2014年10月

2014年10月29日

先週近くの総合病院に入院し、日曜日に退院しました。

それほどの手術でもなかったのですが、やはりなかなか本調子に戻らず、メールマガジンなども定期的に発信ができなかったりしました。


私ももう還暦を過ぎたのですが、今月初めに検査入院をしたのが生まれて初めての入院で、いろいろと新しい体験もでき、もちろんそれはありがたかったのですが、しかしさすがに疲れました。


体は神様からの借り物ということを今回しっかり確認できました。
だから大切にしないといけない。
自分のものだからどのようにしても良いなんてとんでもないのですね。


大切に大切に、そして感謝しないといけません。
大切にすれば、大切にされる方もしっかり大切にしてくれます。
体が健康に働いていてくれることは、当たり前ではなく、とてもありがたいということです。

私の専門のISO9001にも次の要求事項があります。

「組織は,顧客又は外部提供者の所有物について,それが組織の管理下にある間,又は組織がそれを使用している間は,注意を払わなければならない。

組織は,使用するため又は製品及びサービスに組み込むために提供された顧客又は外部提供者の所有物の識別,検証及び保護、防護を実施しなければならない」(ISO9001:国際案版 
8.5.3顧客又は外部提供者の所有物)

ISO9001
は今規格改正で大きく変わるべく取り組みが進んでいます。

今はその国際案の段階で、来年の7月に改正版が出る予定です。


「顧客又は外部提供者の所有物」について、しっかり保護、防護などしないといけないと言っています。
お客さんから借りたり、外注先から預かっているものは、預かっていることが分かるように識別などもしないといけない。


とにかく大切にするということです。


暴飲暴食を始め、うまくコントロールできていないので、生活習慣病などにもしっかりなってしまいます。
そのツケが回った今回の入院でした。

規格に続いてあります。

「顧客又は外部提供者の所有物が間違って使用された場合,紛失若しくは損傷した場合,又は使用に適さないと分かった場合には,組織は,その旨を顧客又は外部提供者に報告しなければならない。」(853顧客又は外部提供者の所有物続き)

しっかり反省して、私にこの体を提供してくれている方にお祈りをしないといけないということです。そして二度と入院しないように生活に注意しないといけない。

「使用に適さないと分かった場合…」って、人間でいうと、死ぬことなのでしょうか????

それはさておき、しっかりと反省させられた今回の入院でした。(-_-;)

多くの方にご迷惑をおかけしました。
謹んで、お詫びと共に御礼申し上げます。m(__)m



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健康 

2014年10月24日

「現場、現物、現実を見ないで報告していると、質問されても返答が曖昧になりやすいのです。


そうすると『おまえ、何も見てないだろ。部下に報告させたんだろ。』と怒鳴られることになります」


今評判の本、「トヨタの口ぐせ」 (中経文庫) の一節です。(p34)


トヨタの三現主義については、セミナーなどで良く話をします。

「現場」「現物」を見て初めて「現実」がわかる。だから、「刑事(でか)」は「現場」にいつも戻る・・・。


現場に行かないで真実がわかるわけがない、ということです。


「井手雄は管理監督者になったばかりの頃、『者に聞くな物に聞け』とさかんに言われた。


『たとえば、不良が出たり、機械のトラブルが発生したりしたときに現場の作業者から報告を受けることがあります。

管理監督者の私は、その報告を聞いて、それをそのまま上にあげることがあった。

現場の作業者から聞いたとおりのことを、直属の上司に報告していたのです。


すると、その上司は現場を見に行って、『おまえの言っていることと、実際の現場は違うじゃないか』と言うのです。そうなると一言も返せませんでした。』」(同著p31)


井出雄さんは1965年から2002年までトヨタに在籍。
主に検査、機械畑を歩んだ方です。


著者は続けます。


「『者に聞くな、物に聞け』の『者』とは『人』のことである。一方『物』とは『現場』や『商品・製品』のことである。


すごい上司になると、報告書を読んだり、報告を聞いたりしているときに、実際に現場、現物、現実を見ているかをく突いてくる。


『本当にそうか? 本当にそうなの?』と聞いてきたり、『何を見て、こう言っているんだ?』と尋ねる。


こうした質問を通じて『者』に聞いてきたのか、それとも『物』に聞いてきたのかが浮き彫りにされてくる。」(同著p31)


「『者』に聞いてきたか、『物』に聞いてきたか、を見分けるコツがある。

『現場を見ないで報告しているのではないか』と思われる人には、その態度や話し方に次のような特徴が出てくる。


『目を見ればすぐにわかるんです。自信がなさそうなのです。

それに、『たぶん〜でしょう』とか『たぶん〜なはずです』という言葉を使い始める。


現場に行った人は事実を見ているので、自信を持って話す。

身振りや手振りを添えながら、堂々と話すことができるそして推測で発言したりしない。」


最後にありました。


「部下()からの報告に頼つてはいけない。

現場()に行ってみないと、事実は見えてこない。」


その通りです。m(__)m



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ビジネス 

2014年10月17日

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私の自宅のある、千葉県松戸市、常盤平の桜並木です。
今は、ちょっと淋しい状態です。

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しかし、新しい葉っぱもあります。
枯れているのもありますが…。

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相応にきれいです。(^O^)

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どうです。
とてもこちらは、ちょっと見事。(-.-)

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ウワッと、思いません?????
かなり見事。(^O^)


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近くのしょうぶ公園です。
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からす君もいました。
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もちろん春夏秋冬、いつもいますが、秋にチョッと似つかわしいですね。

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常盤平「桜通り」の秋でした。

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まちづくり 

2014年10月16日

実に多くの偉人たちが、余計なものはわきに寄せ、富も仕事も快楽も放棄して "いかに生きるべきかを知ること,を生涯の唯一の目的として取り組んできたが、たいていの人は、『まだまだわからない』と告白しながらこの世を去っていった。

まして、他の人々は、ほとんど人生を知らないままに死んでいくのだ。」


ローマ帝国時代の哲人セネカの「わが死生観」からの一節です。(ルキウス・アンナエウス・セネカ著 草柳大蔵訳p40 三笠書房)


セネカは、ストア哲学の大家ですが、あの暴君で知られたローマ皇帝のネロの家庭教師であり、ネロの施政を支えました。

しかし、最期は皇帝に対する陰謀の疑いで自害させられたといわれます。


セネカの最後の言葉です。

「ネロの残忍な性格であれば、弟を殺し、母を殺し、妻を自殺に追い込めば、あとは師を殺害する以外に何も残っていない   タキトゥス「年代記」


(ウィキペディア)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%82%A8%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%8D%E3%82%AB


「白髪をいただいてしわが寄っているという理由だけで、その人は長生きをしてきたと考えるのはいわれのないことである。


それは長生きしてきたのではなく、長くこの世に存在してきたというのにすぎない。

それは、ある男が港を出るとすぐに激しい嵐に出会い、いろいろな方角から吹きつける風に次々と襲われて漂流していたが、結局は同じところをぐるぐる回っていたというケースを考えればよくわかる。


 この男は、長い航海をしてきたとは言えない。彼はただ海上で寝返りをうち続けていたにすぎないのである。」(同著 p43)


またこうも書いています。


「高官の地位を望んでいた男が、いったんその官職につくと、束桿(そくかん)をわきに投げ出したくなり、『今年はいつになったら終わるのかねえ!』と繰り返し嘆息する。


公営大競技会の執行を委託されているある高官は、そのような地位を獲得したことを誇りに思ってはいるものの、『いつになったらこの仕事から離れられるんだろう?』と愚痴をこぼす。


ある弁論家はどの大広場でももてはやされ、声が届かないほどの大聴衆が広場を埋めるが、『いつになったら体暇が取れるんだろう』と嘆く。


人はみな足早に人生を歩む。

今日に倦んで明日をあこがれる。」(同著 p42)


確かにそうです。

欲求は満たされれば、いずれ飽きが来ます。


「今日に倦んで明日をあこがれる。」という表現、痛烈です。しかし、しっかり的を得ています。


そして、セネカはこうも書いています。

「しかし、自分のすべての時間を自分の内なる要求に合わせて使い、今日を二度とめぐってこない一日として計画する者は、明日を待ち望みもせず明日を恐れもしない。」(同著 p43)


「自分の内なる欲求」に耳を傾けることが大切ということ。

なかなか聞こえにくいですが、じっと静かに耳をすますと少しずつ聞こえてきます。

それを確認しながら、一日を大切に生きていく。


「凡人が陥りやすい欠点もなく、寸時も自分の時間を無駄にしない人物でなければ人生は理解できない。

彼らは自分に与えられた時間をすべて自分に役立つように使うから、その人生はたいへん長い。


一刻もおろそかにせず、無駄にもしない。

これ以上のケチはないと思えるほど時間を大切にして、わずかの時間すら他人まかせにはしない。


自分の時間と交するに値するものは存在しないとさえ考えている。

だから賢明な人の生命は長い。」(同著 p41)


静かに心に沁みます。(-.-)



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探究 

2014年10月15日

ベネッセが「財団法人 ベネッセこども基金」を創りました。


HP
に次のようにあります。

「今回の事態の重大性、広範囲にご迷惑をおかけしたことに対する弊社の社会的責任などを考慮して、お詫びのあり方についてさまざまな検討を行ってまいりました。

その結果、未来ある子どもたちへの支援や子どもたちが安心して学習に取り組める環境の確保などを目的として、「財団法人 ベネッセこども基金」の設立を決意するに至りました。

当財団では、行政関係者や教育関連の専門家をはじめとする外部有識者などで理事会を構成し、企業としての社会的責任や、未来を担う子どもたちに必要な支援や貢献のあり方を考え続けてまいります。

財団という枠組みをとることで、子どもたちのための長期継続的な取り組みが実現できると考えております。

【財団の活動・助成の例】

・経済的理由や重い病気などの困難を抱える子どもたちの学習や進学の支援

・グローバル社会を生きる子どもたちの学び支援(例:国際交流や留学支援など)

・子どもの安全・安心を守るための活動

 (例:子どもの防犯に関する活動や個人情報保護に向けた社会的な取り組みの促進など)

その他、子どもたちの成長支援に関する活動など)

http://www.benesse.co.jp/customer/bcinfo/06.html


これはベネッセが、個人情報の漏えい問題で責任をとる一環で作ったものです。

個人情報漏えい一人に対してのお詫びとして、「500円図書カード」か、「ベネッセこども基金」に対する500円の寄付の二者択一です。

これは良い仕組みです。

子どもを大切にするのがベネッセの基本理念ですから、それに沿うし、一人でも子供の役に立てばそれに越したことはない。


一部、
ベネッセの意図を今回の不祥事を自分のPRにすり替えているといった意見も聞こえてきます。

ベネッセにもその意図あるかもしれません。だからと言って、ベネッセの全面否定にはなりません。


何が大切かということです。


こども基金を作り、子供のそして家族の役に立つことが大切です。だったら、それを評価したらよい。

世の中の事情は単純明快ではありません。
「シンプルイズベスト」ですが、シンプルになれないからこそシンプルが価値を持ちます。


実は私にも「お詫び」のご案内が来ました。

二者択一考えました。僕は本が好きですから、よっぼと図書カードにしようかなと思いました。(-_-;)

でも、やはり少しの力も集まれば大きい。

それでこども基金への寄付にしました。(^o^)


これって今はやりのクラウドファンディングに近いものです。

寄付型のクラウドファンディングです。


一般大衆(クラウド)を相手にしていませんので、クラウドファンディングではありませんが、ITをうまく使っていることで、かなり近似性があります。

クラウドファンディングを考える上でも今回のベネッセは参考になりました。


ベネッセはPマークをとっているので、審査機関から質問が来ているとも聞いています。まだ答えていないんだとか…。

審査機関も自分の責任を問われるから必死でしょうね。


今回、再発防止策はしっかり明確になっていますが、逆に今後どのように迷惑の状況を少しでも少なくするのかの取り組みについて、世間に十分に説明できていません。

説明責任は今一つ果たしていないですね。


そのあたりもぜひ果たしていただきたいと思います。m(__)m
 



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ビジネス 

2014年10月12日

今日、プロ野球クライマックスシリーズ見ました。


どこを応援することもなかったのですが、広島が日本一のコースから外れ、阪神が残りました。
パリーグは、まだわかりません。明日次第です。

しかし、T−岡田の3ランは見事でした。

というより、良くある筋書き通りでした。一人ひとりが輝くストーリーのティピカルな事実???

ホームランを打ったその後T-岡田はずっと笑みを浮かべていました。
だって確か、それまで3三振でしたから。
明日、第三戦です。

楽しみです。(^o^)
しかし、台風が近づいています。(-_-;)


 


 


 


 



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日記 

2014年10月10日

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福岡県太宰府の天満宮。
菅原道真公をしたって京都から飛んで行った「飛梅」君です。
それも、一夜にして飛んで行ったそうな…。
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イヤー、けなげです。
日本人受けするし、私にもとても受けています。
「忠犬ハチ公」と通じます。

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太宰府天満宮です。
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どうです。
なかなか絢爛豪華です。

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中の庭、湖水です。

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素敵ですね。
うっとりします。(ー_ー)!!
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楓社。
道真公の奥さんをお祭りしています。
奥さんは道真公の和歌の師の娘さんです。
夫婦円満だったので、この奥さんが、夫婦円満子宝などの守護神としてお祭りされています。
奥さんの名前は、「宜来子命(のぶきこのみこと)」です。

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「志賀社」。
大宰府天満宮は、古代から中世にかけて海外貿易をしていましたが、海上交通の守り神としてお祭りした社です。
重要文化財ですが、やはり流線がきれいです。
様式としては、「和、唐、天竺」の3様式です。

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黒田官兵衛もここに2年庵を作って住んでいました。
学問の神様と軍師、なんとなくつながります。
しかし、むしろ人間性でつながっているのでしょうか。
少し研究してみたいテーマです。
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「如水の井戸」。
「黒田官兵衛」→「黒田如水」です。

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参道です。
実はここのどこかに、戦争前ですが、私の両親が暮らしていました。
いわば、大宰府は私の両親の故郷です。

それで、一度来てみたかった。

ここで篭を編んで売っていたそうです。
チョッと、感じるところがありました。(-.-)

素敵な店が多かった。

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こんな家も。
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なかなかしっとりしています。
色調がとても良いですね。

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「西鉄大宰府駅」前です。

「旅人号」です。

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大伴旅人にゆかりがあるので「旅人」号です。

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車内には、幼稚園の園児の絵がありました。
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太宰府駅構内。
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駅にも…。
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「ぼくらの、わたしたちの夢」。
過去の豊かな歴史と、これからの新たな夢。
時間軸がふくよかに広がるまちでした。

かなか素敵な大宰府です.
また来ます。(^o^)/

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まちづくり 

2014年10月07日

今年の中小企業白書の重要テーマの一つが、クラウドソーシングです。

ポイントのところのみ、抜き出してみました。


1.クラウドソーシングとは

クラウドソーシングとは、インターネット上の不特定多数の人々に仕事を発注することにより、自社で不足する経営資源を補うことができる人材調達の仕組みである。


クラウドソーシングの最大の特徴は、企業がインターネットを介して、クラウドソーシングサービスを利用できるサイト(クラウドソーシングサイト」)に登録している圧倒的多数の個人に対して仕事の発注をすることができるということである。


そのクラウドソーシングサイト上では、実に多様な業務をこなすワーカーが多数存在し、仕事の外部発注について、これまで行われてきたものと比べ、費用が安く、スピードも速く、しかも高品質の成果物を提供してくれる可能性がある。


必要な人材を調達するが、実際に従業員を雇用するわけではなく、あくまで業務を発注する人材をクラウドソーシングサイト上で見付けて、仕事の発注を行うというものである。


企業のホームページの作成、ショッピングサイトへの商品登録等、その発注可能な仕事内容は実に幅広い。


また、専門業者だけでなく、今までアクセスすることがほとんど不可能であった、学生、主婦、定年退職したシニア層など、専門業者以外の一般個人に対しても仕事の発注をすることが可能となった。


この仕組みについて、一般に、群衆を意味する「crowd」と、外部委託を意味する「outsourcing」を組み合わせて、クラウドソーシング(crowdsourcing)と呼ばれている。


仕事内容仕事内容の一例

1.ウェブ開発関連ウェブ開発、スマホアプリ開発、ソフトウェア開発、EC サイト制作等


2.ウェブデザイン関連ホームページ制作、バナー制作、ウェブデザイン等


3.サーバー・システム開発関連サーバー構築、基幹システム開発等


4.デザイン関連ロゴ作成、キャラクター作成、イラスト作成、名刺作成、チラシ作成等


5.ライティング関連記事作成、ブログ記事作成、キャッチコピー、ネーミング等


6.画像・動画加工関連画像加工、写真加工、動画作成等


7.作業関連データ入力、テキスト入力、データ収集、テープおこし等


8.上記にないその他の仕事上記にないその他の仕事


資料:クラウドソーシングサイト掲載の仕事内容から中小企業庁作成


2. クラウドソーシングの類型

 クラウドソーシングサイトには、システムの開発など、一定のスキルを必要とする仕事から、データを決められたフォーマットに入力していく単純作業まで、実に幅広い仕事が発注されている。

これらの仕事は、受注者の決定方法や仕事の進め方により、一般的に、「プロジェクト型」、「コンペティション型」、「マイクロタスク型」の三つに分類することができる。


1) プロジェクト型

プロジェクト型のクラウドソーシングは、制作期間や成果物が決まっているプロジェクト単位で行われる仕事を対象としている。


ウェブ開発、ホームページ制作がその代表例である。仕事に対する報酬は、固定報酬制と変動報酬制(時給制)の両方のタイプがある。受注者決定後、交渉により最終的な報酬額を決定することもある。報酬単価は、1 件当たり数千円程度の仕事から、基幹システムの開発等、1 件当たり数百万円程度の仕事まで幅

広い。


2) コンペティション型

コンペティション型のクラウドソーシングでは、ある決まった成果物を提出する仕事を対象としている。ロゴ作成、チラシ作成等がその代表例である。仕事に対する報酬はあらかじめ決まっているものが多く、その支払いは固定報酬制のタイプのものが多い。報酬単価は、1 件当たり数千円から数十万円程度と、プロジェクト型の仕事よりも、低めの報酬額が設定されることが多い。


3) マイクロタスク型

マイクロタスク型のクラウドソーシングでは、誰でもできるような非常に簡単な作業による成果物を提出する仕事を対象としている。

一つの仕事単位が、数秒から数分で完結するような、簡単なデータ入力等が代表例である。仕事に対する報酬はあらかじめ決まっているものが多く、その支払は、固定報酬制と変動報酬制(時給制)の両方のタイプがある。報酬単価は、1 件当たり数円から数百円とプロジェクト型やコンペティション型と比べると極端に低くなる。


事例1(クラウドソーシングサイト)

株式会社クラウドワークス

日本最大級のクラウドソーシングサイトを運営する企業

東京都渋谷区の株式会社クラウドワークスは、日本最大級のクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」(http://crowdworks.jp/)の運営企業である。同ウェブサイトは「仕事を依頼したい人(発注者)」と「仕事を受けたい人(受注者)」をオンラインでマッチングし、最短15 分で仕事を開始できるサービスを提供している。


2012 3 月のサービス開始以降急成長を続け、累計の仕事依頼総額は70 億円を超える。


発注者は入力フォームに沿って仕事を登録し、受注者はそれを見て応募・提案する。両者で条件を調整して契約を結ぶと仕事が開始され、クラウドワークスには、受注者から手数料として報酬金額の10%〜20%が支払われる仕組みとなっている。


同サイトで取り扱われる仕事には、受注者・発注者間が事前に交渉した上で仕事を開始する「プロジェクト」と、最も発注者の希望に合った提案をした受注者に対して報酬が支払われる「コンペ」、複数の受注者に同じ作業を依頼する「タスク」の三つの形式がある。「プロジェクト」はホームページ作成やスマートフォンアプリの開発、ECサイト構築、テープ起こし等が、「コンペ」ではロゴ作成やチラシ作成、名刺作成等が、「タスク」ではアンケートやデータ入力等の仕事が登録されている。


また、受発注者の双方が感謝の気持ちを示すための機能として「ありがとうボタン」が設置されており、金銭面以外も配慮する日本人らしい商慣習に対応した仕組みを提供している。


同社の吉田浩一郎(よしだこういちろう)社長は、「これまで個人への発注は、成果物の品質や契約関係が不安定なため消極的であったが、企業にとって少額の外注は合理的であり、今後は個人への発注の増加が見込まれる。」とクラウドソーシングの可能性を指摘する。


同社の今後の展望としては、「引き続きクラウドソーシングの認知向上に努めるとともに、教育面や社会保障面でのサポート等、個人が働くためのインフラを提供していきたい。」と述べる。さらに、インターネット上で取引される仕事に関する膨大な情報を保有していることが同社の強みであるとし、「世界中の人材のスキルと空き時間を見える化し、『21 世紀の人材データベース』を目指したい。」と語る。


事例2(発注者)

望月農園

クラウドソーシングを活用してロゴやラベルを作成した農園

 山梨県山梨市の望月農園(従業員6 名)は、南面傾斜でトマトと桃を栽培・販売する日本で唯一の農園である。


露地で3,000 坪、施設で1,100 坪の広さがあり、保水性の良い粘性土地盤が特徴である。桃栽培は先代から続けて約90 年になり、トマト栽培は現園主の望月秀紀(もちづきひでき)氏が開始して約18 年になる。桃の大部分は大手健康食品メーカーの贈答用として使用され、トマトはJA の直売所や近隣の食品スーパー、同園の直売所等で販売されている。


同園は2013 年からトマト・桃を使ったジュースやジャム等の加工品の委託製造を開始したこともあり、農作物および加工品のイメージを統一する必要性を感じていた。そこで農園のロゴを作成しようと考えたが、自作は難しいうえ、デザイナーを雇用あるいは契約するには経営資源が不足していた。そのような中でクラウドソーシングという手段を思い出したが、信用に足るものなのか不安があったという。そこで、クラウドソーシングサイト運営事業者に問い合わせたところ、丁寧な対応に安心し、コンペ方式であれば様々なデザイナーからの提案を受けることができることも分かり、活用に至った。


クラウドソーシングサイト運営事業者からのアドバイスも踏まえ、ワーカーから「応援したい」と思ってもらえるように発注内容を記載し、結果的には43 名から計119 件のロゴの提案を受けた。最終的な決め手としては、汎用性が高いロゴであったことと、実際にロゴをビンに貼った様子を示してくれるなど、発注者の意図を汲んだコミュニケーションができるデザイナーであったことが大きいと園主の夫人・望月美紀(もちづきみのり)氏は述べている。


ロゴを作成したことにより、ラベルやのぼり、ホームページ、名刺も作成し、農園としての統一感を醸成した。その結果、3 軒のスーパーで同園の特設売場を設置してもらえ

たほか、新規の販売先も2 件増加するなど、業績にも好影響が出ている。


園主の望月氏は「特定の農作物や加工品にこだわらず、当園でしかつくれないヒット商品を生み出したい。」と語っており、夫人・美紀氏も「商品が増えればパンフレットを

作成する。

クラウドソーシングも必要に応じて活用していきたい。」と語っている。


事例3(受託者)

クラウドソーシング受注者(個人)

クラウドソーシングを活用して仕事と家庭を両立する主婦

東京都在住の朝谷慶子氏(仮名)は、クラウドソーシングを活用して在宅ワーク18 を行う主婦である。


朝谷氏は大学卒業後に大手製造業に就職し、総合職のセールスエンジニアとして10 年間勤務していた。産休や育休、時短勤務等の制度を利用して仕事と家庭との両立を図っていたが、地方や海外に出向くことのできない朝谷氏は、セールスエンジニアとして働き続けることに難しさを感じていた。また、たとえ時短勤務を利用しても仕事と家庭との両立は「至難の業」であり、「子どもから最も必要とされる時期に一緒にいられないことは、母親として後悔するのではないか」という思いを強くし、子どもが小学校に上がるタイミングで退職した。


しかし、「自分で使うお金は自分で稼ぐことが大人のマナー」という考えや、「家事以外にも仕事をして社会に役立っている姿を子どもに見せたい」という思いから、クラウドソーシングサイトに登録し、在宅ワークを開始した。


朝谷氏が登録したサイトでは主にライティング業務を行い、ブログ記事やWeb コンテンツの作成等を行っている。それほど高いスキルが必要な仕事ではなく、前職でも日常的にPC を使っていたこともあり、抵抗感なく始められたという。平日の夕食後23 時間を仕事の時間と決め、その間子どもには勉強の時間として習慣化させている。在宅ワークは時間の融通がきくため、以前に比べて家事・育児にかなり時間を割けるようになった。


習い事の送迎やサポートも無理なくでき、時間をかけて子供と一緒に調理をしたり、さらには生ごみから堆肥を作り家庭菜園を行うなど、教育的にも良好な環境を整えることが可能になった。また、自己研鑚に充てる時間も生まれたことで、2013 11 月には保育士の資格を取得した。将来的には、自宅から徒歩圏内の保育園にてパートタイムで働く予定だという。


今後については、「保育士としてのスキルを磨く一方で、クラウドソーシングを通じた仕事も継続したい。」と朝谷氏は述べる。

「クラウドソーシングの仕事は融通がきくので、家事や保育士の仕事とのバランスを見ながら調整していきたい。家事も社会貢献としての仕事も両立させ、子どもに尊敬される母親になりたい。それを通じて、子どもには働き方・生き方の選択肢を知ってほしい。」と語っている。


このクラウドソーシングについて、中小企業診断士の理論政策研修会で、講師としてお話しします。
話がいがあります。

http://www.koushinkenshu.com/schedule/145.html



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ビジネス 

「アメリカのSF作家レイ・ブラッドベリ(1920〜2012年)の「華氏451度」は考えさせる。

53年の発表だが、日本でも長く読み継がれ、今夏は新訳版(ハヤカワ文庫、伊藤典夫訳)も出た。


舞台は核戦争にも勝ち抜いた未来のアメリカ社会。

政府は本の所持を禁じ、焚書(ふんしょ)と厳罰を徹底する。


人々は『余計なこと』を考えなくなり、内容豊かな語らいや意見の表明、想像力を失った。」


毎日新聞、20141007日東京朝刊の「火論:本なき世界」専門編集委員の玉木研二さんの記事です。

「主人公は、本を隠している者がいるという密告があれば出動し、家もろとも焼却する専門隊員のモンターグ。

彼は淡々と職務を全うするだけだ。

妻は壁のスクリーンに映るテレビの仮想世界に浸りきる。

人々は音と映像を現実と感じ、満足している。

モンターグに変化が訪れる。

感性豊かな少女と出会ったり、現場から本を隠し持って帰って断片を読んだりして、世の仕組みや自分の生き方を疑い、悩み、ついに露見して当局に抹殺されそうになる。

密告したのは妻だった。

必死の逃避行。
そのうち世界では戦争が始まる……。

当時全米に吹き荒れた赤狩り(マッカーシズム)に抵抗した作品といわれる。

だが、この小説は独裁や弾圧、映像と音が織り成す仮想世界の恐怖や危険を警告しただけではないと思う。
感動や思考、批判、想像といった本が育む力を失う時、豊かなコミュニケーションは途絶え、人間は深い孤独に苦しむ。

それがもう一つのメッセージではなかったか。
この作品の奥行きである。」(同記事)

文字を読むことの重要さ、改めて感じます。


秋は読書の季節ですね。(^^


「華氏451度」さっそくアマゾンに注文しました。

楽しみです。(^o^)



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感想 

2014年10月05日

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高松の琴平電鉄の瓦町駅です。
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この駅から中心商店街の「常磐町商店街」に入ります。


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まちづくり 

2014年10月04日

「異色の学会が生まれた。

 

『人を大切にする経営学会』。

なんと素朴な呼び名か。悪くいえば気が利いていない。

カタカナを使うと今風だろうが、あえてそうしなかったに違いない。


法政大学であった先週の設立総会。事例研究などでの経営者らの体験や思いを聞いて、そう思った。」


毎日新聞、2014101日朝刊の記事です。


「たとえば、高齢者が転ばないよう左右のサイズが異なる靴を約20年間作ってきた徳武産業(香川県さぬき市)。


十河孝男社長は、65人の社員にボーナスを支給する時、手紙を添えて渡す。


『ほめるだけではなく、この点をもっとこうしたらいいと書くんです』という。社員の成長を願う姿勢だが、実際にやろうとすると、それぞれの仕事内容や勤務態度をきちんと見ておかなくては、とてもできない。」(同記事)


一人ひとりに対する目配せ、配慮。

できるようでなかなかできません。

しかし、思いがあればできる。(^o^)


「レーザー機器商社の日本レーザー(東京都)は、管理職の3割を女性が占める。

債務超過状態から社員を大事にすることで会社を立て直した近藤宣之社長は、アドバイスを求められて答えた。


『企業における『愛』の対極は何か。考えてみてください。

憎しみ、ではないなあ。私は、それは『無関心』だと思う。


経営者が社員に無関心でいることではないでしょうか」。


社員にイヤなことを言われてもニコニコと聞く、社員よりも先に明るくあいさつする、を心がける。難しいことだが、『訓練すればできます』と語った。」(同記事)


「訓練すれば出ます。」

社長の言葉だけに、これは迫力があります。(>_<)

だって一国一城の主ですよ。(-.-)


「社員や取引先など人の幸せを重視する経営が、好業績と永続性をもたらすとの考えを、科学的に実証する狙いで学会はできた。


学者や経営者、医師、弁護士、会計士ら400人以上と100以上の会社・団体が名を連ねる。


学会の理念の一端は、沢根スプリング(浜松市)の沢根孝佳社長が口にした言葉に象徴される。

特殊なバネを作り続けて48期連続黒字だ。


『効率一辺倒ではいけない。手間のかかる仕事こそ人間的である』『損か得かよりも、正しいか正しくないか、自然か不自然か、が大事だ』


かっての日本的な経営への回帰かと思うかもしれない。

そうでもない。同じ道を歩もうとする企業は今、世界にいくつもある。


全米で自然食品など味と健康にこだわった商品を売り、年間売上高1兆円を超えるホール・フーズ・マーケットは、その代表だ。『意識の高い会社』を掲げ、社会的良心の追求と収益の向上が両立することを実践している。


新しい時代が動き出す予感がする。」(同記事)


「日本で一番大切にしたい会社」・・・・・。

だんだんと影響力を、確実に拡げています。(^O^)



iso_hiramatsu at 09:00コメント(0)トラックバック(0) 
ビジネス 

2014年10月02日

今年度の中小企業白書では、クラウドファンディング」についてしっかり取り上げています。

「クラウドファンディング」とは、インターネットを介して不特定多数の人々から資金調達することです。
企業が、資金調達サイトを介し、広く一般に資金の募集を行うことにより資金調達を図る新たな仕組みです。

この仕組みは、企業が新商品を開発するプロジェクト資金の調達の際や、通常の営業活動に係る運転資金の調達の際に利用されます。


この仕組みにおける資金の拠出者は、インターネットを利用する世界中の人々。

少額からの出資が可能で、今まで投資の経験がない人でも、比較的参加しやすい仕組みとなっています。広く一般に資金の募集を可能にするという点で、これまでの企業の資金調達の常識を覆す仕組みです。

クラウドファンディングには、金融商品取引法の規制を受けるものと受けないものがあります。

(1)金融商品取引法の規制を受けないもの

 ヾ麌娵

「寄付型」の資金調達とは、出資者に対する見返りを必要としない資金調達手段です。
企業から出資者に対して対価を提供する義務はなく、企業にとってみれば、寄付を受けることと同じです。

一般的な寄付との違いは、インターネットを介して、世界中の人々に資金を募ることができ、街頭で資金を募る場合と比較し、圧倒的多数の人々に資金を募ることが可能になるということです。


寄付型の資金調達サイトを利用する目的としては、社会貢献活動や、環境保全活動のための資金調達として利用することが多いということです。


企業の社会貢献活動や環境保全活動に対する思いに共感し、見返りがなくても出資をしたい、つまり出資すること自体に価値を感じる出資者が存在すします。

そういった意味では、「寄付型」の資金調達は、企業だけでなく、一般個人・団体でも広く利用できる資金調達です。


◆‐ι福Ε機璽咼更愼型

「商品・サービス購入型」の資金調達とは、出資に対する見返りとして、企業が出資者に対して商品やサービス等を提供する資金調達手段です。


企業が利用する場合、新商品開発や、新サービス開発のための資金調達として幅広く利用されています。

一般個人・団体が利用する場合は、コンサートなどのイベントを開催するための資金調達に利用されたり、本を出版するための資金調達に利用されたりしています。

企業が、この商品・サービス購入型の資金調達サイトを利用することには、純粋に資金調達を行うこと以上の効果が期待されます。

それは、商品・サービス購入型の資金調達サイトにプロジェクトを掲載することを通じて、その企業が開発した商品・サービスの真の価値や、潜在的な市場ニーズを世に問うことができるということです。


短時間で資金調達を達成した場合には、その商品やサービスに一定の価値や市場ニーズがあることが確認でき、逆に資金調達に時間がかかったり、資金調達が達成されなかった場合には、その商品やサービスに対して共感が得られなかったり、市場ニーズが少なかったということが確認することができます。


商品を量産する前段階において、その市場ニーズを確認できるということは、企業が余分な在庫を抱えるリスクを抑制することができます。

この資金調達における出資者のリスクについては、出資に対して予定されていた商品やサービスの提供が受けられないということが考えられます。


急激な業績の悪化により事業が継続できなくなった場合や、そもそも予定していた商品が開発できなかった場合など、商品・サービスを受け取れないリスクは存在します。

これに対する法的な救済措置はないため、あくまで自己の判断で出資するかどうかの判断が求められます。

事例:福岡県福岡市の有限会社魚住
(従業員6 名、資本金300 万円)

主にカメラ用の本革ケースやストラップ、バッグの企画・製造・販売を行う企業であり、工場を持たずに生産工程のみ外部に委託しているファブレス企業です。


自社のEC サイトのほか、一部専門店や量販店での販売も行っています。

同社の魚住謙介代表はかねてから、カジュアルなデザインで、日用品もカメラもお互いを傷つけることなく両方入り、ストレスなく持ち歩くことのできるカメラバッグを作りたいと考えていました。


構想9年、着手から1年半という長い時間をかけ、ようやく理想のバッグ「チクリッシモ」が実現しかけましたが、そこで同社は「生産ロットの壁」に突き当たりました。


アパレル業界が製造元を海外に移していることを背景に、国内の縫製業が縮小し、残っている工房にはOEM の依頼が集中しています。


そのため、流通網が完備されていて、ある程度のロットが確保できる企業からのOEM 依頼が優先されてしまうという構造があります。

魚住代表が理想とする素材を用いるためには、最小で400 個のロットを確保する必要がありました。

そこで同社は、2013 4 月、当時友人の紹介で親交を深めていた田中氏(仮名)が立ち上げた資金調達サイトに「チクリッシモ」を掲載して、開始7 時間で目標金額の100 万円を達成し、最終的には約650万円を調達しました。


これにより、400 個分以上の生産費用を確保しました。

魚住代表は、この成功の要因について、「製品自体の魅力もあると思うが、元々ブログを書いていたため、本プロジェクトを周知できるコミュニティをもっていたことや、そのプロジェクトを拡散するインフルエンサーがいたこと、マスコミからの注目を得られたことも大きい。」と述べています。


魚住代表は、ものづくり企業がクラウドファンディングを活用する際のポイントとして、「製品の開発過程や紆余曲折を積極的に発信していくことが、かえって面白いと感じてもらえるのではないか。」と語っています。


一方で、「多用し過ぎると飽きられてしまう可能性もあるので、ここぞという時に万全の体制で活用したい。」と語っています。


2)金融商品取引法の規制を受けるもの

 ‖濾娵
「貸付型」の資金調達とは、出資に対する見返りとして、金銭が提供される資金調達手段です。

一般的に、提供される金銭は、資金調達者の業況や資金調達規模などによってあらかじめ算出された金利によって決まります。


例えば、5%の利率が定められているプロジェクトに対して出資した場合は、最終的には出資金に5%の金利が上乗せされて、出資者に分配されるという仕組みです。

貸付型の資金調達サイトを利用する目的は、企業が日々の運転資金を含む資金調達を行うことです。

特に付き合いのある金融機関以外の資金調達先を確保したい場合や、事業評価が困難、会社設立から日が浅い、必要額が少額であるなどの理由のため、金融機関が融資に消極的になるような場合などに利用されることが多い。


あらかじめ出資金に対する金利が決まっており、その金利は一般的な定期預金の金利よりも高い金利が設定されている場合が多いため、出資者は利回りの高さに魅力を感じて出資する場合が多いと考えられます。

◆〇業投資型

「事業投資型」の資金調達とは、出資に対する見返りとして、「貸付型」の資金調達と同様に金銭が提供される資金調達手段です。


一般的に、提供される金銭は、資金調達者の業績に応じて変動します。


例えば、年間1,000 万円の売上を損益分岐点として予想したのに対して、1,000 万円以上の売上が計上されれば、出資した金額よりも多い分配金を受け取ることとなり、逆に売上が1,000 万円に満たない場合は、出資した金額よりも少ない分配金を受け取ることとなります。


事業投資型の資金調達サイトを利用する目的は、企業が、新規の事業を立ち上げる際や、通常の運転資金を含む資金調達を行うためです。


特に、事業を通じて顧客やファンの獲得を図ろうとする場合や、事業開始から売上計上までに時間が掛かるために資金調達後すぐの償還が困難である事業に取り組もうとする場合などに利用されることが多い。

事例;埼玉県蓮田市の神亀酒造株式会社
(従業員15 名、資本金5,000 万円)

嘉永元年(1848 年)に創業した清酒の製造・販売を行う企業です。

「同社の小川原良征社長は、醸造アルコールを添加しない純米酒に強いこだわりを持っており、1987年、製造するすべての清酒を純米酒に転換し、戦後初の全量純米蔵となりました。

その後、20076月に、全量純米蔵への転換を志す蔵を集めて「全量純米蔵を目指す会」を結成し、代表幹事を務めています。


純米酒を製造するには原材料の米代が大きな負担となる上、つくりたての清酒は味が安定せず23 年の熟成期間が必要となるため、資金が必要なタイミングと収入を得られるタイミングとに乖離が生じます。

そこで、同会が活用したのが「事業投資型」の資金調達サイトを運営する会社のファンドを用いた資金調達でした。


まず代表幹事である同社が主体となって20079月に「神亀ひこ孫ファンド」を組成し、15万円の募集で1,050万円を調達しました。

その後、同会の各社も活用し、現在までに24 ファンドが運用されています。

小川原社長は、「ファンドと聞いて最初は戸惑ったが、資金調達サイト運営事業者の手厚い支援のおかげで実現できました。


実際にやってみると、思ったより難しいものではなかった。」とのことです。

また、「ファンドを活用する理由は資金調達にとどまらない。」と小川原社長。

同社はファンドの償還率を低めに設定する代わりに、出資者に対して現物の純米酒を特典として提供しているほか、蔵見学や勉強会を実施するなど、出資者とのコミュニケーションの機会を多く持っています。

地方の小さな企業は、IT などを使った情報発信が苦手です。

ファンドを通じて実際に純米酒を味わってもらい、純米酒ファンの裾野を広げていきたい。」と小川原社長は語っています。


同会は現在、海外での販売の準備を進めており、20133 月にはカナダのバンクーバーに日本からの輸入会社を設立しました。


小川原社長は、「純米酒の良さを日本だけではなく世界にも広めていきたい。

酒造用米は食米に比べて価格が2 割以上高いため、結果的に国内農家の支援にもつながるのではないか。」と今後の展開を話しています。

このクラウドファンディング、中小企業診断士の理論政策研修でご紹介します。
http://www.koushinkenshu.com/theme/93.html

これからかなり期待できる資金調達手段です。
しっかり理解したいですね。



iso_hiramatsu at 22:28コメント(0)トラックバック(0) 
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