2010年11月04日

江戸しぐさに学ぶ中小企業経営

私は、NSPというコンサルタントの集団に属しています。

NSPは「生命力ある経営革新のご提案とご支援ができる能力を持つ」、九州から東北まで在住の専門家からなる集団です。
http://consul-nsp.net/about/index.htm

1029_img1その代表の柴田光栄さんが冊子を出され、私に送っていただきました。

 

「江戸しぐさに学ぶ中小企業経営」(柴田光栄著 ブレーン社刊)です。

経営者ばかりでなく、ビジネスに携わっている方に、とても役立つ内容ですので、ご紹介いたします。

 

しかし、江戸しぐさと経営が結びつく?
ちょっと意外でした。この冊子に次のようにあります。

 

「激変する環境下の企業経営には新たな変革が求められます。経営者と従業員が、心一つにして磨く人間力や、仕事と生き方を統合させる働き方こそが事業の継続と安定を導きます。日本人の生き方の原点でもある一つひとつのしぐさは、江戸町方の文化として現代の経営に役立つものです。」(前書き)

 

伊藤忠商事と丸紅の祖である、伊藤忠兵衛さんは「利益はまず従業員の幸福に向ける」といつも語っていたそうです。実際に株主配当、内部留保、店員配当の「利益三分主義」、全従業員を集めた社内ミーティングを毎月実行した「社内会議制度の充実」など、今の企業社会にも十分に通用します。

というより、今の時代にこそ必要とされるものです。

 

江戸商人がなぜそのように考えたか。

 

これまで士農工商の階級や利益は汚いものいやしいものと見られ、軽んじられた立場から「商人の仕事は天下の品々を交換し合ってお互い助け合うことで、なくてはならない仕事である」「したがって二重の利を取ったり粗悪品を売るなどの不善を働く商人は真の商人といえない。士農工商は皆同じ人間だから人の道をはずしてはならない。」といさめ合い学びあいました。(第三章)

 

「士農工商は皆同じ人間だから人の道をはずしてはならない。」という言葉には緊張感があります。

身分社会を乗り越えている。商人としての役割自覚が、仕事に対する誇りになっていることを強く感じます。凛とした精神ですね。

 

またこれは企業の社会的責任にもつながります。近江商人の「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」は有名ですが、その他にも大丸デパートの「先義後利」など、江戸時代には今でいうCSRがいくつもあったようです。

まさに、「温故知新」です。
柴田さんありがとうございました。

★柴田光栄さんの所属する「新潟江戸しぐさ研究会」のHPはこちら
http://www.edosigusa.jp/edo/



iso_hiramatsu at 00:58コメント(0)トラックバック(0) 
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プロフィール

平松 徹
株式会社ソフィア
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経営コンサルタントとして
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