2010年10月03日

検事が付けるバッチは「秋霜烈日」

「検事が付けるバッチは「秋霜烈日』章と呼ばれる」
これは10月2日(土)毎日新聞朝刊の「世録」の出だしの文章です。

「秋の霜と夏の日照りが草木を枯らすように天の定めの厳しいさまを示す『秋霜烈日』である。」
と続きます。

検察はその「天」であり、厳しく取り調べ、その結果有罪の確証を得れば起訴します。
この言葉を有名にしたのは、著書「秋霜烈日」を書かれた伊藤栄樹さん、「巨悪を眠らせるな」の訓示で知られる元検事総長です。

今回の不正郵便事件で逮捕されたのは、その検事の中でも、エリート中のエリートの集団、特捜部でした。
事件の端緒をつかむと、内偵捜査して容疑者を逮捕し、起訴するまでほぼ自分たちだけでできる「オールマイティ」の存在です。

過去において特捜部が担当した事件、ちょっと上げるだけでも「ロッキード事件」(76年) 「リクルート事件」(89年) 「金丸信元自民党副総裁の脱税事件」(93年) 「鈴木宗男前衆議院議員事件」(02年) 「ライブドア事件」(06年) 「西松建設事件」(09年) など世間を大いに騒がせた著名事件がポンポン出てきます。
まさに巨悪を眠らせないのです。

しかしその検察のエリート中のエリートの一人が、有力資料であるフロッピーディスクを改ざんし、無実の村木厚子元厚生労働局長を有罪にしようとしました。

権力を持ち、思いあがって甘い汁を吸っている巨悪の権力犯罪にこそ振るわれるべき秋霜烈日です。
その検察が権力犯罪を自ら犯してしまったのですね。

おごり高ぶりは結局身を滅ぼします。
人間は得意の絶頂で失敗するとも言います。
他人事ではありません。

それは、どんな人間にも待ち構えている罠かもしれません。

伊藤元検事総長の「巨悪を眠らせるな」の後に次のようにあるそうです。
「被害者とともに泣け、国民にウソをつくな」と。

被害者とともに泣け・・・。
ちょっとホッとしますね。



iso_hiramatsu at 00:34コメント(0)トラックバック(0) 

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平松 徹
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