作品が誕生しました。

大会後に、演奏してくれたメンバーと写真撮影。(全員ではありませんが、ほぼ全員)
右から、打楽器、ピッコロ、フルート、アルトサックス、打楽器、クラリネット(手前にいる男の子は息子さんです)、私、トランペット吹きの団長(郵便局におつとめで、今でも作曲料に?北海道の幸が詰まった小包を時々送ってくれます)、トロンボーン、ホルン(普門館経験者とか!)、ユーフォニアム、そして一番左端が、この委嘱のきっかけを作ってくれた、友人のSammy先生です。

現在は、根室市に転勤になりましたが、今でも本業(医師)の激務の合間に地元のビッグバンドでドラムセットを叩いているそうです。
なかなかの腕前ですよ♪(だから「ポロヌプ」のドラムセットは、美味しいのです:笑)

そしてまた、3時間近く掛けて手塩の街(村?)へと、国道232号線をひた走り帰ったのですが、夕日に照らされる利尻富士の姿がなんとも幻想的でした。
しかし、写真がありません…

尚、この「ポロヌプ」の初演にまつわる、団長の手記が、バンドジャーナル2004年10月号100ページに掲載されています。
よろしければ、図書館でバックナンバーを探して、ぜひご覧下さいね。

ismusic at 03:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 旅日記 

2008年09月17日

藍色の谷

587db08b.jpg「三角の山」「お花たちのパーティー!」「波の通り道」の舞台と違って、「藍色の谷」は意外にも我が家から車で30分ほどのところ。
昨年末あたりから、この道を時々通るようになりました。
並木が綺麗な下り坂から、遠くに見える景色がお気に入りです。

といっても、日本ならばどこにでもありそうな、ごくごく普通の景色なのですけれどね。
もちろん、「藍色の谷」は、この場所そのものを描いた曲ではなくて、この道を通るときに私が巡らせる想いを描いた曲。
期待に胸が膨らむことがあれば、想いが満たされずに切なくなったり。
冷静に振る舞おうとしても、熱い想いを抑えきれなくなったり。
でも、この道を歩んでいると、なぜか前向きな気持ちになれる。

そんな私の心の風景を描いた曲。

「心の風景」なんて、つかみ所の無い物を「音」に変換するのに、今回も大きな大きな力を与えてくれるのが、龍谷大学吹奏楽部の皆さん。
メンバー一人一人の音を思い出して、どこで誰を登場させて、何を語ってもらうか?
8分弱と言う時間に合わせて、物語の脚本を作って行くとき、彼らの個性が重要なヒントになり、プランの作成を助けてくれます。
本当にありがたいことです。

ついつい、多くのメンバーに見せ場を作りすぎて、毎回盛り沢山な曲になってしまうのが、永遠の課題なのですけれど。(笑)
冒頭のクラリネットのソロから、最後のティンパニの超絶技巧まで、聴き所、見所は満載ですので、10月25日の全国大会には、ぜひ応援にいらしてくださいね。会場は大阪国際会議場です。

ちなみに、この下り坂の途中にある左カーブ、どこでブレーキをどのくらい掛けたら、安全、快適、かつスマートに曲がれるか、こだわっています。(笑)

あ。
周囲は閑静な住宅地ですので、くれぐれもチャーターバスで押し掛けて「うた合奏」は、ご遠慮くださいね♪(笑)

ismusic at 03:00|PermalinkComments(12)TrackBack(0) 私の作品について 

2008年09月07日

フィオリトゥーラ

a0620ace.jpgいたる作品収録CD紹介第15弾♪

フィオリトゥーラ(2008年)
[BOCD-8184]

CDをリリースしている、ブレーン社から譜面が出版されている、八木澤教司さんの作品が4曲、天野正道さんの作品が3曲、そして、高橋伸哉さん、石毛里佳さん、私の作品がそれぞれ1曲ずつ、合計10曲のフルートアンサンブルが収録されています。
演奏は「フルートアンサンブル風笛」のみなさん。
私の作品「おはよう!」は、元京都市交響楽団首席フルート奏者の伊藤公一さんの演奏活動40周年のお祝いに2002年に作曲、2003年に伊藤公一さんの門下生4人の演奏により、初演された作品です。

購入は、
http://worldwindbandweb.com/brainmusic/7.1/BOCD-8184/
からどうぞ〜♪

ismusic at 03:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) いたる作品収録CD