2009年03月
2009年03月17日
南を守る鳥

この2曲は、奈良県吹奏楽連盟結成40周年の委嘱作品だったのですが、それから10年。
50周年の記念委嘱作品として、「南を守る鳥」と言う、行進曲を書かせて頂きました。
この曲は、まず2008年10月12日の連盟のパーティーでお披露目され、12月14日の中学生たちの発表会で全団体の課題曲として演奏され、そして、2009年2月1日、奈良県バンドフェスティバルで中学生の選抜バンドにより初めて、一般のお客さんの前で発表されました。司会の方がおっしゃった「グランドオープン」と言う表現が一番ぴったりでした。
指揮者は、日本を代表する吹奏楽指導者の加養浩幸さん。
それはもう、中学生とは思えない、素晴らしい演奏でした!
ちなみにタイトルの「南を守る鳥」とは、中国の伝説上の神獣(神鳥)朱雀の事。
遷都1300年を控えた平城京の南に置かれた、朱雀門にヒントを貰いました。
朱雀門は、現在復元されて誰でも自由に見ることが出来ますが、広々とした素敵なところですよ。
2009年03月07日
ニュー・ウィンド・レパートリー2000

ニュー・ウィンド・レパートリー2000(2000年)
[OMSB-2806]
奈良県吹奏楽連盟40周年を記念して委嘱され書いた「大仏と鹿」が収録されています。
演奏は、大阪市音楽団、指揮は堤俊作氏。
毎年、大阪市音楽団のメンバーによって厳選された吹奏楽作品集で、新しく出版されたものが主です。
「大仏と鹿」は1999年2月、大阪市音楽団の演奏により初演して頂いたのですが、音楽団のメンバーにも気に入って頂けたようで、光栄にもCDに収録して頂く事になりました。
これを機に、大阪市音楽団からは、少しずつ仕事を頂けるようになり、
「よし、音楽でなんとか食べて行くか〜!」と言うきっかけにもなったアルバムです。
このアルバムの収録があった時が29歳。発売の頃に30歳になりました。
今思い返せば、人生の節目でしたね。
収録時「まだまだ若造」な私は、なかなか指揮者に自分の意見を押し通す事が出来ず、譜面には無いドラが追加されたり、テンポが自分の思い通りでなかったりと、悔しい思いもしましたが、やはり音楽団の皆さんの音色は暖かく、自分が自作の録音に初めて関わったアルバムと言うこともあり、思い出深い1枚です。
購入は、
こちらからどうぞ〜♪