2013年08月17日
福岡県大会

残念ながら、全国津々浦々の大会を聴いているわけではないので、正しい比較は出来ませんが、パワフルな熱演が多かったです。代表争いも厳しく、わずか1点差や、同点で代表になるか、そうでないかの世界でした。
吹奏楽の作品を、それほど多く知っているわけではないですが、友人の高昌帥とはお互いの作品のスコアを交換して勉強しているので、よく知っている作品も多いです。何年か前に驚いたのは「マインド・スケープ」、最後は低音楽器と打楽器だけで終わることを知ったとき。本人の指揮で楽譜通りに演奏されているのを聴いて、この作品の本来の姿に感激したと同時に、コンクールでよく聴く品の無いテュッティで終わる演奏に対して、大変残念な気持ちになりました。
一体なぜ、あのような演奏が一般的になったのでしょうか?自分の作品があのようにねじ曲げられて、それが良いなんて思われたら、気が狂いそうです。今回の大会でも、残念ながらそのような演奏があり、少し厳しいかなとは思いつつも、やはり大切な友人の作品をないがしろにするような演奏を許すわけにはいかないので、そのことははっきりとコメントさせてもらいました。
http://stshindy.seesaa.net/article/370698335.html
に書かれているよう、本来の姿で演奏するバンドも現れましたが、これが当たり前の姿。どうか、作曲家が書いた譜面に対して、謙虚に、そして誠実に向き合って下さいね。
審査員の仕事での一番の喜びは、素敵な演奏に出会えることですが、各方面で活躍される審査員の先生たちと、様々な情報交換が出来ることも楽しみです。
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この記事へのコメント
1. Posted by ねこ 2013年09月03日 17:12

あなたに審査された団体は気の毒としか言いようがありませんね。
その団体は本当にその作品をないがしろにしていたのでしょうか?
コンクールの時間制限の中で、精一杯の演奏をする人間たちの中に、そんな人がいるとは到底思えませんし、私にはあなたのした事はただの「作曲家気取りのエゴ」としか感じられません。
≫やはり大切な友人の作品をないがしろにするような演奏を許すわけにはいかないので
これが審査の内容に関係するのはおかしな話です。
もし仮にあなたの言うようにアレンジに問題があったとしても、それが全てではないはずです。
もっと公平な目で、耳で、審査するべきなのではないでしょうか?
これは友人の作曲した曲が人気が出て、大ブームを起こしたことが面白くないんじゃないかという印象でしかありません。
そしてこのような記事を正義の味方気取りでブログに書くような人ですから、きっと採点には最低点をつけ、したり顔で講評を書いたのでしょう?
結果その団体はどうなりましたか?
あなたにとっては知ったこっちゃないことでしょうが。
1年に1度、もしかしたらそのコンクール上にいた演奏者は一生に一度の挑戦だったかもしれません。
そのためにどれだけの時間を費やし、努力を重ねてきたか。
繰り返しますが、あなたに審査された団体は本当にお気の毒です。
あなたではない他の方が審査したら結果はどうだったのでしょうか?
それを思うとやはりこの記事を許す訳にはいきませんでしたのではっきりとコメントさせていただきます。
そう、あなたと同じように。
あなたは今後一切音楽の審査などするべきではないと思います。
2. Posted by いたる 2013年09月07日 12:54
>ねこさま
「マインドスケープ」
本当に素敵な作品だと思います。
だからこそ、作曲者の高昌帥が書いた譜面に、出来る限り忠実に演奏して欲しいと願っています。
時間制限があるコンクールでカットされるのはやむを得ないと思いますが、オーケストレーションまで変更されるのは疑問に思います。
文章が少し感情的になって、不愉快にさせてしまったのは申しわけなかったです。
「マインドスケープ」
本当に素敵な作品だと思います。
だからこそ、作曲者の高昌帥が書いた譜面に、出来る限り忠実に演奏して欲しいと願っています。
時間制限があるコンクールでカットされるのはやむを得ないと思いますが、オーケストレーションまで変更されるのは疑問に思います。
文章が少し感情的になって、不愉快にさせてしまったのは申しわけなかったです。