2008年10月

2008年10月27日

ポロヌプへの旅(その18)

a16e5f27.jpg天塩滞在中にお世話になった、町民保養センター「夕映」
温泉もあったのですが、茶褐色で強烈に塩辛い、醤油のようなお湯でした。
かなり個性的な温泉かも。
とは言え、北海道らしく広々としていてのんびり出来ましたよ。

ismusic at 03:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 旅日記 

2008年10月17日

今を大切に

c245a81b.jpg私事ですが、今年の3月6日の早朝、祖母が他界しました。97歳でした。
1月の終わりから体調を崩し、高齢でもあったので、覚悟はしていましたが、生まれてからずっと可愛がってもらい、亡くなる直前まで私のことを色々気にかけてくれていたので、亡くなって半年以上経った今でも、ふと、もう本当に合うことが出来ないのかと思うと、なんとも寂しい気持ちでいっぱいになります。

いつもそばにいると、忘れてしまいがちですが、いつかはお別れしなければならない。
当たり前のことですが、分かっていても、いざ直面してみると、結構辛い物です。

だからこそ、今一緒にいる人を大切にしたい。
そんな想いが、この「藍色の谷」と言う作品に重なり合います。

20年前、「たなばた」と言う作品を書いたとき、当時、私が在籍していた吹奏楽部でEuphoniumを吹いていた同級の友人が、Alto Saxophoneを吹いていた後輩と親しくしていたのをヒントに、あの中間部が生まれました。
その二人も、卒業してからはそれぞれの道を歩み、今では別々に家庭を持っていますが、当時の二人の微笑ましい友情は、今でも、この作品の中で若き日の素敵な思い出として輝き続けてくれているように思います。

龍谷大学吹奏楽部にも、羨ましいくらい、素敵な二人がいます。

実は「藍色の谷」6月も半ばを過ぎた頃、プランに少し行き詰まっていました。
伝えたかったことは、先月も書いた通り。
でも、それをどう音にすれば良いのか、随分悩んでいました。

やっぱり、私の気持ちを音に出して代弁してくれる、龍谷大学吹奏楽部のメンバーが、生き生きと語れる言葉を使いたい。
そのときに思い浮かんだのが、その二人です。
思いがけない楽器の組み合わせが、大きなヒント、そしてアイディアになりました。

切なくて、ため息をつくような曲想が続く中に、それに対峙する前向きな要素が加わりました。
悩んで立ち止まるばかりにならないで、今流れている時間を大切に生きたい。そんな音楽。

もちろん、その二人には、これからずっと仲良くいて欲しいけれども、学生と言う立場から社会人になれば当然周りの環境も大きく変わります。ひょっとすると残念だけれども、お互いがそれぞれ自分の決めた道を歩んでいくことになるかもしれません…(;_;)
でも、若き日に出会った大切に想う人と一緒に歩んだ思い出は、「藍色の谷」の中で、色あせること無く光り続けて欲しいのです!

そう思うと、この曲って「たなばた」にとても似ている気がします。
そうですね。タイトルの付け方も♪

全国大会まで、いよいよあと一週間。
作品の中程と最後の方に2回登場する、ClarinetとBaritone Saxophoneのデュエットは一瞬ですので、会場にいらしてくださる方はどうか聞き逃しませんように♪

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2008年10月07日

響宴IV 21世紀の吹奏楽

1d784949.jpgいたる作品収録CD紹介第16弾♪

響宴IV 21世紀の吹奏楽(2001年)
[BOCD-7456,7457]

響宴事務局の委嘱により作曲した「Mi-na-to」が収録されています。演奏は龍谷大学吹奏楽部の皆さん。
そう、龍谷大学吹奏楽部との交流が始まることになった、きっかけの曲です。
元は、マリンバアンサンブルのための作品「美楠都」を吹奏楽用に改作したもの。
曲の中程に、クイーカと言うラテン楽器とピコピコハンマー(たけしがよく使うおもちゃのハンマー:笑)のアンサンブルでは、関西の学生らしく、本番でも楽しいパフォーマンスを見せてくれました。客席の笑い声も(かすかにですが)収録されていますよ♪

購入は、
http://worldwindbandweb.com/brainmusic/7.1/BOCD-7456/
からどうぞ〜♪

ismusic at 03:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) いたる作品収録CD