2009年04月

2009年04月27日

ポロヌプへの旅(その24)

poro-nup24宗谷岬で、アンサンブル・フレンズ・ノ・メールの皆さんとお別れ。
今夜の宿泊地、北見を目指してオホーツク海沿いをひた走ります。
湖の畔に白鳥を発見!?まさに、白鳥の湖!
ここはどちらの湖かな???

ismusic at 03:00|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 旅日記 

2009年04月17日

トランペット協奏曲

tochimoto

2006年に初演された「トロンボーンと吹奏楽のための協奏曲」
2007年に初演された「ちびクラと吹奏楽のためのちっちゃな協奏曲」
2008年に初演された「ユーフォニアム協奏曲」

作者の気まぐれで、「吹奏楽のための」が、ついたりつかなかったりしていますが(笑)これらは、すべて独奏楽器と吹奏楽のための協奏曲。

そして、2009年3月29日に、4曲目の協奏曲が初演されました。
「トランペットと管弦楽のための協奏曲」
そう、バックは吹奏楽ではなく、弦楽器の入ったオーケストラです。

学生時代に、習作的な管弦楽作品を書いた事はあります。
歌謡曲や民謡などをオーケストラにアレンジする仕事をした事もあります。

でも、協奏曲と言うスタイルではあるものの、自分の書いた本格的な管弦楽作品が音になるのは初めてでした。
トランペットの独奏は、NHK交響楽団の栃本浩規さん。
管弦楽は、飛騨高山ヴィルトーゾオーケストラ。

このオーケストラ、飛騨高山出身の栃本さんと、東京フィルハーモニー管弦楽団のファゴット奏者、森純一さんが中心となり、東京のオーケストラで活躍する仲間を集めて立ち上げたオーケストラで、年に一度、早春に飛騨高山で演奏会を行っています。
「オーケストラ日本代表」と言う言葉が相応しい素晴らしいメンバーのオーケストラです。

1楽章はC管、2楽章はフリューゲルホルン、3楽章ではピッコロトランペットと、3種類のトランペットを持ち替えて、それぞれの楽器の特徴を生かした、表情豊かな演奏をして下さりました。なんと言ってもお得意のピッコロトランペットでは、華麗な、でもどこか可憐な表情も持つ私の作品に込められた想いを、会場いっぱいのお客様に伝えてくれました。
オーケストラも伴奏にとどまらず、指揮者がいないとは思えないほどの正確なアンサンブルで、弦楽器はもちろん、管楽器の皆さんが、それぞれ魅力的な歌を聴かせて下さり、とても幸せな時間を過ごす事が出来ました。
なにより、たくさんのオーケストラのメンバーに「素敵な曲ですね」と、声をかけて頂けた事が最高に嬉しかったです。

記念すべき、豪華初演メンバーは以下の皆さん。(スコアの上から、敬称略)

小池 郁江(Piccolo) 
斎藤 和志(Flute)
松岡 裕雅(1st Oboet)
杉原 由希子(2nd Oboe)
佐藤 路世(1st Clarinet)
三倉 麻実(2nd Clarinet)
森 純一(1st Bassoon)
向後 崇雄(2nd Bassoon)
今井 仁志(1st Horn)
和田 博史(2nd Horn)
栃本 浩規(Solo Trumpet)
久保 昌一(Timpani & Triangle)
荒井 英治(Concert Master : 1st Violin)
泉原 隆志(1st Violin)
栃本 三津子(1st Violin)
宇根 京子(1st Violin)
中谷 郁子(1st Violin)
松本 蘭(1st Violin)
奥田 雅代(2nd Violin)
戸上 眞里(2nd Violin)
関戸 美樹(2nd Violin)
小池 彩織(2nd Violin)
早川 紗綾香(2nd Violin)
朴 梨恵(2nd Violin)
須田 祥子(Viola)
大島 亮(Viola)
三好 紅(Viola)
金 孝珍(Viola)
織田 百合名(Viola)
金木 博幸(Violoncello)
村井 将(Violoncello)
植木 昭雄(Violoncello)
北口 大輔(Violoncello)
黒木 岩寿(Contrabass)
小笠原 茅乃(Contrabass)
稻川 永示(Contrabass)

作曲の機会を与えて下さった栃本さんにはもちろん、演奏を形作って行く上で、様々な助言を下さったコンサートマスターの荒井英治さんには、心より感謝申し上げます。
オーケストラと言っても、コンパクトな2管編成ですし、また再演の機会があると良いな〜♪

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2009年04月07日

藍色の谷/龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部

7ed38e0e.jpgいたる作品収録CD紹介第22弾♪

酒井格:藍色の谷/龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部(2009年)
[CACG-0130]

創部40年を記念して作成された、龍谷大学吹奏楽部のデビューアルバムに、「大仏と鹿」「山辺の道」そしてアルバムのタイトルにもして頂いた「藍色の谷」が収録されています。
吹奏楽コンクールの全国大会で自由曲として演奏した「藍色の谷」は、もちろん素敵な演奏なのですが、「大仏と鹿」が特に素敵な演奏です。特に中間部のユーフォニアム、クラリネット、オーボエがソロをやり取りする部分は、とても素直で美しく、聴いていて心が温かくなります。

また、一部の作品を除いて、演奏した学生が作品の紹介文を書いています。いずれも、学生たちが作品とどのように向き合って来たのかが感じ取られる素直な文章ですので、ブックレットも合わせてお楽しみ頂けると思います。

「藍色の谷」の作品紹介は私が書いていますが、少し分かりにくいかもしれません。
と言うのも、日本語に出来ない想いを音に綴った訳で、作品を書く一番大きなきっかけは、正直なところ誰にも話したくないような(でも、ちょっと話してみたいような:笑)個人的な思い出だったりするので♪

それにしても、龍谷大学吹奏楽部の皆さんには、2001年の第4回響宴をきっかけに、親しく交流して頂き、多くの作品を演奏して貰い、感謝の気持ちでいっぱいです。
私と、ほぼ同じ歳の吹奏楽部が、これからも充実した活動を続けられるよう、私も何か力になれたらと願っています。

私の作品の他にも人気の若手作曲家、石毛里佳、樽屋雅徳氏の作品、中橋愛生編曲の「威風堂々」。
京都市交響楽団首席トロンボーン奏者の岡本哲さんをソロに迎えてと、聴き応え十分ですよ。

購入は、
こちらからどうぞ〜♪

ismusic at 03:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0) いたる作品収録CD