音楽の話
2012年10月11日
2006年03月21日
2006年03月15日
2006年03月11日
第9回響宴
3月5日、東京芸術劇場へ、第9回「響宴」を聴きに行ってきました。
で、この記事を書いているのが演奏会の3日後なので、作品自体の印象はもうすでに薄れています…
全国大会の時は(BJに記事を書かないといけなかったので)必死にメモを取りながら聴きましたが、
今回は、完全にお客さまモードでしたので…
私のお気に入りは2曲。
「美しき二つの翼」(真島俊夫作曲)
ボサ・ノバなのですが、さすが真島さん。余裕を持って書いているので、バランスが良くて聴きやすかったです。
もともとFluteとAlto Saxophone(Piano伴奏付き)のために書いた曲だと言うことで、Fl.やSax.のソロがあったのですが、Sax.のソロが特に心地よくて、素敵でした。多分、ソリストも気持ちよく吹いていたのでしょうね〜
Flute奏者とSaxophone奏者が結婚する時に書いてもらったんですって!
「科戸の鵲巣」(中橋愛生作曲)
もはや、若手の実力ナンバーワン。中橋君が、陸上自衛隊中央音楽隊のために書いた作品。
作曲者から、初演の音源、スコアを頂いていたので、予習も万全。今回、東京まで出てきたのも、この作品をどうしてもライブで聴きたかったと言うのが、一番大きな理由でした。
演奏は、神奈川大学。演奏も大健闘でした。
通常の吹奏楽編成の、ほぼ倍くらいのパートが、精緻に重ねあわされて生まれる響きは、色彩感豊かで幻想的ですらあり、そこらに出回っている吹奏楽作品とはもはや次元が違いました。まさに21世紀の吹奏楽の可能性を追求した作品。
それでいて、響きはあくまで美しく甘美で、メロディーも親しみやすく、大編成の吹奏楽のパワーを生かしたダイナミックな曲想。これは吹奏楽っ子の間でも人気が出そう。
但し、よほどの実力を持ったバンドで無ければ演奏は不可能!特にクラリネットパートは、1stから8thまですべての奏者に音大生も真っ青になりそうな無茶な、いや高度な要求をしていて、あの神奈川大学ですら、決して100%とは言えませんでした。それくらいの難曲だと思うのですが、無謀に挑戦するバンドが多発しそうな…そんな心配もしてみたり。
写真は、開演前に舞台袖で。なんて言う楽器ですかね?
2006年02月25日
武満徹の世界
2月18日、四条河原町で腹ごしらえをした後、京都市交響楽団の定期演奏会を聴きに北山のコンサートホールへと向かいました。
会場につくとロビーコンサートが始まるところだったのですが、定期会員の更新をするため行列に並んでしまったので、残念ながらBGMっぽくしか聴こえませんでした。演奏されていた曲は、フルートとハープとビオラのための「そして、それが風であることを知った」武満徹の作品です。
さてさて、いよいよ開演して本編のプログラム。
「弦楽のためのレクイエム」
「ノヴェンバー・ステップス」
「夢時」
「夢窓」
「系図」若い人たちのための音楽詩
すべて、今年没後10年を迎えた武満徹の作品です。
指揮者の岩城宏之さんのお話も挟んで、2時間半に及ぶ演奏会、お客さんも結構多くて、なかなか充実したコンサートでした。
「夢時」の途中で、夢の世界に行ってしまったのは内緒。(^^;
一番印象に残ったのは、今回の演奏会で初めて聴いた「系図」武満徹の亡くなる4年前、1992年の作品です。
谷川俊太郎の詩が音楽に合わせて朗読されるので、非常にメッセージが伝わりやすいのですが、なんといっても音楽が甘美!
私が初めて聴いた武満の作品は「ノヴェンバー・ステップス」
琵琶や尺八の響きがショッキングだったのを良く覚えているのですが、正直言って、あの曲と同じ人が書いているとは思えない。それくらい美しくて優しい曲です。フルートの暖かいメロディーに涙がこぼれそうでした。こんな経験も久しぶり。
武満徹→現代音楽→分け分からない…
なんて思っている人も、一度ぜひぜひ聴いてみて下さい。
今回は、岩城宏之さんが編曲した小編成版での演奏でしたが、オリジナルの4管編成、そしてナレーションも武満が希望した「10代半ばの少女」による演奏にも興味が湧きます。サイトウキネンオーケストラのCDがあるようですね。
ちなみに、今回のナレーションは吉行和子さん。落ち着いた声で良かったのですが、武満が思い描いた世界にもっと近付いてみたいと思いました。
それにしても、色々なタイプの曲を残した作曲家ですよね〜
ちなみに、私が一番好きな武満徹の曲は「○と△の歌」(笑)
この曲との出会いは、また機会を改めて。
会場につくとロビーコンサートが始まるところだったのですが、定期会員の更新をするため行列に並んでしまったので、残念ながらBGMっぽくしか聴こえませんでした。演奏されていた曲は、フルートとハープとビオラのための「そして、それが風であることを知った」武満徹の作品です。
さてさて、いよいよ開演して本編のプログラム。
「弦楽のためのレクイエム」
「ノヴェンバー・ステップス」
「夢時」
「夢窓」
「系図」若い人たちのための音楽詩
すべて、今年没後10年を迎えた武満徹の作品です。
指揮者の岩城宏之さんのお話も挟んで、2時間半に及ぶ演奏会、お客さんも結構多くて、なかなか充実したコンサートでした。
「夢時」の途中で、夢の世界に行ってしまったのは内緒。(^^;
一番印象に残ったのは、今回の演奏会で初めて聴いた「系図」武満徹の亡くなる4年前、1992年の作品です。
谷川俊太郎の詩が音楽に合わせて朗読されるので、非常にメッセージが伝わりやすいのですが、なんといっても音楽が甘美!
私が初めて聴いた武満の作品は「ノヴェンバー・ステップス」
琵琶や尺八の響きがショッキングだったのを良く覚えているのですが、正直言って、あの曲と同じ人が書いているとは思えない。それくらい美しくて優しい曲です。フルートの暖かいメロディーに涙がこぼれそうでした。こんな経験も久しぶり。
武満徹→現代音楽→分け分からない…
なんて思っている人も、一度ぜひぜひ聴いてみて下さい。
今回は、岩城宏之さんが編曲した小編成版での演奏でしたが、オリジナルの4管編成、そしてナレーションも武満が希望した「10代半ばの少女」による演奏にも興味が湧きます。サイトウキネンオーケストラのCDがあるようですね。
ちなみに、今回のナレーションは吉行和子さん。落ち着いた声で良かったのですが、武満が思い描いた世界にもっと近付いてみたいと思いました。
それにしても、色々なタイプの曲を残した作曲家ですよね〜
ちなみに、私が一番好きな武満徹の曲は「○と△の歌」(笑)
この曲との出会いは、また機会を改めて。
2006年02月21日
ドビュッシーのプレリュード
2月18日、京都芸術センターへ、ピアニストの青柳いづみこさんの演奏会を聴きに行ってきました。
プログラムはドビュッシーのプレリュード、全24曲!
演奏会に使用されたピアノは、1927年フランス製、ERARD(エラール)と言うピアノ。
ドビュッシーも同じメーカーのピアノを愛用していたとか。
さすがに現在のフルコンサートピアノのような音量は出ないのですが、いかにもフランスらしい、品の良い音でした。
さて、今回の演奏会は、舞台に染色家の伊砂利彦さんが、ドビュッシーのプレリュード一曲一曲からインスピレーションを受けて描いた(染めた?)絵が飾られ、一曲ずつ、演奏している曲に対応する絵に照明が当てられる、そんな趣向でした。
古いピアノのコントロールに苦労したのか、途中で「ごめんなさい」と弾き直した曲もありましたが、さすがは日本を代表するピアニスト、しかもドビュッシーのスペシャリストですから演奏は隙が無く、説得力のある素晴らしい演奏でした。
私は特に第1巻の「沈める寺」「ミンストレル」、第2巻の「枯葉」「花火」が素晴らしいと感じました。
で、演奏の合間のおしゃべり。文筆家としても活躍されているだけあって、ドビュッシーの世界について興味深い話をたくさん聴くことが出来ました。この話を聴くだけでも\1,800の価値は十分あったかも。
伊砂さんの絵も、伊砂さん自身がドビュッシーの音楽から受けた印象が視覚的に伝わってくるのが面白かったです。共感できるものもあれば、私とは違うな〜と感じるものもありましたが、どれも素敵な絵でした。
私は第2巻の「枯葉」の絵が、ショッキングでしたが、一番印象に残っています。
アンコールに、ドビュッシーの「月の光」「アラベスク第1番」そして、クープランの作品を弾いてくれましたが、このクープランの作品がとても可憐で美しくて、ピアノの音にとても合っていました。曲名を忘れてしまったのですが、この曲の譜面欲しいな〜(もし、演奏会を聴いていて、こちらをご覧の方で、アンコールの作品を御存じの方は教えて下さいね。h-mollの曲です。)
で、演奏会ではばったり、大学時代のClarinetの後輩の旦那様にお会いし、二人とも昼食を食べていなかったので、四条河原町近くのカフェで遅い昼食にしました。
「花火」の黒鍵のグリッサンドは手が痛い、と言う話からグリッサンドの話題で盛り上がり、私が「リストが編曲したグノーの『ファウスト』のワルツは、楽しいグリッサンドがあるのではまっている。」と言う話をすると、「それなら、プロコフィエフの『悪魔的アンジーノ』op.4-4も楽しいかも」と教えてくれました。私はこの曲のことを全然知らないのですが、ちょっと興味が湧いてきました。いたろぐの読者に御存じの方はいるかな?
プログラムはドビュッシーのプレリュード、全24曲!
演奏会に使用されたピアノは、1927年フランス製、ERARD(エラール)と言うピアノ。
ドビュッシーも同じメーカーのピアノを愛用していたとか。
さすがに現在のフルコンサートピアノのような音量は出ないのですが、いかにもフランスらしい、品の良い音でした。
さて、今回の演奏会は、舞台に染色家の伊砂利彦さんが、ドビュッシーのプレリュード一曲一曲からインスピレーションを受けて描いた(染めた?)絵が飾られ、一曲ずつ、演奏している曲に対応する絵に照明が当てられる、そんな趣向でした。
古いピアノのコントロールに苦労したのか、途中で「ごめんなさい」と弾き直した曲もありましたが、さすがは日本を代表するピアニスト、しかもドビュッシーのスペシャリストですから演奏は隙が無く、説得力のある素晴らしい演奏でした。
私は特に第1巻の「沈める寺」「ミンストレル」、第2巻の「枯葉」「花火」が素晴らしいと感じました。
で、演奏の合間のおしゃべり。文筆家としても活躍されているだけあって、ドビュッシーの世界について興味深い話をたくさん聴くことが出来ました。この話を聴くだけでも\1,800の価値は十分あったかも。
伊砂さんの絵も、伊砂さん自身がドビュッシーの音楽から受けた印象が視覚的に伝わってくるのが面白かったです。共感できるものもあれば、私とは違うな〜と感じるものもありましたが、どれも素敵な絵でした。
私は第2巻の「枯葉」の絵が、ショッキングでしたが、一番印象に残っています。
アンコールに、ドビュッシーの「月の光」「アラベスク第1番」そして、クープランの作品を弾いてくれましたが、このクープランの作品がとても可憐で美しくて、ピアノの音にとても合っていました。曲名を忘れてしまったのですが、この曲の譜面欲しいな〜(もし、演奏会を聴いていて、こちらをご覧の方で、アンコールの作品を御存じの方は教えて下さいね。h-mollの曲です。)
で、演奏会ではばったり、大学時代のClarinetの後輩の旦那様にお会いし、二人とも昼食を食べていなかったので、四条河原町近くのカフェで遅い昼食にしました。
「花火」の黒鍵のグリッサンドは手が痛い、と言う話からグリッサンドの話題で盛り上がり、私が「リストが編曲したグノーの『ファウスト』のワルツは、楽しいグリッサンドがあるのではまっている。」と言う話をすると、「それなら、プロコフィエフの『悪魔的アンジーノ』op.4-4も楽しいかも」と教えてくれました。私はこの曲のことを全然知らないのですが、ちょっと興味が湧いてきました。いたろぐの読者に御存じの方はいるかな?
2006年01月19日
イグニスの宴
12月26日、武田晃二等陸佐のBMWでレコーディング会場のサンアゼリアに到着し、調整室を探し当ててこっそり中に入ると、なにやらカッコイイ系の作品を収録中でした。
それらしきスコアを手に取ると、タイトルは「イグニスの宴」(石毛里佳)とある。う〜ん「いしげ、『みちよし』とか『たかよし』とか読むのかな〜?」とか思いながら、調整室のすみに座って、収録を見守りながら、テイクを重ねる曲を聴く。
いかにも気持ちよく鳴りそうな、吹奏楽らしいスコアだけれども、各声部が巧妙に処理され、うまく組み合わされている。私が学生時代に苦労した「階梯導入」とか、名前は忘れたけれど、私の苦手な対位法が駆使されて、とにかく立体感が面白い。「これは、そうとうのテクニシャンだな〜」とひたすら感心しながらスコアを眺めていると、徐々にスタッフ達も、私の到着に気付いて声をかけてくれる。メインデスクで鈴木英史さんと加養浩幸さんに挟まれて、時々指揮者に注文をつけている若い女性が気になるものの、「私だったらTenor Saxophoneにするだろうな〜」と言うBaritone Saxophoneの高い音のソロくらいしか、突っ込み所が無い、出来の良いスコアを見て、一体、石毛さんはどんな作曲家なのだろう?とそれらしい人を調整室でさがしている間に収録も終わり、加養さんが「隣に座っていた若い女性」を紹介してくれました。
「作曲者の、石毛里佳さん」(さっきょくしゃの、いしげりかさん)
東京芸術大学の四回生だそうです。やっちゃんと同じ歳ですか。最近の女の子は凄いですね〜
しっかり書けているのは凄いけれど、吹くのも楽しそうだし、何より「かっこいい」ですから、吹奏楽っ子には人気が出そうです。すでに、アンサンブルの作品などを多く発表して、少しずつ注目を集めているようです。いや、何とも優秀な新人が吹奏楽の世界に現れました。私も頑張らなければなりません。
対位法は、どうも苦手で(私の卒業した大阪音楽大学の作曲学科は入試に対位法が無かった…)逃げ回ったり、コンプレックスを感じたり、私の一番の弱点でもあるのですが、また少しずつ勉強しようかな。「大仏と鹿」とか「湖の畔で」のごく一部でそれらしい発想はしていたりもするのですが…
と言うわけで、お土産にサイン入りのスコアを一冊頂きました。勉強しよっと。(笑)
写真は調整室で期待の若手作曲家、石毛里佳さんと。(ユニバースの堤さん撮影&写真提供)
インスタントの味噌汁をすすっている姿に好感を持ちました。(笑)
ところで「イグニスの宴」ってどう言う意味なんだろう…
御存じの方がいらしたら教えて下さいね。
それらしきスコアを手に取ると、タイトルは「イグニスの宴」(石毛里佳)とある。う〜ん「いしげ、『みちよし』とか『たかよし』とか読むのかな〜?」とか思いながら、調整室のすみに座って、収録を見守りながら、テイクを重ねる曲を聴く。
いかにも気持ちよく鳴りそうな、吹奏楽らしいスコアだけれども、各声部が巧妙に処理され、うまく組み合わされている。私が学生時代に苦労した「階梯導入」とか、名前は忘れたけれど、私の苦手な対位法が駆使されて、とにかく立体感が面白い。「これは、そうとうのテクニシャンだな〜」とひたすら感心しながらスコアを眺めていると、徐々にスタッフ達も、私の到着に気付いて声をかけてくれる。メインデスクで鈴木英史さんと加養浩幸さんに挟まれて、時々指揮者に注文をつけている若い女性が気になるものの、「私だったらTenor Saxophoneにするだろうな〜」と言うBaritone Saxophoneの高い音のソロくらいしか、突っ込み所が無い、出来の良いスコアを見て、一体、石毛さんはどんな作曲家なのだろう?とそれらしい人を調整室でさがしている間に収録も終わり、加養さんが「隣に座っていた若い女性」を紹介してくれました。
「作曲者の、石毛里佳さん」(さっきょくしゃの、いしげりかさん)
東京芸術大学の四回生だそうです。やっちゃんと同じ歳ですか。最近の女の子は凄いですね〜
しっかり書けているのは凄いけれど、吹くのも楽しそうだし、何より「かっこいい」ですから、吹奏楽っ子には人気が出そうです。すでに、アンサンブルの作品などを多く発表して、少しずつ注目を集めているようです。いや、何とも優秀な新人が吹奏楽の世界に現れました。私も頑張らなければなりません。
対位法は、どうも苦手で(私の卒業した大阪音楽大学の作曲学科は入試に対位法が無かった…)逃げ回ったり、コンプレックスを感じたり、私の一番の弱点でもあるのですが、また少しずつ勉強しようかな。「大仏と鹿」とか「湖の畔で」のごく一部でそれらしい発想はしていたりもするのですが…
と言うわけで、お土産にサイン入りのスコアを一冊頂きました。勉強しよっと。(笑)
写真は調整室で期待の若手作曲家、石毛里佳さんと。(ユニバースの堤さん撮影&写真提供)
インスタントの味噌汁をすすっている姿に好感を持ちました。(笑)
ところで「イグニスの宴」ってどう言う意味なんだろう…
御存じの方がいらしたら教えて下さいね。
2005年12月29日
龍谷大学吹奏楽部第32回定期演奏会
と言うわけで、龍谷大学吹奏楽部の定期演奏会のレポートです。
今回は、オープニングに「山辺の道」を演奏していただきました。
この曲は、奈良県の市民バンドの委嘱作品だったのですが、「打楽器10人くらい使っても良いよ〜」なんて言われていたので、やたらと打楽器が多いです。(初演の時には奏者11人…)
さすがに、出版する時に、「せめて7人」と要求されたため、「7人でも出来る」でも「できれば10人」と言う譜面に書き直したのですが、今回の演奏会では13人!!!(爆)
内訳は(ちゃんと確認していないので推測)
1.ティンパニ
2.鉄筋(減らしたらダメですよ)
3.木琴(チューブラーベル兼務)
4.トライアングル
5.タンバリン
6.シンバル
7.サスペンデッドシンバル(すず兼務)
8.小太鼓
9.ウッドブロック
10.大太鼓
11.大太鼓
12.大太鼓
13.大太鼓
最後の大太鼓4人が笑えます。
3台のマーチングバスドラム(1人で演奏)とコンサートバスドラムを使うのですが、
四回生三人が最後の記念に!と言うことで3台のマーチングバスドラムを一人ずつ演奏してくれたのでした。
最初はキャリーを使おうと言う話もあったそうです。(笑)
見たかったな〜(出番になったら舞台袖から歩いて登場)
それにしても、かっこいい演奏で、オープニングからテンションが高かったです!
二曲目は、レスピーギの「リュートのための古代舞曲とアリア」
吹奏楽部のもう一人の音楽監督、竹林先生のアイディアで、初心者を中心にしたバンドによる演奏でした。
名付けて「竹の子バンド」このネーミング、大ヒットです。(笑)
トロンボーンが右前に来ていて、結構面白い並び方でした。
一生懸命練習しただけあって、とても雰囲気の良い演奏でしたね。
ぜひとも、来年以降も続けて欲しい企画でした。
三曲目は、樽屋雅徳さんの新作「エンディミオンの眠り」
先月のレコーディングで収録した作品で、その時のピアノが私だったと言うことで?
龍谷大学吹奏楽部定期演奏会に初出演となりました。(笑)
ピアノパートは、大変なところはほとんど聞こえない、聞こえるところはそれほど美味しく無い(樽屋さんすみません)パートなのですが、びわ湖ホールの大ホールで、スタインウェイのフルコンを弾けるなんて機会はめったに無いだろうし、何より、龍谷大学の学生さんたちと一緒に演奏できたのが楽しかったですね〜
学生指揮者のクラリネット君が、「いたる先生、譜面をピアノのところに置いておきます」と、パート譜を開演前に預かってくれたので、出番が来て手ぶらでピアノのところに行くと、最初のページが無くて焦ったりもしましたが…(舞台の床に落ちていました)
本当に良い、思い出になりました。
後半は、着替えて客席へ。
ゲストでソリストに迎えた外囿さんの演奏が素晴らしかったですね。
アンコールに演奏された、中橋君の「とっかあた」も、かっこいい曲でした。
メインはホルストの「木星」
今まで聴いた、龍谷大学の演奏の中で最高でした。特にトランペットかっこよすぎ!
編曲したのは、建部知弘さん。2000年に龍谷大学のコンクール自由曲用として書き下ろされたものです。
龍谷大学のサウンドの魅力が1000‰発揮出来る、素晴らしいアレンジですね。
今回、練習の時に初めてスコアを見せてもらったのですが、随所に小技が盛り込まれていて、これが隠し味になっているんだな〜と、勉強になりました。
写真は打ち上げの会場で、ソリストの外囿祥一郎さんと。
実は私と同じ年なのですが、もはや世界的なEuphonium奏者です。
仕事の都合で、打ち上げはほんのわずかな時間であとにされ、東京に向かわれましたが、本当に美しい音の持ち主です。
私も頑張らないとな〜
今回は、オープニングに「山辺の道」を演奏していただきました。
この曲は、奈良県の市民バンドの委嘱作品だったのですが、「打楽器10人くらい使っても良いよ〜」なんて言われていたので、やたらと打楽器が多いです。(初演の時には奏者11人…)
さすがに、出版する時に、「せめて7人」と要求されたため、「7人でも出来る」でも「できれば10人」と言う譜面に書き直したのですが、今回の演奏会では13人!!!(爆)
内訳は(ちゃんと確認していないので推測)
1.ティンパニ
2.鉄筋(減らしたらダメですよ)
3.木琴(チューブラーベル兼務)
4.トライアングル
5.タンバリン
6.シンバル
7.サスペンデッドシンバル(すず兼務)
8.小太鼓
9.ウッドブロック
10.大太鼓
11.大太鼓
12.大太鼓
13.大太鼓
最後の大太鼓4人が笑えます。
3台のマーチングバスドラム(1人で演奏)とコンサートバスドラムを使うのですが、
四回生三人が最後の記念に!と言うことで3台のマーチングバスドラムを一人ずつ演奏してくれたのでした。
最初はキャリーを使おうと言う話もあったそうです。(笑)
見たかったな〜(出番になったら舞台袖から歩いて登場)
それにしても、かっこいい演奏で、オープニングからテンションが高かったです!
二曲目は、レスピーギの「リュートのための古代舞曲とアリア」
吹奏楽部のもう一人の音楽監督、竹林先生のアイディアで、初心者を中心にしたバンドによる演奏でした。
名付けて「竹の子バンド」このネーミング、大ヒットです。(笑)
トロンボーンが右前に来ていて、結構面白い並び方でした。
一生懸命練習しただけあって、とても雰囲気の良い演奏でしたね。
ぜひとも、来年以降も続けて欲しい企画でした。
三曲目は、樽屋雅徳さんの新作「エンディミオンの眠り」
先月のレコーディングで収録した作品で、その時のピアノが私だったと言うことで?
龍谷大学吹奏楽部定期演奏会に初出演となりました。(笑)
ピアノパートは、大変なところはほとんど聞こえない、聞こえるところはそれほど美味しく無い(樽屋さんすみません)パートなのですが、びわ湖ホールの大ホールで、スタインウェイのフルコンを弾けるなんて機会はめったに無いだろうし、何より、龍谷大学の学生さんたちと一緒に演奏できたのが楽しかったですね〜
学生指揮者のクラリネット君が、「いたる先生、譜面をピアノのところに置いておきます」と、パート譜を開演前に預かってくれたので、出番が来て手ぶらでピアノのところに行くと、最初のページが無くて焦ったりもしましたが…(舞台の床に落ちていました)
本当に良い、思い出になりました。
後半は、着替えて客席へ。
ゲストでソリストに迎えた外囿さんの演奏が素晴らしかったですね。
アンコールに演奏された、中橋君の「とっかあた」も、かっこいい曲でした。
メインはホルストの「木星」
今まで聴いた、龍谷大学の演奏の中で最高でした。特にトランペットかっこよすぎ!
編曲したのは、建部知弘さん。2000年に龍谷大学のコンクール自由曲用として書き下ろされたものです。
龍谷大学のサウンドの魅力が1000‰発揮出来る、素晴らしいアレンジですね。
今回、練習の時に初めてスコアを見せてもらったのですが、随所に小技が盛り込まれていて、これが隠し味になっているんだな〜と、勉強になりました。
写真は打ち上げの会場で、ソリストの外囿祥一郎さんと。
実は私と同じ年なのですが、もはや世界的なEuphonium奏者です。
仕事の都合で、打ち上げはほんのわずかな時間であとにされ、東京に向かわれましたが、本当に美しい音の持ち主です。
私も頑張らないとな〜
2005年12月03日
スコットランド&ドン・キホーテ
今年は、いつもより暖かい日が多かった成果、近所の公孫樹並木の紅葉が12月に入って見事です。
今日、枚方市駅行きのバスを待っている間に、写真を撮ろうと思ったら、カメラを構えた瞬間にバスがきてしまい、写真はなしです。(謝)
と言うわけで、京都市交響楽団の定期演奏会を聴きに行ってきました。
1曲目はメンデルスゾーンの「イタリア」と思い込んでいたのですが、大友さんの手がヴィオラの方を向いてゆっくりあがると、始まった曲は「スコットランド」でした…
スコットランド?と言うことは!二楽章の冒頭のあのソロ!もう「わあい!」です!(笑)
牧童の笛の音のようで、すごく素敵でした。もう、気持ちはすっかりスコットランドの草原にワープです。(爆)
メインはR.シュトラウスの「ドン・キホーテ」ヴィオラ独奏は川本嘉子さん、チェロ独奏は堤剛さんでした。
シュトラウスの曲の中では「ティル」「英雄の生涯」の次くらいに好きな曲です。特に冒頭が良いですよね。
「森の贈り物」の始まりに似ています?(笑)
昔、フルートを習っていた時に、師匠が良く最初のフルートソロを吹いていて、私もまねして練習したものです。
もちろん、素敵な演奏で、堤さんのチェロも、10年くらいまえに「ロココ・ヴァリエーション」を聴いて以来だったのですが、素晴らしい音色でした。
「ドン・キホーテ」もライブで聴くのは初めてだったので、楽しかったです。(^^)
でも、ウィンド・マシーンは大阪市音楽団が持っているのに似ているな〜とか、(2小節しかない?)ちびクラの出番を、本当にちびクラで吹くのか?とか、他愛のないことに興味を引かれてしまう私でした。(^^;
今日、枚方市駅行きのバスを待っている間に、写真を撮ろうと思ったら、カメラを構えた瞬間にバスがきてしまい、写真はなしです。(謝)
と言うわけで、京都市交響楽団の定期演奏会を聴きに行ってきました。
1曲目はメンデルスゾーンの「イタリア」と思い込んでいたのですが、大友さんの手がヴィオラの方を向いてゆっくりあがると、始まった曲は「スコットランド」でした…
スコットランド?と言うことは!二楽章の冒頭のあのソロ!もう「わあい!」です!(笑)
牧童の笛の音のようで、すごく素敵でした。もう、気持ちはすっかりスコットランドの草原にワープです。(爆)
メインはR.シュトラウスの「ドン・キホーテ」ヴィオラ独奏は川本嘉子さん、チェロ独奏は堤剛さんでした。
シュトラウスの曲の中では「ティル」「英雄の生涯」の次くらいに好きな曲です。特に冒頭が良いですよね。
「森の贈り物」の始まりに似ています?(笑)
昔、フルートを習っていた時に、師匠が良く最初のフルートソロを吹いていて、私もまねして練習したものです。
もちろん、素敵な演奏で、堤さんのチェロも、10年くらいまえに「ロココ・ヴァリエーション」を聴いて以来だったのですが、素晴らしい音色でした。
「ドン・キホーテ」もライブで聴くのは初めてだったので、楽しかったです。(^^)
でも、ウィンド・マシーンは大阪市音楽団が持っているのに似ているな〜とか、(2小節しかない?)ちびクラの出番を、本当にちびクラで吹くのか?とか、他愛のないことに興味を引かれてしまう私でした。(^^;
2005年11月19日
未完成&大地の歌
11月に入ってから、PCの調子が今ひとつ…
ついに、17日は更新をお休みさせて貰いました。WEBに命をかけているわけではないので、更新の方はぼちぼちやっていこうと思います。
某雑誌の記事も、なんとかOKをいただき、18日は京都市交響楽団の定期を聴きに行ってきました。
プログラムは、シューベルトの「未完成」とマーラーの「大地の歌」
仕事が長引いて、開演に間に合うかきわどかったのですが、ギリギリ間に合いました。
「未完成」の1st Cl.は小谷口さん!\(^o^)/
二楽章のソロは本当に素敵です。繊細に移り変わる弦楽器のハーモニーを伴って歌われるClarinetの息の長いフレーズは、透明感があって優しくて、でもちょっとした陰影も感じられて、昨年北海道に行ったときに見た、緑の地平線に差す光が流れていく雲で様々に表情を変えていく姿を思い出して、ちょっと「じ〜ん」としてしまいました。
「大地の歌」はライブで聴くのは初めてだったのですが、これも感動的な演奏でした。
家でCDを聴いていると、六楽章はまず寝てしまうのですが、ライブだと、コントラファゴットやトロンボーンの重低音や、木管楽器の繊細なニュアンスなど、とくに管楽器の音色が表情豊かに伝わってきて、65分間、ぐっと引き込まれてしまいました。最後のC-durのハーモニーも感動的に美しかったです。
独唱ももちろん。とくに、メゾ・ソプラノの白井光子さんの声は、本当にキレイでした。
演奏会の後、若林先生たちと飲みに行ったのですが、写真は16日のパーティーのものです。
「さあ友よ、盃を持て!金色に輝く酒を今こそ飲み乾すのだ!」(by李白)
なんちゃって。(笑)
ついに、17日は更新をお休みさせて貰いました。WEBに命をかけているわけではないので、更新の方はぼちぼちやっていこうと思います。
某雑誌の記事も、なんとかOKをいただき、18日は京都市交響楽団の定期を聴きに行ってきました。
プログラムは、シューベルトの「未完成」とマーラーの「大地の歌」
仕事が長引いて、開演に間に合うかきわどかったのですが、ギリギリ間に合いました。
「未完成」の1st Cl.は小谷口さん!\(^o^)/
二楽章のソロは本当に素敵です。繊細に移り変わる弦楽器のハーモニーを伴って歌われるClarinetの息の長いフレーズは、透明感があって優しくて、でもちょっとした陰影も感じられて、昨年北海道に行ったときに見た、緑の地平線に差す光が流れていく雲で様々に表情を変えていく姿を思い出して、ちょっと「じ〜ん」としてしまいました。
「大地の歌」はライブで聴くのは初めてだったのですが、これも感動的な演奏でした。
家でCDを聴いていると、六楽章はまず寝てしまうのですが、ライブだと、コントラファゴットやトロンボーンの重低音や、木管楽器の繊細なニュアンスなど、とくに管楽器の音色が表情豊かに伝わってきて、65分間、ぐっと引き込まれてしまいました。最後のC-durのハーモニーも感動的に美しかったです。
独唱ももちろん。とくに、メゾ・ソプラノの白井光子さんの声は、本当にキレイでした。
演奏会の後、若林先生たちと飲みに行ったのですが、写真は16日のパーティーのものです。
「さあ友よ、盃を持て!金色に輝く酒を今こそ飲み乾すのだ!」(by李白)
なんちゃって。(笑)
2005年10月25日
大仏と鹿@大仏殿 5/7
さてさて、あまりにも雨が激しいので、レストランで少し収まるのを待っていたのですが、まったく収まる気配もなく、せっかくはるばる奈良まで来ていただいたので、雨の中、若草山にご案内することに。
とは言え、私も若草山は久しぶり、途中で道が分からなくなってしまい、時間が厳しくなってしまったので、結局遠くからちらっと眺めただけで、大仏殿に向かうことに。ここでも、方向が分からなくなり、会場に着いたのがぎりぎりになってしまいました…凄まじい大雨で、靴の中もずぶぬれ状態です。
バタバタしている間に「若草山のファンファーレ」で演奏会も開始。
写真は、曲間に撮影したもの。
当初は、大仏殿をバックに、あのきれいな中庭で演奏する予定だったのですが、東回廊での演奏になりました。
ちょうど、L字形に回廊が折れ曲がるところに、100人ほどのバンドが並びました。
お客さんは、細長い回廊に設けられた客席で聴いておられたわけですが、後ろの方は、演奏している姿なんて見えなかったでしょうね〜
打楽器のあたりからも指揮者は、かなり見にくい状況でした。
だって、間には雨の降りしきる中庭があるわけですから…
曲によっては、中継のための指揮者も現れました。(マーチングみたいですね)
とは言え、私も若草山は久しぶり、途中で道が分からなくなってしまい、時間が厳しくなってしまったので、結局遠くからちらっと眺めただけで、大仏殿に向かうことに。ここでも、方向が分からなくなり、会場に着いたのがぎりぎりになってしまいました…凄まじい大雨で、靴の中もずぶぬれ状態です。
バタバタしている間に「若草山のファンファーレ」で演奏会も開始。
写真は、曲間に撮影したもの。
当初は、大仏殿をバックに、あのきれいな中庭で演奏する予定だったのですが、東回廊での演奏になりました。
ちょうど、L字形に回廊が折れ曲がるところに、100人ほどのバンドが並びました。
お客さんは、細長い回廊に設けられた客席で聴いておられたわけですが、後ろの方は、演奏している姿なんて見えなかったでしょうね〜
打楽器のあたりからも指揮者は、かなり見にくい状況でした。
だって、間には雨の降りしきる中庭があるわけですから…
曲によっては、中継のための指揮者も現れました。(マーチングみたいですね)
2005年10月13日
A管?B管?
10月8日の京都市交響楽団定期演奏会。メインはブラームスの交響曲第1番。
2楽章のオーボエとクラリネットのソロが続けて出てくるところが好きなのですが、
小谷口さんはこのソロをB管で吹いていました。(ブラームスの指定はA管)
やっぱり、このソロはB管の方が良い音がするのでしょうか?Des-durっぽいですからね。
Cl.の後輩は、2楽章は「全部B管で吹いてしまう」と言っていました。
3楽章の冒頭で、楽器を持ち替えていきなりのソロは怖いらしいです。
小谷口さんは2楽章のソロが終わったら大急ぎでA管に持ち替えて、
3楽章の頭はまたB管でソロを吹いていました。
どちらのソロもクラ吹き冥利に尽きる名旋律だと思いますが、
私は2楽章のソロの方が好きだな〜
オーボエのうねうねとしたメロディーの中から、すうーっと浮かび上がってくる、
まっすぐで透明、それでいて表情豊かな音色が最高でした。(^-^)
2楽章のオーボエとクラリネットのソロが続けて出てくるところが好きなのですが、
小谷口さんはこのソロをB管で吹いていました。(ブラームスの指定はA管)
やっぱり、このソロはB管の方が良い音がするのでしょうか?Des-durっぽいですからね。
Cl.の後輩は、2楽章は「全部B管で吹いてしまう」と言っていました。
3楽章の冒頭で、楽器を持ち替えていきなりのソロは怖いらしいです。
小谷口さんは2楽章のソロが終わったら大急ぎでA管に持ち替えて、
3楽章の頭はまたB管でソロを吹いていました。
どちらのソロもクラ吹き冥利に尽きる名旋律だと思いますが、
私は2楽章のソロの方が好きだな〜
オーボエのうねうねとしたメロディーの中から、すうーっと浮かび上がってくる、
まっすぐで透明、それでいて表情豊かな音色が最高でした。(^-^)
2005年09月23日
弦楽三重奏曲 Op.45
予約更新機能を使ってみました。上手くいくかな?
上手くいったら…
「いたろぐ」は奇数日の15:00に自動更新!
なあんて、多分無理だと思いますけれど…(笑)
と言うわけで、22日は久しぶりに部屋の掃除&片づけをしながら、Vn.の友人に借りっぱなしのCDを聞いていました。
いつもは「浄夜」だけしか聴いていなかったのですが、続きに入っている「弦楽三重奏曲」を初めて聴いてみました!
これが、面白い!おお!シェーンベルクやるじゃん!さすがは無調音楽のパイオニア!と言う感じ。
何よりも、三人でこれだけのことが出来る弦楽器の表現力の懐の深さ、三つの楽器の掛け合いや、音色の対比が面白い作品です。
早速譜面が欲しくなりました。はまりそうです。(笑)
上手くいったら…
「いたろぐ」は奇数日の15:00に自動更新!
なあんて、多分無理だと思いますけれど…(笑)
と言うわけで、22日は久しぶりに部屋の掃除&片づけをしながら、Vn.の友人に借りっぱなしのCDを聞いていました。
いつもは「浄夜」だけしか聴いていなかったのですが、続きに入っている「弦楽三重奏曲」を初めて聴いてみました!
これが、面白い!おお!シェーンベルクやるじゃん!さすがは無調音楽のパイオニア!と言う感じ。
何よりも、三人でこれだけのことが出来る弦楽器の表現力の懐の深さ、三つの楽器の掛け合いや、音色の対比が面白い作品です。
早速譜面が欲しくなりました。はまりそうです。(笑)
2005年09月21日
Too Writing !
「Writing too much ! Too Writing !」
1991年12月、シカゴで開催されていた吹奏楽のクリニックに、当時大阪音楽大学の学生だった私は、「たなばた」のスコアをバーンハウス社のブースの前にいた憧れの作曲家に見て貰って、最初に口にした言葉です。
となりにいたJ.スウェアリンジェン氏もスコアをのぞきこんで「楽しそう、でも美しい作品だね〜」と言ってくれて嬉しかったのですが、大きな眼鏡をかけた憧れの作曲家はじっとスコアを見つめて「Writing too much !」「It's too writing !」とつぶやくような感じで言いました。そして、数分後、スコアを見るのをやめて、やっぱり「Too writing !」…
「でも、若いうちは"too writing"であることは、良い作曲家になるために絶対に必要なことなんだよ。」と、私の方を見つめながら、スコアを返してくれました。
ちょっとは褒めて貰えないかな〜と期待していただけに、がっかりというかショックを受けたのですが、今になって思えば、随分私を勇気づけてくれた言葉だったように思います。
その作曲家は、1991年以降も日本で何度かお目にかかったのですが、お話をしたのはこの時が最後。しかも、英語がほとんど話せない私は、ただうなずくばかり、最後に「Thank you」を言うのが精一杯でした。
もう、叶わない夢となってしまいましたが、先日仕上げた最新作「三つの花ことば」のスコアを見ていただきたかった。
「おいおい、随分音が減ったじゃないか。お前はまだ若いんだから、もっといっぱい音を書かなきゃダメじゃないか。」そんな声が聞こえてくるような気がします。
2005年9月17日に旅立たれたアルフレッド・リード様
私が高校時代に大好きで夢中になった「春の猟犬」を聴きながら、あなたの冥福を祈ります。
1991年12月、シカゴで開催されていた吹奏楽のクリニックに、当時大阪音楽大学の学生だった私は、「たなばた」のスコアをバーンハウス社のブースの前にいた憧れの作曲家に見て貰って、最初に口にした言葉です。
となりにいたJ.スウェアリンジェン氏もスコアをのぞきこんで「楽しそう、でも美しい作品だね〜」と言ってくれて嬉しかったのですが、大きな眼鏡をかけた憧れの作曲家はじっとスコアを見つめて「Writing too much !」「It's too writing !」とつぶやくような感じで言いました。そして、数分後、スコアを見るのをやめて、やっぱり「Too writing !」…
「でも、若いうちは"too writing"であることは、良い作曲家になるために絶対に必要なことなんだよ。」と、私の方を見つめながら、スコアを返してくれました。
ちょっとは褒めて貰えないかな〜と期待していただけに、がっかりというかショックを受けたのですが、今になって思えば、随分私を勇気づけてくれた言葉だったように思います。
その作曲家は、1991年以降も日本で何度かお目にかかったのですが、お話をしたのはこの時が最後。しかも、英語がほとんど話せない私は、ただうなずくばかり、最後に「Thank you」を言うのが精一杯でした。
もう、叶わない夢となってしまいましたが、先日仕上げた最新作「三つの花ことば」のスコアを見ていただきたかった。
「おいおい、随分音が減ったじゃないか。お前はまだ若いんだから、もっといっぱい音を書かなきゃダメじゃないか。」そんな声が聞こえてくるような気がします。
2005年9月17日に旅立たれたアルフレッド・リード様
私が高校時代に大好きで夢中になった「春の猟犬」を聴きながら、あなたの冥福を祈ります。
2005年09月19日
フライング
9月14日、京都市交響楽団第480回定期演奏会を聴きに行ってきました。
プログラムは、
序曲第二番(トルミス)
ピアノ協奏曲第二番(ラフマニノフ)
交響曲第五番(チャイコフスキー)
なのですが、開演前にロビーで、ハープ奏者の松村衣里さんと、フルート奏者の西尾牧子さんによる、ロビーコンサートがありました。
作品はダマーズのフルートとハープのためのソナタより。
フルートとハープの演奏、BGMとかでは良く聴きますが、ライブではあまり聴く機会がなかったので、
少々ざわついているロビーでの演奏とは言え、微妙な音の表情を楽しむことが出来ました。
吹奏楽でハープを使う作品をいくつか(「湖の畔で」「森の贈り物」など)書いていますが、
打楽器の子が片手間に演奏することを想定して、かなり妥協したものばかりなので、
一度、ちゃんとしたハープの譜面を書いてみたいな…
さてさて、プログラム本編。
トルミスは初めて聴く曲でしたが、エネルギッシュな曲で面白かったです。
弦楽器がデターシェで細かいパッセージをがしがし弾いていて、それがエキサイティングなのですが、あのサウンドは吹奏楽には無いものですね〜
ラフマニノフは、もちろん独奏ピアノが素敵なのですが(今回のソリストは伊藤恵さん)二楽章のクラリネットとか、三楽章のシンバルが楽しみなのは私だけではないはず!
三楽章の、あのppのシンバル、宅間さん最高でした!fのところと楽器を持ち替えていました。
ひょっとしてラフマニノフのピアコン特別仕様でしょうか???
(ローマの祭りでは、特別仕様の鈴を作ったと言う方なので、また本人に会ったら聴いてみよう。)
でも、そのppのシンバルのところで、誰かの携帯がけたたましい着メロを…(怒)
チャイコフスキーも、人気のある曲ですよね。八百屋の友達でも「好きな曲ベスト5のひとつ」とか言っていました。
二楽章のホルンのソロが有名ですが、私は同じく二楽章のクラリネットのソロが好きです。
微妙に音が高くて、へろへろになる方が多いのですが、今回は今まで聴いた中で一番素晴らしかったです!
で、フィナーレも盛り上がって、いよいよコーダ!
E-durのドミナントが「だあああ〜!」となって、一瞬の沈黙のはずが…!続きを読む
プログラムは、
序曲第二番(トルミス)
ピアノ協奏曲第二番(ラフマニノフ)
交響曲第五番(チャイコフスキー)
なのですが、開演前にロビーで、ハープ奏者の松村衣里さんと、フルート奏者の西尾牧子さんによる、ロビーコンサートがありました。
作品はダマーズのフルートとハープのためのソナタより。
フルートとハープの演奏、BGMとかでは良く聴きますが、ライブではあまり聴く機会がなかったので、
少々ざわついているロビーでの演奏とは言え、微妙な音の表情を楽しむことが出来ました。
吹奏楽でハープを使う作品をいくつか(「湖の畔で」「森の贈り物」など)書いていますが、
打楽器の子が片手間に演奏することを想定して、かなり妥協したものばかりなので、
一度、ちゃんとしたハープの譜面を書いてみたいな…
さてさて、プログラム本編。
トルミスは初めて聴く曲でしたが、エネルギッシュな曲で面白かったです。
弦楽器がデターシェで細かいパッセージをがしがし弾いていて、それがエキサイティングなのですが、あのサウンドは吹奏楽には無いものですね〜
ラフマニノフは、もちろん独奏ピアノが素敵なのですが(今回のソリストは伊藤恵さん)二楽章のクラリネットとか、三楽章のシンバルが楽しみなのは私だけではないはず!
三楽章の、あのppのシンバル、宅間さん最高でした!fのところと楽器を持ち替えていました。
ひょっとしてラフマニノフのピアコン特別仕様でしょうか???
(ローマの祭りでは、特別仕様の鈴を作ったと言う方なので、また本人に会ったら聴いてみよう。)
でも、そのppのシンバルのところで、誰かの携帯がけたたましい着メロを…(怒)
チャイコフスキーも、人気のある曲ですよね。八百屋の友達でも「好きな曲ベスト5のひとつ」とか言っていました。
二楽章のホルンのソロが有名ですが、私は同じく二楽章のクラリネットのソロが好きです。
微妙に音が高くて、へろへろになる方が多いのですが、今回は今まで聴いた中で一番素晴らしかったです!
で、フィナーレも盛り上がって、いよいよコーダ!
E-durのドミナントが「だあああ〜!」となって、一瞬の沈黙のはずが…!続きを読む
2005年08月13日
耳で聴く「お手本」の大切さ
先月になりますが、7月26日、私の住む枚方の隣町、京都府八幡市立男山中学校吹奏楽部の指導に出かけてきました。
なんと、八幡市文化センターの大ホール!レコーディングにもよく使われるホールですよ…贅沢な…
八幡市の中学校は、少し安く借りられるみたいです。
練習したのは「風の精」という小編成のための作品。大阪市音楽団の委嘱作品です。
で、メンバーはご覧のとおり、26人。この曲をやるには、まあ十分な人数。(大阪市音楽団のCDも30人程度での演奏)
でも、1/3は楽器を始めてまだ3ヶ月ほどの1年生…音を出してみると、なかなか大変そうでした。
で、練習を進めていくと、タテの線は結構合っている。テンポも拍子も結構変わるし、易しくないのですが、この点ではあまり問題がないのですが、音はと言うと、いたるところで怪しい音がする…
試しに、何人か捕まえて吹かせてみると、何を吹いて良いのかも分からない状態…
でも、これってよく考えると当然なんですよね。音楽の授業でつかう譜面よりは、はるかに複雑ですし、楽器の音を出すだけで精一杯の1年生で、譜面をすらすら読める方が不思議な訳ですから。
でも、自分の吹こうとする音を分からないまま、合奏をするのも、可哀相なわけで、根気よく、一人一人の音を確認して回りました。特に中間部でクラリネットがユーフォニアムの伴奏をするところが大変でした。
コンクールまで2週間ということで、一人一人が少しでも正しく演奏出来るよう、面倒を見てあげて!と先生に言い残して八幡をあとにしました。
せめて銀賞を取れれば良いな〜と、心の中で思っていたのですが、なんと金賞をいただいたとのこと!
正直びっくり!きっと2週間、物凄く練習したのでしょうね〜!(^o^)
ここで思ったのですが、やっぱり「ソルフェージュ」って大切ですね。
ある程度、経験を積んだ高校生や、大学生、社会人ならばともかく。楽器を始めて間もない、小学生や中学生は、まず自分がどんなメロディーを演奏するのか、譜面を見ただけでそれが分かる子、と言うのは(ピアノやヴァイオリンを小さい頃から習っていた子を除けば)ほとんどいないと思うのです。
そこで、大事なのが「お手本」だと思うのです。
吹奏楽の作品、今は譜面が出版されている曲ならば、ほとんどCDも発売されているのですが、あくまでもそれは合奏をした状態の音源。一人一人のお手本CDとかは、残念ながら見たことがありません。
でも、楽譜を読むのに慣れていない子供たちのためのお手本は、凄く重要だと思うのです。
出来れば、その楽器の上手な大人(プロ奏者や音大生が理想だけれど、卒業生でも先輩でも)が、初心者のこのためにお手本を吹いてあげるのが理想だと思うのです。
顧問の先生が、得意な楽器で吹いてあげても良いと思います。キーボードでも、ピアノでも。歌でも。
楽譜と、実際の音の結びつきは、やはりたくさんの曲の譜面を見て、聴いて、演奏して身に付いてくるものですから。
指揮をしている先生に、ちょっと質問してみたいのですが、すべてのパートを(自分の得意な楽器で)演奏してみたことがありますか?
もちろん、それが出来なくても、コンクールで良い成績を取っている方もいらっしゃると思いますが、子供たちの前に立って、ああだこうだと言う立場の人には、一度、ぜひともやって貰いたいなと、個人的には思っています。
私は、小さいときからピアノを習っていましたから、練習場所にピアノがあれば、色んな楽器のパートを弾いたりしますが、やはり管楽器とは音色が違うのが、ちょっと残念だし、すべての会場にあるわけでもありません。
吹奏楽で使う楽器すべての音色が出せる、持ち運び出来るキーボードがあったらいいのにな〜なんて思ったりしています。音域は、3オクターブ半くらいあれば十分かな?欲しいものリストに追加しておこうかな。(笑)
なんと、八幡市文化センターの大ホール!レコーディングにもよく使われるホールですよ…贅沢な…
八幡市の中学校は、少し安く借りられるみたいです。
練習したのは「風の精」という小編成のための作品。大阪市音楽団の委嘱作品です。
で、メンバーはご覧のとおり、26人。この曲をやるには、まあ十分な人数。(大阪市音楽団のCDも30人程度での演奏)
でも、1/3は楽器を始めてまだ3ヶ月ほどの1年生…音を出してみると、なかなか大変そうでした。
で、練習を進めていくと、タテの線は結構合っている。テンポも拍子も結構変わるし、易しくないのですが、この点ではあまり問題がないのですが、音はと言うと、いたるところで怪しい音がする…
試しに、何人か捕まえて吹かせてみると、何を吹いて良いのかも分からない状態…
でも、これってよく考えると当然なんですよね。音楽の授業でつかう譜面よりは、はるかに複雑ですし、楽器の音を出すだけで精一杯の1年生で、譜面をすらすら読める方が不思議な訳ですから。
でも、自分の吹こうとする音を分からないまま、合奏をするのも、可哀相なわけで、根気よく、一人一人の音を確認して回りました。特に中間部でクラリネットがユーフォニアムの伴奏をするところが大変でした。
コンクールまで2週間ということで、一人一人が少しでも正しく演奏出来るよう、面倒を見てあげて!と先生に言い残して八幡をあとにしました。
せめて銀賞を取れれば良いな〜と、心の中で思っていたのですが、なんと金賞をいただいたとのこと!
正直びっくり!きっと2週間、物凄く練習したのでしょうね〜!(^o^)
ここで思ったのですが、やっぱり「ソルフェージュ」って大切ですね。
ある程度、経験を積んだ高校生や、大学生、社会人ならばともかく。楽器を始めて間もない、小学生や中学生は、まず自分がどんなメロディーを演奏するのか、譜面を見ただけでそれが分かる子、と言うのは(ピアノやヴァイオリンを小さい頃から習っていた子を除けば)ほとんどいないと思うのです。
そこで、大事なのが「お手本」だと思うのです。
吹奏楽の作品、今は譜面が出版されている曲ならば、ほとんどCDも発売されているのですが、あくまでもそれは合奏をした状態の音源。一人一人のお手本CDとかは、残念ながら見たことがありません。
でも、楽譜を読むのに慣れていない子供たちのためのお手本は、凄く重要だと思うのです。
出来れば、その楽器の上手な大人(プロ奏者や音大生が理想だけれど、卒業生でも先輩でも)が、初心者のこのためにお手本を吹いてあげるのが理想だと思うのです。
顧問の先生が、得意な楽器で吹いてあげても良いと思います。キーボードでも、ピアノでも。歌でも。
楽譜と、実際の音の結びつきは、やはりたくさんの曲の譜面を見て、聴いて、演奏して身に付いてくるものですから。
指揮をしている先生に、ちょっと質問してみたいのですが、すべてのパートを(自分の得意な楽器で)演奏してみたことがありますか?
もちろん、それが出来なくても、コンクールで良い成績を取っている方もいらっしゃると思いますが、子供たちの前に立って、ああだこうだと言う立場の人には、一度、ぜひともやって貰いたいなと、個人的には思っています。
私は、小さいときからピアノを習っていましたから、練習場所にピアノがあれば、色んな楽器のパートを弾いたりしますが、やはり管楽器とは音色が違うのが、ちょっと残念だし、すべての会場にあるわけでもありません。
吹奏楽で使う楽器すべての音色が出せる、持ち運び出来るキーボードがあったらいいのにな〜なんて思ったりしています。音域は、3オクターブ半くらいあれば十分かな?欲しいものリストに追加しておこうかな。(笑)
2005年08月11日
ロマンス&ノスタルジー
8月10日、京都市交響楽団の「みんなのコンサート〜ロマンス&ノスタルジー」を聴きに行ってきました。
だって、800円だし、呉竹文化センター(丹波橋駅前なので枚方市駅から急行で20分:近い!)だし、何よりドビュッシーの「第一狂詩曲」をオーケストラ伴奏バージョンだし!これは行かなきゃもったいないでしょう!
大阪で用事があったので、それを済ませて、淀屋橋からK特急に乗ったらあっという間に夢の中…気が付けば中書島駅で、浴衣姿の方たちでホームが大混雑していました。宇治川の花火大会があったようです。
で、中書島駅を少し遅れて出発したのか、普段は有り得ない猛スピードで丹波橋に18:00過ぎに到着すると、会場のロビーではVn.奏者の友人(お出かけ日記に良く出てくるVn.の友人とは別人です)がメール打っていました。(^^;
結構本番前でもギリギリまでは普通の人なんですね…
同じくロビーでは、ハープの体験コーナーが開設されていて、私もハープを触って遊びたかったのですが、子供たちを押しのけてまでチャレンジする勇気もなく断念。ハーモニックスの演奏法とか、指がどのくらい届くかとか、右手でどのくらい低い音まで弾けるものか、色々試したかったのですけれどね〜(龍谷大学にもあるから、また遊ばせて貰おう…)
体験コーナーのあと、ミニコンサートがあって、M. Tournierの"Feerie"を演奏してくれました。左斜め後ろからかぶりつきで見ていたのですが、プロの演奏家(多分、京都市交響楽団ハープ奏者の松村衣里さん)がハープのためのオリジナル作品を演奏する姿を、間近で見るなんて初めてなので、かなり感動しました。奏法とか、音色とか、ハープも面白いですね!
でも、曲の最後の方で、ホールの中でTubaがもーもーと音出しを始めてしまい、美しいハープの演奏が…(T-T)
もうちょっと待って欲しかった…
さてさて、開演。
指揮者は新田ユリさん。とても分かりやすくて楽しいお話付きで、定期演奏会とはまた違う雰囲気です。
有名なペールギュントの組曲で始まりましたが、ライブで聴くのは久しぶりだったので、曲の良さを再認識。
続いて、モーツァルトのケルビーノのアリアと、ロッシーニのロジーナのアリア。メゾソプラノ独唱は、森季子さん。ロジーナのアリアでは低いGisから高いHまでバッチリ響いていました!
休憩を挟んでいよいよお待ちかねのドビュッシー!o(^-^)o
ピアノ伴奏では、何度も聴いた曲ですが、オーケストラ版をライブで聴くのは初めて!
結構難しそうでしたが…練習時間も定期みたいにたくさんはなかっただろうし…(^^;
やっぱり、ドビュッシーらしい色彩感あふれるオーケストレーションが素晴らしかったです。
ソリストは白子正樹君。オーケストラの響きの特性を計算して音量をコントロールするのが課題かな?(とえらそうなことを言ってみる。)とは言え、難曲をよく練習されていました。
さて、やっぱり親しみやすい曲を中心にプログラムを組んでいることもあり、「男はつらいよ」なんて曲も演奏しました。でも、Trp.奏者の菊本君が寅さんの格好で、登場したのには会場のお客さんも大喜び。(^o^)
マドンナ役はCl.奏者の小谷口さん?寅さん吹いても上手いです。(^^;
アンコールにはドビュッシーの「小舟にて」爽やかに夏のコンサートを締めくくりました。
こんな楽しいコンサートなのに、結構空席があったのがもったいない〜
今日もALTIで同じプログラムでの公演があったはずですが、そちらはどうだったかな?
とにかく、大満足のコンサートでした。(^^)v
だって、800円だし、呉竹文化センター(丹波橋駅前なので枚方市駅から急行で20分:近い!)だし、何よりドビュッシーの「第一狂詩曲」をオーケストラ伴奏バージョンだし!これは行かなきゃもったいないでしょう!
大阪で用事があったので、それを済ませて、淀屋橋からK特急に乗ったらあっという間に夢の中…気が付けば中書島駅で、浴衣姿の方たちでホームが大混雑していました。宇治川の花火大会があったようです。
で、中書島駅を少し遅れて出発したのか、普段は有り得ない猛スピードで丹波橋に18:00過ぎに到着すると、会場のロビーではVn.奏者の友人(お出かけ日記に良く出てくるVn.の友人とは別人です)がメール打っていました。(^^;
結構本番前でもギリギリまでは普通の人なんですね…
同じくロビーでは、ハープの体験コーナーが開設されていて、私もハープを触って遊びたかったのですが、子供たちを押しのけてまでチャレンジする勇気もなく断念。ハーモニックスの演奏法とか、指がどのくらい届くかとか、右手でどのくらい低い音まで弾けるものか、色々試したかったのですけれどね〜(龍谷大学にもあるから、また遊ばせて貰おう…)
体験コーナーのあと、ミニコンサートがあって、M. Tournierの"Feerie"を演奏してくれました。左斜め後ろからかぶりつきで見ていたのですが、プロの演奏家(多分、京都市交響楽団ハープ奏者の松村衣里さん)がハープのためのオリジナル作品を演奏する姿を、間近で見るなんて初めてなので、かなり感動しました。奏法とか、音色とか、ハープも面白いですね!
でも、曲の最後の方で、ホールの中でTubaがもーもーと音出しを始めてしまい、美しいハープの演奏が…(T-T)
もうちょっと待って欲しかった…
さてさて、開演。
指揮者は新田ユリさん。とても分かりやすくて楽しいお話付きで、定期演奏会とはまた違う雰囲気です。
有名なペールギュントの組曲で始まりましたが、ライブで聴くのは久しぶりだったので、曲の良さを再認識。
続いて、モーツァルトのケルビーノのアリアと、ロッシーニのロジーナのアリア。メゾソプラノ独唱は、森季子さん。ロジーナのアリアでは低いGisから高いHまでバッチリ響いていました!
休憩を挟んでいよいよお待ちかねのドビュッシー!o(^-^)o
ピアノ伴奏では、何度も聴いた曲ですが、オーケストラ版をライブで聴くのは初めて!
結構難しそうでしたが…練習時間も定期みたいにたくさんはなかっただろうし…(^^;
やっぱり、ドビュッシーらしい色彩感あふれるオーケストレーションが素晴らしかったです。
ソリストは白子正樹君。オーケストラの響きの特性を計算して音量をコントロールするのが課題かな?(とえらそうなことを言ってみる。)とは言え、難曲をよく練習されていました。
さて、やっぱり親しみやすい曲を中心にプログラムを組んでいることもあり、「男はつらいよ」なんて曲も演奏しました。でも、Trp.奏者の菊本君が寅さんの格好で、登場したのには会場のお客さんも大喜び。(^o^)
マドンナ役はCl.奏者の小谷口さん?寅さん吹いても上手いです。(^^;
アンコールにはドビュッシーの「小舟にて」爽やかに夏のコンサートを締めくくりました。
こんな楽しいコンサートなのに、結構空席があったのがもったいない〜
今日もALTIで同じプログラムでの公演があったはずですが、そちらはどうだったかな?
とにかく、大満足のコンサートでした。(^^)v
2005年07月15日
消えろ!
17日の演奏会で、ショパンの歌曲をいくつか演奏するのですが、その中で、
「Mir aus den Augen」
と言う曲が、気になりました。
ドイツ語はさっぱり分からないのですが、「消えて無くなれ」「消え失せろ」という意味でしょうか?
で、非常に暗い、重苦しい、厳しい雰囲気で曲が始まるのですが、
後半はとても明るい、優しい、でもどことなく切ない曲想に変わって、
短いながらも、いかにもショパンらしい美しい間奏、後奏がとても気に入ってしまったのです。
歌詞の内容が気になるのですが、先述の通りドイツ語がさっぱりで…
(原曲はポーランド語なのですが、今回はドイツ語に訳された譜面で演奏します)
と言うわけで13日、大阪に出かけたとき。
そうだ!CDを買えば、日本語の歌詞も付いているかも〜!と、まずはJEUGIAへ…
売り場にきれいなお姉さんがいらしたので、
「ショパンの歌曲のCDはありますか〜?」と聞いたところ、
「ショパンはピアノの曲のCDならたくさんありますけれど…」
(そりゃそうだろう…)
「シューマンの歌曲でしたら、いくつかございますが…」
(1分足らずで幻滅…)
次はTower Recordへ…
イギリスからの輸入盤があるのですが、店頭には在庫無しとのこと…
梅田のレコード店は、この二ヶ所しか知らないので、CD入手は断念。
でも、やっぱり歌詞が気になるので、紀伊國屋書店に足を運んでみました。
売り場にひまそうにしているお姉さんがいらしたので…
「ショパンの歌曲について書かれた、なにか面白い本はありますか〜?」と聞いたところ、
さっとメモをとりだし、すかさずパソコンで検索。
約1分後、写真のような本が出てきました。
おおお!楽譜も付いている!しかも、ポーランド語と日本語の歌詞もばっちり掲載!
と言うことで、即購入!
まだ、全部は読んでいないのですが、ショパンの歌曲に用いられた(ポーランドの詩人たちによる)詩を通して、それぞれの歌曲を書いたときの気持ちや、ショパンが置かれている状況などが、結びつけられていて、伝記としても興味深い内容です。
で、私の気になっていた歌は、
PRECZ Z MOICH OCZU...(消えろ!)
でした。どう発音するのでしょうね?
ちなみに、歌詞の内容を抜粋すると…
**
消えろ!見えないところに。言われたとおり、そうしよう。
消えてくれ!心から。言われたとおり、そうしよう。
消えてなくなれ!記憶から。いや、それはできない!
ぼくの記憶も君の記憶も、その命令には従えない!
影のように、遠くに長く、悲しみの影が濃くなっていく。
遠くに行けば行くほど、記憶のベールは厚くなって、重くのしかかる。
あらゆる場所で、あらゆる時に、一緒に泣き、一緒に遊んだ。
どこでも、いつでも、ぼくは君と一緒にいるだろう。
魂の一部を、ぼくは、いたるところに、残してきたのだから。
**
私には、音楽家として、さらに活躍の場を求め、故郷を離れてパリを目指す、ショパンの強い決意と、祖国に残した大切な人たちを思いやる気持ちが伝わってきます。
ショパン−知られざる歌曲
小坂裕子著
集英社新書
「Mir aus den Augen」
と言う曲が、気になりました。
ドイツ語はさっぱり分からないのですが、「消えて無くなれ」「消え失せろ」という意味でしょうか?
で、非常に暗い、重苦しい、厳しい雰囲気で曲が始まるのですが、
後半はとても明るい、優しい、でもどことなく切ない曲想に変わって、
短いながらも、いかにもショパンらしい美しい間奏、後奏がとても気に入ってしまったのです。
歌詞の内容が気になるのですが、先述の通りドイツ語がさっぱりで…
(原曲はポーランド語なのですが、今回はドイツ語に訳された譜面で演奏します)
と言うわけで13日、大阪に出かけたとき。
そうだ!CDを買えば、日本語の歌詞も付いているかも〜!と、まずはJEUGIAへ…
売り場にきれいなお姉さんがいらしたので、
「ショパンの歌曲のCDはありますか〜?」と聞いたところ、
「ショパンはピアノの曲のCDならたくさんありますけれど…」
(そりゃそうだろう…)
「シューマンの歌曲でしたら、いくつかございますが…」
(1分足らずで幻滅…)
次はTower Recordへ…
イギリスからの輸入盤があるのですが、店頭には在庫無しとのこと…
梅田のレコード店は、この二ヶ所しか知らないので、CD入手は断念。
でも、やっぱり歌詞が気になるので、紀伊國屋書店に足を運んでみました。
売り場にひまそうにしているお姉さんがいらしたので…
「ショパンの歌曲について書かれた、なにか面白い本はありますか〜?」と聞いたところ、
さっとメモをとりだし、すかさずパソコンで検索。
約1分後、写真のような本が出てきました。
おおお!楽譜も付いている!しかも、ポーランド語と日本語の歌詞もばっちり掲載!
と言うことで、即購入!
まだ、全部は読んでいないのですが、ショパンの歌曲に用いられた(ポーランドの詩人たちによる)詩を通して、それぞれの歌曲を書いたときの気持ちや、ショパンが置かれている状況などが、結びつけられていて、伝記としても興味深い内容です。
で、私の気になっていた歌は、
PRECZ Z MOICH OCZU...(消えろ!)
でした。どう発音するのでしょうね?
ちなみに、歌詞の内容を抜粋すると…
**
消えろ!見えないところに。言われたとおり、そうしよう。
消えてくれ!心から。言われたとおり、そうしよう。
消えてなくなれ!記憶から。いや、それはできない!
ぼくの記憶も君の記憶も、その命令には従えない!
影のように、遠くに長く、悲しみの影が濃くなっていく。
遠くに行けば行くほど、記憶のベールは厚くなって、重くのしかかる。
あらゆる場所で、あらゆる時に、一緒に泣き、一緒に遊んだ。
どこでも、いつでも、ぼくは君と一緒にいるだろう。
魂の一部を、ぼくは、いたるところに、残してきたのだから。
**
私には、音楽家として、さらに活躍の場を求め、故郷を離れてパリを目指す、ショパンの強い決意と、祖国に残した大切な人たちを思いやる気持ちが伝わってきます。
ショパン−知られざる歌曲
小坂裕子著
集英社新書
2005年06月28日
Musical Baton
最近、あちらこちらからバトンが飛んでくるので、やってみました。長いです!
道仲間からも飛んできて、びっくり。「チャイ5」の好きな八百屋。良いですね。(笑)
一応、NAPPさんから、バトンを受け取ったことにしておきます。(^^)
企画の解説は↓
http://d.hatena.ne.jp/keyword/Musical%20Baton
* Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
(・〇・;)
すみません…パス…(__;)
* Song playing right now (今聞いている曲)
ポロネーズGes-dur(F.ショパン遺作)
「ショパン歌曲集」と書かれたテープなのに、なぜかポロネーズが…
貴重(レア)な音源もあるので、カセットテープもちょっと整理しないと…
* The last CD I bought (最後に買ったCD)
多分これ。
http://shopping.yahoo.co.jp/shop?d=c&cf=0&id=kicw3014
ちなみに、私は京都のGEUJIAで購入。続きを読む
道仲間からも飛んできて、びっくり。「チャイ5」の好きな八百屋。良いですね。(笑)
一応、NAPPさんから、バトンを受け取ったことにしておきます。(^^)
企画の解説は↓
http://d.hatena.ne.jp/keyword/Musical%20Baton
* Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
(・〇・;)
すみません…パス…(__;)
* Song playing right now (今聞いている曲)
ポロネーズGes-dur(F.ショパン遺作)
「ショパン歌曲集」と書かれたテープなのに、なぜかポロネーズが…
貴重(レア)な音源もあるので、カセットテープもちょっと整理しないと…
* The last CD I bought (最後に買ったCD)
多分これ。
http://shopping.yahoo.co.jp/shop?d=c&cf=0&id=kicw3014
ちなみに、私は京都のGEUJIAで購入。続きを読む
2005年06月05日
スパーク
6月3日、第90回大阪市音楽団定期演奏会を聴きに、ザ・シンフォニーホールへ出かけました。
指揮は、山下一史氏。
プログラム順にざっと感想を書くと、(でも、前半は、作品と感想がずれているかもしれない…危)
◆モニュメント(Robert W. Smith)
いつも、Piccoloを吹いていることが多い万谷さんが、木管のFluteでソロを演奏されていました。
とても柔らかく美しい響きで、印象に残りました。続きを読む
指揮は、山下一史氏。
プログラム順にざっと感想を書くと、(でも、前半は、作品と感想がずれているかもしれない…危)
◆モニュメント(Robert W. Smith)
いつも、Piccoloを吹いていることが多い万谷さんが、木管のFluteでソロを演奏されていました。
とても柔らかく美しい響きで、印象に残りました。続きを読む
2005年05月22日
音程について
5月19日、自宅のピアノを調律して貰いました。
1990年に購入して以来、ず〜っと440Hzで調律して貰っていたのですが、Violinの友人が「ひくいよ〜ひきにくいよ〜」と顔で訴えるので、今回442Hzにして貰いました。
調律師さんに「今回は442Hzで」と、「では、特別料金●,000円いただきます。」とか言われたらどうしようと思いながらお願いしたところ、「よんよんにですね。わかりました。」と別に、当たり前のように引き受けてくださいました。
「440Hzと442Hzってどのくらい違う物なのでしょうね〜」と言う私に、440Hzと442Hzの音叉を取り出して聴かせてくれました。
で、膝で「こーん」と叩いて耳元に持ってきてくれるのですが…
「なんか、Miの音しか聞こえないのですけれど…」
「あっ、第三倍音が聞こえちゃっているのですね。」と言って、音叉の根元をピアノの響盤にくっつけてくれました。
続きを読む
1990年に購入して以来、ず〜っと440Hzで調律して貰っていたのですが、Violinの友人が「ひくいよ〜ひきにくいよ〜」と顔で訴えるので、今回442Hzにして貰いました。
調律師さんに「今回は442Hzで」と、「では、特別料金●,000円いただきます。」とか言われたらどうしようと思いながらお願いしたところ、「よんよんにですね。わかりました。」と別に、当たり前のように引き受けてくださいました。
「440Hzと442Hzってどのくらい違う物なのでしょうね〜」と言う私に、440Hzと442Hzの音叉を取り出して聴かせてくれました。
で、膝で「こーん」と叩いて耳元に持ってきてくれるのですが…
「なんか、Miの音しか聞こえないのですけれど…」
「あっ、第三倍音が聞こえちゃっているのですね。」と言って、音叉の根元をピアノの響盤にくっつけてくれました。
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2005年05月20日
指揮者について
5月15日、滋賀県大津市石山にあるバーEASY ALLにて、OSBの音楽監督、森島洋一大先生と。
EASY ALLって、漕艇で使う言葉なのですね。確かに近くの瀬田川ではボートの練習をしている姿をよく見かけますし、お店の外にはボートのオールがディスプレイされていました。(でも、ボートのオールはOARなんですよね。へぇ〜。)
吹奏楽の熱心な愛好家ならば、森島先生のことはよくご存じだと思いますが、OSBのホームページの「音楽監督の書斎」というコーナーで、興味深いコラムを数多く執筆されています。ぜひ、ご一読を。
4月25日、Violinの発表会にゲストでいらしてくれた、三浦さんに(東京フィルのコンサートマスター)に「良い指揮者と良くない指揮者の差は何ですか?」と言う質問をしたところ、
「基本的な音楽的な素養が備わっているという前提で話をさせてくれる?たまに、それが欠けている指揮者もいるけれど、それは問題外だから。」という前置きをして、次のようにお話ししてくれました。
「自分(指揮者)のやりたいことが伝わってくるか来ないか。」
「それが、前(コンサートマスターand弦楽器の一列目)だけでなく、後ろ(管楽器や打楽器)にも伝わるか。」
と言うことでした。リハーサルの進め方とか、もっと具体的な話が出てくるかと思いきや、それは指揮者にとって最良のやり方があって、(主に、歌うタイプや語るタイプに分けられるらしい)結果として、伝わってこればそれで良いらしい。なるほど。
ちなみに、ヴァーツラフ・ノイマンやホルスト・シュタインは良く歌ってくれるそうで、チョン・ミュンフンは作品の背景などを事細かに(特にオペラの時は)語るらしいです。
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EASY ALLって、漕艇で使う言葉なのですね。確かに近くの瀬田川ではボートの練習をしている姿をよく見かけますし、お店の外にはボートのオールがディスプレイされていました。(でも、ボートのオールはOARなんですよね。へぇ〜。)
吹奏楽の熱心な愛好家ならば、森島先生のことはよくご存じだと思いますが、OSBのホームページの「音楽監督の書斎」というコーナーで、興味深いコラムを数多く執筆されています。ぜひ、ご一読を。
4月25日、Violinの発表会にゲストでいらしてくれた、三浦さんに(東京フィルのコンサートマスター)に「良い指揮者と良くない指揮者の差は何ですか?」と言う質問をしたところ、
「基本的な音楽的な素養が備わっているという前提で話をさせてくれる?たまに、それが欠けている指揮者もいるけれど、それは問題外だから。」という前置きをして、次のようにお話ししてくれました。
「自分(指揮者)のやりたいことが伝わってくるか来ないか。」
「それが、前(コンサートマスターand弦楽器の一列目)だけでなく、後ろ(管楽器や打楽器)にも伝わるか。」
と言うことでした。リハーサルの進め方とか、もっと具体的な話が出てくるかと思いきや、それは指揮者にとって最良のやり方があって、(主に、歌うタイプや語るタイプに分けられるらしい)結果として、伝わってこればそれで良いらしい。なるほど。
ちなみに、ヴァーツラフ・ノイマンやホルスト・シュタインは良く歌ってくれるそうで、チョン・ミュンフンは作品の背景などを事細かに(特にオペラの時は)語るらしいです。
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2005年05月17日
龍大吹奏楽部新練習場にて
5月15日、初めて見学させて貰った龍谷大学吹奏楽部の新しい練習場をちょっとだけご紹介。
こちらのメイン合奏室にあるピアノ。実は私が寄贈したものです。(嘘!)
でも、若林先生の依頼を受け、探し回った中古のグランドピアノです。YAMAHAのG3。
今年の冬、近所の楽器店から「いくつか出ましたよ〜」と連絡があり、楽器店の倉庫(寒いの何の、コートを着たまま試し弾きしました)で選んだ物です。さすがに本願寺がバックにいる龍谷大学といえども、スタインウェイの新品のフルコンサートピアノというわけには行かないのですね。(^^;
で、この日は、楽器の選定以来のピアノとの再会。練習していた部員を追い出して(ごめんなさいね〜!)鈴木英史さんと連弾をして遊びました。
曲目は、ブラームスのハンガリア舞曲第1番、第6番、第4番と、
「ストリート・パフォーマーず・マーチ!」(爆)
もちろん、連弾用の譜面などありませんから、聞き覚えでのその場編曲です!
何人か、部員が近くで聴いていましたが、これが一番受けていました。(^^;
ピアノの好きな作曲家が二人、ピアノに向かうと何をしでかすか分かりません。(笑)
また、遊んでください。>英史さま
こちらのメイン合奏室にあるピアノ。実は私が寄贈したものです。(嘘!)
でも、若林先生の依頼を受け、探し回った中古のグランドピアノです。YAMAHAのG3。
今年の冬、近所の楽器店から「いくつか出ましたよ〜」と連絡があり、楽器店の倉庫(寒いの何の、コートを着たまま試し弾きしました)で選んだ物です。さすがに本願寺がバックにいる龍谷大学といえども、スタインウェイの新品のフルコンサートピアノというわけには行かないのですね。(^^;
で、この日は、楽器の選定以来のピアノとの再会。練習していた部員を追い出して(ごめんなさいね〜!)鈴木英史さんと連弾をして遊びました。
曲目は、ブラームスのハンガリア舞曲第1番、第6番、第4番と、
「ストリート・パフォーマーず・マーチ!」(爆)
もちろん、連弾用の譜面などありませんから、聞き覚えでのその場編曲です!
何人か、部員が近くで聴いていましたが、これが一番受けていました。(^^;
ピアノの好きな作曲家が二人、ピアノに向かうと何をしでかすか分かりません。(笑)
また、遊んでください。>英史さま
2005年05月14日
低音注意報
5月12日、京都市交響楽団第476回定期演奏会を聴きに行ってきました。
プログラムは、
ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調op.77
プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調op.100
指揮は大友直人さん、ヴァイオリン独奏は木嶋真優さん。
結構楽しみにしていた演奏会で、はげ山のシンバルはどんな風に叩いてくれるのか?とか、プロコのちびクラはどんな音を聴かせてくれるのかと、ワクワクしながら演奏会の日を待っていました。続きを読む
プログラムは、
ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調op.77
プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調op.100
指揮は大友直人さん、ヴァイオリン独奏は木嶋真優さん。
結構楽しみにしていた演奏会で、はげ山のシンバルはどんな風に叩いてくれるのか?とか、プロコのちびクラはどんな音を聴かせてくれるのかと、ワクワクしながら演奏会の日を待っていました。続きを読む
2005年05月11日
星条旗よ永遠なれ(スーザ)
龍谷シンフォニックバンド、スプリングコンサートに出演して感じたこと、第九弾です。
アンコールの二曲目は、吹奏楽愛好家以外の人たちにも広く知られているスーザの有名なマーチ。
高校の吹奏楽部に一番フルートと、ピッコロを演奏していますが、今回は二番フルート、初体験でした。
アンコールの拍手に合わせて、ドラムマーチを八小節、それに合わせて指揮者が登場して始まり始まり〜!
の、予定だったのですが、八小節目になっても指揮台にたどり着かないし、こちらへの合図も無しだったので、一瞬ドキッとしました。無事に始まりましたけれど。(^^;
さてさて、一番とピッコロは後半に有名なオブリガードを演奏しますが、二番は主旋律。楽だけれど、ちょっぴり寂しいな〜と思っていたら、同じく二番を吹いていたO村さんとN地さんが「最後は一番を立って吹こう」と言うので、一番のパートを吹きました。いきなり暗譜で…(^^;
でも、覚えている物ですね。20年前に吹いた曲なのに…当時は必死でさらいましたからね。
そう言えば、2002年の龍谷大学吹奏楽部定期演奏会では、ソリストとしてシャミナーデのコンチェルティーノを吹いた竹林秀憲先生が、アンコールでこの「星条旗」のピッコロソロを吹かれました。「もう、指に染みついている」んだそうです。やっぱり、吹奏楽部出身の笛吹きは、みんなこのフレーズを指で覚えてしまっているんでしょうね。(笑)
で、この曲、休みがほとんどなくて、それまで必死で吹いていたのですが、立った瞬間、見事に楽器が汗で滑りました…
それまでは気が付かなかったのですが、やはりヒートアップしていたようです。三人(と言うか、フルートはこの部分みんな一番を吹いていたのだから六人も)いるんだから、汗を拭いて、楽器を構え直せばよいのに、そのままずるずる滑る楽器を、必死に手で押さえながら最後まで吹き終わったところで、演奏会が終わりました。(^◇^;)
いやいや。なんか本当に一人の吹奏楽少年に戻った気分で、とても楽しい演奏会でした。
普段の吹奏楽の演奏会と言えば、客席で微妙な注目を集めながら、舞台で演奏するメンバーを羨ましい気分で見ていることが多かったので、参加出来たことがとても嬉しかったです。(^-^)
さすがにコンクールには参加出来ないと思いますが、自由曲がこれまた興味津々な新曲なので、また合奏には遊びに行ってみようかな?と企んでいるのでした。(笑)
アンコールの二曲目は、吹奏楽愛好家以外の人たちにも広く知られているスーザの有名なマーチ。
高校の吹奏楽部に一番フルートと、ピッコロを演奏していますが、今回は二番フルート、初体験でした。
アンコールの拍手に合わせて、ドラムマーチを八小節、それに合わせて指揮者が登場して始まり始まり〜!
の、予定だったのですが、八小節目になっても指揮台にたどり着かないし、こちらへの合図も無しだったので、一瞬ドキッとしました。無事に始まりましたけれど。(^^;
さてさて、一番とピッコロは後半に有名なオブリガードを演奏しますが、二番は主旋律。楽だけれど、ちょっぴり寂しいな〜と思っていたら、同じく二番を吹いていたO村さんとN地さんが「最後は一番を立って吹こう」と言うので、一番のパートを吹きました。いきなり暗譜で…(^^;
でも、覚えている物ですね。20年前に吹いた曲なのに…当時は必死でさらいましたからね。
そう言えば、2002年の龍谷大学吹奏楽部定期演奏会では、ソリストとしてシャミナーデのコンチェルティーノを吹いた竹林秀憲先生が、アンコールでこの「星条旗」のピッコロソロを吹かれました。「もう、指に染みついている」んだそうです。やっぱり、吹奏楽部出身の笛吹きは、みんなこのフレーズを指で覚えてしまっているんでしょうね。(笑)
で、この曲、休みがほとんどなくて、それまで必死で吹いていたのですが、立った瞬間、見事に楽器が汗で滑りました…
それまでは気が付かなかったのですが、やはりヒートアップしていたようです。三人(と言うか、フルートはこの部分みんな一番を吹いていたのだから六人も)いるんだから、汗を拭いて、楽器を構え直せばよいのに、そのままずるずる滑る楽器を、必死に手で押さえながら最後まで吹き終わったところで、演奏会が終わりました。(^◇^;)
いやいや。なんか本当に一人の吹奏楽少年に戻った気分で、とても楽しい演奏会でした。
普段の吹奏楽の演奏会と言えば、客席で微妙な注目を集めながら、舞台で演奏するメンバーを羨ましい気分で見ていることが多かったので、参加出来たことがとても嬉しかったです。(^-^)
さすがにコンクールには参加出来ないと思いますが、自由曲がこれまた興味津々な新曲なので、また合奏には遊びに行ってみようかな?と企んでいるのでした。(笑)
2005年05月10日
ロマネスク(スウェアリンジェン)
龍谷シンフォニックバンド、スプリングコンサートに出演して感じたこと、第八弾です。
演奏会の前日に譜面が配られた、アンコールの一曲目。
指揮者の若林先生は、最初の四小節間をブレスしないで吹け!とおっしゃる…テンポのゆっくりな曲だけに、その要求は私にとってはかなり厳しい物でした。私は、はじめて演奏した曲だったのですが、バンドの基本的な音作りのためにも良く演奏される曲だそうです。確かに音域も無理はないですし(でも、微妙に高めなところで、ずーっと吹き詰めなので、きつかったです…特に最後…)複雑な音型や、細かいパッセージも一切無し。ある程度の水準以上のバンドであれば、演奏会前日からの練習でも、十分演奏可能なレパートリーです。
で、最近なのですが、とあるバンドから、「アンコールに、酒井先生の曲ですぐに演奏出来そうな易しい曲はありませんか?出来れば指揮もして欲しいのですが…」という要望をいただきました。
で、今のところ、私の吹奏楽のための作品では、
そ ん な 曲 は ご ざ い ま せ ん … (--;)
一番演奏しやすい曲は、出版されている物だと「おおみそか」未出版の物を含めても「ポロヌプ」がそれに並ぶかと言うところですが、どう考えても、アマチュアのバンドが一日の練習で出来る難易度でもなく、大体アンコール向けでもない…
と言うわけで、この「ロマネスク」のような小品を一つ書いておくべきかなと、思ったのでした。
出来れば、仕事で書ければ良いのですが…無理ならば、誰かのお誕生日プレゼントかな。(笑)
演奏会の前日に譜面が配られた、アンコールの一曲目。
指揮者の若林先生は、最初の四小節間をブレスしないで吹け!とおっしゃる…テンポのゆっくりな曲だけに、その要求は私にとってはかなり厳しい物でした。私は、はじめて演奏した曲だったのですが、バンドの基本的な音作りのためにも良く演奏される曲だそうです。確かに音域も無理はないですし(でも、微妙に高めなところで、ずーっと吹き詰めなので、きつかったです…特に最後…)複雑な音型や、細かいパッセージも一切無し。ある程度の水準以上のバンドであれば、演奏会前日からの練習でも、十分演奏可能なレパートリーです。
で、最近なのですが、とあるバンドから、「アンコールに、酒井先生の曲ですぐに演奏出来そうな易しい曲はありませんか?出来れば指揮もして欲しいのですが…」という要望をいただきました。
で、今のところ、私の吹奏楽のための作品では、
そ ん な 曲 は ご ざ い ま せ ん … (--;)
一番演奏しやすい曲は、出版されている物だと「おおみそか」未出版の物を含めても「ポロヌプ」がそれに並ぶかと言うところですが、どう考えても、アマチュアのバンドが一日の練習で出来る難易度でもなく、大体アンコール向けでもない…
と言うわけで、この「ロマネスク」のような小品を一つ書いておくべきかなと、思ったのでした。
出来れば、仕事で書ければ良いのですが…無理ならば、誰かのお誕生日プレゼントかな。(笑)
2005年05月09日
シンタックスエラー(中橋愛生)
龍谷シンフォニックバンド、スプリングコンサートに出演して感じたこと、第七弾です。
3月に発売された私の作品「海辺の道」と一緒にCDに収録されている、中橋君の新作。2005年度の18禁課題曲に応募した作品だそうで、演奏審査の段階で東京佼成ウィンドオーケストラ、CD収録時に陸上自衛隊中央音楽隊に演奏されている物の、公開された演奏会で演奏されるのは、我らが龍谷シンフォニックバンドが初めて!こんな記念すべき演奏に、参加出来たのは大変嬉しかったです。親しい作曲家の新作を演奏するのは、学生の時以来かもしれません。
スコアは手元になく、フルートのパート譜しか持っていないのですが、彼の吹奏楽におけるオーケストレーションの特徴と言うべきなのでしょうか。並クラの音域が高い高い!(笑)私は二番フルートを吹いていたのですが、どう聴いても、私よりもはるかに高い音を吹いている。一番クラリネットを吹いていたメンバーのブログに、「家で練習していたら家族から苦情が来た」と書いてあったのですが、おそらくこの曲ではないかと睨んでいます。(^^;
現在では、クラリネットの楽器も奏法も発達して、演奏不可能という訳ではないのですが、相当訓練を積んだ人でないと、完璧に演奏するのは大変でしょうね。パート譜を見せて貰いましたが、二番フルートのパート譜よりかは間違いなく加線の数が多かったです。(*_*)
でも、彼には、アマチュアの要求に妥協することなく、これからも挑戦的な譜面を書いて貰いたいです。(笑)続きを読む
3月に発売された私の作品「海辺の道」と一緒にCDに収録されている、中橋君の新作。2005年度の18禁課題曲に応募した作品だそうで、演奏審査の段階で東京佼成ウィンドオーケストラ、CD収録時に陸上自衛隊中央音楽隊に演奏されている物の、公開された演奏会で演奏されるのは、我らが龍谷シンフォニックバンドが初めて!こんな記念すべき演奏に、参加出来たのは大変嬉しかったです。親しい作曲家の新作を演奏するのは、学生の時以来かもしれません。
スコアは手元になく、フルートのパート譜しか持っていないのですが、彼の吹奏楽におけるオーケストレーションの特徴と言うべきなのでしょうか。並クラの音域が高い高い!(笑)私は二番フルートを吹いていたのですが、どう聴いても、私よりもはるかに高い音を吹いている。一番クラリネットを吹いていたメンバーのブログに、「家で練習していたら家族から苦情が来た」と書いてあったのですが、おそらくこの曲ではないかと睨んでいます。(^^;
現在では、クラリネットの楽器も奏法も発達して、演奏不可能という訳ではないのですが、相当訓練を積んだ人でないと、完璧に演奏するのは大変でしょうね。パート譜を見せて貰いましたが、二番フルートのパート譜よりかは間違いなく加線の数が多かったです。(*_*)
でも、彼には、アマチュアの要求に妥協することなく、これからも挑戦的な譜面を書いて貰いたいです。(笑)続きを読む
2005年05月08日
三つの断章(桑原洋明)
龍谷シンフォニックバンド、スプリングコンサートに出演して感じたこと、第六弾です。
写真は打ち上げで歓談中のFluteパートの面々+α。
Fluteパートはきれいなお姉さんが多いというのは、誤った概念かもしれません…
私の初期作品集でもあるDe Haske社のCD「Made in Japan」に収録されていたこともあって、気になっていた曲でした。
今回、出演を決めた大きな理由の一つが、この「三つの断章」をよりよく知りたかったからです。
私が生まれた年、1970年の作曲ですから、作曲から35年が経つわけですが、そう言った古さを全く感じることはなく、むしろ新鮮さを感じます。続きを読む
写真は打ち上げで歓談中のFluteパートの面々+α。
Fluteパートはきれいなお姉さんが多いというのは、誤った概念かもしれません…
私の初期作品集でもあるDe Haske社のCD「Made in Japan」に収録されていたこともあって、気になっていた曲でした。
今回、出演を決めた大きな理由の一つが、この「三つの断章」をよりよく知りたかったからです。
私が生まれた年、1970年の作曲ですから、作曲から35年が経つわけですが、そう言った古さを全く感じることはなく、むしろ新鮮さを感じます。続きを読む
2005年05月07日
序奏とファンタジア(ミッチェル)
龍谷シンフォニックバンド、スプリングコンサートに出演して感じたこと、第五弾です。
写真:リハーサルの合間に、marinbaのソロの伴奏で、ひたすらppを要求されていたTromboneパートのKおりさんと。
奥に写っているのは、賛助出演のM下君。虎の子をはたいて買ったNikon D70の動作チェック中?
で、このあと、恐怖の木管セクション練習がありました。続きを読む
写真:リハーサルの合間に、marinbaのソロの伴奏で、ひたすらppを要求されていたTromboneパートのKおりさんと。
奥に写っているのは、賛助出演のM下君。虎の子をはたいて買ったNikon D70の動作チェック中?
で、このあと、恐怖の木管セクション練習がありました。続きを読む