2012年09月

2012年09月29日

その1の続きです。


そして、何より重要なのは、組織の人たちがどのように取り組むかの自覚の問題。
達成に大きな差が出ます。


MSS共通テキスト」には次のようにあります。


7.3認識

組織の管理下で働く人々は,次の事項に関して認識をもたなければならない。

・品質方針

・品質パフォーマンスの向上によって得られる便益を含む,品質マネジメントシステムの有効性に対する自らの貢献

・品質マネジメントシステム要求事項に適合しないことの意味


品質方針をしっかりと理解し、品質マネジメントシステムによって得られるパフォーマンスなどの達成にどのように貢献できるか、要求事項に沿えない場合に被るデメリットなどを認識し自覚をすることが要求されています。


これは今の9001規格だとと次の通りです。


6.2.2 力量、教育・訓練及び認識

 組織は、次の事項を実施しなければならない。

d)組織の要員が、自らの活動のもつ意味及び重要性を認識し、品質目標の達成に向けて自らがどのように貢献できるかを認識することを確実にする。


自覚の対象が、品質目標の達成だけでなく、品質マネジメントシステム全体の効果的な運用まで話しが広がっています。


品質目標の達成はもちろんのこと、品質方針をしっかり理解したうえで、すべての業務の中で効果的に業務を実施し、できないときはそれがどのようなことなのかをしっかりと認識し、自覚することが要求されています。


達成できないときの課題を明確にし、どのように取り組んだらよいのかを次に計画をする。これは効果的なマネジメントの鉄則です。


審査員としてもこれだと指摘しやすいですね。


品質9001規格で見てみましたが、環境ISO、情報ISOなどでも同じです。

「品質」を「環境」「情報」に変えてみたらよいだけです。


しかし、環境ISO14001規格にも「結果の評価方法」まではなかったですね。


踏み込んだ良いISOです。(^o^)


新技術開発センターhttp://www.techno-con.co.jp/
で、1011()に「使いこなしてなんぼの「JTCG共通テキスト」(ガイド83)特別講座」http://www.techno-con.co.jp/item/17326.html

を担当しますが、品質マニュアルの様式モデルを提供し、品質ISOについてのどのように取り組んだら良いのかを話すつもりにしています。
環境ISOも合わせて話をします。


参考までに、日本規格協会のホームへページで、「統合版ISO補足指針-ISO専用手順」がPDFで公開されています。

http://www.jsa.or.jp/itn/pdf/shiryo/iso_supplement_sl234.pdf

全部で300ページ以上あります。

MSS共通テキスト」のところは、p143154です。
参考にされるとよいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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ビジネス 

これから先ですが、ISOのマネジメント規格が作成されるとき、共通文書として使用しなければならない「MSS共通テキスト」の件です。


「MSS」とは「マネジメントシステム規格(スタンダード)」のことです。

この件のセミナー講師としての講演が迫っているので、今改めて見直ししています。


マネジメントシステムの標準規格だけあって、マネジメントを考える上で、ISOでなくてもとても参考になります。

一歩も二歩も踏み込んで考えられています。


例えば、ISO9001が次回早ければ2015年といわれていますが、改訂されると次のようになります。


6.2  品質目標及びそれを達成するための計画策

組織は,関連する部門及び階層において,品質目標を確立しなければならない

品質目標は,次の亊項を満たさなければならない

-品質方針と整合している

-(実行可能な場合)測定可能である

-適用される要求事項を考慮に入れている

-監視する

-伝逹する

-必要に応じて,更新する

組織は,品質目標に関する文書化された情報を保持しなければならない

組織は,品質目標をどのように逵成するかについて計画するとき,次の事を決定しなければならな

・実施事項

・必要な

責任者

・逹成期限

・結果の評価方


今のISO9001:2008では品質目標の要求事項は

5.4.1 品質目標

 トップマネジメントは、組織内のしかるべき部門及び階層で、製品要求事項を満たすために必要なものを含む品質目標[7.1a)参照]が設定されていることを確実にしなければならない。
品質目標は、その達成度が判定可能で、品質方針との整合がとれていなければならない。


かなり要求が厳しくなっています。

というより、かなり踏み込んだ内容になっています。


品質ISOの審査員としていつも悩むのは、品質目標管理がうまくなされていない組織に対して、どのように指摘をするのかということ。


具体的な実施計画も少しいい加減だし、フォローも今一つできていいないというような場合です。

品質目標は、判定可能であればよい。
品質方針と整合していないということなどは、品質目標をものようにも解釈できますので、とても指摘できません。


しかし今度はそうはいかない。


次の品質ISOでは、今までの品質方針に整合している、判定可能であるに加えて、以下も問われます。


品質目標は、文書化されていなければいけないし、組織の人たちに対して周知し、達成に向けてチェックし、必要な場合は更新していないといけない。


又、品質目標達成のための具体的計画には、具体的実施事項、必要な人や設備・機械、責任者、達成期限、達成状況の評価基準が盛り込まれていなければいけない。


チョッと様変わりです。

しかし、目標管理をするうえで必要なことばかりです。

とくに、「結果の評価方法」の明確化は大切です。

その2に続く。



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ビジネス 

2012年09月27日

都道府県ごとに定められている地域別最低賃金額が改定され、9月30日から11月上旬までの間に順次上がります。


平成24年度の改定です。

全国加重平均で、平成23年度の737円から平成24年度の749円で12円の引上げです。


関東の1都3県でいえば、東京都は昨年同様全国で最も高く850円、神奈川県849円、埼玉県771円、千葉県756円です。

http://pc.saiteichingin.info/table/page_list_nationallist.html


これは通常の賃金ですから、18時間や1週間40時間を超えた場合の時間外労働賃金や、午後10時から午前5時までの深夜労働賃金ですと、それぞれ25%割増ぶんを加えなければなりません。


例えば、午後10時過ぎまで営業している飲食店などでは、交代制でアルバイトなどを雇っていることが多いと思います。


その場合、アルバイト君であっても最低賃金を上回り、深夜割増賃金はしっかり支払う必要があります。


東京都の飲食店の場合、深夜に交代制をとっているところは時給850円しか支払っていない場合などは法律違反になるわけです。


労働基準監督署に入られた場合、最低賃金を支払っていないと差額金額の支払い命令が「是正勧告書」として出されます。


賃金の支払いについての時効は2年ですので最大2年分です。


ただずっと前に出た行政通達の基づいて、4カ月分くらいの支払い命令にする労働基準監督官が多いようですが・・・。


全国で最高額は東京都の850円、最低額は島根県と高知県の652円です。


神奈川県が849円、大阪府が800円と800円以上は3都府県です。


昨年一番低かったのは岩手県、高知県、沖縄県の645円でした。


岩手県と沖縄県はそれぞれ8円上がり653円、高知県は7円上がり652円、島根県は646円から6円上がり652円です。


最低賃金には、都道府県別の地域別最低賃金ともう一つ、地域別産業別の最低賃金があります。
そちらは都道府県別に産業が特定され適用されます。


例えば、神奈川県の塗料製造業は871円、埼玉県の自動車小売業は837円、千葉県の鉄鋼業は850円です。

都道府県別に一部の産業に限られてせっていされています。

http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/kijunkyoku/minimum/minimum-19.htm


ほとんどの都道府県で101日実施ですが、三重県は930日、逆に高知県と宮崎県は実施が1026日ですので注意が必要です。



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ビジネス 

2012年09月25日

明治の実業家渋沢栄一の「論語と算盤」はやはりなかなかです。


以下、「現代語訳 論語と算盤 守屋淳訳 ちくま新書」からです。


「わたしが常に希望しているのは、『物事を進展させたい』『モノの豊かさを実現したい』という欲望を、まず人は心に抱き続ける一方で、その欲望を実践に移していくために道理を持って欲しいということなのだ。


その道理とは、社会の基本的な道徳をバランスよく推し進めていくことに外ならない。


自分さえ都合がよければと思っていたら、たとえば鉄道の改札を通り抜けるにも、狭い場所で我先にとみながひしめくことになる。

これでは誰も通れなくなって困ってしまうのだ。


身近な例えで考えても、自分さえよければいいという考え方が結局自分の利益にならないのは、この一事を見てもわかると思う。


利益を得ようとすることと、社会正羲のための道徳にのっとるということは、両者バランスよく並び立ってこそ、初めて国家も健全に成長するようになる。
個人もちょうどよい塩梅で、富を築いていくのである。


わたしは普段の経験から、

『論語とソロバンは一致すべきものである』

という自説を唱えている。


孔子のいう富は、何があっても正しいと認められる富のことだ。


いかに自分が苦労して築いた富だ、といったところで、その富が自分一人のものだと思うのは、大きな間違いなのだ。


要するに、人はただ一人では何もできない存在だ。


国家社会の助けがあって、初めて自分でも利益が上げられ、安全に生きていくことができる。

もし国家社会がなかったなら誰も満足にこの世の中で生きていくことなど不可能だろう。

これを思えば、富を手にすればするほど、社会から助けてもらっていることになる。


だからこそ、この恩恵にお返しをするという意味で、貧しい人を救うための事業に乗り出すのは、むしろ当然の義務であろう。

できる限り社会のために手助けしていかなければならないのだ。


高い道徳を持った人間は、自分が立ちたいと思ったら、まず他人を立たせてやり、自分 が手に入れたいと思ったら、まず人に得させてやるという『論語』の言葉のように、自分を愛する気持ちが強いなら、その分、社会もまた同じくらい愛していかなければならない。


世の富豪はまずこのような観点に注目すべきなのだ。


金銭に罪はない。


日本の商工業者は、いまだに昔の慣習から抜け出せずに、ややもすれば道徳という考え方を無視して、一時の利益に走ってしまう傾向がある。


これでは困るのだ。

欧米人も常に日本人がこの欠点を持っていることを非難し、商取引においては日本人を完全に信用しようとはしない。

これはわが国の商工業者にとって大変な損失である。


正しい行為の道筋は、天にある日や月のように、いつでも輝いていて少しも陰ることはない。

だから、正しい行為の道筋に沿って物事を行う者は必ず栄えるし、それに逆らって物事を行う者は必ず減んでしまうと思う。


一時の成功や失敗は、長い人生や、価値の多い生涯における、泡のようなものなのだ。


ところがこの泡に憧れて、目の前の成功や失敗しか論ぜられない者が多いようでは、国家の発達や成長が思いやられる。

なるべくそのような浅はかな考えは一掃して、社会を生きるうえで中身のある生活をするのがよい。


成功や失敗といった価値観から抜け出して、超然と自立し、正しい行為の道筋にそって行動し続けるなら、成功や失敗などとはレベルの違う、価値ある生涯を送ることができる。


成功など、人として為すべきことを果たした結果生まれるカスにすぎない以上、気にする 必要などまったくないのである。」


精神的豊かさとしての「論語」と物質的豊かさとしての「算盤」を両方大切にする意味、少しわかったように思います。


そして社会奉仕の意味もわかりました。m(__)m


江戸時代から明治に変わり、武士から一般市民に政治体制も変わりました。

「武士は食わねど高楊枝」と精神面の豊かさ優位の時代から、商工業をしっかり育成し、強い国家、強い市民社会になることが必要だった。


政治力の裏付けに経済力は必要ということですね。


「腹が減っては戦ができぬ」です。(>_<)



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ビジネス 

2012年09月22日

今、スマートフォンのビジネスが過熱しています。

アップルの発売した「アイフォン5」の予約が殺到、全国のAU店舗では開店前から待つ人もかなりいました。(>_<)


私はその乗りではないのですが、携帯電話ではホームページは満足に見られないし、メールで添付ファイルを送ってもらっても開けないなどもあり、ドコモ携帯からAUスマートフォンに買い替えました。


そのときのドコモの対応で感じたことを、今日は書きます。


今までドコモの店での対応はとても良かったので、大変満足していました。


請求料金の内容が分からないところ確認に行くと、それを丁寧に教えてくれたり、割引料金をうまく使うと結構安くなることをアドバイス頂いたり、とても良い対応でした。


さすが天下のドコモのマーケティングは素晴らしい、といつも感心しておりました。(^^)/


今回も「ドコモ松戸」の店頭でのサービスは良かったですね。


今回他社に移るので、受付番号を出した男性の方は少しつっけんどんでした。
しかし、マッ、それもあるかなとは思いました。


カウンターの対応ですが、他社移ることについては、一切言及することがなかったですね。

引き留めることがもつマイナス効果をしっかり認識し、カウンターでの対応者の教育が良くなされています。
しかし、ドコモクラスではこれは、マッ、当たり前です。


ドコモから他社の回線に移るとき、そのまま電話番号を変えない場合は、ドコモの予約番号が必要になります。
このことを電話番号の「ポータブル」というようです


その予約番号を移転先に持ち込まなければなりません。

その予約番号は「ドコモインフォーメンションセンター」に電話して、NOをもらいます。


それがななかつながらない。


マッそれはいつもの通りですね。

「大変混雑しております。おかけ直しするか、しばらくお待ちください。」とのよくあるいつものアナウンス。


その待つ間です。

「ポータブル」については携帯電話やパソコンからできること、その手順を何回も何回もアナンウンス。(;一_)


電話は全くつながりません。マッ、これはしょうがない。

しかし34回そのアナウンスがすんでからアナウンスの内容が変わりました。
「一定時間おつなぎできない場合は、誠に恐縮ですが、通話を切断させていただきます。予めご了承ください。」ですと。(>_<)


今まで待たして、それはないと思いました。


かけ直しても同じことははっきりしています。
これでは結局つながらず、電話通話では無理と考え、携帯から手続きをすることにしました。

慣れないもので結構苦労して、最後まで終わりました。

しかし、結局エラーでダメでした。


エラーNO「30733」 ですと。(;一_)


この後、ドコモの店頭に行き確認したら、家族割引などを組んでいるので、単純に解約できないということでした。

納得です。


しかし、待たせたあげく、しかも慣れない携帯操作をしたあげく、エラーはないでしょう、と・・・。これは感情論。


問題なのは、電話を待たせたあげく「一定時間つながらない場合、電話を切断することになるので、予め了承してほしい」です。

それはないでしょう。


これだと、同じことの繰り返しで、電話では「ポータブル」はなかなかできない、店に行かないと手続きできないということです。これはチョット問題です。


店頭では担当の方が一生懸命サービスしています。
しかし、この電話の一方的な切断するとの仕組みはまずいです。


やはり他社への乗り換えを何とか阻止したいのでは?

無料通話なので、ドコモの電話代負担がもったいない?

いろいろと勘繰ってしまいます。


このブログを書くのに、再度電話してみました。それも夜です。

やはり同じでした。
ずっと待たされたあげく、「切断します・・・・。あらかじめ・・・・。」


しかし惜しいなあ・・・。

ドコモはとても良い会社なのですが・・・。



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ビジネス 

2012年09月19日

先日、「JTCG共通テキスト」について書きました。


それについて、ISO9001(品質ISO)を取得している組織より、「修正を要す項目があれば教えてください。」との問い合わせがありました。

 

誤解を与える表現があり、少し混乱しているISO9001取得組織もあると思いますので、今回はその補足です。

 

5年くらい先に、ISO9001規格について改訂があるとの情報があります。
そのときには、「JTCG共通テキスト」に沿う形で、ISO9001は大きく変わります。

 

そのときには品質マニュアルなどいろいろと文書を修正したり、マネジメントシステムを変更したりする必要が出てきます。

 

しかし、今修正する必要はありません。

ISO9001の規格が変わったときに対処すれば良いと思います。

 

ただ、前にも書きましたが、改訂後のISO9001では品質目標管理など具体的計画まで求められます。


今のうちから、しっかりと品質目標の達成のためのフォローの仕組みを作っておくことなども必要です。<(_ _)>



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ビジネス 

2012年09月15日

 これから制定されたり、改訂されるISOのマネジメントシステム規格については、

かなりの部分が「共通テキスト」つまり同じ文章になります。


それが、ISO(国際標準化機構)の「JTCG」というチームが作成した「ガイド83」です。

例えば、ISO9001ISO14001でいえば、次の要求事項が、「ガイド83」に基づきまったく同じ文章になります。

「方針・目標・達成計画」

「責任・権限」

「教育・訓練」

「コミュニケーション」

「文書・記録」

「監視・測定」

「内部監査」

「マネジメントレビュー」


 逆にいえば、大事なところが同じ内容で要求されとになり、二つ取得している組織は、システムがよりシンプルになる。


これを機に、2つの規格をうまく融合して、より使いやすいISOにできるということです。

ISOを、さらに「使いこなしてなんぼのISO」にするチャンスです

それでは、例えばISO9001の単独システムの組織はどうかというと、やはり大幅な修正が必要になります。


「共通テキスト」規格の要求している章建ての順序が9001規格と大きく違うからです。

要求事項の内容もかなり違ってきます。

品質目標などかなり具体的な計画が必要で、評価の仕方なども決定することが要求されています。
かなり踏み込んだPDCAが要求されます。

組織として、かなりの取り組みが必要ですね。(^o^)/

 章の並びなどについては規格要求はありませんので、今のままでの並びでも適合です。

 しかし、要求事項に沿った方が審査なども受けやすいですね。

 また、今どの組織にとっても大切な事業継続マネジメントによるBCP文書もISO22301では「共通テキスト」により作成することになります。

ISO9001の改訂が2015年にも実施されるとの情報もあります。


そのときには、品質マニュアルなどのかなりの修正変更が必要です。

それに今から備える必要があります。

蠖卦蚕儚発センターhttp://www.techno-con.co.jp/

で、10月11日(木)に「使いこなしてなんぼの『JTCG共通テキスト』(ガイド83)特別講座」http://www.techno-con.co.jp/item/17326.html

の講師を担当します。
具体的にどのように取り組んだらよいのかです。

ISOを取得している組織には、どこにも大切な話ですね。<(_ _)>



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ビジネス 

私の出したメルマガ「渋沢栄一の『論語と算盤』その1」に大学のときのクラスメートから返信が来ました。


 いま小学館に勤務している横山英行君からです。
教育編集部・編集長で、
教育書籍並びに教育雑誌の編集が仕事内容です。


『 「キリスト教・プラトニズムの「霊と肉(精神と肉体)」でもそうですが、人間というものはやはり二つのものの良き緊張関係や弁証法、あるいは循環の中で生きていかないと調和やバランス、活性がとれない生き物に造られているようです。

互いの鏡に映せということで、省察(リフレクション)の原点ですね。


欲望を理性でコントロールし、かつ理性の観念性を欲望で 現実化する。

精神と官能の調和、健全な精神は健全な肉体に。


すべて同じようです。


宗教と科学…オリンピックと戦争(領土争い)…経済と文化…


 渋沢が気づいていたようなことは、多分、悪名高い近江商人、千利休を生んだ堺の商人なども、某かの形で気づいていたと思われますし、西洋では例えばメディチ家隆盛の礎をつくりウフィツィ美術館の原型をつくったコシモ・デ・メディチなどもようく知っていたと思います。


 ひとつの法則ですね。』




うむなるほど。<(_ _)>



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ビジネス 

いま静かにベストセラーになっている、ノートルダム清心学園理事長の渡辺和子さんの書いた「置かれた場所で咲きなさい」という本に次のようにありました。

 

「三歳ぐらいの子どもを連れた母親が、水道工事をしている人たちのそばを通りながら語って聞かせています。

 

『おじさんたちが、こうして働いていてくださるおかげで、坊やはおいしいお水が飲めるのよ。
ありがとうといって通りましょうね』

 

同じところを、これまた幼い子を連れた別の母親が通りかかります。

子どもに 向かつていいました。

 

『坊やも勉強しないと、こういうお仕事をしないといけなくなるのよ』

 

最初の母親は、人間はお互い同士、支え合って生きていること、労働への感謝の念を子どもの心に植えつけたのに対し、二番目の母親は、職業に対する偏見と、人間を学歴などで差別する価値観を植えつけたのではないでしようか。」

(渡辺和子著「置かれた場所で咲きなさい」p47 幻冬舎刊)

 

「価値観はこのようにして、親から子どもに伝えられることがあるのです。」

(私の母は、決して学歴のある人ではありませんでしたが、人間として大切にしなければならないことを、しっかり伝えてくれました。(同書 p47)

 

一つの事実が、見方、価値観によって大きく変わるということです。
親から子だけではありません。
コミュニケーションはキャッチボールです。
そのキャッチボールで人が変わります。

言葉の持つ怖さを感じます。

 

渡辺和子さんは、あの昭和の初めの2.26事件で襲撃にあい、青年将校に銃殺された渡辺錠太郎教育総監の次女で、その暗殺の現場にいました。

 

「死の間際に父がしてくれたこと、それは銃弾の飛び交う中、傍で寝ていた私を、壁に立てかけてあった座卓の陰に隠してくれたことでした。

 

かくて父は、生前可愛がった娘の目の前一メートルのところで、娘に見守られて死んだことになります。

昭和の大クーデターニ 二六事件の朝のことでした。」(同書 p129)

 

「寡黙な人でした。

ある日のこと食事で、ふだんは黙っている父が、私たち子どもに、『お母様だって、おいしいものが嫌いじゃないんだよ』といった、そのひと言が忘れられません。

 

母がそっと子どもたちの方に押しやってくれた、おいしいものを、さも当たり前のよぅに食べている私たちへの、父からの注意であり、それはまた、日夜、子どもたちのために尽くしている母へのいたわりとねぎらいの言葉だったのだと思います。」(同書 p128)

 

やはり家庭環境は大切です。

 

この本のタイトルは「置かれた場所で咲きなさい」です。

 

「置かれたところはつらい立場、理不尽、不条理な仕打ち、憎しみの的である時もあることでしよう。
信じていた人の裏切りも、その一つです。

 

人によっては、置かれたところがベッドの上ということもあり、歳を取って周囲から役立たずと思われ、片隅に追いやられることさえあるかもしれません。

 

そんな日にも咲く心を持ち続けましよう。

 

多くのことを胸に納め、花束にして神に捧げるためには、その材料が必要ですから、与えられる物事の1つひとつを、ありがたく両手でいただき、自分しか作れない花束にして、笑顔で、神に捧げたいと思っています。」(同書 p14)

 

静かなベストセラーといっても、53万部売れているそうです。

皆さん苦労されているのですね。(>_<)


私もですが・・・。(;一_)



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感想 

2012年09月13日

日本文化の中に、儲けや利潤は卑しいものとの美意識があります。


私は経営コンサルタントをなりわいにして10年以上になりますが、その私にも、コンサルティングをして報酬をもらうことに、一抹の心の陰りがありました。

 

しかしそれってどこかが違うのでは、との不協和音も同時にいつもありました。



松戸のロータリークラブに入って6年目になりますが、「奉仕」というロータリークラブの中心理念と「経済的な豊かさ」のかかわりがずっと気になっていました。

 

明治の実業界の祖といっても良い渋沢栄一の著書に次の通りあります。

 

「ソロバンは『論語』によってできている。

『論語』もまた、ソロバンの働きによって本当の経済活動と結びついてくる。

 

だからこそ『論語』とソロバンは、とてもかけ離れているように見えて、実はとても近いものでもある。(現代語訳「論語と算盤」守屋淳訳 ちくま新書p13)

 

明治に出版された渋沢の名著「論語と算盤」の一節です。

 

「わたしは常々、モノの豊かさとは、大きな欲望を抱いて経済活動を行ってやろうというくらいの気概がなければ、進展していかないものだと考えている。

空虚な理論に走ったり、中身のない繁栄をよしとするような国民では、本当の成長とは無関係に終わってしまうのだ。

 

だからこそ、政界や軍部が大きな顔をしないで、実業界がなるべく力を持つようにしたいとわれわれは希望している。

 

実業とは、多くの人に、モノが行きわたるようにするなりわいなのだ。

これが完全でないと国の富は形にならない。

 

国の富をなす根源は何かといえば、社会の基本的な道徳を基盤とした正しい素性の富なのだ。

そうでなければ、その富は完全に永続することができない。

 

ここにおいて『論語』とソロバンというかけ離れたものを一致させることが、今日の急務だと自分は考えているのである。(同 p14)

 

渋沢栄一は第一銀行や王子製紙、東京電力、東京ガス、JRなど多くの企業の設立にかかわりました。
その数470社といわれます。

明治の実業界の大立者です。

 

渋沢栄一が大蔵省の役人から実業界に転出したのは、明治6(1873)5月でした。

 

「わたしの辞職の原因はこうだ。

当時のわが国は政治でも教育でも着々と改善していくべき必要があった。


しかしなかでもわが日本は、商売がもっとも振るわなかった。

これを振興していかないと、日本は豊かになっていくことができない。

これは何としても、他方面と同時に商売を進行させなければならない、と考えたのだ。」(同 p22)

 

経済的な豊かさは国にとって、個人にとって大切なものです。
それがなければ続きません。

 

しかし、自分の豊かさだけのためにモノやサービスを提供するのではない。

社会への貢献を目的とし、それを達成する推進力として利益と豊さかを獲得するということです。


社会への貢献は簡単にいえば「奉仕」です。 


「『算盤』」(経済の豊かさ) を踏まえたうえでの『論語』(奉仕)ということ。


又、『算盤(経済の豊かさ)』がなければ『論語(奉仕)』は続かない」ということです。


 

次回もう少し掘り下げます。



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2012年09月10日

今週の木曜913日ですが、螢ャリアアップセミナーhttp://www.woman-support.com/

の「誰にもわかりやすいメンタルヘルスセミナー」の講師を担当します。


メンタルヘルスを守るにはまず「セルフケアー」です。

老後の生活と一緒っで自分は自分で守るしかありません。


悪いストレスがうつ病などのかなりの原因を占めています。


仕事の状況はどうか、その結果としての体や精神の状況はどうか、また、周りの上司や仕事仲間の状況はどうか。
自分の状況を把握し、どのように対処していくのが良いのかなどのためには自分を振り返ること大切です。


「職業性ストレス簡易調査票」(東京医科大学公衆衛生学講座)

http://www.tmu-ph.ac/topics/pdf/questionnairePDF.pdf

を活用するのも一つの手です。


次に「ラインケア―」です。


これは上司を中心にした周りの「ケアー」です。


過労死の「労」は労働の「労」ではなく、疲労の「労」といわれます。

人間には体にも精神にも休養が必要です。

睡眠が必要です。


それが確保されなくなると、過労になり、はては過労死などとんでもないことになってしまいます。


客観的な状況は、自分ではなかなか分かりません。

できる社員ほどつい無理を重ねていき、取り返しのできない状況に落ち込んでいく。


それを止めるのが上司の仕事です。

はたから見ていると分かります。

部下の表情、話す言葉、・・・・、現実をよく見て上げることが大切です。


ところが逆にストレスの原因になっている上司も多い。

責任を押し付ける、自分では責任を取ろうとしない、行動を叱るのではなく人格をけなす・・・・。

これらはすべて悪いストレスの原因になります。


責任感の強い方ほどそのような上司の一言に結構傷つきます。


このような上司を教育訓練する会社の仕組みが必要です。

それが「マネジメントケアー」です。これが3番目のケアーです。


メンタルヘルスを守るマネジメントシステムを社内に作るということです。


そのポイントは「コミュニケーション」と「教育訓練」です。

悪いストレスをためないためには、社内の風通しをすることが一番です。

「いうに云えない」状況を作らないことです。


そのためには、ミーティングでもよいし、上司や周りが聞いて上げるでも良い。
聞いてもらえると人はすっきりすることも多い。


教育、訓練の仕組みも大切です。
「セルフケアー」「ラインケア―」の大切さと、実行できるスキルを身につけるように教育、訓練する。


「コミュニケーション」も「教育訓練」もしっかり仕組みを作ることが会社として必要です。

これが「メンタルヘルスマネジメントシステム」です。


そして最後が「スタッフケア―」です。


小さな企業ではなかなか無理ですが、メンタルヘルスの担当部署や担当者を配備するなど、社内スタッフを充実する。
通常の産業医だけでなく、精神科の先生にも月に1度会社に来てもらうなどすると頼りになります。

精神疾患には薬物投与が効果的な場合が多い。
そのためには専門医師の助けが必要です。


「誰にもわかりやすいメンタルヘルスセミナー」、
この4つの観点をポイントにお話ししたいと考えています。



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2012年09月08日

曽野綾子さんの「老年になる技術」という本に次のようにありました。

 

「『感謝の人』というのは、最高の姿である。

 

『感謝の人』の中にはあらゆるかぐわしい要素がこめられている。

謙虚さ、寛大さ、明るさ、優しさ、楽しさ、のびやかさ。

だから『感謝の人』のまわりには、また人が集まる。

『文句の人』からは自然に人が遠のくのと対照的である。

(「老年になる技術 曽野綾子の快老録」 p84」)

 

「実に感謝さえあれば、私たちは満たされている。

感謝はことに老年に最も大きな事業である。

もし人間が何か一つの才能を老年に選ぶとしたら、それは『感謝する能力』であろう。」

(「老年になる技術」 p23」)

 

もともと「心に迫るパウロの言葉」という本の中の良い記述を、他のいろいろの本も合わせ選んで集めたのが、「老年になる技術」という本です。

 

私が同じカトリック教徒だからではなく、本当に静かに同感し、これから新たな力が湧いてくる言葉です。

 

どんな嫌なこと、どんな嫌な人にも「笑顔で、喜んで、ありがとう」といえることほど強靭な心はありません。

 

実は、すでに私の机には「笑顔で、楽しく、感謝」と貼ってあります。


しかし、しかし、です。
なかなかそうはいきません。(;一_)



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日記 

2012年09月06日


今国会で、「改正高年齢者雇用安定法」が成立しました。

来年平成25年4月1日施行されます。

 

改正法では、高年齢継続雇用制度の対象者を限定できる仕組みが廃止されます。

 

定年については65歳まで引き上げた方がよいですが、必ずしも引き上げる必要はないのは今まで通りです。

 

ただ、高年齢者雇用確保措置として、65歳まで継続雇用制度を導入し、今までは継続雇用の対象者を限定する基準を労使協定で定めることができましたが、今回の改正では、この仕組みが廃止され、来年の4月1日からは、希望者全員を継続雇用制度しなければいけないことになりました。

 

ただしです。

 

厚生年金(報酬比例部分)の受給開始年齢に到達した以降の者を対象に、基準を引き続き利用できる12年間の経過措置が設けられています。

 

ちょっとややこしいですが、例えば来年41日以降にに60歳になった人は、61歳までは従業員が希望すれば継続雇用しなければなりません。

 

しかし、その人が61歳になれば「特別支給の老齢厚生年金」がもらえますので、労使協定で決めた基準で継続雇用するという、今までの仕組みが機能して良いということです。

 

すでに61歳以上の人も同じです。

 

例えば来年4月以降に62歳の誕生日がくる人には、今ある継続雇用の仕組みが適用されます。

基準を満たしてはじめて継続雇用されるということです。

 

これはその従業員が、「特別支給の老齢厚生年金(報酬比例部分)」をもらっているから、とりあえずの生活は可能との立法の趣旨からです。

 

61歳までを無条件で継続雇用するのは、平成2541日から平成28331日の3年間です。

 

その後の3年間は62歳まで、そのまた後の3年間は63歳まで、その後は3年間64歳までで、その後の期間は65歳までずっと継続雇用しなければなりません。

 

だから都合12間の経過措置ということになります。

 

わかりました?

 

簡単にいうと、来年、平成2541日から3年間は、61歳までは従業員が希望すれば全員継続雇用しないといけないということ、そして61歳以上の従業員の継続雇用は今まで通り条件付きということです。

 

就業規則など変えないといけませんね。<(_ _)>

 

改正点の主なもう一つは、「違反企業に対する企業名公表規定の導入」です。

 

定年年齢の引き上げ又は、継続雇用制度を実施していない企業には、労働局、ハローワークが指導・勧告を行い、なお違反が是正されない場合は企業名を公表することがあるということです。(>_<)

 

今回の法改正、企業として、きっちり、確実に対応しないといけません。



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ビジネス 

2012年09月04日

私の参加している「フェニックス」という労働法についての研究会を終えて、今帰ってきました。


その研究会、テキストは労働新聞社の出している「精選労働判例集第2集」を使っています。

ちょっとわかりずらい内容ですが、最新の判例がたくさん載っていてとても勉強になります。


今日面白かったのは、その中で「契約締結上の過失論」という法理論でした。

「契約準備の段階で相手に配慮しなければ損害賠償責任が発生することがある」との内容です。


載っていた事例は、採用内内定をしていた学生に対して、内定式の直前に、内内定取り消しをした裁判で、福岡地方裁判所は慰謝料100万円の判決、その後の控訴審の福岡高等裁判所では50万円の慰謝料との判決でした。


福岡地方裁判所の判決は平成2262日、福岡高等裁判所の判決は平成23310日です。


採用内定式は平成20101日、「採用内内定の取り消しのご連絡」は、そのわずか2日前の平成20929日付でした。


採用担当者は、「経済状況がさらに悪化するとの危惧感のみから、原告らへの現実的な影響を十分考慮することなく、採用内定となる直前に急いで原告らの本件内内定取り消しを行ったものと評価せざるを得ない。」(精選労働判例集第2集 P11 労働新聞社刊)


ちょっと難しいですが、企業の採用担当の方、わかりました????


学生の気持ちを大切にしないで、安易に内内定取り消しなどするのはご法度ということです。
要注意です。(;一_)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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日記 

2012年09月01日

いまISOの審査が終わって、明日のコンサルティングのために愛知県の刈谷に移動している新幹線の中でこれを書いています。

 

「仕組み」にも力量があることご存知ですか?

 

今日の審査で、事務局のMさんが良い事例を話してくれました。

 

特別養護老人ホームの話です。

そこの利用者に食事を出すときのこと。

 

高齢者の方は一般的に食が進みません。

というより、食べるのに努力がいる。

無理して食べるっていう感じでしょうか。(>_<)

 

喜んで食べていただくために、工夫したそうです。

 

今までは園の方から一方的に出していた食事を、利用者に選べるようにした、そうしたら食が進みました。

 

「選べる」ようになったことで、「仕組み」の力量がアップしたわけです。

 

ISOは「仕組み」と、それをこなす「力量」がポイントです。

 

良い「仕組み」を作ってもそれをこなす「力量」がなければ、成果は出ません。

 

審査のときはいつも、「仕組み」と「力量」のどこに課題があるのか見つけるのがISOの審査ですと、話します。

 

しかし、「仕組み」そのものにも力量があるということです。

 

「仕組み」のどこに課題があるのか、それを見つけブラッシュアップすれば、成果もおのずと上がります。

 

分かりやすい事例をいただいたMさんに感謝です。(^^)/



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ビジネス 
プロフィール

平松 徹
株式会社ソフィア
代表取締役

<主なサービス>
社会保険労務士として
・就業規則作成
・助成金申請支援

行政書士として
・建設業の許可申請
・建設業の経営事項審査
・相続に関する手続き業務

経営コンサルタントとして
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・Gマーク認証取得支援

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